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ハ…
[沈黙が降りて、更に問おうと名を呼びかけ。
落ちた言葉が耳に届いて、ロミルダは息を呑んだ。
手に力がこもって、黒い鳥がくしゃりと潰れる]
…そう、ですか。
[一歩後退る]
――…うん。
美味しかったよ。
まあ、当たりだとは思わなかったけれど。
[今にして思えば、エーリッヒが倒れていた時――妙な素振りをしていた。
けれど、そんなのは後付けだ。
深い意味なんて、あの時は、特になかった。
誰だって同じ。
そう、思っていたから]
へぇ…
[空気を吐き出すような小さい声
短刀と極細の針に静かに荷袋から出した薬液を塗りつける]
…ぁあ…だから
[探すものという言葉。ロミルダは自分を人狼でないと尋ねていたことを思いかえす」
[止まったところで、何か言えるわけでもなく。
ふる、と頭を振った後、向かう先は当初の目的地──ではなく、自分の個室。
抱えていたものは、適当な場所に置いて。
荷物袋の奥に押し込んできた小箱を引っ張り出した]
ハインが、闇の住人。
[淡々と事実を受け止める。特に何も思わないのはもう死んでしまっているからなのだろうか。
それよりもカルメンの反応の仕方が気になってしまう]
ローザさん。
[声に振り返る。
自分と同じように、その場の他者から反応を示されない人]
……はい。僕も死者です。
[軽く目を伏せる]
―回想―
お話、ですか?
わかったです。
[ゲルダの言葉にはあっさりとうなずいて見せた。
悪戯っぽい笑みにきょとんとして、釣られるように見せた笑顔は、やっぱり困ったようなものになっていた]
お願い、ですか?
[首を傾げたけれど、その場では問うことはしなかった]
[自分はクロエがどうして死んだかなどわからない。
ただ、カーラを置いてきたのなら。
彼女は、きっと、精一杯に何かをしたのだろうと。
そう、思って。]
そういえば、預かったまま返せなくなったな。
この子。
双花のローザちゃんなら、ブリジットさんも安心だっただろうにね。
[腕の中には、奇跡の結晶。
その名前を未だに呼ばぬのは、男自身の気後れか]
ま、後でユーリが布持ってくるから、それまでは待って手よ。
…にしても、遅いな。
[ちょいと脅かしすぎたかと一人ごちて、部屋を出て。
今度こそ、階段へと]
[───また、意識が飛んでいたらしい。
しばらくして、ヒカリを抱いて歩き回るダーヴィッドについてふよふよと漂っていた自分に気づいた]
あー、えーと。
[空白の記憶を少しずつ思い出していく。
その間に知ったことは、ブリジットにとっては、急転直下の激動の出来事だった]
……んー。
色々、あったようだね。
[一言で表した]
[振り向いたカルメンにはその表情は見えない。
笑う…哂うその顔は]
そう…オレ、だ。
まさか本当に「見つける」とは、ね。
[隠すことなどする気はないのか、あっさりとそれを認める]
で…どうする?
オレを殺すか?それとも…
[言葉を切って哂う]
[今は、その力を完全に使うことは出来ない。
だけどここにいるのは子供と目の見えぬ女が一人]
[ゆらり、と]
[下がろうとするロミルダに一歩、近寄って]
[そして、ローザの部屋に入るダーヴィッドについていくと、そこに見えるのは光の無いローザとクロエの姿]
およ。
やっほ。元気?
[おおよそ、死者の出会いとは予想もしがたい軽さで挨拶をした]
[小さな筒状のものをとりだして、口につけ、息を吹き。空気の通りを確認する]
(どうすっかなぁ…今か…後か…身体能力わからないしなぁ)
[いっそ誰かに犠牲になってもらうか…なんて平然とした思考が浮かぶ自分に少々呆れて、軽く髪をかきあげる]
[元気?と問うその姿に、面食らいながらも微笑み首を傾げた。]
ブリジットさん、久しぶり。
んー、とりあえず元気、かな?
死んじゃってるけど。
[こちらも、軽い調子で返事を返した。]
…じんろー、なら。
ころす。
[はきとした言葉。
それがカルメンのやるべきこと]
[けれど、その手段が今はあるとは思えない。
それでも、引くことは出来なかった]
ころされて、なんか、やらない。
[言いつつも、男の動きは見えない]
[持ち込んできた箱を開ける。
中に入っているのは、装飾の施された、短刀が一振り。
母曰く、父が『自分に』と置いていったものだという。
父への反発もあり、ずっと、棚の中に置き去りにしていたそれ。
それを持ってきたのは、予兆だったのか、それとも]
……別に、頼るつもりじゃないけど。
必要になるかも知んないから……持ってく。
[言い訳めいた呟きが零れる。
鸚鵡が聞いていたなら、呆れたように羽ばたいたところだろう]
[当の鸚鵡は、場で交わされる言葉に、落ち着きなくくるる、と小さく鳴いているのだが]
…っ、
[階上にいるゼルギウスに、ロミルダは気がつかない。
いつもと違う風に聞こえる声に、身を竦めて]
人狼、なら、…やっつけない、と。
[呟いてはみたけれど、手にあるのは萎びた烏だけ。
辺りに視線を彷徨わせながら、更に一歩、下がって]
[伏せた視線を上げ、何とも言えない表情になる]
…僕は。
[殺そうとしたゼルギウスはローザと親しかった。
複雑な感情をどう表せばいいのか解らないままローザを見る]
あ、ブリジットさん。
[軽い挨拶と交わされるローザの返事に力が抜けた。
表情が苦笑に近いものとなる]
変わらないですね。
(んー…でもさっくり殺りにいっちまうか。どうせ死ぬか生きるかの二択なら生きるに賭けるしかないっしょ)
[そこまで思って、身を潜めるのをやめようとしたところで、子連れの男と目が合う]
…よぅ。まだ二階にいたんだな
[苦笑を浮かべるクロエに、屈託無く笑って。
生きている時と同じように。笑って。]
だって。
変わらないもん。
死んだって、ここにいて。
生きてる皆が心配で。
[そこで一旦言葉を切って、柔らかに笑って。]
変われないよ。
死んじゃってるけどねえ。にはは。
[生前と同じような微笑を見せて、二人に近づいていった]
まあ、死んだとか言っても、あまり変わらないし。
逆に言えば、死んじゃったんだから、あまりくよくよしてもしょうがないわけだし。
後はまあ、ヒカリが生き残ってくれるのならば、守護霊として長く残っていようか、なーんて思うぐらいだよ。
あ。そうそう。
二人とも、出産のときのお手伝いありがとね。
前のときのように「何もしてないから」なんて返しは嫌だよ?
[笑みを浮かべながらぽんぽんと景気よく話した]
ところで、ダーヴィッドさん。
自分より明らかに強いやつに挑もうとするとき。
人…女性が犠牲になることでできる隙を狙うのと。背後から襲うのと。どちらがいいと思うかな?
[唐突にそんな言葉を紡ぎながら、細い筒状物体に、針を装填する]
やっつける?
どうやって?
お前に何が出来る?
[くっ、と、喉の奥で嘲笑うように]
ここでお前とカルメンをやれば、オレが何かを知ってるやつはいなくなる…
あぁ、そこの鸚鵡も、か。
そいつは賢いからな。
[ロミルダに向けた顔は、いつものそれとは既に違うもの]
[変化こそしてはいないが、どこか獣じみた]
[弱いものを弄るのを愉しむような]
[向かった部屋には、人の姿はなく。
ほっとしたような、違うような、不可解な気分に囚われる。
ともあれ、亡骸に毛布をかけ、周囲の真紅を布で取れるだけ取り。
川の神への祈りの言葉を紡いでから、部屋を出る]
……そいや、なんかさっき妙な感じだったけど。
何か、あった……の、かな。
[掠れた声で呟き、階段の方へと足を向ける。
痛みは、多少薄れて。
代わりに、何か、急かされるような。
そんな心地がしていた]
そりゃ、全室まわってたからね。
後はロミちゃん見つけて伝えるだけなんだけど。
って、わけでロミちゃん見なかった?
[階下の様子には未だ気付かず、問いかける声は軽い。
足は止まることなく、階段へとかかって。
けれど、唐突な問いかけに、階下の様子を先に眺めようと]
…おまえね。
今、さらっと酷い選択肢上げたよな。
[呆れに似た声は、けれど、すぐに答えを選ぶことはしない]
[泣きそうな顔で、二人の女性を見る]
でも僕は殺そうとした。
止まることが出来なかった。
もう、止めることもできないっ。
[奥歯をギュッと噛み締める]
…ヒカリちゃん。
[何もしなかったわけでは、たしかにない。
あの時は生まれる命を助けたいと思っていた]
ロミちゃん…カーラ…!
……ぜ、る…?
[ロミとカーラに危険が迫っている、その場にいるゼルがダーヴィッドに問いかける言葉に、凍りつく。]
[でも、何を言えばいいのか、わからない。]
もう、関われないよ。
[カルメンに手を伸ばすクロエに、真顔で告げた]
すでに第3の壁が行く手を遮った。
その壁を破るには、長い長い時間をかけて培う自分の力によってのみ。
もしかしたら、短い時間でも出来る人がいるかもしれないけれど、それでも「今」は無理。
今は視るだけしかできないから、せめて、心だけは狂わぬようしっかりと保ちなさい。
[死について語る彼女は、普段よりも理論的で、少しだけ冷徹に見えた]
ああ、ロミちゃん?下にいるよ
今から人狼ことハインリヒさんに食われそうになるんじゃね?
[軽い口調とあわせるように軽い口調でいって]
ひどいかぁ…やっぱそう思うのが普通だよなぁ…
ま、ちなみに俺の答えは………殺れればどっちでもいいかな
[回答を出さないダーヴィッドにあっさりそんなことをいって、筒状のものを口にして、階段より姿を出し、息を鋭く吐き。毒を塗った針を階下に見えるハインリヒの背中に向けて放つ]
…でも、
[見たことの無い表情を見せるハインリヒを、ロミルダは困ったような、怯えたような、感情の入り混じる顔で見上げて]
でも、人狼だから、
…やらなきゃ、だめです。
[カルメンの言葉に後押しされるように、くるりと背を向けて、駆け出した。
逃げ出したようにも見えるかも知れないその足は、台所へ向かおうと]
…どう、いたしまして。
でも、こっちもありがとう。
ちょっとでも、お母さんみたいな気持ちになれたの、ヒカリちゃんのおかげだから。
[殺そうとした、と言うクロエに、微笑みを向ける]
…みんな、そうだよ。
きっと、あたしだって。
[生きてたら、そうする。ゼルを守る為に。そう言葉には出さずに呟き。
はっとした。]
……なに、してんの?
[階段付近の、二人の様子に、首を傾げる。
ゼルギウスの選択肢は、ぎりぎりで聞こえなかったが、多分、幸い。色んな意味で]
死んだ後に狂えるものになるなんて、誰も望んでいない。
安らかになってほしいと、誰もが願っている。
視るだけしか出来ないのならば、ただ心は強くなりなさい。
弱さにくじけそうになるなら、周りにいるものに力を借りなさい。
……例え、ここにいる人達が殺し殺された間柄であったとしても、今は此処を漂っているという仲間でしょう?
[言いながら、二人に手を伸ばしてみた]
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