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はっ
ここは城か?
く、私は敗れたのか……
どうやら神は、先方の貢ぎ物の方が気に入ったらしい
[ブリジットに向かい、]
私を介抱してくれたのはあなたか、姫よ
「ひ、姫?いや、俺は……」
不甲斐なき我が身を許されよ、
次は決して不覚など取りませぬ
「いや、だから……」
必ずや騎士の務めを果たしましょう
その時まで、しばしさらば!
―宿屋・食堂―
[翌朝、目を覚まして厨房で朝食の準備をしながら、
アーベルがおきてきた姿にはおはよと笑いかけて]
新婚さんみてぇだな。
今ご飯作ってるところなのよ、ア・ナ・タ♪
ってかぁー。
[けらけらっと笑っていたら常の突っ込みをアーベルから受けた、
朝食に用意したのはスープにパンとサラダと簡単なもので、ゼルギウスが思いつめた様子で出かけたことをアーベルから聞き]
ああ、私もちょっと詰め所の方でかけてくるな。
皆おきてきたら朝食の方だしておいてくれ。
[そうアーベルに伝えて、偶然にも行き先はゼルギウスと一緒になるだろうか、
宿屋を出るのはゼルギウスより後、自衛団員が来るよりも前のこと]
―宿屋食堂―
死にたくなきゃ殺せ、てか。
随分と簡単に言ってくれるぜ。
[決められないのならと続いた説明は睨んで黙らせた。
やられてたまるか、とでも言いたそうな目だった]
お前らだけが被害者じゃねえんだっての。
せっつかれてはいそーですかと出来るような問題じゃねえ。
先走って何かしてみろ。落とし前はつけてもらうぞ。
[アーベルならば知ってもいるだろう強気な態度で自衛団員に迫る。
他に誰かが来れば、もう少し矛先を収めるだろう]
[漆黒の獣は自衛団長が消え事態がうやむやになる事を望んでいた。
此処での立場は騒動によって崩れてしまったけれど
積み重ねた知識は消える事はない。
何処でも暮らしてゆける。
落ち着いたら村を出れば良い。
そんな事を考えていた]
若い女、子供の肉、か。
確かに美味そうではあるなぁ。
[同胞の聲>>*40に意識をめぐらす。
返事は是とも非とも言い難い曖昧なもの。
獣は湖畔に立ち寄り大雑把に血を洗い流した。
漆黒の毛並みに赤が目立つ事はない。
人の身に戻った時に困らぬ程度の行水]
[十年前の話>>*42にはゆると瞬く]
ゲルダの弟、か。
あれの弔いの手伝いは俺もしたからな。
あれの存在は覚えてはいるが……
[喰らったかと問われれば獣は湖面を見詰めたまま
こてりと首を傾いだ]
如何だったかねぇ。
あの頃は女ばかり喰ってたからなぁ。
[十四、五歳の頃。
成長の早かったリヒトは背も随分伸びて
幼さを残しながらも年上の女に好まれる容姿をしていた。
麓まで下り女を誑かし喰らう事が常套手段。
記憶の中に子供を狩ったという欠片は見当たらない]
[頬に温かなものを感じると、安心したように意識は再び落ちてゆく。
その底で、夢を見た、昔の夢だ。
狼の導き手たる父のおかげで、早くから人狼としての自覚を持ち
他に自分と同じ者はいないんだろうかと、物心付いた時から
「誰か居ないの?」といたる所で内側から呼びかけ、村中を捜して回った。
それで見つかったのは、結局リヒトだけ。年の近い本当の仲間を心底喜んだ。
それから村の子供の中で、お互いが特別な存在として密やかに在った。
変化が生じたのは、それから数年後。
時折聞こえる”何か”の気配。笑い声、息遣い。
始めは幽霊か何かかと思ってちょっと怯えていた。
リヒトは強がっていたか、それとも本当に肝が据わっていて
なんて事ないとからかわれただろうか。
その”何か”に話しかければ、声こそ返らないが反応はあり。
恐怖が過ぎれば、興味と好奇心から、その元を何時かのようにまた捜して回った。]
[そのままバタバタと飛び出そうとして、自警団員たちの来訪の場へ出くわした]
……犬だ
戦いの犬が放たれたのだ!
吠えながら駆けずり回り、闘争の渦へと追い立てる
[ただ話しかけられないだけで、きっと”何か”は人狼なんだと、
子供ながらの危うい思い込みをしてしまい
その元を探り当てた時、灰銀の獣の姿のまま”何か”の前に立った
”何か”は、薄暗い部屋の中、ベットに横たわる
白い髪、白い肌、紅玉のような瞳をもった、病人のような少年だった。
獣は窓から降る光の中から、きょとりと瑠璃を瞬かせ。]
「あなただよね、わたし達の声を聞いて、笑ってたの。
あなたも人狼なんでしょう?
ねえ、どうして喋れないの?
起きて、一緒に遊ぼう、遊んで―――」
[ついと鼻先で少年の頬に触れて、遊んでと駄々をこねて…
少年を外の世界に連れ出した。
そんな幼い過去の夢―――]
しかし望むところだ
[がしゃり、と提げた剣を鳴らす。自警団は刃物を持ったキチ○イに怯む]
勇気と正義の前に、邪悪は屈する
屈服させて見せよう、
必ず、必ず!
─宿屋・食堂─
[呼びかけに振り返ったゼルギウス>>232に、イレーネの事を頼まれたなら了解、と返し。
それにやや遅れて、出かける、というベッティ>>237に後を任されるとはいはい、と頷いておいた。
こちらへの対応がびみょーに投げやりだったのは、新婚さん云々への突っ込み疲れの可能性もあったから……というのはさて置いて]
他人事っちゃあ、他人事だからな。
[団員を黙らせたユリアンの言葉に、短く吐き捨てた後。
突っかかる様子に、がじ、と頭を掻いた]
……やめとけやめとけ、突っかかるだけ無駄だから。
下手に目ぇつけられるような事すんじゃねぇよ、お前は。
[口調は投げやりなまま、ユリアンを押し止め]
んで、用はそれだけなんだろ?
……袋叩きにされたくなかったら、早めに戻った方が良いぜ?
どーせ、俺らにゃ逃げも隠れもできねぇんだから。
[宿の部屋で人の姿に戻れば荷を漁る。
香草の中からクローブの袋を選び取り
幾つか手に取り口にほおりこむ。
独特の味に血の余韻が掻き消された。
それから浅い眠りに身を委ね――]
――…ん。
[ヴァイスルヴの聲>>*46に身じろぐ。
ゆるやかな音色は危険を知らせるものではないから
寝転んだまま聲を返した]
御蔭さんでな。
礼には及ばんさ。
[微かにくちびるが笑みを形作っていた**]
/*
時間軸違うですよ。と。
どう扱うか決まらないので、前振り兼ねたact挟んでみる。
うん、人数合わせしてくれたのは嬉しいのですが。
兎猫はこういうの対応下手なんですよ。
上手く拾っててくれたブリジットには大感謝なのです。
そしてそこまでして出してもらった聖痕の人。
把握できてないこの頭はどんだけ残念なんだorz
ああ、もしギュンター動かしたせいで動けなくしちゃってたら。
それはエピで叱ってください。その可能性は昨日の更新前にようやく気付いたんです。…ごめんなさい。
―詰所近く―
[鍛え上げられた自衛団の男達に比べれば、
ほっそりとし過ぎてみえる細工師の男は、
それでも必死といった態でミハエルを庇っていた。]
だから、この子は、人狼じゃないって。
なんで、判らないのっ!!
[根拠を告げず荒げる声は、
遅れてきたベッティにも届いているだろうか。]
―宿屋食堂―
そりゃそうだが。
[アーベルに押し止められて不承不承の態で一歩引く。
まだ苛立ってたが、嵐のような闖入者に思い切り毒気を抜かれた。
剣の音には緊張を漲らせたが、飛び出していってしまうと額を押さえていた手でこめかみを揉み解す]
だな。橋もあれだし逃げようがない。
それより、あの訳が分からんのを先にどうにかしてくれ。
あんなのに怪我させられたら、もっとたまらん。
[商人の態に戻ると、疲れたように団員へと頼んだ]
―昨夜眠る前―
あ……そっか。
[女ばかり食べていたというリヒトに、>>*49
その当時してくれた彼の狩りの話を思い出す。]
その頃からリヒト、女の人が大好きだったもんね。
[肉が、が抜けたのは多分素だ。
そも好きというよりは喰い易いから、と言う理由かもしれないが、
その辺りはまるっと抜けている。]
じゃあやっぱり私かしら。
[自身のほうは、というと、誑かしをやった事もなくはないが
結果得られる肉に良質な物があまりなく
またヴァイスが渋い顔をするのも手伝って、結局やめてしまった。
それからは、適当な旅人やら目に付いた者やら、時には歳の近い子供らと
喰い先を選ばなかった。]
―村の通り―
[自衛団詰め所に向かう途中、少し遅れて宿屋に向かう自衛団員の一人と会い]
おお、ちょうどよかった。
宿代とかの件なんだけどよ…
[そう話しかけようとしたところで団員にものすごい形相でにらまれて、つかみかかられた]
なんだよ?
真昼間からか弱い女の子にする態度じゃぁないぜ?
[こちらのいつもの調子に向こうは腹を立てたのか、それ以前の事件のことの問題か。
そのままがくがくと前後にゆすられながら、何かと怒鳴り散らされた]
あああ、まてまて、落ち着けっての。
[その言葉から捕らえられたのは団長が死んだということと、お前がやったのかとか、この人殺しとか、
あばずれとか言われてさすがに切れて脛のあたりを蹴り飛ばした]
―村の通り→宿屋―
[向こうが痛がったのは少しの間だけのこと、そのまま抱えられるようにつかまって]
待てよ、おい、この人さらい。
か弱い女の子捕まえてどうしようって言うんだ。
ギュンターが死んだってどういうことだよ?
[じたばたともがく者の、力の差は歴然としていてそのまま連れて行かれるままに、
向こうはそれ以上こちらと話すつもりはないのか、連れて行かれるのは来た道を戻るようにして。
途中わめき散らす自分の声を聞き何事かと野次馬も現れたが、それも遠巻きに見るだけに何事ささやいたりしていた]
ちっ……、どいつもこいつもよ……
[悪態をつくようにつぶやく声、そのまま宿屋の入り口は乱暴に開けられ]
こら、ドア壊れたらどうs…いてぇー。
[そして乱暴に放り投げるようにされて床に転がった]
─宿屋・食堂─
[なんで俺にいうかな、という突っ込みをする間もなく、飛び出して行った赤毛を見送り]
……あのにーさんに関しては、激しく同意。
連れて来たのはそっちなんだから、そっちで何とかしてくれ。
[こちらで面倒見切れん、と態度で伝える。
団員も毒気を抜かれたような面持ちではあったが、刃物を持った男を放置はできない、と思ったかその後を追って行った]
……っつーか、朝から疲れるっつーに。
―宿屋食堂―
まったくだ。
いつから涌いて出てたんだろな。
[出て行く団員を見送って、酷い言い方しながらアーベルに同意を返してすぐ、また扉が開いて]
ベッティちゃん!
[慌ててそちらに駆け寄った]
……いい加減にしろお前ら。
いいから出てけ。今すぐ出てけ。何もされたくなかったらな!
[ベッティを助け起こそうとしながら、押し殺すような声で恫喝すると扉の向こうの自衛団員を睨んだ]
―回想・昨夜宿屋―
それくらい分かってるさ。
だからこそお前さんに頼むんだろ?
[砂漠の向こうの書物を手に入れたユリアン>>224に
にんまりと笑ってみせた。
仮令彼に無理であろうと彼の父親の伝手もある。
難しい事は理解していたからこそ
意識して期待の眼差しをおくるのは
ユリアンの商人魂を信じてのこと。
当たってみる、との返事に青年は満足げな様子]
―回想・昨夜湖畔から宿に戻るまで―
[クロエからの謝罪>>213に小さく頷く]
分かって呉れたならそれでいいよ。
もう無茶は控えて呉れるんだろ?
あー…、そんなしょぼくれた顔しなさんな。
[常の調子で軽く応えて。
ゲルダの怪我とその理由を聞けばチラと彼女を見遣り
困ったような表情を浮かべる。
生傷が絶えないな、とそんな呟きが漏れた。
彼女>>199に願われれば、望みどおり雑貨屋に立ち寄る。
ミハエルを送り届け宿に戻れば
ブリジットと姿が見えたので安堵の息を漏らした。
傍に赤い髪の男が居たので
其方に向けるのは怪訝な眼差しだったけれど**]
貴様らー!!
[バターンと扉を蹴り開けて、再び登場]
その方を公爵令嬢と知っての狼藉かー!
[どうやらこの宿屋は城、亭主は公爵、その娘は公爵令嬢ということらしい]
悪漢め、成敗してくれる!!
─宿屋・食堂─
……お前ら、さぁ。
頼むから、八つ当たりしまくるの、やめてくんね?
[ベッティを起こすのはユリアンに一先ず任せ。
自身が向かうのは、扉の向こうの自衛団員]
やる事は、やる。
じいさまがそういう事になったんなら、尚更な。
……だから、てめぇらも、やる事やれ。
復旧作業とか、色々あんだろ。
……わかってんなら。行けよ。
[低い声と鋭い視線は、外でのみ見せていたもの。
それに団員が答えるのと、再度の乱入は、どちらが先立ったか]
…………。
[なんかちょっと、気が抜けた]
[自分と入れ違うように宿屋を飛び出した男の姿は視界の端に、
痛む体を起こして自分をほうり投げた団員をにらみつけながら]
っきしょ…、ざけんな……。
[悪態をつきながらユリアンに助け起こされて]
すまねぇ……
[手を二、三回握りなおし体中痛むけどもおかしくしたところはないか確認しながら、
ダーヴィッドの登場と言葉、そして連行されていく彼とそれに付き添い自衛団員達は宿屋からでていき]
なんかしらんが、役にはたったな、あいつ……
[呟いてからもろもろを含めて大きな息を吐いた]
……ほんとに、あのにーさん。なんなんだよ?
[乱入して、さっきの団員に引きずられていく赤毛を見送り、ため息一つ。
ベッティをつれてきた団員も、それきり離れていくのを見送って、今度こそ扉を閉めて]
……取りあえず、ベッティ、怪我は?
どっか痛めてんなら、ライに診てもらうか?
/*
ところでさ、俺。
「先だった」を「先立った」と一発変換するの、なんとかしよーぜ。
いやいやいや、占い師なんて先立ってなんぼな役職だと思ってるけどさ!(違ぇ
―宿屋―
[起床時間は修道院と同じくらい。
早朝から宿屋を歩きまわるのは他の者に迷惑だろうと
部屋で神に朝の祈りを捧げていた。
それが終わればブリジットから貰った本を読む。
怖いらしい其れに怯える事は無かったが
読み手を引き込む魅力が感じられた]
――…へぇ。
これはなかなか。
[読み進める最中、不意に扉の向こうが騒がしくなる。
読書の時間を邪魔された気分か青年の柳眉が顰められる]
朝っぱらから何なんだよ。
[騒ぎの方に向かえばベッティを助け起こすユリアンと
アーベルの向こうに自衛団員。
赤い髪の男が騒ぐのが見えて思わずこめかみを押さえた]
中
とりあえずあれだ。
今一番大事なのは、
狼と狂人に裏切られていいPLの覚悟と、
死んでもいいPLの覚悟かな
あんまりのめり込みすぎると痛い事になるから要注意…
今回狼弾いてるからなぁ、失態は許されなーい。
何でも美味しく食べる精神を忘れずに。
頑張りま。
公爵令嬢なんて此処に居たっけか……?
[やたらインパクトだけはある赤毛の男の言葉。
ベッティを気遣うアーベルの声が聞こえれば
片眉がピクと跳ねた]
なんだ……?
自衛団の奴等にやられたのか?
――…昨日にも増して気が立ってやがるな。
一体何があったんだ?
[ゆると首を傾げてからベッティを見遣り]
大丈夫か?
[悪態をつけるなら重傷ではなさそうだ。
問う声は確認の意味を込めてのもの]
─詰め所傍─
[団員達に囲まれた中で動けずに居ると、誰かが肩を掴みミハエルの身を引いた。
翡翠に映ったのは、さらりと流れる白銀の髪。
自分を庇うようにしながら叫ぶ人物を認識するには、幾許かの時が必要だった]
ゼ、ルギ、ウス…?
[ようやく名を呼び、自分の状態を認識する。
見開いたままの翡翠は自分を庇う人物を見上げ。
顔は困惑の抜けない表情を*浮かべていた*]
[アーベルやライヒアルトの心配する言葉に笑いかけて]
まぁ、なんとか大丈夫だ。
[ひらひらと手を振って、その腕の辺りにあざができていたかもしれない]
皆おきたみてぇだし、朝食、準備するな。
[そう言って、そのまま朝食の準備、とはいえできたものを出すだけだが、それをしようと。
途中呼び止められ、治療を受けろとアーベルから言われるならば素直に*聞いただろうか*]
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