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[人狼はニ匹に、狼の声が聞こえるものが1人。
見えるものと、死者の声がきこえるものが、一対ずつ。
見えるものは、ミッキーさんとデボラお婆さん。
声が聞こえるものは、ネリーさんと、カミーラさん。
そして、デボラお婆さんが見えるものであるなら。
あるいは、違うのなら]
…ねえ、あなた本当?
デボラさんが嘘を吐いて通訳してくれてるとは思わないけど…。
ねえ、そうなら私もっとあなたと話さないといけないわ。明日、お屋敷から辞書を借りて来る。
旦那様は居ないけれど、ミッキー様にお願いすれば良いと言って貰えるだろうから。
あなたが嘘を吐いているのなら、人狼かも知れなくて…他の人狼の事を知ってるかも知れないのでしょう?
[カミーラへ言って
窓枠から背を離して夜闇の中を、屋敷へ駆けて行った。コートはミッキーへ掛けてしまったので*寒かったのだ*]
[>>71ユージーンの言葉に戸惑い、頭を振って]
亡骸と狼は関係がない。
人であろうと狼であろうと、魂を弔うのはあんたたち墓守の仕事さ。
……そうだと、思っていたのだけどね。ああ、モーガン、あんたはどう思っていたんだろう。
鬼の出る墓場の守り人を、ただ一人で受けたって。
婆はただ、狼が現れたから『狼狩り』を始めるのだと思っていたよ。
そうなのか、もしかして違うのだろうか。
人が狼を招き、狼狩りが始まるのか。人から生じた鬼のため、惨劇を繰り返すのか。
嘆きの島の鬼たちが……いや、それとも……この婆が望んだというのだろうか。
むかしむかしの、再来を……
……すまない、疲れたよ。今夜はもう休ましておくれ。
[老婆はだんだんと声を震わせてうつむきがちになり、やがて大きく肩を落とした。
そして就寝を告げると、なおぶつぶつと自問自答の世界に陥ったまま居室へと*去っていった*]
[いつの間にか、自分が違う服に着替えていることに気が付いて、ワンピースの襟を訝しげにつまんでみた。
きょろきょろと周りを見回し、さっきまで着ていた白い夜着と、男物の外套を見つける。
外套を抱えて、ユージーンのところへ行き、それを差し出した。]
[彼は、デボラの後ろ姿を見送る。]
おやすみなさい、お婆さん。
[また机をじっと見ていたけれど、カミーラから外套を差し出されると、少し笑って受け取った。]
[立ち去り際にユージーンの声を聞き、驚いたように振り返る。
彼の声ではっと現実に呼び戻され、我に戻ったようだった]
なんだい。墓守の坊や。
……ああ、そういうことさ。
ユージーン、あんたは利口な子だ。
気にすることはない。このお役目が、婆でよかったと思っているよ。
むかしむかしに別れた人たちへ、もうすぐ会いに行くだけのことさね。
そのときは弔っておくれ。若い墓守さん。
だから死ぬなよ。あんたが狼憑きでないのなら。
ククク、今夜はよく眠れそうだよ。
[小さな肩を竦め、しかし何かを振り切ったようにしっかりとした足取りで、今度こそデボラは*引き上げていった*]
[弔う───。
親しい人も、親しくない人も、
共に土に埋める。埋葬する。
どこか、死を覚悟している態度に、彼は何も言えない。
彼は、傍観者であり続けたのだから。
多くの事は言えずに。]
おやすみなさい、デボラお婆さん。
[だから、今はそれしか言えなかった。]
……知識なんて、何の役にも立ちゃしないねえ。
自分の役目が終わってしまったことにも気がつかないなんて。
そうだ、『3人』だ。みんな見つけてしまったんじゃないか。
年寄り一人で舞い上がって、動転して、若い子たちの方がずっとしっかりしてるよ。
やれやれ、こんなにあっさりしたもんだったかねえ……
むかしむかしのお話なんて、ちっともあてになりゃしない。
墓守 ユージーンは、ごくつぶし ミッキー を投票先に選びました。
投票を委任します。
墓守 ユージーンは、酒場の看板娘 ローズマリー に投票を委任しました。
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