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[剣戟の音。]
[月下に舞うは、彼女からすれば別次元のモノが2人。]
[守るモノと、奪うモノ。]
[ふわふわと漂い、それらを見つめながら彼女は考えている。]
[手応えが伝わる。捉えた、と。
跳躍して距離を開け、紅を構え直す憑魔の様子に、一つ、息を吐いて。
刃を握る手に、力を入れなおす]
……終わらせる……。
[小さな呟きは、何に対して向けられたものか。
地を蹴り、右側面に回りこむように走る……と、見せ掛け、直前で左へと跳ぶ。
そこに隙が生じるか否かは、ある種の賭け。
そんな事を考えつつ、踏み込みながら切り上げの一撃を叩き込もうと]
私は今、何を見ているのだろうか?
私の存在は結局はなんなんだろう?
私にとってはこれが現実ではある。
だが、現実の世界では既に消えた存在。
私が現実だと思っていた世界では幽霊とでも言うのが最適なのだろうけど。
結局、私は何も手に入れないまま、消え行くしかないのだろうか?
……こうなってしまった今となっては、もうどうでもいい事なのかも知れない。
なのに、なぜ私は考えてしまうのだろう?
/中/
悠一郎はもうちょいナンパなキャラなら、"言い寄られて疎ましく思ってる"なんて縁故設定を考えてたのですけど、彼の場合言い寄らずとも女の方が寄ってきそうでしたからね。なので縁故を結べませんでしたっけ。
マイコは狂いっぷりが素敵だなぁ、と。最後まで生き残ったらどういうオチを付けるのかも楽しみだったり。
[終わらせる。
すい、と身を沈める。
疾走する司の姿が、視界から消えた。
その姿は光を失った、
否、かつて司によって奪われた憑魔の左目の、死角に。]
……くッ
[風が切裂く。深く。
弧を描いて血飛沫が舞う。
紅の刃が、形を失って散る。
ゆらりと倒れる。]
[視線は少女から外れ、また彷徨い。
不意にぴたりと動きを止めた。
視線の先には仔犬を抱く少年。]
………ぁ、
[ゆらりと揺れた。]
/*
最後だから
打ち返しとか
カウンター戦のほうが
良いだろうという意見もごもっともです。
最も盛り上がりにかけるオチを選んですみません。
ダイスの数字がログに入るのが嫌でした。
*/
[彼は確か友人で、]
[心の何処かでは嫉妬していた。]
[部活内での彼は“普通”では無かったから。]
[ずっと羨ましくて、]
[ずっと妬ましくて、]
……イチ君。
[紅が散り、紅が舞う。
舞い散る薄紅と交差するそれは、美しく見えたろうか。
真新しい白の胴着に、紅が跳ねるのも厭う事無く。
倒れる憑魔を、静かに見つめ]
……これで、終わる……終わりに、する、よ。
過去に、囚われるのも……何もかも。
[すり抜けてゆく身体。
流れてゆく紅。
届かない手。
そう、これが現実]
音色…。
[唇を噛み締めて。
手を引くとその傍らに立ち直した]
[持ち上げかけた腕が、しかし小さく痙攣して地に落ちる。
落ちる花のなかただ横たわり]
……司が地水火風森羅万象に属するものであれば
我ら憑魔はお前たち、ひとに、ひとのこころに属するもの
きっと我らはそもそも分たれるべきものではなく
ひとの持つ幾つかの側面の、不意に分かれてしまったもの。
誰であれ彼であれひとのこころに棲まうは闇
おれこそがその淵より出て来たりしもの
こころの闇に身を委ねて生きるも、
ひとつの幸福の在り方。
それを否定する事があればお前の心はやがて己が身を喰らう。
[あかい色が舞う。
少女が崩れる。
信じていた。
彼女だけは、敵ではないと。
愛しい者を殺したモノ――“憑魔”ではないと。
信じ込まされていた。]
……くだんねぇ。
[笑う。数日前、桜の怪談を思いながら零した嘲笑を、自分に向けて。]
…馬鹿みてぇ。
[笑いながら、片方の目から涙が一筋流れた。生きている間とうとう零すことのなかったものが、今になって。]
……ああ。
確かに、司も憑魔も、元は同じものなのかも知れない。
[自らの存在を認めた今では、素直にそう思えて]
……闇を持たない人間なんて、いない。
俺だって、抱えてる、から……。
[それは、例えば実家での居場所の事とか。
敢えて見ずにいた想いの事とか。
どれも、日常的で人間的なもの]
……その時は。
他の司が、俺を浄めて、還してくれる。
[そういうものだから、と。掠めるような、笑み]
[緋の花が咲き乱れた。]
[伏せたのは奪うモノ。]
[其れを相変わらず冷めた瞳で見つめている。]
[同級生だった其れが零す言葉は、現実ではあろうけども、真実には思えず。]
身を委ねる側は表面的には幸福かも知れない。
でも、その代償として別の悲しみを生み出すだけじゃないかな?
そして、本人も失うことに気づかないまま、失っていくだけじゃないかな?
ねぇ?何を得られた?
この狂った現実を生み出して。
……そう。
そうやって、
刹那の願いの影に隠れてしまって
ほんとうは失いたく無いものを無為に失いながら。
[吐息も絶え、静かに目を伏せた。]
[その頃、桜繚学園一帯を外界と隔てていた結界の一要素、
憑魔の司る部分は中天からほどけていた。
不可視であった障壁は、解ける度に一辺一辺、
桜の花びらの形になり下界へ落ちゆく。
やがて埋め尽くすほどの無数の花弁が
遥か上空から深々と降り注ぐ。]
[同じであって同じでない。
自分がどれだけ幼かったのかを思い知る。
それは真実の一端で。
同時に全てではなく]
ひとであるがゆえに。
かなしいよね。
[その言葉を紡いだのは。
人の思いか、憑魔の残滓か]
けれどそれをもつのが。
ひと、なんだ。
そういうこと、だったのかな……
[決着が着いたと見て、弓を降ろす]
……榎本さん……
[声は小さく…彼女には聞こえなかったかもしれない]
もう一度……君のフルートが聞きたかったよ……
[舞う薄紅に、僅か、目を細め。
それから、手にした風の刃を一度、見やる]
……無くしてから、何かを見出せる事も……ないわけじゃ、ないけど、ね。
[僅か、目を伏せつつ、呟く。呟きは、果たして届くだろうか。届いたから、どうなるものでもないのだけれど。
そんな事を考えつつ、倒れた傍らに膝を突き、風の刃をその胸に突き立てる。
憑魔の拠り代を、取り出すために。広がる、紅。
拠り代──人の命の象徴は、その色彩の中に冴え冴えと]
器は大地に、魂は天空に。
[言葉と共に、薄紅が舞う]
再び輪廻の内へと還しゆかん。
世を巡り流れを兆すもの、風の流れ司りし者の名において。
……魔の拠り代となりし者、その存在を……。
還さん。
失って初めて。
それに気が付くだなんて。
[力を失ってゆく憑魔の傍に跪く]
それでも最後に。
知ることが出来たよ。
……遅すぎたかもしれないけれど……
[その周囲には、ゆらりと、薄紅が舞っている]
[例えば榎本芙由がそのときかけられた言葉に何と答えたか
それは最早想像に頼るのみない。
音色と呼ばれた過去を懐かしんだか、
礼を述べたかまた嫌悪の表情でも見せただろうか。
答えを知り及ぶか、花はただ*舞い散る*。]
[届くはずのない問い掛けを呟けば、何かが頬を掠めていった。]
[見上げれば、薄紅がはらはらと舞い踊り。]
[思わず彼女は手を伸ばし、目を細め。]
綺麗、だね……。
[降りしきる花。拡散して行く光。]
……嘘、だったのかな。
全部。
[あの日宙に消えて行った花の欠片を想った。
瞳に映るのは哀しみか、憎しみか、或いはその何方もか、何方も違うのか。]
[光と薄紅が散るのを見やりつつ、自らの手に残ったもの──拠り代を、見やる]
……受け入れたからには、これは、なすべき事。
[静かに呟いて、まだ微かに温もりを帯びたそれを、口にする。
……やはり、感じるのは、嫌悪感だけで。
吐き出しそうになるのを堪えつつ、飲み下し。
その力を、自らの内に取り込んで]
マコトは、 フユ を投票先に選びました。
[剣戟を遥かに聞いて、囁きを微かに聴いて。
閉じていた目を、薄く、開いた。
天から舞い降りる花びらが、頬を撫ぜる。
掬い取ろうと、掌を広げたけれど、
触れた欠片は雪の如く、溶けて、消えた。
夢から醒めるように、夢の中に落ちるように]
―――…寂しいな。
[零れた感想は、“綺麗”ではなくて。
腕の中の仔犬は、細く、鳴き声をあげる。
花に埋もれるように、意識は、*薄れていった*]
ショウは、 フユ を投票先に選びました。
[そういえば、この場に“いる”少女たちの死を洋亮は知らなかった。
それは最早如何でも良いことだったけれど。
それは或いは、彼に向けられた言の葉ではなかったかも知れないけれど、]
…ああ。
綺麗だ。
[小さく呟いて、瞼を伏せた。]
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