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[ダーヴィッドの鈍感振りにも気にしない]
そう、とんぼ玉職人のアマンダ。
[扉を開けて、明かりを灯して振り返る]
野暮じゃない用事なら、入って。
うん、人間なら、普通は……だろうね。
魔法関係は特に気を張らずとも平気な僕ですら、つい抗う意識が働いちゃったよ。
ま、レディにアレをやられるのは悪く無いかもしんないけどね。
[軽口を叩いた後、やってきたウェートレスに。]
ギムレットを。
すべての英知云々。此処へ来てから何度か聞いた話だが噂の域を出ないのだろうな。どこの街にも一つや二つあるものだ。
それにしては随分と多くの者が集っているようだから、もしかすると本当に何かが存在するのかも知れない。此処へ。
[精霊鋼の指輪が、よく冷えたグラスに当たって澄んだ音を立てた。ぽつりぽつりと周囲の言葉を聞いている。]
怖いものなのか。
英知にしたって鍵にしたって曰くがつくのは怖いものだよ。
何にしても。
それは力を持っている、ということだから。
力はこわいよ、とてもこわい。
[氷の精のことばに、苗床は返す。]
/中/
演戯のジンクスなのか、スクリプトのせいなのか、今回も楽しい組み合わせです。これを生かせなかったら袋だたきですね。
が、がんばるよ!(><)
[オトフリートの言葉をじっと聴いた。何とも言えない表情で。
それからティルの方に向き直り]
ううん、なんでもない。
……いろんな人が来てるんだろうなって。
[少しだけ言葉を捜すように間を空けながらそう答え]
大丈夫なの?
必要だったら遠慮なく言ってね?
[自分では理由の分かっていることだったので、まさか病弱認定されているなんて思ってもみない]
ただ僕は、あれがこわくて。
あれが欲しいようにもおもって。
だけれどそれより……
[口唇からのコトバではないから、それは止める間もなくながれながれながれながれ。]
わからないものは怖いもの。
ならば、知る努力をして、それを越えればいい。
知る努力は、生ける者に許されし特権。
[静かな口調で言う刹那、翠の双眸には微かな翳り]
……まあ、必要以上に知ろうとすれば、破滅を招く事もある。
難しいところだね。
[それでも、すぐにその翳りは溶けて、消える]
[狭い部屋の中、適当な椅子を示して座らせる。
精霊だからか元の性分か、飲み物なんて出す心遣いは、全然ない]
――さて、何の用事かな?
「チッ」
[机に紙を広げてペンを取る。千花が興味深げに青年を見上げた]
[...はティルにおすすめを、ナターリェとアーベルに赤ワインとギムレットを持ってきて渡す]
鍵の書って結局何なのかわからないね。
オトフリートさんの説明聞いていると余計難しく感じるよ。
色々な人は、いると思うよ。
[今日の南通りのことを思い出す。……影の精なら大丈夫だろうと思ったかもしれないが、一応、ふせておくことにした。]
わからないから怖い、というのとも少し違うかもしれないけれど。
もしもそれが知りたいというものに対しての努力ならば――しないほうが懸命だろうね。
危険だと、思う。
ありがとう。やっぱり今日も美味しそうだね。
[風の人が持ってきてくれたそれに、いただきます、と挨拶。
左手をぐーに握って、フォークを持つ。
そうして一口。]
……やっぱり、美味しいな。
難しく考えたら、負け、という事かもしれませんよ?
[ユリアンの言葉に冗談めかして言いつつ、ふわり、立ち上がる]
それがどんな危険であるか、明確にできるのであれば、その通りに動けはよいかと。
[ティルにはこんな言葉を投げて]
……妙に目が冴えているので、散歩をしてから休む事にしますか。
それでは皆さん、また明日?
[優雅な仕種で一礼してから。
束ねた長い髪をふわり、揺らして*相棒と共に外へ*]
記憶操作を掛けるためには、相手と視線を合わせる必要がありますので。まあ、多分に私の趣味も入ってはいますが
ただ、アーベルさんは私の恋愛対象外ですわ。残念ながら、ね
[そう言ってクスクスと笑う。そのうち、注文したものも届くだろう]
[椅子を勧められて座ると、腰に下げていた拳銃を抜き、机の上へ置く。
飾り緒の先には、深くヒビの入った赤地に金模様の硝子玉。]
これ、なんだけど…。
いい人ばかりだといいんだけどね。
[ティルには苦笑しながらそう答えて立ち上がり]
そろそろ私は寝るね。おやすみなさい。
[その場の皆に挨拶をすると二階へと上がって*いった*]
つよくて、こわいもの。
[呟くようなコエ]
あれが……何かはわからないけれど。
はじまる
おわる
そんなことが全部、出来てしまいそうな気が、するんだ。
修理ができるならお願いしたい。
…元に戻せぬなら、せめて熔かして、新しい姿に。
[アマンダを見つめる視線は、*真剣なものだった。*]
そうだね。そう、きっとそれが一番。
[明確に出来るなら、という時の竜の言の葉に、困ったような微笑を。]
いってらっしゃい?
おやすみなさい。
[出て行った竜を見送った後、影の精には頷いて。]
そうだね。
そうだったらいいのに。
おやすみ。
知る努力をして、それを越えればいい。
知る努力は、生ける者に許されし特権。そうだな。
[オトフリートのそういう物言いには共感出来るのだ、深く。故にタチが悪いと思った。思ったが言わなかった。]
身の丈を越えた力も知識も己を破滅させるだけだ。
それは誰にとっても同じことだろう。
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