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そうだね。
誰が良いかな――
[合わせるようにかれの意識も他へと向いた]
女の人は柔らかいね。
でも、男を狩る方が邪魔が減るかな。
どちらにしろ、抵抗してくれないと詰まらない。
月が昇るまでに、未だ時はあるから。
もう少し、見てみるよ。
[迷う様は遊ぶ相手を選ぶのと大差は無い。
それもまた、愉しみの一つというように、*笑った*]
ラッセル様。
私はこちらを片付けたら、一度厨房の方へ参ります。
浴室が見つからないようでしたら、お湯をご用意致します。
[そう言うとペコリと頭を下げて、水場の方へと*向かった*]
[曖昧なネリーの答えに首を傾ぎ腕を組む]
そう。
何処にもないってことはないと思うのだけれど。
鏡も、もちろん、浴室も。
なかったら、汚いままになってしまうもの。
[疑問を含んだ眼差しを、他の二者に向ける。
浴室の場所と言えばイザベラの方が熟知しているかと。
答えが得られる前に、逸って何処かへ歩み出しそうでは*あったが*]
[ギルバートは、土の中に埋まってゆく番人の身体を、感情の無い目で見つめていた。]
花でも手折って持たせるべきだったか。
――…いいや。花なら腐るほどあるな。
聖書に書かれた弔いの言葉を、誰も掛けることはない。
これはただ――…「隠蔽」の為の埋葬。
皆の目から、悲惨な「死」を隠す為の埋葬。
[番人が完全に「土に返った」のを見守り、しばし男はその場に佇む。]
この男が言うには、まだ「これ」が続くのだろう?
この「惨劇」が。
――『ひどく悲しいものだな』。
[小さく息を吐き、踵を返した。]
俺は中に戻る。
――お疲れ様だな、お互いに。
ん、ああ、お疲れ。
……俺は、少し気晴らしをしてから、戻る。
[ギルバートにはこう返して、城へと戻る背を見送り。
一人きりになると、土の盛り上がりへと蒼氷を向ける]
……は。
ほんとに、最悪だな。
[口をつくのは悪態]
最悪の……当てつけだ。
[死した『番人』に、そんな意図はなかろうとも。
彼に齎された死は、自身には酷い当てつけとも思えていた。
吐き捨てるよに言った後、踵を返す。
向かうは城の外、泉の畔。
取り巻く緋を揺らしつつ、その傍らに膝を突き、左腕を覆う包帯を解いて。
今は空を映す水の内へと、紅に染まる部分を沈めた]
……っつ……。
[冷たさに、思わず短い声が上がる。
微かな痺れめいたものを感じながらもそこを覆う紅を落とし、引き上げた]
……結局、道化でいろ、という事なんだろ?
[問うような呟き。
蒼氷は、紅の下から現れたものへと向く]
護れぬ護り手として、苦しめと。
『いつか』のように。
[『いつか』が、いつであるかは定かではない。
しかし、それは霞の奥に確りとある、記憶]
……大した執念だよ……まったく。
うっとおしいったらありゃしない……。
[低く吐き捨てながら、紅で埋め尽くそうとしていたもの──鮮やか過ぎるほどに紅い、蛇の如き印を睨む。
しばしの空白を経て、ポケットに押し込んでおいた新しい包帯で、紅蛇を覆い隠した]
―玄関ロビー―
[こちらを見るネリーの視線を一瞬、きょとんと見返した後]
[ああ、と思い出し]
鏡…は私に心当たりが。
そうでした。
シャーロットさんと見に行く約束をしていたんでした。
[こんな時にどうでしょうか…と呟き]
[ちらり]
[厭わしげに薄く広く床に残る血痕を一瞥]
[そこから距離を取るように、少し下がる。]
[伝わってくる、玩具を選ぶ子供のように弾んだ、]
[だが、冷徹な狩りの計算も窺える聲]
迷い過ぎて月の出に間に合わぬ羽目にはならないようにしろよ?
俺も適当に見繕ってみよう。
おまえが楽しめそうな獲物を。
[窘めるよりは、却って煽る物言いで笑い返した。]
[思考は長くは続かず、瞼は再び紅紫を解放する。ソファーに座る体勢はそのままに、顔を膝に乗せて視線を窓へと向けた。薄いカーテン越しに緋色が瞳に飛び込んでくる]
…白い花…赤い花…。
白は天咲く喜華<よろこびか>、赤は地を這う悲華<かなしみか>。
……ここには悲しみしかないのかしら。
[呟きは微かなもの。瞳は滅紫へと変じ、窓越しの何かを見つめていた]
[しばらくそうしていると、料理の匂いを纏わせキャロルが広間へとやってくる。場所をとの言葉には何も返さず、視線は窓へと向いたまま]
……緋色しか見えないわ。
…ううん、一つだけ、白が見える、かしら。
[問いに答える声は無感情。呟きにも似たもので、顔を背ける形になっている状態でキャロルにまで聞こえたかは定かでは無い]
[滅紫は濃く、瞳の焦点は合っていなかった]
とりあえず広間に行ってみますよ。
もしかしたらシャーロットさんが居るかも知れないし。
[敢えてきっぱりした物言いになったのは、ここを早く立ち去りたかったからかも知れない。]
―広間―
[扉を開けると、中に居たのは探していたシャーロットと、豪奢な金髪の女性。]
[そちらとは言葉を交わした事はなく、名前も何と言っていたのか憶えが無く、]
おはようございます。
大変なことになったようですね。
[結局当たり障りの無い挨拶からはじめた。]
─広間─
[呟きには疑問の声が返っただろうか。仮にあったとしても、次の瞬間には滅紫は紅紫へと戻り、問いには要領を得ない疑問符を浮かべるのであるが]
[キャロルへと視線を向けた時、丁度ナサニエルが広間へと入って来た]
おはよ。
…その様子だと話は聞いたみたいね。
[膝から顔を上げて背もたれへと体重をかける。短く、溜息が漏れた]
ええ。
もう埋葬された後でしたけれど、話はネリーさんから。
酷い有様だったとか……
[鼻に残る臭気を思い起こし、眉を顰めた。]
ところでどうしますか。
昨日の、鏡のことですが。
こんな時ですけれど、今から行って見ますか?
[わざと軽い口調で話題を振ったのは、深刻な空気を変えたかったから。]
[溜息をつくシャーロットを気遣う柔らかい視線で見下ろした。]
…終焉の使者の宣戦布告。
与太話じゃないと言う証拠。
彼が言っていたことは事実だったと言うことね。
[言いながら再び背もたれから身を離し、ぎゅうと膝を抱える]
ここに居る誰かが終焉の使徒。
終わりを齎すと言うのであれば、番人のようなことはまだ続くはず。
……私達はまだ、終わりには辿り着いていないもの。
[膝を抱える腕に力が籠る。表情も自然と厳しいものへと変化していた]
[軽めの口調のナサニエルをふと見上げる]
ああ…うん。
少し、気を紛らわしたいかも。
行ってみようかしら。
[警戒が無いわけでは無い。けれど、この緊迫した空気から少し逃げたかった]
で、その心当たりってどこ?
[腕から膝を解放し、床に足を付ける]
白?
[うつくしい緋の色の中、一輪の白が咲く様を想像し、女は眉を潜めた]
[言の葉は続く事無く、くれないの内にスープを運び]
[扉の開く気配に視線を上げた]
おはようございます。
具合はよろしくなったのですね。名を知らぬ御方。
[ひそりとした声で挨拶を返し、食事へ戻る]
[チリン]
ああ。
上の階の部屋です。かなり色々なものがあるようでしたので。
[膝を下ろした少女に少しホッとした様子]
[挨拶を返した金髪の女性に]
ええ、お陰様で。
ええと…あなたは…
[と、名を促す間を]
[返る名乗りがあれば確認し、軽く会釈をする。]
これからシャーロットさんと上の階を見て来ます。
もし訊かれたら皆さんにもそうお伝え下さい。
[そう言ったのは、万一を考えてのこと。]
[キャロルの疑問の声。しかしそれ以上の問いかけが無いために紡いだ言葉の説明は無く。自身にも今は伝える言葉を持たぬために]
[床に足を付けた流れでソファーから立ち上がり。ナサニエルの傍へと歩み寄る]
上の階の部屋?
物が沢山あると言うなら、期待は出来そうね。
私の名は、ナサニエル。
以後はそうお呼び下さい。
[丁寧に一礼した後で]
[近付いてきたシャーロットに顔を向け、]
それじゃあ行きましょうか。
迷うかも知れませんが、怒らないで下さいよ?
[先に立って促しつつ、少し茶目っ気のある微笑を返した。]
[リィン]
[沈黙を以って促され、女はくれないを開いた]
私はキャロル、と。
[全身に花と等しき緋を纏う女は、食器を置き目礼を]
此処に於いて、他者を気に掛ける余裕のある方がどれほどにいらっしゃるかは分かりかねますが。
はい。尋ねられたのならば、その様に。
迷っても大丈夫よ。
私この城の間取りは頭の中に入ってるもの。
[くす、と笑みながら少し胸を張るような仕草をする。そうしてナサニエルの後へ続くように歩き始めた]
[部屋への道のりはそれなりの旅となった。]
[男は記憶に残る通りの道筋を、時折今の城の様子とすり合わるために立ち止まりながらも、淀みなく歩いた。]
[間取りは知れども目的の場所が分からねば自ら進むことは出来ず。ただナサニエルの後を追い歩を進めて行く]
[時折立ち止まるナサニエルの後ろで立ち止まり、周囲の確認。帰り道のための目印になるものを探したりした。その間にまたナサニエルは歩き始め、慌ててその後を追うこととなる]
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