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― 回想 ―
[生まれた頃から、男物の服しか着ることを許されなく。5歳頃までは、自分の事を男の子だと思っていた。
その後、自分が本当は女の子だと知って、病床の母に理由を尋ねたが。
母は本当の理由を知らなかったのか、知っていて黙っていたのか、『父が男の子を望んでいた為』という表向きの理由を聞かされた。
自分が生まれる前に亡くなった異母兄の存在も、そのときに知った。
それからしばらくして、幼馴染のユーディットに胸の青痣を見られると同時に、自分が本当は女の子だと知られた時。
男の格好をしていても自分が本当は男の子じゃない悔しさと、自分が女の子として生まれた事を父が望んでいなかった寂しさから、八つ当たりした覚えがある。
たしか「男の子に生まれて、男の子の格好してるユーくんには、ボクの気持ちなんてわからない」などと怒鳴って、その場から逃げたのだったか。
その後。母が亡くなった数年後に、父から本当の理由を聞かされた。
父が女の子を望んでいなかった訳ではなく。己の身を案じていたからこそ、男として育てたのだと知って。
女として生まれた自分が、父に愛されていない訳ではなかったの事に、安堵したのだった]
─ 二階 物置 ─
そう、か。
ここにこれがある事、知ってる人の方が少ない……か。
[自分は、労働奉仕の一環で集会場の掃除をする事もあったから、覚えていたけれど。
そうでなければ、ピアノがある事自体、知られてはいないだろう、と納得して。
細めた目に乗る訝るいろ>>213に、僅かに眉を寄せた]
いや……それは。
[どう答えればいいのか。
声には僅かに、困惑が乗る]
……別に、調子が悪いわけじゃない。
ただ……たまに、妙な息苦しさ、感じるだけで。
/*
ちなみに、呼吸の方にいろいろと出しているのは。
やりたい朱花の描写に即しているから、というのがあるんだけど。
頭痛ネタやるの飽きた。
というのも、ある(
― 現在・個室D ―
…………うわ。ぴったりだし。
[何だかんだ言いつつも、ためしに鏡の前に立って、母のドレスを身体に当ててみる。
そういえば、顔は厳ついが小柄な父(自分より20センチ近く背が低い)とは対照的に、母は結構背が高かった覚えがある。ついでに胸のサイズも問題なさそうだった]
………ていうことは、母上に抱っこされてた時のあの感触って、もしかしてパット………
[母は豊満とは言わないまでも、自分ほど胸が小さくなかったと思ってたので、ある意味でショックだった。
自分の胸が小さいのは遺伝かもしれない。とすると、一生このサイズのままか……と]
……………あれ?
そういえば、ユーちゃんが女の子の服着るようになったのって、あの頃からだっけ……
[昔の事を思い出していると。
普段はあまり意識していなかったことまで思い出して、あれー?頬を掻く。
もしかして、子供の頃の八つ当たりが、幼馴染の人生狂わせたんだろうか、などと今更気付いた事に視線を彷徨わせた]
― 個室→広間 ―
[個室にユーディットが一緒に来ていたなら、衣類の整理を頼んだりしていただろう。
もしかしたら、パット云々とか、幼馴染の格好についての呟きとかも聞かれてたかもしれないが]
さて、じゃあ飲みましょうか。
[色々と思い出した事や、大きくなる見込みの無い胸についての事など、全て酒で流してしまおう、と。
クレメンスやエーリッヒなどと一緒に酒を飲むことに。
あ、つまみは勿論美味しく*いただきます*]
― 台所→一階階段前 ―
いいけどね。
自業自得な酔っ払いには薬やんないから。
そこんとこよろしく。
[スープで身体を温め、酒宴の流れになると空いた皿を持って席を立った。他にも頼まれれば約束だからと快く引き受ける。
自分ほどではなくとも酒に強くないエーリッヒの参加表明>>187には呆れ顔で釘を刺しておいた。
途中でツマミを作るクレメンスとは一緒になる時間もあっただろうか。どこかぼんやりと洗い物をしたので、誰が来たかもよく分かっていなかった]
良い酒なら酔い難いとは聞いたけど。
ここで酔うわけにはいかないよなあ。
成功しても戯言と片付けられたら困るし。
[棚に皿を仕舞いながら嘆息する。
片付け終えた後は浴室の方に向かうつもりで、少しだけ羨ましそうな顔をしながら広間を通り抜けた]
/*
ウェンデルまだ発言ないのか。
……まさかまた?
心配するより先に嫌な予感が浮かぶようになってしまったのは、なんとも困ったものです。
でもって占い先どうしよう。
超安全策はCOしてるミハエルですがw これは万一の時の保険にさせて欲しいし。
ウェンデル占っておいて黒だったら積極的キリング。白だったら保険使わせてもらっとく、のはありかな。
─ 広間 ─
[他の者達の荷物が続々と運ばれる中、クレメンスの荷物は一向に届く様子が無かった]
あんにゃろ…何してやがんだ。
[今のところ酒があるためそれ以上機嫌が悪くなることは無いが、煙草はやはり必需品である。
届かぬ荷物に愚痴を零した時、何かの報告を受けた自衛団長が玄関の方へと動くのが見えた]
─ →玄関 ─
よぉ、何かあったのか?
[その後を追って自衛団長へ声をかける。
団長に対する怒りが収まったわけではないが、話をするくらいの理性は戻っていた]
……天気が荒れ始めたから団員を村の方に戻す?
うげ、また荒れんのかよ…。
あいつら大丈夫かね…。
[耳を外に傾けると、風の音が今までより大きい。
それを聞いて心配するのは孤児院の子供達のこと。
ミハエルのところからも人員が派遣されているとは知らなかったため、どうにも不安が残った]
団長、誰か1人孤児院に割いてくれねーか。
今フリーダ婆しか世話出来る奴いねーんだ。
[ダメ元で頼んでみると、思ったよりすんなりと受け入れられ、伝達を聞いた自衛団員が走って行った。
恩に着る、と短く礼を言うと、団長は広間へと戻って行った]
んじゃ俺も戻って…って。
これもしかしなくても俺の鞄か?
[ふと、玄関の隅に鞄が2つ転がっているのが目に留まる。
良く見ればクレメンスが愛用する、大きめの鞄が転がっていた]
んだよ、持って来たなら中まで運べっての。
………あ?
[愚痴を言いながら鞄を拾い上げると、手紙が1枚、ひらりと床に落ちた。
拾い上げ、自分宛のそれをその場で開く。
中を読んだ後、蟀谷がヒクリと蠢いた]
……あんにゃろ、後でぶん殴る。
[その手紙は孤児院の子供の1人が書いたもの。
どうやら自衛団員の伝達で自分がここに居ることが知れてしまったようだった。
自衛団員には召集をかけに来た時に、子供達に伝えたらフルボッコと脅しをかけてある。
荷物が玄関に転がされていたのも、それを恐れて逃げたためなのだろう。
改めて殴る決意を固めながら、クレメンスは荷物を持って広間へと戻って行った]
─ 二階 物置 ─
え?
[投げかけられた問い>>218に、天鵞絨を瞬かせる。
何故、今更そんな事を聞くのか、と、そんな思いは表情に出たか]
それは……勿論。
[返すのは、頷きによる肯定。
音色紡ぐ事と歌う事、それは数少ない、実の両親との繋がりだから、とは。誰にも話した事はないのだが]
あ、いや、待て!
本当に、身体の方はなんでもないから!
[体調の事についての答え、それによる表情の変化に過ぎったのは嫌な予感。
直後、それは肯定されて。
身を翻そうとするブリジットを引き止めるべく、その手に向けて手を伸ばしていた。
そんな状態なので、少女の存在>>211には全く気づく余裕もないのだが]
― 広間・酒のみタイム ―
[エーリッヒやクレメンスと酒を酌み交わしながら。
時々見せるエーリッヒの挙動不審に、もしかしてボクの性別気付かれてるんだろうかと]
エーリッヒさんって、時々ボクに妙な事言いますよね。
ボク、何かしました?
[などと、グラスに注いだブランデーを片手に聞いてみたりするかも*しれない*]
薬師 ゼルギウスは、神学生 ウェンデル を能力(占う)の対象に選びました。
/*
おう、自衛団帰還しとる。
そーいや、触れる機会を完全に失しておったw
そして、俺は一体なにをしとるのだろうk(
/*
ところで>>220。
……どーやら、笑えんところに笑えんネタを振っていた模様。
さて、他の能力者はどっからくるかにー。
えーっと。
前にもこのシリーズで初回突然死発生した覚えがあるんだが。
しかも狂人だった気がするんだが。
そして、いまのところボクのほかに、花持ちが出てくる気配がないんだが。
まさか、今回は朱花が脱落とかいうオチはないよね?(汗)
― 少し前・浴室前 ―
[こちらもミハエルが出てくるころには平常運行。>>151いつもの態度でお帰りと出迎えた。石鹸の良い香りには目を細める。エーリッヒのそれも充分良い香りだったが、質の良い物はやっぱり違う。
綺麗なものや可愛いもの、良い香りなんかは大好きです。]
そうねー、前に食事してから随分立ったし。
さっき台所でローザさんが沢山オニオンスープ作ってたみたいだから、分けて貰えると思うわ。
あ、お風呂私は後で……そうね朝方か、真夜中にでも入るから大丈夫。
[湯上り直ぐのミハエルを見張りに立たせるつもりはない。主だから、とうのもあるし、風邪でも引いては大変だというのもある。
そういうわけで、広間に戻ると>>161>>164アマンダやエーリッヒ、他にも居た中、お言葉に甘えてミハエル用にオニオンスープを分けてもらう。自分の分は後でいいと断った。]
― 2階・物置 ―
[追って話は変わり、思考に宿すのは彼の体調への危惧。]
!……だ、って。
[手を掴まれて、振り返った相手の表情も、不安に彩られたように見えた。
制止する指先を振り払う事はしないものの、
廊下に少女の存在を知ったからこそ、答える声は少し落とし。]
…何時から、なの?
─二階 部屋J─
あ、リジねーちゃ……
[踵を返すブリジット>>218と目が合い、半端に開いていた扉を引っ張って完全に開ける。
それから急いで廊下に出ようとして]
……っわ!
[人にばかり注意が向いていたから、足元への注意は疎かだった。置いてあった荷物に足を引っ掛けて転ぶ。
どうやらベアトリーチェが寝ている間に、自衛団員が置いて行った着替類らしい]
― 少し前・広間 ―
あ、私は後で結構ですよー。
片付け前にでも残った分を貰おうかと。
[多分ミハエルから用を言いつかるだろうと予想し後回しにしてもらいながら。途中聞こえた>>187エーリッヒの声には心なしか機嫌が良かった。その前のミハエルとの見た見ないの会話は笑顔で見てるだけ。無言の圧力のような何かを飛ばしながら。
水を用意したりお皿を提げたり、アマンダか誰かがやるようなら手伝う側に回るだろう。>>199
それから酒宴の流れになり、酒のつまみはクレメンスが作るらしい。>>191パンケーキが主のお気に召したのもあるので、そのまま任せる事を決め込んだ。]
はーい、ちょっと待っててね。
[>>197ミハエルの頼みには笑顔で応じる。それがメイドというものです。実際大好きな主からの頼みごとに、嫌な事は何一つ無いのだから。
酒を用意し人数分注いで回る。
封を切る時、執事が泣いてる姿が予想されたがまぁ気にしない。
それ以外も卓に並べながら、こちらは基本見る呈、そして片付ける側。]
/*
さて、このポジション。
占い師の位置によっては一番最初に占われそうな気がするんですが如何でしょうかね!
いや早めに吊られるならそれはそれでありがたいんですけれども。
とか言ってたらLWフラグな気もしている。
怖いけれども、まぁしゃーねー。
『場』に巻き込まれたのは初めてだが、いつかはあることだ、と言われ続けたことでもあるなー。
俺は死ぬつもりは1グラムもねぇが、リーチェはどうよ。
人間として死んでも生きたいか
それとも、ここでおとなしく死ぬか
まー、どっちにしろ家にはもう二度と帰れないと思ったほうがいい
[いつもどおりの軽い調子で、言葉を返す
肝心の本人の心を霧に包み隠すがように]
[片付けや給仕の合間に>>200アマンダが荷物に呼ばれるようなら]
あ、先に置いてきた方が良いですね。
こっちは引き受けますから行ってくださいなー。
[と残りは引き受ける。部屋については、何処でもいいんじゃないですかね?と先に勝手に決めた自分が言ったりしつつ、見送った。]
─ 二階 物置 ─
[問いの真意や、良かった、という言葉>>229の意味までは汲み取れぬまま。
ただ、何かしらの安堵をもたらした事だけを、その時は認識して]
……いつから、と言われても。
ここに来てから……と、しか。
[引き止められた事に一先ず安堵しつつ。
振り返り、投げられた問い>>230に、小声で返す]
いつもいつも起きてるわけじゃないし。
……気持ちの問題かも知れない、から。
他の皆には、言わないでほしいんだ……特に、姉さんには。
[余計な心配をさせたくない、と。
言葉には出さぬものの、その思いは声音に滲んでいた]
…タオ、傍にいてくれてありがとう。
[滴の跡はまだ残っているが、微笑みを浮かべて茶猫への礼を言い。
泣いたおかげで、微笑みはすっきりしていた。]
…あ。
荷物持って来てもらうのと一座に手紙を渡してもらわなきゃ。
/*
さぁて、と。
まーたプロロ以降顔出してねぇのが居る訳だが。
ここまで顔出さねぇとなると、赤崖のと同じ状況と考えるのが道理なんかなぁ。
意図的なんだったらかなり性質悪ぃぞ。
蹴り出し時間考慮した上でやらかしてるんだからな。
今回は今までより短く設定してるらしいからよ。
― 浴室 ―
空いてるなら入っとくか。
[浴室の扉に顔を近づけ、使用者がいないことを確認するとリネン室でタオルを取って浴室に入った。
石鹸までは持って来ていないが、薬と一緒に持ってきたラベンダー油を流用しようと、部屋の荷物から持ち出してきた。
扉を透かせば香りがする*かもしれない*]
[泣いてすっきりしたのか、やらなければならない事を思い出し、
備え付けられていた筆記用具に、さらさらと必要なものと一座への謝罪と事情を記した後、]
手紙は隣町にいる『黄昏の旅団』一座に渡して欲しいの。
[と言い添え、外にいた自衛団員へと放り投げた。
一応、荷物は必要最低限を持って来てはいたが、所詮、必要最低限でしかない。]
一回顔洗わなきゃなぁ…。
タオ、下行こうか。
[泣き疲れて眠るまで泣いたのだ。
まぶたも腫れぼったい。
階下へと向かうために部屋から出た。
ブリジット達やベアトはまだそこにいるだろうか。]
……やだ。
[俯けた顔の下。
帰れない、という言葉>>*25に唇を引き結んだ、けれど]
死ぬのはやだ。
…… 死にたく ない……!
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