情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
カルメン。
……彼女 を。
ッ、 く──
[人間の頭部は存外に重い、ダーヴィッドの首筋のバンドを確認しようとして、己自身が上手く動けない事に気付く。衣服で分からないが左脇腹から腰に掛けてが、不味くなっている気がした。だが、ダーヴィッドの吐息で皮膚が僅かに湿るのが分かる。]
ダーヴィッドは、
生きてる。
[緩慢な動作で、意識を失ったダーヴィッドに負荷をかけないよう、床に倒れ込みながら、赤毛をまさぐり──数値を確認した。]
数値 さがっ……た。
[ブリジッドに、理解出来た助かると言う風に頷いた。──ぎこちない動作だ。
それから首を横に振る。スローモーション。ブリジッドだけではなく、ハイリンヒにも、その場に居た全員に、特に動かなくなってしまったゲルダに届くように、出来得る限りの明瞭な声で言った。]
ダーヴィッドで
なければ、
私が
カルメンを殺した
かもしれん。
[もう一度呻き、サーベルの鞘に触れようとする。ハインリヒが声を掛けてくれた事に気付くが、己の事となると答え方が思い付かなかった。]
[ケホ…咳の後、ゲルダの首の数値を確認して。
虚ろな眸を隠さぬゲルダの頭を撫ぜて離れる。
――…その色を見る度、脳裏が揺れそうになる。
ダーヴィッド達へと振り返ったのは、
眸から目を逸らすためでもあったかもしれず]
薬…は、本物って…わけか。
[ヘルムートの報告、注射器を探すように
紺青を泳がせてからヘルムートの下へ向かう。]
腕、出せ。
[相手が動く前にヘルムートの腕を掴むと
袖を捲くって手早に注射を打った。]
発作……。
[その一言に、少しだけ歪む表情。
嗚呼、生前気がつくことが出来なかった。
リディもイレーネも、石化病と持病とを抱えるのは、
どれほど負担だったろうと。]
ごめんね。持病があるのに気がついて上げられなくて。
悲しいのも苦しいのも当り前だよ。
だって、君の心はまだ此処に在るんだから。
胸が痛むのは何も、身体だけからくるものじゃない。
[慰めるように、優しく、彼女の髪を梳いた。]
[少しの空白の後──、]
一本寄越してくれれば、
多分、自分で打てる。
……ダーヴィッドが、見た目より重いんだ。
[口端を僅かに捲り上げて、そう言った。けれども、ハインリヒの処置には素直に従う。体内を流れる冷たく熱い薬液──手足の痺れが取れ、感覚が戻って来る。そう、左脇腹の縫合後が引き攣れる痛み。身体の軋みが。]
意味、は、
──恐らく、
ダーヴィッドが
カルメンを殺した。
少なくとも、死を確認している、と思う。
[胸を上下させて、息を吐いた。意識を失う際のダーヴィッドの言葉を、先刻のブリジッドのようにハインリヒに伝え、]
恐らく、それで酷くショックを……。
とは、推察に過ぎない。真実は、彼の意識が戻らない事には。
否、二階へ向かう方が先か──。
[カシャンと空になったアンプルが落ちて音を鳴らす。]
―――… …んで…
[殺した…?声が掠れる、また咳が零れた。
ダーヴィッドを見て、きつく眉を寄せて。
ヘルムートに問うてもそれ以上の答えは返らないだろう。
意識を落とした、ダーヴィッドに聞かないことには。
けれども、ゲルダの眸はまるで…]
――…下、先に行く。
後から…、……
[なんとか、そう口にするとその場から立ち上がる。]
/*
えーっと、もうちょっと意識飛ばしてます。重くてごめん。
しかし、アーベル大丈夫かな。
なんという赤ログオンステージ……。
あ、コミットと仮セットもしとこ
消防士 ダーヴィッドが「時間を進める」を選択しました。
[殺す。殺した。誰が。誰を。
いつから、こんな風に周囲は変化してしまったのだろう。
さっきまでみんなで生きようとしていたはずなのに]
[思考を巡らせても、解らなくて
傍にいるベアトリーチェの手を優しく握って
ハインリヒが下へ行くと言うならベアトリーチェの背をそっと後押しする。彼に注射を後ででいいから打って貰いなさいと。]
…3階、奥に…屋上への扉があるわ。
扉の左手…何かあって――
ライヒアルトと…ナターリエは多分、そこに。
……いって、くるわ。
つたえることが 多い…から。
[再びゲルダ達の下へ…、
ゲルダの様子はまだ戻らぬのだろうか。
――――虚ろな 瞳。]
………ェ ル。
[呟いたのはゲルダではなく、違う名前。
ゆるく、かぶりを振って]
…お嬢さん達に薬を打つのは…下へ行ってからにしよう。
即効性で…数値が下がるのが思った以上に早いから…
打った後は、少し疲れると思っておいてくれ。
[行けるか?そう訊いてから。
ゲルダが動けないようなら抱き上げて階下に連れて行くつもりだ。]
[耳に届いたのは、毅然とした声。
肌に感じたのはやわらかいぬくもり。
ゆっくりと、目をあげる。
だいじょうぶ、と伝えようと動く唇。
けれども喉は、空気を震わせる事がもう出来なかった。]
…いいえ。
[謝られて、また首を横に振る]
私、言わなかったんだもの。
石化病が治るまでは内緒にするって約束したから。
[カルテの改竄。それが意味あったのかどうかは別として、権利が消えないようにと約束した]
心が苦しい…。
そう、見てるだけって苦しいの。
[優しい手の下で、小さく震えた。
甘えさせてくれる人がいると、甘えてしまう]
でも。
向こうにいる人だって苦しいのよね。
心も身体も、両方。
[それが生きているということ。
羨望と、同情のような何かと。声の響きは複雑になった]
[違和感。
ゲルダの様子に眸を眇める。
…この症状は…よく、知っている。]
――…あまり、強く抑えないほうがいい。
[喉元を押さえるゲルダに落ち着いた声で告げて
自分の喉元を抑えて]
…多分、ここに来てる。
薬を使えば落ち着いて…喋れるようになるだろうから。
それまでの辛抱だ。
[足取りはしっかりとしたゲルダに頷いて]
…
[1人は危険。右側だけ松葉杖をついて立ち上がり
少しだけ不思議そうな顔をしてブリジットへ顔を向ける。]
…私は、1人じゃないわ。
[それとも一緒に来てくれるのかと思い、足を運ぶのを止めた。]
云わないように、か。
此方の事情を知ってる人が、近くに居られたんだね。
……イレーネさんを、とても心配した人が。
[イレーネの言葉の意味合いが分って、微笑む。
持病が分かれば、選に漏れると考えた人がいたのだろう。
そう考えれば――きっと彼女は、愛されていたのだと。]
うん。見ているだけって辛いね。
僕も一緒だ……。
[髪を撫でていた手は、
彼女をあやすように背をポンポンと撫でる。
あちらの世界には届かない、声もこの手も。
だから、せめて……]
僕でよければ、辛かったら話して欲しいな。
例えば、生きている人が羨ましいとか、そんな感情だとしても。
[こちらの世界で、護れるものがあるのならば。
それがきっと――自分が此処に在る理由だと。
複雑な感情が混じる声に、浮かべるのは微笑。]
独りじゃないよ。
[それはイレーネだけに向けた言葉でなく。
リディにも――そして、カルメンにも。]
兄さんが医者だったの。
抽選といっても、人の手が関わることだからって。
少しでも研究に近い人のところは、良く行っていたみたい。
[可能性に賭けて、それでも家族で選ばれることが出来たのは自分一人だったけれど]
エーリッヒさんも辛いの?
…そうだわ。同じなんだもの。
[あやすように背中を撫でられて。
瑠璃で見上げると、そっと手を伸ばしてもう片方の手を、その腕ごと握り締めようとした。
疲れていても抱きしめてくれた兄にしていたように]
[ハインリヒの言葉にうなずいて、笑おうとした。
けれど、きっと情けない顔にしかならなかっただろう。
倒れて眠るダーヴ。それに寄り添ったまま辛そうなヘルムートさん。
心配そうに、見つめる。]
清掃員 ゲルダは、写眞家 アーベル を投票先に選びました。
……1人では ない?
[ただ不思議そうに その言葉を繰りかえす。
下に行くなら
見るだろうか彼女を
カルメンを 確かめるのが 怖い。
――要らない
――意味などないと、もう]
…、蛇を追い払うくらいは、出来てよ。きっと。
[と、階段を昇る。
それから、階段の上からハインリヒを見下ろして
暫く見つめて]
…後で薬を打って頂戴。
あ〜……なるほど、お兄さんが。
イレーネさんの、お兄さんなら、僕と年齢近いのかな。
[イレーネの印象的な瑠璃を見るたび、記憶の端に引っかかる人。
学部内の新勧コンパで少しだけ話した、
同じ瑠璃が印象的な先輩が
――そうかどうかは分からないけれど。
イメージとして、優しいその青年を、彼女の兄のイメージに重ねる。]
そう。同じだよ……。
[もう片方の腕を握り締められれば、少し驚いた顔をして。
けれど、彼女の兄がしていただろうことをなどるように、
――優しく落ち着けるように、抱きしめた。]
―6の部屋―
うーん、そろそろ大丈夫そうです。
それに見張りもあきたです。
[拳を握り、腕を回して感触を確かめる。
問題ない、痛みは多少あるが周りの人間に比べたら軽症だ。
それに、じっとしてるのはあまり得意じゃなかった]
羨ましい。生きているのは羨ましいわ。
だって触れることも話すこともできるんだもの。
私だって死にたくなんかなかった。
なんで私が死ななくちゃいけなかったの…!?
[話していいと言われて、暗い感情の一部を吐き出す。
心の苦しさが少しだけ減った気がした]
独り、じゃない。
そう。私だけじゃないよね…。
[浮かべられた微笑にも宥められる。
リディを、カルメンを、ギュンターを。瑠璃の向けられる範囲にいるなら順番に見て、息を吐いた]
うん、大丈夫。
独りじゃなかったら、きっと見ていられると思うの。
苦しくても、我慢できると思う。
[ハインリヒとブリジットの疑問形の言葉に
そっと胸元に手を置いて表情を緩めた。]
糸もある。
だけど…蛇は、そうね――お願い。
でも、貴方も…好きじゃないでしょう?
[核心めいたような言葉を伝えて
注射器の入った箱はハインリヒ辺りに預ければ
松葉杖をつきながら歩きだす。]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [16] [17] [18] [19] [20] [21] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新