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ふははははははは……は、は。
[テンションがMAXになったままフラフラと歩き続けていると、部屋から通路に変わったのが目に入った]
ぬ……抜け出した、のか?
おお!
さすが私だ!
直感的に、出口への方向を導き出すことが出来るとは!
これも、最後まで冷静に騎士たらんとしたことへの、神からのギフトに違いない!
[汗がだらっだらと流れ続けているが、ハンカチで拭い、更にその足を前へ]
さあ、行くぞ。お嬢さん!
きっと、目指すものはこの先にある!
全軍突撃!我に続け!!
[……非常に元気な男である]
……洞窟だけに、埋める系が多い、ってかぁ……?
[部屋を抜けた所で、は、と一つ息を吐く]
ふわふわに埋もれて圧死も冗談じゃねぇけど、落盤生き埋めはもっとシャレにならんってーの……。
[文句を言いつつ、額の汗を拭い]
痛いのは、生きてる証、とかウチの導師がたまに言うが。
こんな証明はありがたくねぇ……っと、強化ありがとさん。
やっぱ、瞬発力は高いな、魔法の方が。
[なんて事を言ってると、ぱら、ぱらり。
上から零れてくるのは、細かい砂]
……って、まだ崩れんのかよ!
さっさと行けってか、っとにぃ!
ああ、多分突風は来ないと思いますよ。
あれっていわゆる初見殺しですし。
[カルメンの言葉に自分の考えを述べる。
実際、突風は吹くことなく。]
さて、じゃあ残ったこっちに行くとしますか。
[そう言って正面─西向き─の通路を進んでいく。]
ばきどばーん
[なんとか体勢を整えて着地したものの、足場の板は衝撃に一瞬も耐えずにへし割れ、深い水溜りにはまってしまう]
……
[無言でそこから這い上がると、]
見ての通りの罠がある。君も気をつけろ。
[バツがわるそうに目をそらしながら、入り口のゼルギウスに声をかけた]
[ゲルダが部屋の真ん中に到着する直前、不意に水の上に浮かんだ板(実は下に支えがあるらしく、歩くことが出来た)が盛り上がった]
何だ?
[盛り上がりはそのまま潜水艦の浮上よろしく水面にあるものを斜面に押し流しながら浮かび上がった。そしてそんな水の中から現れたのは――]
どわぁぁぁぁぁぁ!?
[なんと熱湯だった!]
アチアチアチアチ!
[床を覆っていた板すら吹き飛ばし、天井に当たって落ちてくる]
<ガン!>
あたっ!
[ゼルの頭にはクリティカルヒットした]
なるほどねぇ。
[ブリジットの言葉の通り突風は来なかった。
少し赤くなりながら耳の後ろを掻く]
ええ、いってみましょう。
[トトトト、と先へ進んだ茶虎猫。
再びのT字路までくると、右を見て、左を見て、にゃあ]
[入り口付近にいながらボロボロになったゼルは、「あ、あははははは〜」と乾いた笑みを浮かべるだけで精一杯だった]
あ〜、そ、そうっすね。
[でも律儀に返答だけしながらゲルダの隣に並んで]
っと、ここ、火傷じゃない?
[と、ゲルダの手の甲を指差しながら、治癒魔法Di guarire Un dito〔癒しの指〕を唱えた]
「(いるよなぁ、こういうテンション高い…または途中で高くなる奴。)」
[オーヴァンはちょっとそう思った。]
…おー。
[砂漠?をなんとか抜け出した事に拍手。]
…元気だねぇ
[素直にすごいと思いつつ、ぽてぽてと後ろをついていく]
そういうことになるな…まあ洞窟で吹き飛ばされるとかそんなのだらけだと嫌だがな
[どちらにせよ生き埋めはしゃれにならないと同意しつつ]
その教えは正しいだろうが、この痛みをありがたくは私も感じないな
いや、こちらこそ。結界助かった。ま、そこは特性だな。
しかし単独でもとか思ったがペアでよかったな。こりゃ
[ライヒアルトが結界を張るようなのを見てとってから強化術を行った...はそんなこといいつつ、痺れた腕に顔を顰め]
ふんっ。ここまできたら望むところ。ゆくか
[簡単な治癒術と、痛みを和らげる術をかけながら奥へと早足で向かう]
マメって……怪我していたら心配するし、治せる治すのは当然じゃないッスか?
[完全に治癒できて、一応他に怪我の箇所がないか確認してから]
他に痛いところない?
[と、三白眼で問いかけた]
[ぽてぽてと歩きつつ、気付けば最後の部屋に来たようで。]
…目的地、ここみたいだね。
[少し、扉を見上げていると、ヘルムートが「突撃ー!!」など、色々言って部屋へ入ったので、慌ててその背を追った。]
吹き飛ばされるとかそれ、どんな全身打撲コースだよ。
さすがにそれも、御免被るぜ。
[結構真顔で言い切り]
あー……まあ、確かに。
二人一組想定だから、当たり前なのかも知れんけど。
[単独なら単独で、暴走しても差し支えない、なんて考えてたとはさすがに心の奥底だが。
かけられる治癒術には、ありがとさん、と短く礼を言って]
さて、さっさと行って、ガーディアンとやらにお目にかかるとするか。
[口調だけは軽く言いつつ、九十九折の道を進む。
後ろの方ではがらどかとか音がしてるけど、それは気にせずに。
やがて、たどり着いたのは、洞窟の岩壁には不自然な──重厚な作りの、扉の前]
どうやら、ここが最深部、と。
よし。
ここか。
では、突撃ー!!
[陽炎のトラップを抜けた後は1本道なのに、何故か道に迷いながらもベアトリーチェの助けを借りつつ、C−1の扉を開け放った]
……ほう。
[更に熱気こもる部屋の中央には体表から炎を放つトカゲが一匹。
こちらに向けて敵意を表しながら佇んでいた]
サラマンダーか。
相手にとって不足は無いな。
ベアトリーチェ。君は後方から支援を頼む。
私は正面から奴と戦い、敵の気を引きつける。そして、倒す。華麗に倒す。
よろしいかな?
ああ大丈夫だ、ありがとう。
[ゼルギウスの顔を見る。今にも、「なら俺が痛めつけてやろうヒャッハー!」と言い出しそうな目付きだが、声の調子からすると本当に心配しているらしい]
…もともと私は火を使う。ある程度は耐性があるのさ。
ありがとう、ゼル。
[だから心配するな、と言外に告げつつ、もう一度礼を言った]
─A-1─
[開いた扉の向こうは、今までよりも広く、天井も高い空間。
奥には岩作りの祭壇のようなものも見え、それまでとはどこか違う雰囲気が漂っていた]
で、と。
ガーディアンはどこに……。
[ぐるり、見回して。
目に入ったのは、赤い色の三角帽子]
……ノーム、か?
[暫しまっすぐ歩いていると、またもT字路にぶつかる。
右見て左見て]
どっちに行こうか。
私はさっき結局外れだったから、次はカルメンさんが選びます?
私もごめん被るな。ま、歓迎すべきトラップなどないしな
[同じく真顔で同意しつつ、薄く光る魔力を押し込むようにして治癒を施し]
ふふっ…一人なら一人で…と、また考えていただろう。
ま、ちょうどいい機会だと思って慣れてみろ。一つのことに集中できるのは楽だぞ
[心中の暴走云々までは知らないが。「あー…」と言葉を濁していたところからそれは感じ取りつつ]
礼ならいいさ。今の私の役割は後衛だからな。ああ、さっさとすまして戻るとしよう
[既に帰ることができるという自信を滲ませる男らしい笑みを浮かべつつ。曲がりくねる道を進んで進んで。扉の前]
ああ。いくか…っと。相性悪いと思ったら素直に交代しろよ
[そんなこといいつつ、扉を開くライヒアルトにいいつつ扉の奥を見て]
耐性あるからって……。いや、うん。何でもない。
[また怪我したら治せばいいだけ。そう心に誓って笑顔で頷いた]
さて、それじゃ次いきますかー!
[そう気合を入れて、扉をがちゃりと押し開けた]
[今までとは似て非なる空間を見ながらもまた部屋に入るたびにあるトラップ…と少し警戒していたが]
…ノームだな。精霊といっていたがあれか
[ノーム意外に表現もしようもなければ、ガーディアンらしきものもあれしかいない。と判断]
…うわぁ。
[暑さにテンションが下り坂だったのに、
サラマンダーと部屋の暑さによってさらにテンションダウン。
だけど、それはそれ。これはこれ。]
…うん。
いいよ。
[頷いて数歩、後方に下がればオーヴァンと力の共振をしだす。]
[油断なく軍刀の柄に手をかけながら、そして足元にも注意しながら扉の奥へ踏み込む]
…ここがゴールなのか?
[先へ進む道は無い]
[苔と水の匂いのするエリアの中心には、真円の泉が湧いている]
うむ。では心置きなく―――神槍グングニール!!
[そう言って、右腕を前方へピンと伸ばすと袖口から10cm程度の棒が飛び出し、その手の平に収まった。
その棒を引き、腰に構えると、ジャキジャキジャキ!という音と共に前後へ長く伸びて、凡そ2m以上の槍へと変化した]
では、ヘルムート=タウゼン=フォスラー=ヘルズガンテ=ホーク=ド=ゲーテニルヒ=ロクラルクエン……参る!
[槍を両手で構え、騎士が一番得意とするチャージでそのままサラマンダーへと突撃し、敵対姿勢からファイヤアローを飛ばしてくるサラマンダーの攻撃を無視しつつ、その体へ先制の槍を加えた]
[図星を指されたことで、ちょっとだけ視線が泳いでいた事に、漆黒は確りと気づいていたが、無言。
現状が、盟約者に何かしらの影響をもたらす事を期待しているのだが、その内心は知られる事はなく]
四大のガーディアンなら、地のここには妥当な所だが。
……交渉……お前、精霊魔法赤点すれすれの俺にそんな器用な事ができると思ってんのか?
『アルの場合は、それ以前の問題だと思うが』
[漆黒の突っ込みは、的確でした。
実際、この態度と物言いで成立する交渉って、あるんですかというところで]
……符術の……『覇王』と『支配』辺りで構文組めば、古代語の連中と同じような支配状態にできるかも知れんが。
リスクはでかい。
殴った方が早い気もするが。
[もりもりお茶請けを食ってると、各所でガーディアンと遭遇し始めた]
「お、始まるでー」
んあっと。
多チャンネル多チャンネル。
[ガーディアンの居る深奥。
そこを見るために四か所同時に次元を繋ぐ。
その様子はさながら監視モニターのようだ]
相性の良い相手も居れば悪い相手も居る。
どう切り抜けてくれるかね。
……何か妙に水の精霊が騒いでるな。
[ゲルダを手で動かないように静止ながら、室内をぐるりと見回す。どうやら精霊のざわめきは真円の泉付近から聞こえてきた]
ゲルダさん、ちょっと待ってて。
[彼女の返答を待たず、ゼルはゆっくりと泉に近づいていく]
[その体表に槍を突き立て]
―――む。
[すぐに槍を引き抜き、なおもファイヤボルトを放ち続けるサラマンダーの攻撃を円を描くように走り、一定の距離を保ちながら、かわし続けた]
ふーむ。
さすがに私のオートマジックシェルを持ってしても、ファイヤボルトは熱かった。
更に言うのならば、サラマンダー相手に普通の武器ではあまりたいしたダメージにもならんか。
さて、どうしたものかな。
外さない自信は無いわよぅ?
[どちらにも少しだけ猫を進ませて見るが大きな差異はなく]
それじゃ、右に進んでみましょ。
さっきもそっちに曲がって何も会わずに済んだから。
[根拠としては限りなくいい加減なものだった]
くくっ…図星か
[目が泳ぐ様子にやはり女らしくない低い笑みを浮かべてライヒアルトを見ながら]
そうだな…つまりここは敵のホーム…。というかそこまでひどいのか。
いや、私も古代言語は扱えこそするが。
『主はやりかたが悪い』
[こちらもこちらで突っ込まれてたり。
確かに変なところで女性を意識する...による…物凄くぶりっこして支配…とかしようとしたらとんでもない怒りを買いそうとか]
…ん。なら決まったならいくか…向こう察しているようだしな
[と、敵意と警戒を露にしだしているノームを睨みつつ。数歩下がる。
ライヒアルトが思いっきりできるように]
おや、学長。
出て来たんですね。
それともこっちは魔力ですかね?
[首だけで振り返り、オトフリートへと声をかける]
実戦に勝る経験はありませんからね。
戦闘力もさることながら、柔軟性、判断力、その他様々な能力を必要としますし。
二層以降は生徒同士のバトルも始まります。
ここでどれだけパートナーと疎通が出来るか、それが鍵ともなりましょうか。
[ゆっくりと泉に近づいていくと、水の精霊が勝手に実体化し、彼の周りを飛び回り始める。どうやら精霊は落ち着かない様子だ。
その様子を横目にしながら、真円の泉の前に立った時、泉の水が一人でに動き出した]
!
[唐突だったため驚いて一歩後退してしまったが、おかげで噴き出した水の変化がはっきりと確認できた。
水は一気に天井付近まで吹き上がると、そのまま重力に任せて落ちてきて、ぴたりとゼルの視線付近で止まった。水は少しの間その場所で停止してから一気に少女の姿へと変化していく。
長い足元まで届く髪に、尖ったエラの耳。整った顔立ちとすらりとした肢体が水で形作られていく。しかし下半身だけは人ではなく魚の半身――つまり、マーメイドに似た容姿へと変貌した]
ウ、ウンディーネ……。
[まさかこんな場所で会うとは思っておらず、呆然とした声色でガーディアンの名を呟いた]
――……異界の門よ、開け。
我が友を傷つけんとする力を水の盾となりて弾け!
[防御呪文ではあるが、発動させるのは彼自身の体ではなく、彼の前にある空間。]
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