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[と思いきや。
当人は唐突に叫び声を上げて、脇を駆けて行った。
あの様子では恐らく、こちらにも気付いてはいまい。
唖然と見送り、視線を戻せばそこには同じく唖然とした子供が1人]
…えっと。
何か、ありましたか?
― 図書館前 ―
[何か思いっきり逃げようとしているのがわかった。おまけに逃げ損ねたのも]
こんにちは、じゃないだろう。何をやってるんだ、お前は?
[呆れた声は容赦ない]
[絵師様がそこに居ると知ったら、どんだけ無茶でも足を止めたにちがいない。
だが少女はそれに気付くわけもなく、スピードもアレだった。
一応、ちょっとは避けられた(※壁に向かって)のだからよしとしようか。
どっかぶつかった気がするが、少女はしっかり壁にべたーんと大きな音を立ててぶつかったので、どこだか一瞬でわからなくなった。
とんでもなく酷い音で、しばらく少女は壁にはりついたまま動きを止めた。]
いや、なんと申しますか…
[容赦のない声につつーっと汗が流れる。混乱してるためいつものように頭も回らず何か気の聞いた言葉も思いつかない。]
……どうしてらっしゃるかなーと思いまして、噂になっていたものですから
[結局少し考えて諦め物陰からちゃんと出てきつついった]
[とりあえず、正面衝突は免れた、ものの。
それよりももっとヤバそうな正面衝突に、しばし、唖然]
……いやいやいや。
若いってのは、いい事、だけど、なぁ……。
[明らかに論点のズレた呟きをもらした後]
大丈夫かーい?
[動きを止める少女に、声をかけた]
― 図書館前 ―
噂?
[アーベルが、自分を苦手にしているのは察していたから、わざわざここまで様子を見にくる程の噂というのが見当つかずに、首を傾げる。まさか先刻聞いたリディの誇大妄想が、そこまで広まっているとは思いもよらず]
どんな噂だ?
[それでも、なんだか嫌な予感がしたので問い返してみた]
…はあ。
そう、ですか。
[何やら間抜けな反応になった。
その手のことは苦手、というより疎いので、どう反応していいか分からなかったというのが正しい]
それはそうと、そろそろ帰る時間じゃないですか?
親御さんが心配しますよ。
[実際の時間は分からないものの、そう言って子供の頭を撫で。
帰ると行って駆け出す子を見送った。
その先に、これまた知った姿を発見]
[尻餅をついたまま、きょとん。
べたんと壁に張り付いた少女を見て
ぱたぱたと尻をはたいて立ち上がった。]
だいじょうぶ?
[言いながら、顔はエーリッヒにも向けて。
笑顔のまま、心配げに眉をひそめて
ふたりをゆっくり交互にみた。]
う、うー
[ぷはっと顔を外して、なんとか壁から離れた。
白い跡がついているのは、ご愛嬌というかなんというか。
抱えてたはずの布がぱさりとおちて、その上にへたりこんだ。]
だいじょーぶじゃないー
…………だって絵師様のまぼろしがみえるー
[にへらーと笑った。
色々やばいところを打ったらしい。]
ええ。噂ですが
[暇だからってなれないことするものじゃない。と思ったりしつつ言うべきか考えたあと]
さっきおばちゃんたちから聞いたんですが
オトフリート先生とミリィ先生が、メイクラブとかなんとか
[どうせ伝わるだろうから隠さずに言ってしまう]
……ああ、俺は、大丈夫。
[エルザに一つ、頷いて。
ぶつかった、と言ってもほとんどかすっただけだったので、転ぶ事もなく。
いや、ここで転んだら個人的には惨事だったのが]
……まぼろし、て。
俺は歩く蜃気楼かい。
[にへらー、と笑いながらの言葉に、ため息一つ]
見るからに、大丈夫じゃないなぁ。
はいはい、しっかりしよう、しっかり。
[軽い口調で言いつつ、ぴたぴた、と軽く頬を叩いてみたり]
― 図書館前 ―
・・・・・・・・・・・・・・・
[長いながーい、沈黙の後]
なるほど。
[氷点下の声で呟いて、半眼でアーベルを見た]
で、それを信じて覗きに来たのか?
なんか。ミリィ先生とオトフリート先生が図書館でこっそり愛を育んでいるとか。
眼鏡をおそろいのものにしてるとか。結婚まで間近だとか
[自分がどう思ってるかはともかく聞いた話をそのままに。噂は尾ひれ背びれをつけたようで]
ぉ。ミハエル。やっほ
[幼馴染の姿が見えてちょっとほっとした]
いや、全部信じたんじゃないですよ。ええ…一応。
[ミハエルが来てほっとしたところで氷点下の眼差しを受けて再度かたまりつつ]
ただ火のないところに煙はたちませんし、なにかしら噂が立つ元凶があったんじゃないかなーとも思いまして
[曖昧に濁す。ようは暇なのもあるが、いまいちわかってないから見にきたとも言う。]
えええええー、
まぼろしだよぉ
[とか呟いたときに、ぴたぴたされて、固まった。
なんか感覚あるとか、そんな感じでぴたりと固まった。]
……は?
……へ?
………… え し さ ま ?
[祖母の眠りの深さを確かめると、奥の部屋の壁際へ]
[台上のランプのシェードを外せば、
淡い明かりに浮かび上がる、壁の二枚の絵]
ただいま。
おかあさん、おとうさん。
[これらは数年前にみせてもらった、
絵師の絵を真似て描いたもので、もちろん拙い出来であるが]
[みているとまるで、
父母の魂と向き合っている心持になれて]
[絵の中の母は微笑んでいる]
[瞬きした少女の睫毛に透明な雫が宿っていた]
― 図書館前 ―
[ちらとミハエルを見ると、声の温度は変えないまま]
絵師殿はちゃんと休んでるか?
[答えを聞く前に、アーベルの言葉に視線を戻す]
元凶は、リディの妄想だ。忘れろ。
[忘れないと、何か起こりそうに聞こえたかもしれない]
え、…あの。
[向けられるヘルプの視線は感じるものの、どう口を挟んでいいのやら。
双方を見つつ何やら執り成そうとはするが、言葉が出てこない。
結果、ただおろおろしているだけだった]
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