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−朝/工房−
[数時間ぶりに重力に対して真っ直ぐ立ったミハエルは、壁際のアマンダをよそに、自分の下敷きになっていたミルフィオリを見付けて摘み上げた]
…お前か
[昨夜躓いたモノを発見。]
[すっかり潰されていた所為で毛の潰れた(見ようによっては寝癖に見える)ミルフィオリを、アマンダへ向けて放った。]
…もう少し軽い器になれ。
ま……一つの可能性として、考えられなくはない、が。
ふむ。
念のため……辿ってみる……か?
[小さく呟きつつ、*本を片手に図書館を後に*]
―朝早く/Kirschbaum2F東―
[腕を撫でられるのにも疲れているのか反応を返すことはなく、
しかし花がかれの手にわたったことは苗床には判った]
『…………ユリアン』
[声は口唇を震わせる。ちいさなちいさな音になる]
『はな、僕の力を使うことを許す。だからかれを守れ。』
[部屋を出たかれを想い、苗床は花にだけ伝えた。
コトノハは効力をかならず発揮*するだろう*]
[アマンダは放られた千花を、慌てて両手で受け取る]
「ヂ〜ィ…ィ」
[千花はどんな物凄い寝相だったら、こんな状態になるのだろうという情けない有様だった。心の中で合掌。
そして何故ミハエルが下敷きになっていたのだろうと疑問符でいっぱいのまま言葉を返し]
うん、あ、でもこれ、千花が気にい……って
…あ。君が、運んで?
ええと、たいへん、御迷惑を
[ようやく、そこで理解に及んだらしく、またもや平謝り]
[千花はアマンダの手の平から、ミハエルを糸の様な目で見ている。
ものすごく感謝したい気持ちもあり、潰された切なさもあり。
その心中は図りきれない――というか、知りたくないとアマンダは思った]
[ミルフィオリを投げてから空いた手で、服へついた土を払う。
すっかり潰されていた所為で髪もぐしゃぐしゃだ。
ついでに目が据わっている。]
…そういう事だ。
それで、お前はあそこで何をしていた。
[大地を鎮めていた]
[それ以外の可能性もある、と考える事は出来ると
気付いたのは下敷きになっている間のこと。
精霊である彼女が、自然の調和をとろうとしていたと当然のように考えたがしかし]
―Kirschbaum/1F―
[気配を感じていても動くことはできなかった。
しばらく苗床は、その場で目を閉じる。
影の王に声をかけられて、ゆるり、開いた瞳はやみみどり。]
知っているよ。
陽もいなくなったのだろう?
……とっくに聞いた
かの女……君の属性の幼き子は、辛かったろうね。
[アマンダはミハエルの問いに、気まずそうに視線を逸らせる。
怒られそうと思った為ではない。
あそこに居た理由を詳しく話すこと――オトフリートへの疑いを、イレーネからの言葉を、彼に話してもいいものかへの躊躇いがそうさせた]
…ん、ちょっと…ね。
失われたモノの、代わりに。…支えようと、思って。
ダメだった、みたい。だね?
[ここに運ばれ、彼までも倒れていた様子からそう捉えて、壁を背に座り込んだまま、見上げる]
――何が、あった?
[アマンダの茶色の瞳は不安げに揺れる。けれど確信を含んだ声]
[そしてかの女のかけてゆくのを感じた。
普段は苗床の探査を手伝う花は、今は苗床の身にはない。
三ツ花は……
追うかどうするか、少し悩む。
かの女への報復。
しないわけはないのだが……裏に見える影に、悩むのも事実]
[しばらく、呆然と、開いたままのドアを見つめていたが、
そんなわけにもいかないと、ゆるりと階段を降りて、下へ。
パンプキンプディングをつつきながら、ぼんやり。]
―Kirschbaum2F・西の部屋―
[壁に背中を預けたまま、時間は過ぎていった。
ただただそうして休んでいたけれど]
そろそろ行こう。
[小さく呟いて立ち上がり、部屋を出た]
[店主が丸い目をしているのも見ずに扉から走り出した彼女は、知らず知らずのうちに墓場へと向かっていた。
入り口についたころには、走りつかれて足はフラフラだった。
ぐるぐるする。
考えが、ぐるぐるして。]
…わから、ないッ…!!
[ひとつ、叫んだ。]
―Kirschbaum1F―
[降りたそこには、元気なくパフェをつつくダーヴィッドと。
マスターと話をしているティルの姿]
あ。
[休んでいる間に一つ思い出したことがある。
昨日のうねりに、翠樹の力を感じたのは何故?]
[乱れた髪を掻き上げ]
[気まずげに揺れるさまを、どう受け取ったか]
[大地の色した瞳を]
[見つめる。]
雷撃の力を纏った男と
陽光の力をもつ男が消えた。
私は雷撃の男の近くに居たが、その異変の元を辿って遺跡へ行くとお前が倒れて居た。
お前が、それを成したので無ければ手に負えぬ揺らぎを負おうとも、それが元で自失しようとも私の構うところではない。
だが、過ぎた力へ手を出して居たのであれば話は別だ。
[ひとつ叫ぶと、少し落ち着いた。
あんなに切望していた事が。実は。]
でも、もう遅い。
私は…
[言って、目は黒猫を探して周りを見る。
すこし離れた場所に居たのをみつけてほっと安堵し、寄っていって胸に抱く。
そのまま、ぺたりと墓場の入り口にあった木にもたれて座りこんだ。
手の中の猫の瞳を、じっと見つめる。]
―Kirschbaum1F―
[おりてきた影の精の視線に、微笑んで頭を下げる。]
こんにちは。
……ダーヴィッド。昨日はありがとう。
[一応それだけは言うものの、命を追うからか、扉にむかいかけ]
私は、咎められることを?
あぁ…シスターを抑えなければ。
望まれていないと思っていたから。
私が望むのは……戦争。混沌。その中に生まれる生命への渇望。
私が望むのは…
[ぶつぶつと、単調な音色で内で呟く。]
……質問してもいい?
[扉に向かうティルの背中に声を掛ける]
昨日動いた力。
私はその中に翠樹の波動を感じたの。
あれは、何故?
[少しだけ緊張しながら問いかける。
昨日のオトフリートの会話から違うようには思いつつも
もしかしたら、の不安がよぎった]
[扉に手をかけたところで聞こえた質問に、少し虚をつかれて]
え?
あぁ。……雷がいなくなったせいで、封じていた僕の力が、それを破ってでてこようとしたんだ。
全部出る前に、とめられて良かった。
[それから苗床は少し笑う]
君も、少しなりかけなかったかな?
でも影……君に負担をかけて申し訳なかった
ああ――
[アマンダは、温むを赦さぬ氷の精霊からもたらされた現実に、目を閉じて天を仰ぐ。
涙は無い。土と硝子で出来た器から、水は零れない。
アマンダの愛する平穏の欠片の一つであった、甘い物好きの探偵。
ほんの少しだけだが言葉を交わした、陽光のように穏やかな青年。
そして、イレーネは――やはり、これを知っていたのか、と]
手の平から零れ落ちていく平穏(安定)。支えるのは大地の役目]
…私は、支えようと、あそこに。
あの子が…イレーネが。
「これから」だと、言っていた、から。
[しばらくの後。
返された声は、金剛石のように硬く、*亀裂が入ったように脆く*]
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