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/*
というか、白で襲撃後発見の描写があって、それを元に赤で補完、という感じだったんではないか、と。
まあ、この場合、今の内に発見描写宣言しちゃって、終わってから白で合わせればよいかな、とは。
食べごろタイミングには同意ですが。
*/
[あがる悲鳴、叫ぶ声、そして扉の外に飛び出していった小さな影を、男は意識の隅で捉えた。床に鉄の塊が落ちる、その音も]
馬鹿野郎……
[倒れたままのエーリッヒに、もう一度言って、手を離す]
出て行ったのはローグの嬢ちゃんか?
[立ち上がり、その場にいる人々を見渡して尋ねる。答えは、クレメンスから返っただろうか]
仕方、ないよね。
仕方ないんだよね。
こうしなきゃ、システムは崩れないんだ。
止まらないんだ。
[引かれる手。
少し身体は傾くけれど、足は動かなかった。]
・・・・・せんせーが、人狼かも知れないんだ。
[悲しくて、怖い。その筈なのに。
左肩の熱。浮ついた意識。]
なに、じゃねぇだろ……。
[返された、惚けた声に。
はあ、と一つ息を吐く]
今、何やってたんだよ、お前……頼むから、勘弁してくれ。
これ以上、状況ややこしくなると、さすがにきっついって……。
[はあ、と。零れ落ちるのは、小さなため息]
[腕の中で、掠れた声で
それでも何かを伝えようとするのを聞いて]
[何も、と言う言葉に小さく首を振って]
あなたは、何も悪くないの。
あなたのせいじゃないのよ?ね?
[子供をあやすように、優しく言葉を掛けて]
[なぜ。なのかは後でである…が、人狼というのを殺さねばならぬなら、エーリッヒの行動を真っ向から咎めるつもりも抱かなかった。
ただ...にとっては、この死が必要なことだったのか。無駄だったのか。それぐらい割り切れていて]
ああ、そうするか。どうせ、弔ってやらなきゃならんわけだしな
[...にはミハエルのような葛藤はない。
ハインリヒに張り倒されて、床に倒れ伏すエーリッヒ
リディや、イレーネを宥めているナターリエやクレメンツ
アーベルとともにいるユリアン。それらを一旦視界に治めてから
アマンダから流れる血を被ることも気にせず担ぎ上げ、木箱も忘れずに背負い。
一旦外へと運ぶ]
/*
どんまいです。
俺も気づくの遅かったし。
まあ、こういう時はやったモン勝ちですから。
順序逆になっちゃったけど、勢いも大事、で。
*/
[男は床に落ちた銃を拾いあげた。小さな冷たい鉄の塊、それが今は火傷しそうに熱く、重く感じられる]
連れ戻してくる。
[言い捨てるように短く、そう言って、ベルトに銃を捩じ込むと、男は先刻棚に戻したばかりのランタンを取って扉の外へと向かう]
[零れ落ちかけた言葉を、押し留める]
ん、ごめん……
頭、ぼーっとして、わけ、わかんなくなって。
[手を目元に当てる]
[視界を覆うように][表情を隠すように]
もう、十分、きっついけれど、ね。
[マテウスと一緒にアマンダを外へと連れ出して、...は少し長く黙祷を捧げた。
元々外の人間である彼だが、アマンダのそこ抜けた明るさと会話は不思議と惹きつけられるものがあった。
それなのに――]
そう感じた人でさえ、私はあっさりと過去にしてしまえるんだな……。
[そう葛藤し、唇を血が流れ出すくらい噛み締めた]
訳わかんないのは、俺も、だけどな……。
[呟きと共に、蒼が陰る。
もっとも、視界を覆っている状態では、気づかれる事はなかろうが]
つうか、きつすぎ……。
余計なモンまで、思い出すし……。
[最後の部分は、消え入りそうに小さな呟き]
だって。
にいさま、のぞんで…とめられなかった。
[それは過去]
先生、望んでない。
なのに、えーりさん、を…
[その状況を招いた一因は自分の言葉であると。
それはハッキリと分かってしまっていたから]
う…ぁ…
[頭の中で纏まってゆく。
死んだのは、自分のこともずっと気にしてくれていた]
せんせい…っ!
[そこで初めて、涙が流れた。
そうなると嗚咽は止まることを知らずに]
[そして無言だった赤い世界に、銀の意識は戻ってくる。]
[明るい声は消えてしまったようで。]
[銀の意識も無言のままだが。][どこか不機嫌そうに低く、唸りながら。]
[緋色の世界を介して感じる、気配。
表の世界に漂う香り。
月の誘いと共に、渇きが疼くのは感じた、けれど。
それは、押さえ込む]
……人って……案外、あっさり、人、殺せんだよね……。
[宛もなく零れる、コエ。
蘇るのは、父が殺された瞬間。
自身の、最初の覚醒を促したもの]
[息が荒い。][どれだけ走っただろうか。]
[気がつけば、随分森の中へと入り込んでいて。][靴もろくに履かないまま。][防寒具も身に付けていない。]
[酷く、寒かった。]
しかた、ない…?
仕方ないのは、人狼だって…っ!
[リディの言葉は、それだけはハッキリと聞こえた。
ナターリエに縋っていた顔を上げて]
っあァッ!
[声は、途切れる]
[男は、扉の外でアマンダの遺体を運び出していたマテウスとミハエルに、ブリジットを探しに行くと告げた]
後、頼むぜ。
[こう言うのは何度目だろうかと、ちらりと頭に浮かんだ]
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