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[次に視界に飛び込んできたのは、地面に倒れているキョウヤの姿だった]
キョウヤ!
[体中の血の気が引いていく感覚に、足が崩れそうになるが、其れよりもまず先にキョウヤの体が心配だった。まだぶつかり合った力が荒れ狂っているであろう境内を、友人に向けて駆け寄る]
[決着ついた恭也と璃佳の傍へと歩み寄る]
おい。
何でこうなったかの説明、聞かせてもらおうか?
[言葉に怒気が孕んでいるのはおそらく気付けることだろう。倒れる恭也の傍に行き、膝を突いた]
全く、普段から鍛錬してれば、受身ぐらい取れただろうに。
[この状況見て言うのはそれだけか]
[階段を上りきった先の境内。
そこに立ち尽くすヒサタカを見つけ、声を掛け……ようとするが、その向こう側の状況を見て、言葉を失う。
そこに居たのは、倒れ伏すキョウヤと]
…………リカ。
[ガリッと爪を噛み、一瞬リカを怨敵を見る目で睨みつける。]
ああ、入り口はな。
取りあえず、俺は外殻強化やっちまうから、そっちは任せるよ。
[力を繰りつつ、やれやれ、とため息をついて]
っかし……龍ども、ほんとに、何してやがるんだか……。
[それから、振り向いて見つけたサキに、やほーと手を振ってみる]
ちょーどよかった!
あんな、悪いねんけど手当てと冷やすんお願いできひん?
友情に厚いんはいいねんけど、ちょーっと冷静さ失うてやってさ。
あ、でも野放し禁止せなあかんやも。
さすがに五神内で暴れられる度にうちが止めなんは困るからなー。
[疲れたーと、その場に尻餅ついて、剣を消した両腕を後ろにつく。
そのまま伸びをするよーに顔を後ろに背けたら、石段を上がってきてたヒサタカの姿が視界に入った。うわーと情けない声が出る]
本命来る前に体力切れしてもうたやんか、キョウヤんのアホー!
[ 一段、二段、すっ飛ばしながら下りて、一階まで。
昇降口から出ると、過ぎっていく風に言の葉を乗せる ]
『そーいや、そっち、どーだった?』
頭は最初から冷えてる。っつーかこれで大丈夫そうにみえたらもっと度の強い眼鏡を買うことをすすめる…まあ死んでない…
[手を地面に突いて起き上がろうとして、一度失敗して、ようやく自分の怪我の具合を知る。
破片とかそういう飛び火で怪我したのだろう。そりゃくらくらするはずだ、出血大サービスものだ本当。
また起き上がろうと手を突いて、地面と見合いするはめになる。結局戟の刃を地に着きたて杖代わりにして、璃佳やすぐに来た幸貴の手を借りようとはせず意地で立ち上がり]
…そう…死んでないんだよなぁ…ぁあ…
[穂先を抜いて。鈍すぎる動作で璃佳に向けるような動きになるも]
……無理。死ぬまでやるほうが不義理だな。そんなもん抱えさせるなんて最悪だろうし降参だなぁ。こりゃ
[そのままくるりと刃の部分を上にして杖に、もたれるようにして、幸貴に答えようとして、久鷹とその奥のマリーをみる]
そういう事です。
――…喧嘩を売る相手を間違えましたね。
僕は、降りかかる火の粉は全力で払う主義ですので。
[物騒で結構ですよ。
頬へ薄く線を描いた紅から一筋滴るそれを、ちろりと舌で掬い舐める。
口の中へと広がる鉄の味。親指で、強く拭う。
――…嗚呼、]
…そろそろ、終わらせません?
[相手を見据える瞳は、細く――何処か、冷やかに。
ニィ、と。笑みが深まると共に、漆黒が、掌の中で三度形を変えた。
手の中で細く伸びた漆黒が、弓状へと姿を成て。
ギリ、と引き絞る。
――その切っ先を相手へと真直ぐに狙いを定め]
……なんなんだ。
[もはや出てくるのは呆れ。
どうやら眼鏡二人組による戦闘らしきものがあったようで、まー何とどっちもみっともはずかしいような状況になっていること。
ため息をひとつつくと傍観者らしい神宮寺に視線を向けて]
…何事?これ。
[わけがわからないとばかりに首をかしげる。
一緒にきた女子が、何やら眼鏡女子を睨んでいたのには気がつかなかったが]
手当てはこちらでする。
その用意もしてるからな。
[璃佳にそう返すも、表情は厳しいまま]
友情に厚いと言うが、何故そうなった?
そうなった要因はどこから来たのかね。
[その口調は璃佳を問いただすかのように。本命、の言葉にその理由は大体察しがつきつつあるが]
…あんなときに受身なんてとれるか。ってか誰かさんのおかげで俺受身だけならかなり自信あるぞ
[幸貴のどうしてという問いに答えるのはどうも気まずくてそんな言葉だけを幸貴に返し…てる横で説明する璃佳を見て嘆息して]
あのな…一日二日ぐらい待ったっていいだろうが。…まあでれんってのは厄介だけどよ。
[済ませてから考える思考だった]
[寄ってきたサキの声は怒気篭ってるは、デート中のはずのヒサタカはおるわ、と思ったらなんかデートの邪魔したせいか恨み骨髄っぽいマリーに睨まれるわ、ぼへーと役に立たんっぽいヒビキは言うに及ばずで。
とりあえず、四面楚歌なんはわかった。ちょっとだけ涙が出た]
……ヒサタんが妖魔っぽいんで確認しよー思うてキョウヤんに呼び出し頼んだら、逆に襲われたんやけど。
なんでうちがこんなに睨まれなアカンのかなー。
[疲れもあってちょい声が遠いです]
無理してんじゃないよ。
治療場所まで運んでやるから、座ってな。
[無理に立ち上がり、そのまま戟に凭れる状態になった恭也を見上げ、座るように促す。
何事かと問いかけてきた響に視線をやれば]
とある原因で悶着があってね。
今しがた決着がついたところ。
最初から分かってたんなら。
[変化する漆黒にスゥと息を吸って、吐く。
気息を整え、軽く膝を曲げる。まっすぐに引き絞られるのを見ながらまた深く息を吸い込んで]
――意味深なことするなあぁっ!
[発声で鍛えた一喝と共に地面を蹴った。
紙一重で避けられるかどうかの軌道。それでも弓形態なら懐に飛び込めばこちらにも勝機は見える]
[璃佳の説明には溜息が漏れる]
冷静さを失わせることをしたのは、璃佳、お前自身だ。
恭也と久鷹が仲が良いと知ってるのなら、そんな情報与えられてどう思うかくらい分からんか?
全く…五神同士で力の削り合いなんて…。
[苦々しい口調で言いながら、苛立たしげに前髪を掻き揚げた]
……ん?
[ やる事終えて、校舎から出て。
家に帰ろうか、あっちへ行こうか。
そんな事を考えていると、得たのは違和感。
常人ならば気付かないであろう、
「なんとなく避けたくなる」ような感覚。
それは、気と気のぶつかり合いによる乱れによるか、
或いは意図的に張った結界の所為か、――さて。
どちらにしろ、其処で起こっている事は容易に想像出来る ]
ご苦労なこって。
[ まるきり他人事の態で呟いて、其方へと足を向けた ]
/*
そして相手方のダイス目の低さに噴いた。
なんだろう、この両極端な戦い。
[恭也vs璃佳は高めダイス、環vs啓子は低めダイス]
つーか、そこ! 死ぬほどやってどーすんのさ!
そもボコるってのも憑いてんの引っぺがす為やろーが!
出てってvなんて言うて大人しゅう出てくれるんやったらボコらんかてええけど、世の中そんな甘うないねんもん。
ゆっくり命削る病気みたいなもんやで? 命にかかわる前にとらな。
[キョウヤの言葉に、へたり込んだ姿で文句つける。
気脈の満ちる大地の上に立つ学校。そこでバランスが乱されれば、そこに居るもの達への影響は計りしれない]
悶着、ねぇ。
[明らかに表情は、馬鹿じゃねえのと言わんばかりに眼鏡ーズを見る。
五神、という言葉に少しぐらいを眉を跳ね上げたかもしれないが]
…じゃあ、本当に身内でドンパチやってたんだ。
馬鹿じゃねえの。
[今度ははっきり口に出す。
彼らのつっぱしりが若さというものならしょうがないかもしれないが]
ま…敗者に何があるなんてない。骸にならんだけマシなわけだが。
[幸貴の座ってろという言葉は流した。というか座る心算はない
しかし融合というのは凄いな。呪いのように体が弱い普段の自分なら絶対意識が飛んでるぞ。なんてひそかな感心をしつつ]
久鷹…旅行いくまでに治すから心配すな
[一応無事であるよういったが、はたして効果があるのか否か]
んな文句ばっか言うんやったらサッキーがしてーなー。
動け言われて動いたら今度は文句言われるてなんやの。
…まあ、ちーっと性急やったかもとは思わんコトもないけど。
[溜息。周りを見上げる瞳は未だ黄金のまま]
んな甘いコト言っててええのん?
一日二日待ったらホンマに覚悟できるん?
その間に、何かあって…うちはうちの大切な人ら守れんかったら絶対に後悔する。したら動いて後悔する方がマシやもん。
[リカを睨んでいた彼女だが、少なくとも今ヒサタカに手を出す気はない風であることと、リカがこちらを見てることに気づくと、感情仕舞い込んで笑顔。ある意味怖い。
とりあえず、ヒサタカその他大勢の居る場所まで歩いていくと、ヒサタカの背中にギュッと抱きついてみたり。
当たってる? 当ててんのよ。]
[響のはっきりした言葉にまた溜息をついて]
ああ、ホント馬鹿馬鹿しいよ。
『五神』の力が欠けたら、『地』にも『天』にも影響が…。
[言いかけて、言葉を切った。それはどんな意図によるものか]
[力を凝らし、『隔離の陣』を形作る外殻を強化する。
内からも外からも、容易くは破れぬように。
……ついでに、こちらとは不用意なシンクロをしないように、気をつけつつ。
その背にはまたいつしか、銀光沢を帯びた五色の翼が開いていたものの。
強化の完了と共に、消え失せて]
……従姉殿、聞こえてるだろ?
後で、怪我人運び込むから……色々、頼む。
[内側へ向けて声をかけると。
比較的近場でぶつかり合っていた力の元へ向かうべく、足早に屋上を離れる。
……一瞬、飛んでいったろか、と思ったが、一応は止めておいた]
ぁーん?知るか。祓った後の中身とかな。
っつーか言っただろ。蒼龍がすっげーむかつくと
[と璃佳に返したのは暗に知らん情報満載だったとかで。]
申し訳ありませんね。賢い生き方は十年後ぐらいに気が向いたら学びますよ
[つかれてるのもあってとても上級生に対する態度ではない返事を響に]
ミツクニは、 キョウヤ を投票先に選びました。
ミツクニは、 タマキ を能力(襲う)の対象に選びました。
/*
……拙った。
残りのメンバー的に、俺の対戦カードが組み辛い。
サキvsヒサタカ or マリー……としても、ヒビキが問題か。
ヒサタカにラスト任せて、ヒビキと当たって落ちるの覚悟?
んー……。
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