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─→広間─
[それ以上の言葉を娘に返すことはなく、階段を降りた。
シスターが人狼と宣を受けた>>145時には居合わせていなかったが、昨日のやり取りから予測できない筈もなく。
だが広間を出た“見出す者”>>154とすれ違った時、向けたのは短い挨拶の言葉だけだった。
その行き先を変える事も、彼女を目で追う事すらせず]
おはよう。
[いつもと変わらない顔で、広間の扉を潜った]
どういたしまして。
[ユリアンの礼>>150に笑みを浮かべ返礼を返す。
余談ではあるが。
普段の少女の料理は【見た目も味も最悪】である事をここに記載しておく。
エーリッヒの翠が僅か揺らぐ>>149のに、
少女は気付けなかった。]
……予測済み、かよ。
[返される、落ち着いたコエに、零れたのはどこか呆れた響きのコエ]
そりゃ、ま。
屋敷から逃げたところで、どうにもならんだろうけど。
[陸の孤島となったここからは、到底、逃れられぬのだと。
それは、理解しているから、待っている、というのを咎める事はない。
そも、クロエを引き止めなかった時点で、何もいう事はできぬのだから]
めぐり合わせ、ね。
……こんなついてないめぐり合わせっていうのも、珍しい気はするけれど。
[呼ばれた二つの名。
銀の獣は嘆息するような気配をひとつ、落として]
……ああ。
俺は、俺の、思うまま……に。
今までも、ずっと、そうしてきた、から。
あなたたちを見出すのは私。
生あるあなたたちを追い詰めるのも私。
それなのに何故?
知って…いたでしょう…?
[慈悲の名を持つ刃は、真っ直ぐに修道女へと向けられたまま。
問いを紡ぐクロエの唇の端が、震えた]
― → 広間 ―
[ベアトリーチェがスープを作り、広間に少しずつ人が集まってくる。
集まってきた彼らに自分が見えていないと思うと、周りに人はいるのにやっぱり寂しかった]
………ナタちゃん、が。人狼?
[クロエ>>145がベアトリーチェに告げる言葉を聞いて、こてりと首を傾げた。
人狼がどういう存在かは、昨日ハンスから聞いたのを覚えている]
………あたしや、ベルさんを殺した…ナタちゃんが?
[可愛くて、ドジッ子で、優しいナターリエ。
殺された前後の事を覚えていないから、そのナターリエと自分たちを殺した『人狼』とがなかなか結びつかなくて。
ただぼんやりと、周りの話をきいていた]
ええっと。
武器、持ってお姉ちゃんを追わなきゃ。
[少女に身を守る術はない。
祖父が教えてくれなかったこともある。
厨房へと戻って、銀製のナイフを一つ見繕おうと、
向かいかけた所で聞こえた挨拶>>157。]
ライヒ、お兄ちゃん。
[ポツ、と。声の主の名を呼んだ。]
そうですね。
私達は間違いなく人です。
[椅子に座るが様子無いのも、スティレットの刃を抜く様子にも動じた様子はなく、その様子は彼女を見送るときにライヒアルトの様子に少し被ったかもしれない。
問いかけに返す言葉、複数の数を示しながら、
それは単に人狼という存在全部ととられたか、この場にいる数ととられただろうか]
思いは真実ですけれどもね。
[言葉を区切り、まだ月のあがらぬ時間の窓の外を見る]
お互い、ついていないですねと、いえばよいのでしょうか。
憎しみで殺しますか?それとも、従って…といってもどこまでの自覚があるのかはわかりませんが。
[視線は窓を向いたままクロエの方を見ていなかった]
研究生 エーリッヒは、シスター ナターリエ を投票先に選びました。
悪くはなかったです。
[目の前にいたならば、いつものような微笑みを浮かべていただろう雰囲気のコエで]
めったにできない巡り会わせでもありますしね。
その行く道に、光があることを祈っておきますよ
[月の光を]
……まあ、な。
そう、何度もおきる廻り合わせじゃないだろうけど。
[ぽつり、呟く。
コエの調子から、表情は何となく、読めた]
……ありがと、な。
あえた事は。
決して、悪いことじゃなかったって。
そう……思ってる。
クロエさんが、死にたかったですか?
[問いかけに一度問い返してから]
大切な人のことを思えば、確かにそれもわからなくはないです。
私は、皆さんほど仲良く交わってもいなかったですしね。
[歳の近い中では、どちらかといえば輪から外れた位置にいた為、
他のみんなに比べれば自分に対する親密度も低めであった]
幻燈歌はご存知ですよね?
ならば理由に察しはつくと思います。
花に導かれるのもまた、運命とでもいえばいいのでしょうか。
細工師 クロエが「時間を進める」を取り消しました。
─ 2階廊下 ─
[ぐるぐる、ぶつぶつ、廊下に立ち尽くしたまんまで考え込んどったら、クロエさんが真っ直ぐナティの部屋に向かってった>>154。
泣きはらした目ぇで表情があらへん。
ぁ、て思うたんやけど、それ見たら声かけぇことは出来ひんかった]
…… ぁれ、 クロエさん いま なんか もって
[はた、と気付いたんはクロエさんがナティん部屋に入ってからんこと。
もう扉は閉まってしもてるさかい、確認するんは出来んかった]
… まぁ、 ナティ も クロエさんに 会いたそう やったしな
[そう思て、それ以上の詮索はせんかった。
もしクロエさんがナティん部屋を訪れた理由に少しでも思い当たっとったら、部屋ん飛び込んどったかもしれんけど、それが起こることはあらへんかった。
理由に気付けへんくらい、人狼探せぇ人についての比重が薄かってん。
御伽噺のことも、半信半疑なままやったさかいな]
/*
お、伸びたか。まあ、それが正解かの。ナタも喋り足りなかろうて。
あ、上の独り言は、単なる独り身のやっかみなので、気にせずにね。>と、エピで見るはずの人達に言っておく。
細工師 クロエが「時間を進める」を選択しました。
/*
ところで、真面目に考えると、襲撃先は三択かな?
私が狼だったら、ロザにいって、GJ出しますが、あと、有りそうなのはクロエとベア。
LWの性格上、ここでベアは無いと読むので、実質二択じゃないかしらねー。
少しでも救いになったのならば、よかったです。
[そう語る声の様子は偽りのないまっすぐなもの。
逸れる事の無い刃には気付いていなかったが]
どうぞ……、覚悟があるのならば、その刃を向けることは間違いではありません。
[やさしくクロエに諭すように、そう仕向けるかのように語り掛けた]
今ならばそれも、叶いやすいでしょう。
今の私につきはないようですから。
[そして、クロエの方に振り向き微笑みかける慈愛と悲哀に満ちたような様子で]
私も従うだけです。
ライヒ兄さんが、少しでも望むように喜ばせられたら嬉しいです……。
ああ、でも喜ぶとかそういうこととは別のところに……、
もし、私が死んだときには少しでも悲しんでもらえる……かな?
[クロエに問いかけるようで、自問自答のような言葉を紡ぎ、視線だけはクロエに向けたままでいた]
……。死にたくも死なせたくも、なかったよ。
[守り守られると約束をしたのだから]
それでも守りたかった。
それも、あなたは運命と言ってしまうの。
[ことりと床に音を響かせ、ナターリエへと歩み寄る。
悲しみを沈ませた漆黒に、憎悪の色は浮かべられぬまま]
― 2階/ナターリエの部屋 ―
[旅人は、何かの予感を感じたように、クロエの後をついて部屋に入り、その言葉を聞く。アーベルとミリィ、もしかするとカルメンもそこに現れていたかもしれないが]
ナターリエさん、が?
[人狼なのか、と、クロエが広間で既にそれを口にした事を知らない旅人は、半信半疑に呟く]
[見守る事しか出来ぬ死者は近く遠くその光景を見つめる。
そんな風に、孫娘を見守るギュンターの気配を近く感じたが
男は彼を探すことはしなかった。
大事な者の無事を祈るのは誰しも同じであろうと思う]
シスター ナターリエは、細工師 クロエ を能力(襲う)の対象に選びました。
[影の護り手たるライヒアルトが、彼女を庇ったのだとしたら、確かにそれは自然な事とは思われた。だが、旅人は同時に疑問に思う]
どうして、来ないんだろう?
[ライヒアルトは、常にナターリエのことを気にかけているように旅人には見えていた。それなのに、今、この場に彼の姿が無い事が、とても不思議に思える]
運命と、そう思わなければ……
では、私達は何に縋り、何に祈り、そして何に頼ればいいのでしょうね……?
[一度だけ、伏せた目がクロエから視線をはずされ]
苦しみを抱くことも生きることです。それが理不尽であっても。
頼れる人が生きて残っているのならば、きっとそれが答えなのかもしれません。
頼る人がいる分、失うこともあるのも真実なのでしょうけど。
[深く悲しみを含んだ声で]
変えるのではありませんよ。自分が選んで進む。
私がこの道を選びました。
クロエさんも、自分の選ぶ道を進んでください。
[視線は一度、その握られた刃に、そしてじっと目を見つめる]
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