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10人のインディアンの少年が食事に出かけた
1人が喉をつまらせて、9人になった
9人のインディアンの少年がおそくまで起きていた
1人が寝過ごして、8人になった
8人のインディアンの少年がデヴァンを旅していた
1人がそこに残って、7人になった
7人のインディアンの少年が薪を割っていた
1人が自分を真っ二つに割って、6人になった
6人のインディアンの少年が蜂の巣をいたずらしていた
蜂が1人を刺して、5人になった
5人のインディアンの少年が法律に夢中になった
1人が大法院に入って、4人になった
4人のインディアンの少年が海に出かけた
1人が燻製のにしんにのまれ、3人になった
……?
[困惑するような声に、やや、首を傾げ。
どうかしたかと問おうとした矢先に、言われた言葉]
……な……なんだ、それ。
[思わぬというか、思いもよらないと言うかな一言に、とぼけた声が上がる。
それが『らしからぬ』と気づく余裕さえ、どこかに落ちた]
3人のインディアンの少年が動物園を歩いていた
大熊が1人を抱きしめ、2人になった
2人のインディアンの少年が日向に坐った
1人が陽に焼かれて、1人になった
1人のインディアンの少年が後に残された
彼が首をくくり、後には誰もいなくなった。
[それを見たらしいイレーネにもアーベルにももう激しい動揺の色なんてものは見えず、和やかに話せていた。
きっと自分もじき落ち着いて、ああなれる。
やはり同年代に見えてしまう色んな事に慣れてなさそうなイレーネの泳いだ手、前髪をかき上げながら呆れた声を出すアーベル。
去り際の二人の様子を思い出して口元だけで笑みながら、自分にそう言い聞かせた]
(清潔なグラスで水でも飲めばすぐさ)
[台所に入ると、そこで思案顔のクレメンスを発見する]
…神父さま?
[思わずぽかんとする。
…まさかこの狭い台所で迷っている?
眼鏡がない時の彼だからありえるかもしれないと真面目に心配し、入って来た方を指した]
えっと、出口はあっちです。案内しましょうか?
[目が覚めたのは昼すぎだ。
怠惰な生活にすっかりなれてしまったせい、
というわけでもない。
歌がぐるぐると回って、離れない。
朦朧としたまま夜を迎えてしまった。
さすがに腹が減る。
好きな紅茶でも飲もうと、扉をふさいだ家具をどける。
緊張と興奮とで満たされた屋敷に、
家具をどける音だけが響く。
昨日までのそれは、
コミカルに響いていたはずなのに。]
(がたん、ごとん、がた、がたん)
[アーベルの動揺した声に]
なんだか、想像して、そう思ったの。
[むしろこちらが不思議そうに首を傾げる]
それに、アーベルが笑った顔見たこと、ないから。比べられないじゃない。
[扉を開ける。
隙間から吹き込んできた匂いは、彼の部屋に仄かに残っていたグリューワインの匂いをかき消した。
彼はその匂いを発する物を、確信する。
匂いの元は何処だ――]
―廊下―
おや、こんばんは?
ベアト……
[見下ろした先には、かわいらしい少女。
ぷっくりとした子どもの手には、
およそ似つかわしくない
(けれど彼女の背丈に良く似合った)、
鋭利な刃物。]
……。
どうしたんだい?それは。
ええと、君のクローゼットに入っていたのかな?
危ないから、僕に渡してくれないかな?
[唇を真っ青にしながら、右手を差し出す。
老人の死を知らない彼には、
少女の豹変の理由がわからない。]
……どんな想像だよ……。
[はあ、とため息をつく。
神父やシスターたちとは、また違った意味で調子が狂うかも知れない。
そんな事を考えつつ]
別に、比べなくてもいいが……。
[幻魔としての微笑。
正直、それ以外の笑い方など、忘れているようなものなのだが。
さすがに、それと告げる気はなく]
- 2F・部屋I -
[気が付けば部屋にも夜の帳が下りていて。
寒い部屋に小さく身震いをした]
ああ、神父様にも謝らないと。
失礼をしてしまった。
[言葉にして確認する。
声は震えずに出てくれた]
[(だが……いのは…なぜ……?)]
[匂いに軽く酔っている。
脳に直接響く、やや高いオトは扉の開く音に混ざり、彼に届かない。
しかし、彼の中の熱は目覚めを待つ。]
―in front of library →kitchen ―
[いつまでもここにいるわけには、と。
少し考えて、kitchenへ向かう。
本日は何の料理にしよう。
あの赤い色を思い出して、no,赤いものは止めておこう。
きっとあまり食べてもらえない。]
stuffed cabbageなんてどうかしら。
[呟きながらkitchenの前へ]
ううん、こっちはだいじだから。
[スカートからごそごそ取り出すのは、鋭利なトゲがたくさんの鎖鉄球。]
こっちなら、おじさんにあげる。
みんなをおこすの てつだって?
[i feel somthing, someone?
but i go to kitchen with painful reluctance.
何か気になるけれど、台所へと向かう。何、だろう。]
[がたん、ごたん、がた、がたん。
階上から響く音にどきりと天井を見上げる]
あ…そうか。
ハンスさんだきっと。
[我ながらびくついてる、と、グラスに水を入れて一気に呷った。
神父がそこに居なかったなら、酒にしていたかもしれない。
空のグラスにもう一杯水を入れて]
…え、台所から出られなくて困っていたわけじゃなくて、料理をしようか迷ってた?そうだったんですか。
[神父さまの手料理っていうのも食べてみたいですと笑う]
俺に何か手伝えそうなことあったら、言って下さい。
[扉を開けて、声の聞こえる方を向く]
[数人の人影]
[少女の手には冷たい三日月の光るモノ]
……!
[硬直]
[昼間の少女の姿が甦る]
[真っ赤な服を着て微笑んでいた]
―自室―
[扉の前に座り込んだ侭、どの位時間が経っただろうか。水を飲んでも乾ききった喉が完全に潤うことは無く。
状況を確かめなければ。そうは思ったけれど、動き出すのには相当の時間が掛かった。
震える手で箪笥の中の刃物を漁る。幅の広い湾曲した短剣。木製の鞘に収められたそれを身に隠す。
壁伝いに歩いて、廊下へと続く扉のほうへと歩む。]
―kitchen―
あら、声がする。
[doorをあけて、中に入る。]
…神父様? ユリアンさん?
食事、お待たせしてしまっていました?
[forced smile,小さく苦笑を浮かべる。]
わたくしが、やりますよ?
神父様は熱が出ていたのだから、休んでいてくださいな?
cheesecakeも作るつもりでしたし?
[最後はユリアンに悪戯っぽく]
/中/
裏稼業COをどうしようかと真剣に悩みつつ。
ついでに、守護COもいつやろうかと悩みつつ。
……ていうか。
役職バレ……してるよね?(汗)
そいや、占い師はどこなんだろなー。
[少女から渡された武器に、一層顔を青くして。]
かしてくれるのかい? ありがとう。
……でも、それは危なくないかい?
皆だって、起きたときにベアトリーチェが
それを持っていたら驚いてしまうし…。
もし怪我をさせてしまったり、
ベアトリーチェが怪我をしてしまったら、
嫌だろう?
怪我をするような危ないものは、
しまっておいてあげる。
しまってから、一緒にみんなをおこしにいこう?
[彼女が襲い掛かってきたらと、
頭では逃亡経路を必死に考えながら、
少女には諭すように繰り返す。
なんだって俺が、こんな…]
[勝手に戸棚を開け、イレーネを手伝った時に便利だった道具や使えそうな材料の数々を取り出しながら、尋ねてみる]
神父さまはもう…
あのギュンターとかいう人が死んだこと、知ってますか。
あのアーベルさんまで言うんですよ。
犯人は人狼なんだろうなって感じのこと。
俺、ここで会った人皆、
…まぁ、むかつく奴だっているんだけど。
でも皆、人を喰い殺したりする様な化け物に見えないんですよね…
神父さまもあの爺さんが言っていた通り、本当に…
本当にこの中に、化け物になって人を喰い殺すような人狼がいると思いますか?
[尋ねる声が思いの他震えそうになっていることに自身で驚き、それから料理名らしき単語を呟きながら入って来たシスターに気が付いて、ハッと顔を上げる。
この親切で優しく、もっと子供だった自分を知るシスターだとしても、女性を前にしては何となく格好付けたい年頃だった。
平気に見える微笑みを貼り付ける]
お、こんばんはシスター。飯作りに来たのか?
[アーベルの言葉に、下を向き、たどたどしく言葉を紡ぐ]
・・・でも、きっと笑、えるのって・・・少し、気持ち良さそうだと、思わない?
うらやましくは、ないのかな。アーベルは。
[...の笑った表情も、僅かなものなのだが。
そこで、自分が書斎に行きかけだったのを思い出す]
[あかい跡を見る。目で追えば遠い方の階段に続いている――]
[それとは逆の方向で声がした。
ちらりと見れば、何時か広間で微笑ましい会話をしていた二人が目に入る。
微笑ましい、と言うには少女の手にある物が邪魔だが。]
yes,そうですよ。
ロールキャベツとか、作ろうかと思っていたんですけれど。
それともあなたが作ってくださいますか?
[giggle,くすくすと笑ってユリアンに尋ね]
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