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手品師 ディーノ は、情報屋 ノブ を占った。
次の日の朝、占星術師 クローディア が無残な姿で発見された。
噂は現実だった。血塗られた定めに従う魔物“人狼”は、確かにこの中にいるのだ。
非力な人間が人狼に対抗するため、村人たちは一つのルールを定めた。投票により怪しい者を処刑していこうと。罪のない者を処刑してしまう事もあるだろうが、それも村のためにはやむを得ないと……。
現在の生存者は、学生 エリカ、手品師 ディーノ、画家の弟子 リディア、旅人 シャロン、情報屋 ノブ、傭兵 カルロス、職人 ランディ、迷犬 パトラッシュ、雑貨屋 フラン、学生 レッグ の 10 名。
[マスターから食事を、エリカから薬を、フランからお菓子を頂き、、少しだけ足音も軽く、クローディアの部屋へと。
トントンと、ノックの音2回]
食事を持ってきたわ。入るわよ、クローディア?
[扉を開けると、ベッドの上で横たわっているクローディアの姿]
・・・寝ちゃった?
せっかく、食事持ってきたんですから、それ食べてから寝なさい、クローディア。
[ゆっくりと、食事を片手に持ちながら、クローディアに近づく
―――そして、近づくたびに、何故だろう。先ほど終わったはずの不安がまたシャロンの胸中に湧き出した]
そう?
[じゃ、入るよ、と声をかけて中へ。
起き上がる様子を見れば、ほんの少し表情を険しくして]
……身体、痛む?
[やや心配そうに、問いを投げて]
/*
ああん、ノブ人間。
ま、初回からHITするとは思ってなかったけど。
さて、これを踏まえてRP考えなきゃ。
で。
また占いのデフォがリディアな件(笑)。
*/
クロー・・・ディア・・・?
[弱々しく、呼びかけてみる。返事は無い]
ねえ。クローディア。ねえ。
[急ぎ足でクローディアの元へ。返事は無い]
クローディア。食事を持ってきたのよ。
貴女が喜ぶ、お菓子だって、ほら、ここに。
[クローディアを強く揺さぶる。返事は無い]
クローディ―――!
[そして、気づく。
彼女の体から少しずつぬくもりが失われて行っているのが。
熱い血が、ベッドを赤く染め上げていくのが]
/中/
日付越した……orz
って、ちょ、すくりぷとーっ!!!!!
デフォ投票、レッグって、何が言いたいんですかと小一時間。
・・・あ・・・あ・・・ああ・・・あ・・・。
[一番近くて、一番遠かった。
一番遠くて、一番近かった。
絶望を知って、希望の光を見た。
希望を知って、絶望に堕とされた
信じれば叶うのだと知った。
信じていても、叶わないものもあるのだと知った。
全ては・・・奈落の底に落とすための演出でしかなかった。
そして、シャロンはクローディアが死んだことに気づかされてしまった]
クロー・・・ディー・・・アー・・・
[力なく、ただ、細々とした声しか出なかった。
そこに横たわっている姿は、先ほどと同じように眠っているようにしか見えなくて。
体は、どこまでもどこまでもキレイなままだった]
クローディア・・・キレイ・・・キレイ・・・。
[クローディアの白い指を、手に取り、そして、何かに取り付かれたように舐める]
[ふと、口元に真っ赤なトマトが差し出され。
見上げれば微笑むリディアの姿。
さっき感じた匂いとその色から連想されるもの。
一瞬、固まって。
いや、気のせいだ。と内心で緩く首を振った。
リディアの手から直接トマトを口にし、ぺろぺろと彼女の手をなめる。]
(ずっと・・・ずっと一緒に!)
[目には狂気の光。
シャロンは、舐めている指をそのまま齧りとって、租借すると、ゴクリと飲み込む。
生まれて初めて食べた肉の味はとても甘美で。
その舌先から、細胞に隅々までクローディアの体は融けて、それはシャロンの体に変化を起こした]
(力・・・力・・・!
貴女の力・・・!
私が・・・私が・・・背負ってあげる・・・!)
[彼女の力が自分に分け与えられているのだと気づくと、自分でも考えられないような力で、クローディアを引き裂き、シャロンはクローディアをゆっくりと食べ始めた。
一つ。
二つ。
三つ。
・・・。
そして、最後にクローディアの心臓を食べると、シャロンはゆっくりとクローディアの体に覆いかぶさって、泣いた]
[否定するパトラッシュにどこか違和感を感じ、視線は2階へと。丁度シャロンが上っていくのが見えたが、それ以外は何も感じられず。近くの席に座ったランディに気付くと、こんばんは、と挨拶して]
アンジュのこと?
うん、今日はちゃんと披露してあげたよ。
占いの方だけどね。
[ふわりと柔らかい笑みを浮かべ答える。ディーノ自身もあの小さな常連のことは気に入っているようだ]
[気づけば、シャロンはクローディアに覆いかぶさって泣いていた。
もはや、自分でも自分の意識がどこまであるのか分からない。
気づけば、クローディアの体はグチャグチャで。
シャロンの顔や体は血でベットリ濡れていた。
クローディアの体は・・・何者かに食われたかのように、無残な死体だった]
あ・・・はは・・・はあ・・・は・・・
[フラフラと幽鬼のようにシャロンは、クローディアの部屋の扉を開け、そして、フラついたままの足取りで階段を下りようとして、転げ落ちた]
〔リディアがパトラッシュにトマトを勧めているのを見て〕
犬は酸っぱいもの食わねぇんじゃないかなー。
まぁ、上手そうなトマトだがな。
親父さんとお袋さんのお手製かい?
〔最後の一文はリディアに向かって放つ〕
[シャロンを見送り]
[入れなおしてもらったエールを口に運んで]
[ディーノの話に昼間の風景を思い出していると]
えっ。
どうしたの、シャロン!
[階段を転がり落ちてきた音に驚いて立ち上がり]
[シャロンの傍に駆け寄った]
…占い?
お前さん、占いも出来るのかよ。
ずいぶん器用だなー。
〔と、感心と関心がないまぜになった表情でディーノを見た〕
〔足元で咀嚼の音がして目線を下げる〕
おわ、パトラッシュ、お前トマト食えるのかよ。
犬ってトマト食えるんだっけ?
それとも、アッカーソンの畑のトマトは甘いのかね?
〔とかなんとか言ってるうちに、目の前にジョッキが置かれ、それを旨そうに、ちびり、と飲んだ〕
[ふと神経に触れた気配]
[シャロンに近寄ればそれは強くなり]
………。
クレア、何か感じた?
[もう一人の同胞へ]
[小さく囁いた]
[パトラッシュの舌の感覚がくすぐったくてくすくすと笑う]
[ランディの声が聞こえて]
あ、はい。うちで採れたものですよ。
後でランディさんも召し上がってくださいな。
って……あれ、まずかったのかな……?
[もうあげちゃいました、と少し困った顔で]
[パトラッシュには大丈夫?とも]
[フランの言葉も今のシャロンの耳には入らない。
ただ、うわ言のように]
クローディア・・・私の大好きなクローディア・・・
[とだけ繰り返し続けた]
んー、まぁ…多少痛ぇけど、平気平気。
[にっこり笑って見せて、自分の胸を軽く叩き、]
大分楽になったしな。薬…効いたみた…
[突然、階段から聞こえた物音に、ビクッと立ち上がる。]
…どうした!?大丈夫か!!??
うん、タロット占いを少し。
簡単なのしか出来ないけどね。
…母さんがやってたのを聞きかじりで。
[母のことを口に出すと、その表情は少しだけ翳り。しかしその表情もフランの叫びにすぐに消える]
え、何、どうしたの?
[視線を階段へと向けると血だらけのシャロンが目に入った]
…っ!
[聞こえない強い波動]
[でもエリスにも感じたということは――確かなのだろうか]
……今のは?気のせい……?
[突然のことに、少し訳が分からず]
なに、が。
どうなっって。
[声が喉に張り付く]
クローディア…?
クローディアさんがどうかしたの!?
[その血に怯えたように]
[触れることが出来ず]
[うわごとのように繰り返すシャロンに聞き返した]
痛いなら、無理しちゃダメだよ?
中途半端なまま動くと、余計に悪くなるからね?
[笑う様子にほっとするものの、小言づくのはいつもの事で。
楽になった、という言葉に返そうとした直後に、響いた物音に、はっとそちらを振り返って]
え……一体、な……。
[一体何、と。言おうとした矢先に。
ふらり、と。
何故か視界が揺らめいて]
……え?
[僅か、よろめく身体をどうにか支えて、瞬き一つ]
どうした?
〔フランの声に驚いて、階段下まで駆け寄る〕
〔そこに倒れているシャロンの姿に驚く〕
〔一瞬の逡巡…しかし、躊躇している暇は無いと思った〕
〔後で本人に怒られる覚悟でそっと半身を抱き起こす〕
おい!どこか怪我してないか?大丈夫か?
〔と、シャロンの呟きが聞こえる〕
…クローディア?彼女がどうかしたのか?
[シャロンに声は届かない。
ただ、宙を見上げながら、うわ言を繰り返すシャロンの目からは涙が。
血まみれの顔から流れ出るそれは、赤い涙となって零れ、幾つも幾つも、床を汚していった]
シャロンさん……?!
どうしたんですか……クローディアさん……?
[言い知れぬ不安に押しつぶされそうになって]
[その後の言葉を紡げず]
[廊下に飛び出す。
階段へと続いている血痕は、客室の一つから始まっていて…]
…なんだ、これ……。
[階段の上から下を見ると、二人連れの女性旅行者の片割れが服を真っ赤に染めているのが見えた。
気になって、その客室の方を振り向く。]
あの部屋で、なにかあったのか?
〔一瞬、すぐにでも2階へと駆け上がりそうになったが、目の前のシャロンを置いては置けず、目の前のフランに向かって問いかけた〕
おい、フラン。
シャロンは俺が見る。
クローディアを…様子を、見てきてくれないか?
[さっき感じた匂い。気配。赤い血。
うわ言を呟くシャロンの身体に纏われたその匂い。
しかしそれがシャロン自身のものでないのはすぐ知れた。
ランディの声もリディアの声も遠く聞こえる。
――彼女がさっき向かった部屋は?
答えが頭に閃くのと同時に、ば、と身を翻し。
2階への階段へと奔り、駆け上がった。]
そう、クレアも感じたのね。
何か不測の事態じゃないといいけれど。
[目の前のシャロンをじっと見つめて]
[血の香りに酔わぬよう]
[気をつけながら囁いた]
[その部屋の、ドアを開け…]
…な………。
[室内の光景を映したまま、見開かれた目は瞬きすら忘れ。
そのまま呆然と、動けなくなる。]
うふ・・・ふふふふふ・・・
赤い・・・赤いわ・・・
ねえ・・・クローディア・・・貴女は・・・なんでそんなに赤いの・・・?
うふ・・うふふ・・・そうね・・・世界も赤いわ・・・どこまでも・・・赤い・・・
[シャロンがうわ言のように繰り返すクローディアの名前。確かシャロンはクローディアの部屋に行ったはずだ]
……もしかして、クローディアに何か、あった?
[当のクローディアはここには現れず─ここに居る間下りて来ることはほぼ無かったが─、言い知れぬ不安がよぎる]
[ふる、と首を振り、目眩を振り落とす。
原因不明の頭痛や目眩に囚われている場合ではない、というのはわかっていたから]
……しっかりしなさい、もう!
[自分自身に向けて、小さく呟いて。
駆け出したレッグの後を追うように部屋の外へ]
……これ……血……。
[小さく呟き、それが続く先を見やる。
そこには、呆然としたレッグの姿があって]
なに……何が、起きてる……の?
[そっと近づいて、震える声で問いを投げて]
[廊下で驚いた顔のレッグをやり過ごし、血痕が始まるその客室の前に立つ。
ドアは半開きになっていて、中からはシャロンが纏っていたのとは比べようもないほど濃い、血の、赤い匂いが。]
[扉から中に入り、その惨状を前にして。]
[ああ。動物の厭な予感ってのは、当たるもんだな、と自嘲して。一息。]
ワンワンワンッ!!
[階下の連中にも届くぐらいの大声で思い切り吠え立てた。]
[目の前でうわ言を繰り返すシャロンに恐怖心は煽られるばかり]
何……何なのよ………何だって言うのよ……!
[耐え切れず大きな声で]
[瞳の青は震えているようにも見え]
〔宿屋の主人が、さっきエリカから預かった治療道具のセットを出してきた〕
〔リディアに向かって〕
すまんが、俺はシャロンをソファに運ぶから、後の事を頼んでもいいか?
…エリカがいれば、一番いいんだろうが…。
[扉の所にいるレッグを認めて]
[その横から]
グレッグ。
クローディアさんはどうし……。
……キャァァァッ!
[中を覗き込み]
[咄嗟に抑えきれずに悲鳴をあげた]
/中/
やっほう。
気絶できないよ、コレは。
まあ、気絶するようなコではないけどね。
キリングスイッチもわりとゆるく設定してあるし。
……何これ。
[表ではらしく悲鳴をあげつつ]
[けれど囁きも僅かに呆然として]
クレア。
貴女、心臓まで食べてたの?
[確かめるように囁いた]
…人が……。
[問われてようやく、搾り出すように返す声。]
人が、死んでる…。
[中の凄惨な状況を見せたくないとエリカを制するも、自分の膝も情けなく震えていて。]
[追いかけ階段を駆け上がり、その先にグレッグとエリカの姿を見止めるとその足を緩め。途端パトラッシュの吠える声が聞こえる]
……。
[確実に異変は起きている。それは廊下に続く血痕からも明らかで、緊張により鼓動が大きくなる。一歩、また一歩、僅かに震える身体を叱咤して、問題の部屋に足を踏み入れた]
〔リディアの叫びに驚いたが、その目に浮かぶ不安に気づき、あえて、静かに言葉を返す〕
おい、リディア。落ち着け。
お前まで不安になってどうするんだ。
とにかく、こいつをそのままにはしておけねぇだろう?
頼むよ。
〔そっと、リディアの肩に手を置いて、視線を合わせた〕
〔と、耳に入ってきたのはフランの悲鳴〕
〔目の前のリディアと2階を見比べ〕
〔宿の主人に向かい〕
シャロンを頼む!
〔シャロンを宿の主人に預けると、2階へと駆け上がった〕
[目の前に広がったのは赤く染まったベッド。それに横たわるクローディアだったもの。それを目にするとそこから動けなくなり、頭を両手で押さえる]
あ、あああ……。
[身体を前に折り、焦点の合わない瞳で声を漏らす]
い、嫌だ……嫌だよ、ディ!
僕を置いて行かないで…!!
[その場にへたりと座り込む。
─フラッシュバック─
頭を抱えたまま小さく蹲り、嫌だ、嫌だ、と繰り返す]
人って……その部屋って……。
[そこには前にも一度、入った。確か、クローディアの部屋で。
先に横合いから覗き込んだフランの悲鳴から、中の様子は大体想像がついたけれど。
見ずに済ませるわけにはいかないような、そんな気はしていたから。
隙間から、覗き込もうと試みて]
//中の人発言//
ということで、精神が正常に戻った後から、赤ログ参加いたしますです。
無茶な設定に付き合っていただいて、感謝。
[ランディの声と温もりに瞳の色は少し落ち着いたように]
うぅ……はい、私で出来ることがあれば……。
[シャロンを抱えたマスターが彼女をソファーに寝かせ]
[受け取った治療道具を手にあたふたと]
[ほら、お前も落ち着け、とマスターに冷たいタオルを渡されて。
それをシャロンの頬にそっと]
シャロンさん……。
[目の前の人の名を呟き]
〔点々と続く血痕。それが無くとも、クローディアの部屋が何処なのか、一目でわかった〕
〔何があったのか、確かめるための行動に出ようとすると、耳の後ろから聞こえる大きな音に一瞬身体がふわっと浮き上がる感覚に囚われる〕
〔階段を駆け上がったことで跳ね上がった己の動悸の音だと気づくまで、暫くかかった〕
[ベッドの上に横たわっていたのはクローディア。
ただ眠るかのようにその顔は安らかで、しかしそれは見せ掛けのもの。シーツは血に濡れている。恐らくは背中からの出血なのか。
と、後方でディーノが叫ぶ声を聞いた。
どこか壊れたような声に振り向く。
座り込み、頭を抱えて、何かをしきりに繰り返している。
踵を返してディーノの元に歩み寄る。]
ディーノ…?
[ごく小さな声で囁き。]
落ち着け……。
[『パトラッシュ』がその頬を宥めるように舐める。]
/中/
シャロンさんお疲れ様。
ただ、描写上どうしても必要なので、引き裂かれていることは情報ページで明記してしまいました。
でないと齟齬が出てしまうので……。
〔乱れる呼吸と体のバランスを一瞬整えると、部屋の戸口に座り込み震えているフランの姿を確認する〕
っ!フラン…大丈夫か!
〔そっと彼女の身体を支えてやりながら、部屋の中に視線をやる〕
…!
〔息が、詰まる〕
//中の人発言//
ですね。
全く迷惑かかることしてしまって申し訳ないです。
どこが引き裂かれたのか、情報ページに追加しました。
っ!?
[悲鳴を聞いて飛び起きる。
さらには犬の騒ぎ立てる声。]
なんだってんだいったい!?
[絶対に何かいけないことが起きている。
駆られる衝動のままに部屋を飛び出した。]
う、あ。
ら…ランディ。
[身体を支えられれば]
[震えながらもそちらを見て]
く、クローディアさん、が……!
[それ以上は言葉に出来ず]
[ランディに縋りついた]
/中/
お疲れ様ですー。赤ログさんかお待ちしておりますー。
と、すみません。今夜はここで一旦落ち。
描写書きに今夜来れるか……来れなかったら明日になります。
ずるずるしちゃってすみませんー…(泣
[がくがくと身体を震わせ、焦点の合わない瞳は床へと落とされている]
ディ…嫌だよ…!
僕を一人にしないでよ…!!
[『ディ』『嫌だ』『置いて行かないで』『一人にしないで』
これらの単語ばかりが繰り返される。
そんな中、錯乱した頭に小さな低い声が入り込んでくる。自分の名を呼ぶそれはどこか心地よく、暗闇に染まった心の中で小さな光を生み出した]
…ぱ…とら……っしゅ…?
[徐々に瞳に光が戻ってくる。身体の震えは止まらないが、頬を舐める感触に、ゆっくりと顔を上げた]
…………。
[そっと、覗き込んだ部屋の中は紅に染められて。
先に飛び込んだ者たちがそれぞれ呆然としてる姿よりも、何よりも]
……クローディア……さん?
[鮮烈な印象を与えるのは、その紅の源となった女性の姿で]
……ぁ……。
[零れ落ちる、小さな、小さな、声。
ずきり、と。また頭の奥が痛むような心地がした]
……?
[先の波動とは違うけれど]
[目の前の彼女に少し不思議な感覚を与えられるような]
……シャロンさん……?
[その声は聞こえるわけもないのに]
[無意識の内に、右手が左肩を掴む。
紅を見ているだけで、そこが痛むような気がして]
……同じ…………?
[次いで、零れ落ちたのは、こんな呟き。
何と何が同じなのか。
それを考えようとすると、また、頭が痛んで]
〔フランを部屋から隔離するように抱きすくむ〕
もういい!もう見るな!
〔既に脳裏に焼きつくほど見てしまっただろうが、それでもそうせずにはいられなかった。凄惨な、赤、赤、赤…〕
〔昨日のコンディションであれば、自分でも卒倒しそうなくらいの有様だった〕
〔ごくり、と唾を飲み込むと、意を決する〕
フラン、ちょっとここで待っててくれ。
…脈を、とってみる。
〔詮無きこと、とは思ったが、微かな希望にかけてみたかった〕
[反応を示したことに安堵し、自身の頭を摺り寄せた。
他には聞こえないよう、さりげなく注意を払いながら囁き続ける。]
お前は一人じゃない、大丈夫だ……。
俺が一緒にいるから、ほら……落ち着け。
[その身体でディーノの視界からクローディアの遺体を覆い隠す。
大丈夫、大丈夫と呟く。
ディというのが誰なのか。
ディーノが何を思い出し恐慌状態になっているのか。
それは今はどうでもよくて、ただ落ち着かせようと。]
[シャロンの言葉に身体をびくっと震わせて]
シャロンさん?大丈夫ですか?
シャロンさん……。
[最後はもう*消え入りそうな声で*]
クレア?
[囁きで呼びかけているらしき声に]
[軽く疑問を投げた]
……シャロンね。
[けれど確かにその名前は]
[どうにも引っかかるもので]
[それとなく様子を窺う]
[飛び出した勢いのままに部屋に飛び込む]
どうした!?何が──、っ!!!!!!
[瞬間、飛び込んできた光景に目を見開き、言葉を失う。]
[視界を閉ざされて]
[震えながら頷いた]
脈…うん。
[手を離すのは怖かったけれど]
[どうにか頷いて]
[そっとランディから離れた]
〔不安げな様子のフランを安心させるように、背中を軽く叩くと、そっと離れる〕
〔そして、ゆっくりと、ベッドに近づき、クローディアであったものに、そっと触れる〕
…。
〔何度も、何度も位置を確かめた。しかし、望んでいたものは微塵も感じる事が出来なかった〕
・・・・・・・・・。
[気を取り直し様子を覗う。
ランディが脈を取っているようだが・・・]
・・・・・・駄目か。
一体何が・・・・・・。
[脈を、という言葉は僅かに耳に届いたろうか。
それが意味する事を理解した瞬間]
……無理。
もう……『いない』……から。
[口をついた呟きは、何を意味するのか]
同じ……だから。
もう……『いない』……。
僕…一人じゃ無いの…?
本当に…?
[掠れたような言葉は、幼い子供を思わせるような口調で。視界からクローディアが消え、目の前にはパトラッシュが持つ灰がかった白い毛並み。紅い色が見えなくなったお陰なのか、パトラッシュの言葉が効いたのか。震えは徐々に治まっていく。動くようになった身体をパトラッシュに縋り付け、顔を毛並みに埋めた]
〔エリカが座り込む気配に気づくと同時に、シャロンノことを思い出す〕
おい、エリカ、しっかりしろ!
シャロンが怪我をしたかもしれないんだ。
診てやってくれないか?
〔エリカの両肩を掴むと、軽くゆすって視線を合わせようとした〕
[ランディから身を離し]
[部屋から外した顔を軽く伏せて]
クレアが食べたわけじゃないのね。
だとしたら。
それができるのは。
……そう。
そういうこと……。
[クックッと低く笑う]
[身体の震えに紛れ込ませるように]
クレア。
どうも仲間が増えそうよ。
少なくとも…利用は出来るはず。
/中/
医療ネタから検死結果リークもありかと思ったんだけど。
やはり、言い換えナシで霊能やるなら、何らかの形で霊と接触しなくては(なんですか、その論理。
そして、独り言でRP回さないと、中発言が増えてゆくのはいつもの事。
いな、い?
[エリカの声が耳に届いて]
[部屋を見ないようにしながら]
いないって。
それ、どういう…。
[分かってはいるのだけれど]
[どうにも認められなくて]
[震える声で聞いた]
//中の人発言//
人間も狼も驚くということは、C狂人として役目を果たしたとも言えるけど、やっぱり、ちゃんと言っておくべきだったなぁ。
失敗した。
いつまでもクヨクヨしててもしゃあないので、もう一度だけ謝ってやめにします。
いやもう、混乱させて、本当に申し訳ない。
〔カルロスの問いには、答えられるべき情報はもっていなかった〕
…さぁな…。わからん。
俺が宿に着いたとたん、シャロンが階段から落ちてきて、クローディアと呟くから、様子をフランに見てもらったらこの有様だ。
〔エリカの力ない呟きが聞こえたため、もう一度軽くゆする〕
おい、エリカ?
しっかりしろ!
シャロンの怪我を診てやってくれ!頼む!
本当さ。だって、俺はここにいるじゃないか。
[ディーノの震えが治まりつつあるのを確認し。
優しく返した。
首だけ振り向けて、クローディアの遺体を見遣る。
あれをやったのは誰だ。
これが占いの『凶事』なのかと。
その目を細くして。]
……幾ら然程空腹でないとはいえ。
この香りは少々堪える。
[微かに自嘲の含まれた呟き]
[甘い血の香りは]
[誘惑するかのように纏いついて]
[ランディの呼びかけに、数度、瞬く。
どこか、その様子は虚ろで。
頷きはするものの、言葉がちゃんと届いているかも、怪しいだろうか]
……いない……うん、もう、いない。
魂が、そこに……器に、ない……。
キレイな、白い光は、少しだけ見えるけれど……。
[フランの問いに、小さな声でこう答え]
……紅に沈んで……白、弾けた……。
『あの時』と……同じ……かあさまの時と……。
[それに続いた言葉は、恐らくは無意識のもの]
一人じゃない…一人じゃ、ない…。
[確認するように呟いて。ふっと身体から力が抜ける。
パトラッシュに身体を預けたまま、意識を失った。極度の緊張から解放され、安心したためらしい]
/中/
はい、エリカさんが霊能者、と。
…やっぱりそこなんですか?
中の人たすくさんだと思うんだけど。
猫を連れていて。霊能者で。
…あ、女性なのはかなり珍しいですね?
でも「やっぱり!」と思ってしまう〜!(笑)
これで外れてたらかなりお馬鹿ですけれどね(苦笑)
魂が、いないって。
沈む?
…あの時?
[わけが分からない]
ねえ、何言ってるの?
ねえ……!
[そちらに踏み出そうとして]
[膝に力が入らずにへたりこんだ]
[そのままエリカを見つめて]
〔エリカの反応が虚ろな事に不安を覚え、少々心が痛むが仕方ないと覚悟を決め、その頬を叩いた〕
…しっかりしろ!
お前の本分は何だ!
生きてる人間を救うことじゃないのか?
殴って悪かった…。改めて頼む。
一階にいる、シャロンの、怪我を診てやってくれ…。
〔己が傷つけてしまった頬にそっと触れながら、懇願した〕
[暫く呆然とその部屋を見つめていたが、はっと気がついて。]
…お、俺、自警団に知らせてくる!
[痛む身体を引きずって、外へと駆け出す。]
[ふっと身体にかかっていた重みが急に力を失ったのに気付いて首を元に戻すと、自分に縋り付いた格好のまま、ディーノが意識を失っているのが目に入った。
まぁこの状況じゃ無理もないな、と内心で肩をすくめ。
ディーノの体を受け止めたまま、ゆっくりと座り込んだ。
周りの動きや声には逐一注意を払いつつ、見守る。]
/中/
ごめんねランディさん。
一人まともになると、一人動けなくなったりして(苦笑)
一応時間が経てば動けるからね。
(ここで言っても仕方がありません(殴)
[フランの言葉に何か答えるよりも早く、頬に衝撃が伝わって]
……あ……あれ……?
ボク、今……。
[困惑するものの、やや明確になった意識に響くランディの言葉は、それを振り払うだけの効果があり]
……あ……うん。
そう、だね……しっかり、しないと。
[頷く様子は、先ほどと比べると格段にしっかりしているだろうか]
[ランディの答えを聞いて、クローディアへと近寄る。
一体、誰がこんなことを──
ギリ・・・と奥歯を噛み締める。硬く握った拳が震える。]
このままじゃ、いけねぇか・・・・。
[ぐっと目を細めると、クローディアの遺体に毛布をかけた]
〔走り出したレッグに向かって〕
アルヴィンも来てもらうように伝えてくれ!
検死をしてもらわにゃならん…!
〔検死、には苦虫を噛み潰したような表情になる〕
「キレイな、白い光」ね。
この子も能力を持っているということか。
…本当に良く出来ていること。
[何度目になるか分からない愚痴]
[それでも言わずにいられない]
さあ、どうするのが一番いいか…。
[自ら座り込んで]
[その様子を窺う]
〔戸口にいるメンバーですぐ動けそうなカルロスに視線を合わす〕
一階にいる宿の主人に、この状況を伝えてやってくれんか?
今はまだ現状維持せにゃならんが…、いろいろ後にやることがあるだろうし。
〔そう言いながら、意識のはっきりしてきた様子のエリカに手を貸しながら立ち上がらせ、己も立ち上がった〕
[皆がやや落ち着くのを見計らって、わん、と一声上げる。
失神したディーノをベッドに運ぶには、流石に大型犬といえども力不足だと判断して。
誰か手伝ってくれないだろうか、と周りの人々を見上げて。]
[走っていくレッグの姿には、ほんの少し心配そうな視線を向けたろうか]
……また、熱、出さなきゃいいけど……。
[ぽつり、と呟きつつ、ランディの手を借りて立ち上がる]
シャロンさん、階段から落ちたんだっけ……。
骨とか、折ってなきゃ、いいんだけど……。
〔部屋の入り口でへたり込んでいるフランに声をかける〕
…立てるか?
いつまでもここにいてもしょうがない。
一階に行こう。
シャロンから詳しい話が聞けるかもしれない。
〔手を差し伸べ、立たせてやる〕
[ランディの言葉に頷き]
あぁ、わかった。
そっちは任せたぞ。
[吼えたパトラッシュに振り向き]
・・・・・・ディーノか。
わかった、マスターに連絡したら運ぶから待っててくれ。
[エリカの様子をじっと見つめていたが]
[ランディに手を差し出され]
[どうにか立ち上がった]
うん、ありがと。
そうだね、話を聞かないと…。
[吼える声が聞こえて]
[そちらを向く]
〔エリカとフランに向かって〕
すまんが、先に一階に行っててくれんか?
俺はこいつを運んでやるよ。
〔と、視線の先には床に伏しているディーノの姿〕
/*
背後が「どっちに運んでもらえるのかしらー」とか喜んでなんか居ないんだからー!
グラはカルロスもランディも好きです(真顔
*/
[吼える声と、ランディの言葉でディーノの様子に気がつく]
……ディーノさん……気絶して……?
[こちらも、様子を見ないとならないのかな、と思いつつ。
ひとまずは、シャロンの様子を見なくては、と、1階へと足を向け]
〔カルロスの言葉に、ああ任せとけ、と返事をしつつ、ディーノをそっと抱き上げる〕
…ずいぶん軽いな…。
こいつも食の細い口かな。
〔パトラッシュに向かって問いかける〕
おい、こいつの部屋、わかるか?
今夜はもう寝かせてやったほうがいいだろう。
[ランディの言葉に頷いて]
とりあえず降りようか、エリカちゃん。
[それからパトラッシュに]
ごめんね、わんこ。
手伝えなくて。
[小さく謝って]
[壁に手をつきながら歩き始めた]
……フランさんも、大丈夫ですか?
[壁に手をつく様子に、そっと問う。
意識がはっきりして、口調などは落ち着いているものの]
(……あたま……いたい……)
[頭の芯には鈍い痛み。
そして、何故か左の肩には疼きがあるような気がして。
それらに意識を向けぬよう、平静を装っていたのだが]
……シャロン……さん?
[下りてきた1階の様子に、思わず困惑した声が口をつき]
[ランディの言葉には、尻尾をぱたぱたと振って肯定し。
先導するように部屋を出て、廊下を過ぎてディーノの部屋まで案内する。
自分が出入りできるようにとの配慮だろう、ドアは半開きになっていたままだったので、ルームキーは探さずに済んだ。]
/中/
こ、こわれてるにゃっΣ
しかし、読み違えでなければ、これはパターン踏襲……だよね?
どこまで続くの、デフォルトで赤と縁故持ちの法則は(笑)。
[ずっと近くに居たのに、遠くに居て。
ずっと遠くに居たのに、近くに居て。
手を伸ばせば、届いて届かなくて。
ずっと憎んでいたのに、憎めなくて。
ずっと好きだったのに、好きじゃなくて。
彼女を、殺したくて殺したくなくて。
ずっとずっと、自分はどちらにもなれなかった。
ずっつずっとずっと、苦しんでいた。
その彼女が、自分の中に居る。
それを思えば、苦しみは融けて。
その彼女が、すでにどこにもいなくて。
それを思えば、苦しみは増して。
思うのは。
なんで。
クローディアは。
死んだのかということ]
…どうにか。
ごめんね、こっちまで心配掛けて。
[苦笑しながら首を振り]
[赤い場所を避けるように降りてゆく]
…シャロン。
[あきらかに正気ではない様子を]
[痛ましそうに見た]
〔パトラッシュが「ついてこい」といわんばかりに歩き出す後を追う〕
〔器用に体重をかけ、部屋の扉を開けてくれた〕
おう、すまんな。助かったぜ。
〔しかし賢い犬だなぁと感心。だが、腕の中の存在がすぐに現実へと引き戻す。薄暗い部屋の中、あえて明かりは着けずにベッドへそっと寝かせると、軽く首元だけ緩めてやった〕
そうね・・・そうよ・・・そうだわ・・・
行きましょう・・・二人で・・・
貴女と・・・二人で・・・
どこか・・・また・・・遠い旅に出かけましょう・・・
ねえ、シャロン。
貴女は彼女といつまでも一緒なのね。
……心臓は、甘かった?
[届いているとは限らない]
[けれどその推測に従って]
[歌うように囁いた]
[自警団の詰め所へ駆け込んでざっと状況を説明し、診療所へも使いを出してもらう。
宿屋へと向かう団員たちの後ろを、痛む身体を引きずりながら追った。
現場検証だの、野次馬だの、遺体の回収だので、宿の周りは騒然となる。]
[マスターに起こったことを手早く伝える。
次は──と二階に足を向ける。
が、そこで降りてきた二人と、
その視線の先を見て歩みを止めた。]
シャロン・・・・・・か・・・
[どこか虚ろに言葉を繰り返すシャロンの様子に、どうしたものか、と戸惑う。
その傍らのリディアも、どうしていいのかわからない、と言った様子で]
……ぅ……。
[更に、シャロンの様子が、頭痛を深めるような、そんな心地がして、呻くような声を上げる。
『同じ』『あの時』『紅』。
ぐるぐる回るのは、キーワードだろうか]
おいしい・・・クローディア?・・・
私にも・・・頂戴・・・
甘い・・・甘い・・・お菓子・・・
うふふ・・・うふ・・・甘い・・・甘い・・・
/*
中性キャラがちゃんとネタになってるようで何よりwwwww
さて、どっちに分化するやら(分化て)。
現状の流れだとどうも女性になりそうな感じがwww
*/
〔首元を緩めた際にそっと頤に触れる。規則正しい脈が感じ取れた。帽子を取ってやり、額に己の額を合わせる。熱も無いようなので、ひとまずほっとする〕
〔心配そうに眺めるパトラッシュに気づき、声をかける〕
どうやら眠っているだけのようだ。
心配ないさ。
目覚めた時に心細くないように、そばにいてやってやれよ。
〔昨晩のディーノの叫びを思い出し、一人ぼっちは辛かろうと思った〕
〔眠っているディーノに視線を戻し、再び首元に触れ、己のそれと触り比べる〕
しかし、ほっそい首してんなぁ。
精のつく物ちゃんと食わねぇと、もたねぇぞ。
/*
んー…用意したやつを表に出すか否か…。
裏に落とすつもりで書いたけど、表に落としても良さそうな感じが。
表に出すかなー。
*/
[ふるり、と首を横に振る。
こうしていても始まらない、と自分に言い聞かせ、頭痛の事は忘れようと。
見た感じ、怪我はないらしい。
身を染める紅は、クローディアのものだろうか]
……直接見ないと、判断、つかないけれど……。
[この場で詳細な診察をするのは、ほぼ不可能な気がした。
シャロンの精神状態もだが、その分厚い着衣も理由の一端で。
そろそろ自警団もやってくるであろうこの場でそれを脱がせる訳には、という意識もまた働いて]
大丈夫そう、なの?
その、身体の方は。
[エリカを見て]
[その表情からやはり同じ結論に達する]
部屋…はあそこの隣なんだっけ。
マスター、他には空いていないのかな。
[まずはどこかで落ち着かせたほうがいいのではないかと]
[主人に向かって尋ねた]
うふふ・・・うふ・・・
美味しい・・・美味しいわ・・・
ねえ・・・もっと・・・もっと頂戴・・・
占いなんてやめて・・・もっと頂戴よ・・・
11の星なんて知らない・・・2つの赤い星なんて知らない・・・
だから・・・私の耳元で・・・そんなこと囁かないで・・・
ねえ・・・もっと・・・そんなこといいから・・・
[そばにいてやれ、との言葉には、勿論、というように尻尾を振り。
ここに来た当初誤って蹴られた為に最悪だったランディの印象が、回復しているのを実感する。
けれどランディがディーノの首元に触れる度に、なんだかそわそわしてしまうのは。…俺はこいつがディーノを殺すとでも思ってるんだろうかと、心中で自分に首を傾げた。]
うん……階段から落ちた時に、身体を打ち付けてるとは思うしけど、腕とか足も、おかしく曲がってる様子はないし。
[だから、身体の方は、と。フランに頷いて]
とにかくまず気持ちを鎮めないと、話も聞けないし……。
〔不思議な視線のパトラッシュに気づき、わしわしと頭を撫でてやる〕
さ、こいつはもう大丈夫だろうから、俺は下に行くよ。
後は頼むぜ。
〔そう言って、ベッドサイドから立ち上がった〕
11の星……2つの、赤い星……?
[シャロンの言葉の一部に、違和感のようなものを感じて、首を傾げる。
だが、その意を問う事は、今は出来そうにないかな、と。
*小さく、ため息をついて*]
/*
カルロスは僕が男だったらどうするんだろうと小一時間wwww
うん、まぁ、女性で行くかなぁ…。
一番絡む人とどうなるかで決める予定だったけど。
*/
そっか。
[空き部屋はまだあると聞いて]
[シャロンに近寄る]
シャロン、シャロン。
少し休もう?
[聞こえていないだろうなとは思いつつ]
[軽くその肩を揺すった]
…あらまあ。
本当に彼女の声が聞こえているわけ。
[呼びかけるような囁きを止め]
[皮肉気に唇を歪めた]
その位にしてくれないかしらね。
貴女から消さないといけなくなってしまうわ。
[ばたばたと駆け込んでいく自警団員たちの後ろから、宿へと入り、
カウンターの隅の席へ座り込む。]
…だりー……。
[痛む背中を丸めながら、冷たいものを出してもらうところ。]
/*
ランディは出て行ったで良いのかな?
下に行くRP出るまで待つか。
出来ればパトラッシュだけ居る状態でやりたいし。
*/
[頭を撫でられ(そう、悪い奴じゃないんだよな)、ディーノを起こさないよう微かに、わふ、と吼え。
戸口までランディを見送る。
下では階段から転がり落ちたシャロンが居るはずだが……彼女も大丈夫だろうか。ただの汚い犬だった自分を気にかけてくれた彼女を思い出し、少し、想いを巡らせた。
まぁ、明日また様子を見られるか。そう思い直す。]
〔ディーノのことはパトラッシュに任せ、一階に降りた。カルロスと目が合い、もう心配いらないことを告げる。フランがシャロンに話しかけている声を聞き、そっちへ向かう〕
フラン、俺が運ぼう。
…どうやら、彼女にも時間と休息が必要らしい。
うふふ・・・うふ・・・
大好き・・・大好きよ・・・クローディア・・・
[うわ言は、一番最初に戻る。
言葉は何も聞こえなくて。
それでも、誰かに引っ張られると、まるで赤子のようについていった]
うふ・・・そうね・・・そうよ・・・嫌いよ・・・うふふ・・・
[ランディの声に頷いて]
2階の逆の端の部屋が空いてるって。
[マスターに聞いた空き部屋を]
[ランディに教えて]
一緒に行くよ。
シャロンも女性なんだしさ。
[声は届いていないようだが]
[促せば大人しく動くシャロンに]
[溜息をつきながら答えた]
[ランディの言葉に頷く。
シャロンの方も任せておいて大丈夫だろう。
さて、次にやるべきことは──
そう思ったところで自警団が駆け込んできた。
レッグに労いの言葉をかけると、
自警団について2階へと上がっていった。]
「……デ……ィ………ディ、起きて……」
[深い深い闇の中。自分を呼ぶ声が頭に響く]
…ディ…?
どこに居るの?
僕はここだよ?
[闇が広がるその空間を、手で探るように進んでいく]
「ディ、君は一人じゃないよ。
僕はいつでも傍に居る」
どこなのディ?
見えないよ、僕には何も見えないよ!
「僕はもう目では見えない…。
でもね、見えなくても君の傍に居るんだ。
大丈夫。一人なんかじゃない」
見えなくても、傍に?
「そう、すぐ傍に。
それを忘れないで──」
[その言葉を最後に、頭に響く声は消えた。瞬間、目の前の暗闇に光が差し込み眩しいくらいに辺りを包み──]
[ふるりと瞼が振るえ、閉じられていた瞳が開く。
ここは?
ぼんやりとした意識で今の自分の状況を理解しようと、ゆっくりと首を巡らす。
何故僕はここに? 何故ベッドに寝ている?
確か皆で話をしていて、シャロンが2階から転がってきて、それから──]
…っ! ぅ、あ…!
[僅かに声を漏らして頭を押さえる。記憶を辿り、あの光景を思い出してしまったらしい]
ああ、すまんな。
どうも俺はそういう配慮が足らないようだ。
〔フランの言葉に恐縮しつつ、空き部屋へとシャロンを導き、そっとベッドに座らせる。そして、フランに顔を向けた〕
じゃ、すまんが、後のことは頼む。
〔そう言って、部屋から出て行った〕
[静かに、誰も気づかないまま。
シャロンの目に狂気の光が燈り始める。
論理はどこにもなく。
ただ、どこまでも憎悪。
何が正しいのか。
何が悪いのか。
そんな判断はシャロンの頭からは消えていた]
[聞こえてきた『声』に]
[艶然と微笑んだ]
そう、彼女を殺させた。
人間達に復讐すればいいのよ…。
[歌うように誘うように]
[優しく囁いて]
[部屋の外で行き交う足音を聞きながら窓の外の月をぼんやり眺めていると、背後で呻き声がした。
はっと振り向くとディーノが頭を押さえているのが目に入った。]
ディーノ? 起きたのか?
[声をかけ、ベッドの横に駆け寄る。]
うん、まかせて。
[ランディに頷いて]
[とりあえず彼女の元の部屋へ]
[隣の部屋の前にいた自警団の男達が話をさせろと言うが]
今は無理。
質問に答えられるような状態じゃないの。
考えてもみてよ。
身内のような人が亡くなったのよ?
しかもその姿を…。
[声を途切れさせる]
[浮かびかけた情景]
[首を振ってそれを振り払い]
[また瞳の焦点が合わなくなり、錯乱しかけた時]
…パトラッシュ…。
[かけられた声により意識はそちらへと向かう]
僕……倒れたんだね…。
[さっきまでの出来事は鮮明では無いにしろ記憶には残っていて。過去の記憶が甦っていたことも漠然と理解していた]
っ、とにかく!
落ち着いてからにしてあげて。
そもそも声に反応しないわよ、まだ。
[息を吐いてそう言うと]
[シャロンの荷物らしきものを抱え]
[新しい部屋に戻った]
うふふ・・・うふふ・・・うふふ・・・
クローディア・・・クローディア・・・クローディ・・・
[いつ終わることの無いと思われたうわ言は突然中断した。
ベッドに座り込み、1秒ほども立つと、いきなり倒れこんだのだ。
―――ややして聞こえてくるのは規則正しい寝息。
2日以上寝ずに看病した疲れがやっとシャロンを襲った。
笑みを浮かべたまま、シャロンは眠る。
悪夢から、悪夢へ。そして、醒めない悪夢へ]
〔また酒場に戻ってくると、己の飲みかけのジョッキをぐいっと飲み干した。宿屋の主人と目が合い、大丈夫だとサインを返す〕
〔ぐるりと周囲を見渡す。自警団があわただしく仕事をしている様子に、なぜか肩の荷が下りた気分になる〕
〔途端に、眠気を覚え、大きな欠伸を一つ〕
…ぁふ。
んぁ?いや、フランも心配だし、俺一人家に帰るわけにはいかねぇよ。
ちょいと、このソファで休ませてもらうわ。
なんかあったら起こしてくれ。頼む…。
〔宿屋の主人の問いかけに答えたが、全て言い終わるか終わらないかの辺りで、ことり、と、音がしたかのように眠り込んだ〕
[ミントスカッシュを飲み干して、ぼんやりとカウンターに肘をつく。]
…それにしても、誰がなんであんなこと…。
[先ほどの光景を思い出して、ふるりと頭を振る。
腹は減っていたが、それよりも気持ち悪さの方が強くて食べる気にはならなかった。]
部屋は荒されて居ないみたいだったから、金目当てじゃねぇ。
それに…、あんだけ美人なのに脱がされたりなんだりしてないってことは…男の仕業じゃ無さそうだし…。
腹だけがばーっとなんて、わけわかんねぇよ。
まるで、獣に食い荒らされたみたいな…。
[戻ってくれば]
[シャロンはベッドに倒れていて]
……おやすみなさい。
[起こさないようにそっと体勢を整えてやり]
[小さく声を掛けると]
[部屋から出て下へと降りた]
ああ。……まぁ仕方ねぇさ。
[何が起こったのかは今また言及すべきことでも無いだろうと。]
ランディのオッサンがここまで運んでくれたんだ。
あとで礼言っておけよ。
[さっき口にしていた、『ディ』という名前について。
触れて良いのかどうか迷って、その後は言葉が続かず。]
/*
……タロットのYes/No占いで『ディーノは女性たるや?』と試しに占ってみたら。
正位置が出やがりましたよこんちくしょうwwww
そうか、そうなんだな…www
*/
・・・。
・・・ふ・・・し・・・。
・・・く・・・しゅう・・・。
・・・ふ・・・く・・・しゅう・・・。
・・・復讐・・・復讐・・・。
[クスリと笑った]
[先ほどまでよりずっと小さな]
[けれど染み込むような声で]
そうよ、復讐。
したいでしょ?
彼女を奪った人間に。
[クスクスと囁く]
そっか…。
うん、後でお礼言っておく。
[身体を起こし俯いて。頭を抱えるように額に手を当てる]
…僕、何か言ってた?
[視線は下に向けたままに、傍のパトラッシュに訊ねた]
―宿屋1階―
[降りてきてみれば]
[ソファで眠り込んでいるランディがいて]
[小さく苦笑した]
うん、シャロンも眠ったみたい。
…疲れも溜まってたと思うしさ。
[マスターの問いに答えて]
[指を二本上げれば]
[琥珀色の液体が入ったグラスを渡された]
はぁぁ。
なんでこんなことに。
[溜息を落としながら口をつける]
[問われれば深く息を吐いて。
それが意味するのが相手から切り出して貰えたことからの安堵か、それとも切り出させてしまった己の不甲斐なさから来るのかは判然としないが。]
そう、だなぁ……。「ディ」って名前を何回か呼んでたかな。
そいつって、この間ノブに言ってた、「あいつ」か?
[ああやっぱり。最初に思うのはその意識。パトラッシュの言葉には頷いて]
…ディは、僕の双子の片割れ。
僕の半身の愛称。
………。
前に言った家族が死んだって話、その時にね。
両親は村人達に疑われて殺されたんだけど、ディは人狼に喰い殺されたんだ…。
[ベッドの上で膝を抱え、顔を膝に埋める]
クローディアの姿を見た時に、それを思い出した。
あの凄惨な状況。
ディを見つけた時と酷似してた。
[『ディ』という人物が亡くなっていること。
その死が人狼に関連したものであること。
そこまでは薄らと予想していたのだが。
いざ目の前で告白されると、どう慰めれば良いのか判らなくなる。]
そう、か。
[前足をなんとなく、揃え直し。床を見て。]
大切な人だったんだな……。
[だから、一人にしないで、と。
理解して。ふぅ、ともう一度息をつく。
そして続いた言葉に、耳をピンと立てた。]
…つーことは、つまり……あれは、人狼がやったもんだ、って?
[慎重に、問い直す。]
うん、大切な人だった。
ずっと一緒に、って約束したのに…。
[それは儚くも消え去って。自分だけが取り残された。問い直される言葉には、顔を上げてパトラッシュに視線をやり、頷く]
僕は、そう思ってる。
そうとしか思えないんだ。
一度その光景を見てるから──。
[当時の光景を思い出し、錯乱しないまでも身体が震える。膝を抱えた状態で、ぎゅっと両手で自分の腕を握り締めた]
[部屋のベッドの上、外の騒ぎで目が覚めた。]
…うるしゃいなぁ。眠れやしない。
1人死んだ程度でぎゃーぎゃーぎゃーぎゃー…。
早く慣れなきゃしんどいよぉ・・・?
[寝言のように呟きながら、『我関せず』とばかりに毛布を頭から被る。ただ、自分自身でも気付いてないが、その手は小さく震えていた]
//中の人発言//
〜設定垂れ流し編〜
ついさっき気づきましたが、多分、シャロンも人狼です。
ただし、ごく弱い人狼の素しかないですし、今まで、肉を忌避して食べてこなかったので、それが発現することは無かったんだと思います。
今回は、クローディアの肉を食べたことにより、人狼としての力が少しだけ発動したのでしょう。
普通の人間に、人を引き裂けるだけの力はなさそうですしね。
まあ、今のところは、囁けるだけのただの人間でしかないわけですけど。
この村にその、人狼って化け物がいるのか。
普段は人間に化けてるんだっけか…
[ディーノの言葉を疑う気は、微塵もなかった。
思い違い、勘違いである可能性?
いや。過去に辛い目に遭ったディーノだからこそ、そのような間違いはしないだろうと思った。
記憶に刻まれているのだ。否が応でも。
間違えるわけがない。]
[震えているディーノに気付き、鼻面を摺り寄せる。]
安心しろよ。
もしここに人狼がいたとしても。
俺が人狼にやられることはない。
[あいつらだって犬なんか襲っても仕方ないだろ、と笑って。]
だから、ずっと一緒にいられるさ。
…でもなぁ……。
ワンコが噛んだとして…自分で口元拭ったりとかしなさそうじゃん?
あのワンコ、汚れてなかったしなぁ。
それに、綺麗に喰い残すとも思いにくいってーか…
うーん、飼い主が居るとか?
そう、人の振りをして、人を襲う。
それが、人狼。
僕の、ディの、仇。
[最後の言葉を紡ぐと同時に、表情は辛そうに歪む。そんな折、パトラッシュが鼻面を摺り寄せてきて、同時に紡がれた言葉に柔らかい笑みが浮かぶ]
…ありがとう、パトラッシュ。
さっきも、『一人じゃない』って言ってくれたよね。
凄く嬉しかった。
[錯乱していた中でも、その言葉は心に染み込んで来て。そのお陰で安堵したのを覚えていた]
//中の人発言//
ええ。
全く、自分が人狼であることは信じないでしょうね。
最後の瞬間まで、この力は占い師のものだと思っていくでしょう。
先天的、後天的については考えてません。
そのうち、勝手に決るんじゃないかなーと楽観しております(笑)
そうだよねえ。
飼い主って、ディーノ?
ああそうじゃない、本来の飼い主か。
んで、襲わせて綺麗にして戻した?
確かにあのわんこは賢そうだったし。
できなくもないかもしれないけどさ。
[悩むように首を傾げて]
あー、もう煩くて寝てられないや…。
[暫く毛布を被っていたが、諦めたようにごそごそと這い出すと、身体をベッドから器用にずらして車椅子へと]
…ちょっと皆の様子でも見てくるかぁ。
『居なかったから、狼だろ!』なんて言われても困るしねぇ?
[─キィキィと音をたて車椅子は部屋から広間へと]
まあ、何も出来ないただのヒトイヌだけどな。
そんでも良ければ、傍に居てやるさ。
[仇、と言ったディーノの表情が切なくて。
それを微笑みに変えられたことに安心する。
けれど、ストレートすぎる感謝の言葉には矢張り照れが先立って]
ほら、もう寝ろよ。
昨日だって随分遅くまで起きてたし。
[ほらほら、と前足でシーツを引っ張りあげる。]
─どうして、人は死ぬのかなー♪ケンカをすると死ぬのかなー?ケンカしなくても死ぬもんなぁ♪ふふふんふーん♪
[どこまでも物騒な鼻歌を歌いながら広間へと登場]
…んー、なんか寝ている間に大変な事になっちゃったみたいだねぇ?
学生 レッグは、学生 エリカ を能力(守る)の対象に選びました。
まぁ色々となー。
巻き込まれてひでー目にあったぜ。
まーだあちこち痛ぇんだって。
[知ってることをかいつまんで説明しつつ、色々愚痴ってみたり。]
こんばんは、ノブ。
って、ちょっと。
こういう時にそういうのはやめてよね。
[呆れたようにノブを見て]
そうよ、もう大変だったのよ。
あー、例の崖崩れだねー?
怪我してるなら無理に動きまわらずにちゃーンと治療受けるんだよぉ?
…でないと僕みたいになっちゃうからねー?にゃはは。
[フランの方を見ながら]
大変なときこそさー?歌でも歌って元気ださなきゃー?
なんなら二番も歌おうかー。
─どうして人は死ぬのかなー♪ご飯を食べないと死ぬのかなー♪ご飯を食べても死ぬもんなー?ふーんふんふーんふん〜♪
やめてってば。
元気出るどころか吸い取られそうだよ。
[強く怒る気力もなく]
[残っていたグラスの中身を呷った]
…頭痛くなってきそう。
マスター、あたしも泊めてもらっていいかな。
家はすぐそこだけど…なんか一人になりたくない。
[歌いながらぼんやりと考える]
…さてねぇ。誰のお腹が空いたのか。
誰と誰がケンカしたのか。
最初に死ぬのは占星術師…恐らくは狼の犠牲者。
次に死ぬのは…殺されるのは…?
[レッグに手をフラフラ]
うんうん、寝るのが一番だよぉー?
良い夢を見ようねぇ♪
[フランの発言の前半はスルーしながら]
1人になりたくないなら、僕が一緒に居たげるよん?
[器用に車椅子を近づけるとどさくさに紛れて手を握る]
うん、おやすみ。
[鍵を受け取りながら]
[レッグを見送って]
ちょっと、何よそれ。
何か知っているの…?
[ノブの方を振り返り]
[けれどすぐに頭を振り]
ダメ、あたしまでおかしくなりそう。
今日はもう寝るわ。
…添い寝はいらないから。
[溜息をついて]
[握られた手を抜くと]
[階段を*上がっていった*]
[抜かれた手を一瞬寂しそうに見た後で。大仰に肩をすくめた]
はいはい、まぁ、あれだよぉ?
あんま考えすぎると熱でちゃうよーん。
ベッドの横はいつでもあけとくからねー♪
[寝ろ、とシーツを上げられればそのまま後ろへと倒れ込み]
ん…そうする。
[安堵したのもあってか、瞼は徐々に下がっていき、パトラッシュに小さな笑みを向けた後に、規則正しい寝息を*立て始めた*]
さてと…クローディアの遺体を調べてみたいけどぉ。
二階じゃどうしょうもないんだよねぇ?
[と、肩をすくめて苦笑]
この脚さえ動いて…動いてくれたらなぁ…。
うっかりなんかのはずみで動かないかな?
…動かないよねぇ。そりゃそうだぁ。にゃはは。
─草原を走り回る緑髪の子供
水溜り、濡れる靴
靴を脱いで 飛び跳ねる子供
脚についた小さな傷
熱に魘される子供
額に流れる汗
「裸足にはならない事」という言いつけ
開かれた医学書の1ページ
毒を持つ草の項目
ベッドの上
窓から見える景色
洩れ聴こえる噂話
流れる月日の中で
彼が知りえた外の全て
─書を読み漁る青年
窓の外の鳩の脚
顔すら知らぬ友人
重ねられた手紙
─頑丈なお気に入りの椅子
ベッドから椅子への移動の日々
とりつけられた車輪
長い月日を経て
再び触れる外の世界
文字で見た世界
目で見、肌で触れる世界
全てを知り得たつもりの世界
その実何も知らない世界
─彼が本当に知りたいのは
忘れてしまった「地を脚で踏みしめる感触」
[一瞬蘇る過去の記憶、しかしすぐにいつものニンマリ顔へと戻る]
ま、誰かきたら案内してもらうかなぁ?
と、いっても死体のとこなんて誰も行きたがらないか。
[マスターにホットミルクを注文して「あつつ」と言いながらゆっくりとすする]
ま、たまにはのんびりするかなあ。
─宿屋1階/夜─
[シャロンが2階へと連れて行かれた後、少しぼんやりとしていたが、自警団たちに遅れてやって来た黒髪の男性の姿には、と我に返り]
御師様!
[とっさに駆け寄ったのは、やはり、心細いものがあったからか。それでも、思わず縋りそうになるのは、ぎりぎりで踏み止まり。
問われるまま、自分が見たクローディアの様子を話して。
そうしていると、また左肩が疼くような気がして、無意識にそこを抑えた。
その様子に、師はやや、翳りめいたものを浮かべ]
[それから、少し話をして。
しばらくは、現場近くにいた者、という事もあるが、とにかくここにいるように、と言われ、不安を感じつつ頷く]
「……すまないな」
……え?
[投げかけられた言葉の意味。
その意を問うより早く、自警団員が師を呼び、検死をする、と2階に上がるその背を見送る]
……った……。
[直後にまた、頭痛を感じて。
今の内は休んでおけ、という主人の言葉に従い、足元に擦り寄ってきた黒猫を抱えて、2階の部屋へ]
……はあ……。
[部屋に落ち着くと、急に力が抜けるような心地がして、その場に座り込みそうになる。
それでも何とか、ベッドまでは歩き、白の上に腰を落ち着けて]
……でも……どうして?
あれは……あんな様子って……。
[知っている、ような。
そんな気がした。
クローディアの様子は、違う誰かの様子を思い浮かべさせるが、しかし、それが誰の姿か、と考えようとすると頭の奥が酷く痛んで]
……もう……なんなんだろ、これ……。
〔コポコポと小気味良い音、ほんのり漂う珈琲の香りに、夢から現実へと戻る〕
《…キィ…》
〔きっかけの発生源を辿る。鼻歌混じりに支度する妻の横顔。男の気配に気付くと、温かい笑みと挨拶を投げて寄越す〕
おはよう。何か夢見たんだが、忘れちまったよ。
…どっちかっていうと、良い夢だった様な…。
…さあな。思い出したら教えてやるよ。
《…ィキィ…》
〔約束よ、と小指を差し出してくるので付き合ってやる。彼女は満足そうな様子で、今日の帰りは遅くなる旨を告げた〕
…村の外に出るなんて久し振りだろ?ゆっくりしてこいよ。
《…キィキィキィ…》
[ふるり、と首を振る。
痛みを、ぼんやりとした感覚を、何とか振り落とせないものかと。
しかし、それは叶わなくて]
……そういえば……あの、傷の感じって。
[それからふと、ある事に思い至る。
視線が向くのは、何故か疼く左の肩]
……これと……この傷と……同じような……感じ?
[小さく呟くも、答えは出ず。
やがて、苛む痛みと、昼間走り回った疲れが出てか、*眠りの淵へと引きこまれて*]
《キィィィイ…ッ!》
〔ガバ!と半身を起こす。いつもと違う手触り。景色。…周囲を見回すと、ノブやエリカなど見知った顔が〕
あー、俺あのまま宿で寝ちまったのか…。
おい、フランとシャロンはどうした?
〔宿の主人へ問いかけると、昨日の顛末を教えてくれた。それと、手渡される温かい珈琲。そっと、匂いを嗅ぐ〕
…あれ…。何か夢見てたんだよな。どんなだったかなー。
〔呟くランディの前に、部屋の鍵が置かれる〕
ん?俺もここに泊まれって事?すぐ近くに家があるのに…。
〔ここまで言いかけ、赤く染まった部屋の事を思い出した〕
ん…。まぁ、仕方ねぇ…か。
じゃ、有り難く使わせてもらう。流石にベッドで寝ないと、腰にくるわ。
〔トントンと握り拳で腰を叩きつつ、部屋へ向かった〕
ふぅ…さてと、そろそろ例のが届く頃だなぁ。
あ、マスターご馳走さまだよぉ〜?
お代はここに置いとくねん。
明日はもうちょっとハチミツ足してくれると嬉しいかも?
[キィキィと音をたてて車椅子は部屋へと消えていく]
[目を覚ましふと顔をあげる]
[目の前の女性の顔に昨日の記憶がふとよみがえる]
この人も……私と同じなのね……。
大切な人が壊れた姿……兄さん………。
[喉の渇きを覚えてマスターにお水を、と]
兄さん……。
[部屋の中、窓を叩く一羽の鳩。その脚に緑色の筒]
やぁ、やっと来たみたいだねー。
ほらほら、ご褒美の乾燥トウモロコシだよー。
[手の平に乗せたトウモロコシをついばせながら、脚についた筒を片手で器用に外し開ける。中から出てきたのは一枚の羊皮紙とペンダント]
ふむふむ…御守り…ね。
なぁーるほどぉ。『エレナの聖釘』ってところかなぁ?
[ペンダントの飾りは小さな小さな銀色の釘]
まったくねぇ…準備周到というか、なんというか。
一度で良いから君のご主人さまにちゃんと会ってみたいもんだね?
[鳩の胸元を指でコチョコチョとくすぐりながら、緑の筒にいつもの返事を入れる『thx』その3文字だけが書かれた手紙]
[受け取った水を飲み干すも、小首をかしげ]
……もっと………もっと頂戴?
[ちりんと鈴が鳴り、視線は小袋に]
[何か忘れている]
[―――何?]
兄さんは、潤してくれたのに?
クローディアさんだって。
[ぽつりぼやく]
[覚束無い足元はふらふらと]
ねぇ……頂戴?
[ちりん ちりんと]
[個室の廊下]
[人気があるのは一室だけ―――]
[その部屋の扉をトントン、と小さくノックする]
ノブさん?います?
[少し甘みを帯びた声で]
わたしはいつだってひとりぼっち。
にいさんだってわたしがきらいだったのよ。
わたしがじんろうだったから。
みんなとちがういろだから。
ああ、あとでかかなきゃ……クローディアさん。
きれいだったなあ。
にいさんのとなり。うれしいでしょう?
[血色のクロッキーブックを思い出して、笑う]
[突然のノックの音にややいぶかしげな顔をしつつ]
あー、どぞぉ?開いてるよん?
甘えた声でどうしたのかなぁー。
[ゆるい口調と裏腹にペンダントをゆっくりと手の中に隠す]
/中/
こちらでも少し。
メモ拝見しました。ご無理はなさらず。【リアル大事に】
表はノブさんにおまかせして、こちら側で少し茶々入れてみたりしますね。反応はなくて構いませんので、処刑RP中心に動いていてください。
手品師 ディーノは、画家の弟子 リディア を投票先に選びました。
手品師 ディーノは、学生 レッグ を能力(占う)の対象に選びました。
[部屋の中の声に、部屋の扉を開ける]
こんにちは、ノブさん。
……なんだか、一人でいたくなくて。
[ノブさんなら一緒にいてくれるかなあって、と笑う]
[いいですか?と首を傾げ]
[顔に浮かんだニヤリとした笑顔は演技なのか、洩れた素か]
いいけど、この部屋椅子が余分になくてね。
ベッドの上か…ここくらいしか座るとこが無いけど構わないかなぁ?
[と、自分の膝の上をポンポンと叩く]
[休ませていた身体]
[その琴線に何かが触れた]
[それは漏れ出す獣の気配]
…クレア?
[闇の満ちた部屋の中]
[目を開き]
[訝しげに囁く]
[膝の上に乗るリディアの腰に手をゆっくりと回しながら]
問題ないよぉ?僕の方はね。
君の方こそ問題ないのかい?
人狼が居るかどうかは知らないけど。
…僕も一応男だよぉん?
男の人だと……だめですか?
[人狼、という言葉にノブに抱きついて]
……ん、怖い……。
[遠くに視線をなげたままの青の瞳が揺れる]
[ゆっくりと抱きしめながら顔を近づけて耳元にささやく]
怖くなんか無いよ…大丈夫。
だって君は…いや、君が人狼だものね?
[と、いいつつ唇を重ねた]
[動揺されられたのは言葉の方に]
わたしが……?
ノブさんたら……冗談もほどほどに?
[言って今度はこちらから深く唇を重ねていく]
[抱きしめる力が少し強まって]
あら……ノブさんも占い師?
[少しだけ警戒したように呟く]
にいさん以外にもこの村に占い師がいたのかしら……?
[その声はのんびりと]
[そっと胸に手を回す]
柔らかいねぇ…。でも…。
さっき、動悸が高くなったよぉ?
それとも興奮してくれてるのかなぁ。
[唇を重ねながら口の中に舌をいれ…口内の歯を舐め取っていく。そして奥歯の異形を確かめる]
みぃっけ♪
…クレア。
聞こえているのかしら?
[低く低く囁く]
[半ばその事態を確信しながら]
……ノブも占い師?
[その一言には]
[更に眉をひそめて]
[その声に軽く身体を引き離す]
……何?貴方……本当に占い師なの?
[瞳を細めて]
[もう笑んではいない]
昨日の女以外にも占い師が紛れてた、ってわけ……?
[身体は抱きしめたまま、睨み]
[引き離された身体を再び抱き寄せながら]
怖い顔しちゃだぁめ。僕怖がりなんだからさぁ?
[視線をそらすように耳元顔を近づけ囁く]
占いなんてできないよぉ?
ねえ?情報を一番確実に得る方法って知ってるぅ?
『か・ま・か・け』だよ♪
接触した人全員に試すつもりだったけど、随分可愛い子が網にかかってくれたねえ…
[そういいながら耳を軽く舐めた]
/*
占い師僕だってばよ(ナルト風)。
んー、ノブがCの可能性あるかな、僕からだと。
とか言ってノブの設定が違ったりして(笑)。
*/
/*
あ、やっぱり(笑)<かまかけ
しかしリディア狼か…。
スクリプトが2度もデフォにしてた理由はこれかっ!!(ぁ
*/
――っ、こいつ……。
[舌打ちの後]
違う、こいつ占い師なんかじゃない。
違う、違う、違う。
[それは怒りの篭った声で]
[キッと怒りの色が表情に浮かぶ]
[この男―――]
[それでいて尚、離れようとしない男の様子に少し落ち着きを払って]
その割には、私から離れようとしないのね……?
人狼が
それとも、性欲には勝てない訳?
[――兄さんだって私を捨てたって言うのに]
[顔はいつものニンマリ笑顔]
人狼が何をするかは知ってるつもりだよぉ?
ところで君は…こういう状態の男女が何をするかは知ってるかなぁ?
[背中にゆっくりと手を回しキスを続ける、まわされた手にはペンダントを握ったまま]
[更に強く抱きしめながら]
じゃあ、たっぷり教えてあげるよ…。
こういうのは初めてかなぁ?
大丈夫、痛いのは一瞬で…すぐに気持よくなるからね?
[背中に回した手の平がゆるりと動いて、ペンダントの飾りの釘がぬらっとした光を放つ]
─そしてゆっくりと、けれど的確に銀色の釘がリディアの背中に潜っていった。
なっ……
[大きく見開かれた青が濁る]
[背中の痛みはその痺れを強くしていく]
いやああああ、いやあ!!
こないで、こないでええ!!!
[力が抜けていくのが分かる]
[目の前の男の喉を掻っ切ってやりたいのに]
[その赤で喉を潤したいのに]
いやあああ……
たすけて……にいさん……いやあ。
[その視界にノブを捉えることもままならなくなって]
…クッ。
[こちらまで引き摺られそうになる]
[唇を軽く噛み切って]
[意識をこちらに取り戻す]
クレア。
そのままいける?
[低く囁く]
[今 動くわけにはいかない]
[縋る様な声にも耳を貸さない振りで]
[彼女の苦しむ姿から消して目を逸らさない。それでいて尚、口元の笑みは消さないままで]
…大丈夫、怖くない。…すぐ終わるから。
…ごめんね。僕にもっと力があれば…もっと気持ちよくいかせてあげれたのにね。
怒ってもいいよ?恨んでもいいよ?
…食べられるのだけはしてあげれないけどね。
[少しだけ自分の唇を噛んで傷つけて。血が流れるままの唇をリディアの唇に重ねた]
こんだけで…勘弁したげてね?
[そういって抱きしめて優しく頭を撫でた]
[麻痺した舌がその甘さにぴくりと反応する]
[辛うじて聞こえてくるノブの声は、何故か優しく聞こえ]
[撫でられる感覚も、それは本物なのかも分からず]
[笑いたいけれど―――うまく笑えているのだろうか]
[青いだけの瞳は一つ、涙を落とす]
[それは最後に与えられたものへの感謝か]
[感じる優しいノブの気配に包まれながら
*最後の意識を手放した*]
[力が抜けたリディアの身体をゆっくりと抱きしめて]
バイバイ…?
僕が狼なら君を美味しく食べたげたのにね。
君が狼じゃないなら、違う道もあったのかもね?
でもね…。ここにあるのが。
僕と君の真実だから。
それを否定しちゃダメだよね?
僕は君を殺したよ。
君が人狼だったから。
食べられて死にたくないから。
…ずっとずぅっと忘れないよ。
僕は情報屋だからねぇ?
[そういって顔にはあのニンマリ笑顔]
/中/
役職引きでリアル都合途中離脱はものすごく申し訳ないです。
予測できなかった事態なので、ご了承いただけると。
しかし……私はあれね。
この村系列でRPやると、死ぬとき決まってエロが絡む(苦笑
さてと…こっからどうしたもんかなぁ。
このまま抱きしめてあげたいけども…。
見る人が見たら、僕が狼じゃんね。この状況。
まあ、男なんて皆狼みたいなもんだけどぉ。
にゃは、にゃはははは。
[リディアの身体を抱きしめたまま、空いた手で頭をポリポリかきむしる]
……ふ。
[向けていた意識を切り離し]
[伏せられる顔]
[肩が僅かに震える]
分かっていたことよね。
悟られれば殺される。
クレアは失敗した。
ただそれだけの、こと。
[言い聞かせるように]
[静かに呟く]
[昼──ベッドに横たわったままゆっくりと瞳を開ける。昨日の出来事、また思い出すと恐怖が襲い掛かってくるが、パトラッシュが床に丸くなっているのが目に入ると、すぐにそれも治まる。
──ずっと一緒にいられるさ──
昨日彼が言ってくれた言葉。自分は一人じゃない。それが心を落ち着けてくれる。ディも、夢の中で自分が一人ではないと繰り返し言っていた]
僕は、一人じゃない。
ディはずっと傍に居てくれている。
パトラッシュも一緒に居てくれる。
一人じゃ、ないんだ。
[噛みしめるように呟く。その顔には安堵の笑みが浮かぶ。しかしすぐにその表情は引き締められ]
…奴らが、居る。
僕は、僕のやるべきことをやらなきゃ。
[そろりとベッドから降りると、手早く着替えて。未だ眠るパトラッシュの頭を優しく撫でてから仕事道具を手に部屋を出る。いつも通り少し扉を開けて]
[1階に降りると主人に挨拶をして。何も頼まずそのまま宿屋を出る。奥での惨状なぞ露ほども知らぬままに──]
[外に出るとそのまま広場を横切り、教会がある通りへ。奥に歩み進め、向かった先はトパーズを頼んだ細工師の工房。2つのノックの後に扉を開けた]
……こんにちは。
約束のもの、出来てる?
[以前の飄々とした様子は無く、真剣さを帯びた表情。その様子に男性は僅かに片眉を上げ、しばらく間を開けた後に、ああ、と短く返してきた]
良かった。
これで僕の”仕事”も出来そうだ。
[にこりと笑みを浮かべると、代金を払いトパーズを受け取る。綺麗に磨き上げられたそれは透明度も高く、反対側が透き通って見えている。淡く黄色みがかったそれを掲げて覗き込むと、にっ、と笑みを浮かべた。ありがと、と男性に礼を言うと、ゆっくりと扉から出て行く。
その姿を男性はしばらく眺めていたが、すぐに興味が失せたように視線を手元に落とした]
[工房を出て、次に向かったのは教会。途中アンジュに会い、今日も何か見せて、とせがまれたが、ちょっと用事があるからと断って。そのまま教会へと入っていく。
静寂が支配する教会内。その奥、祭壇の前へと歩み寄ると仕事道具の中から透明なジャグリングボールを取り出した]
これで…奴らを探すことが出来る。
探して、この手で──。
[ここに居る人狼がディを手にかけたものでは無いとしても、人を襲うことには変わりなく。この手で駆逐するのが、己の望み。
手に入れたトパーズをそのジャグリングボールにはめ込むと、その中には10個の宝石が輝く。赤、青、緑、白、黒、黄──。宝石の入ったジャグリングボール。それを両手に抱え、瞳を閉じると呼吸を整えた]
ふ…は…アッハハハハ!
何を感傷に浸っているのだか。
そんな暇は無いのよ。
[振り払うように]
[顔を上げる]
[どこか凄絶な笑みを浮かべながら]
まだ手も出していないのに。
食餌の為でもないのに殺す。
これだから人間は。
[笑いを収めてゆっくりと]
醜い人間。
滅ぼしてしまいましょう。
愛するべき友を殺した『人間』を……。
[夢の中にある者に向けて]
[誘うように囁いた]
…教えて、ディ……僕に、あの人の本質を。
[ぽーん。透明なジャグリングボールが宙を舞う。それが手の中に戻ってきた時には2つになり、その中央には透明な石─クリスタル─と黄緑の石─ペリドット─がはめられている]
場の浄化を…この一時だけ、悪しきものを排せ…。
その曇りなき身に、彼の者の真実を映し出せ。
[宙に舞うボールは3つ、4つと増えていく。赤い石─ガーネット─と白い石─ターコイズ─。心を無にし、集中する。宙に舞う4つのボールが僅かな光に包まれ、手の中に戻るとまた一つに戻る。両手の中に収まると光は失せ。ボールを左手に乗せ、右手をゆっくりと退けた。そこに現れたのは──]
涙なんかいらない。
涙なんか知らない。
――生きなければ。
それこそ無駄になんかしないために。
そのためにも生き残らなければ。
[現れたのは黄色─ターコイズ─がはまった状態のジャグリングボール]
…そっか。
あの人は、違うんだね。
[一人、疑いが晴れる。ふぅ、と僅かに安堵の息を漏らした。あの人が違うなら、一体…]
一体…誰…。
[零れた言葉は静寂へと溶けて行く。ジャグリングボールを仕舞うと、荷物を手に教会を後にした]
[教会を出ると、その入り口付近でアンジュが座り込んでいて。こちらの姿を見つけると、ご用事終わった?と訊ねてきた]
ずっと待ってたの?
しょうがないなぁ。
[小さく苦笑いを漏らして。アンジュの頭をぽんと叩いてから]
それじゃあ、何が良い?
見たいのをやってあげるよ。
[希望を訊ねると、さっきのがもう一度みたい、と返される。若干目を丸くし、その傍らにしゃがみ込んで]
もしかして、見てたの?
…あれは他の人に見せるものじゃないんだ。
だから、出来ない。
[ごめんね、と苦笑いを浮かべて。アンジュは残念そうな顔をしてから、それじゃあ占い!と新たな希望を述べる。それには頷いて、また広場の片隅に簡易テーブルを展開させ、占いを披露し始めた。僕は手品師なんだけどな、と内心苦笑いで呟きながら]
[まどろみの中、クローディアと二人で遊んでいた。
丹念に、丁寧に、クローディアの体を嘗め回す。
全裸の彼女は、自分とは違って、どこまでも白い体で。
その姿に悔しくて、体を噛んだ。
コリ・・・コリ・・・ゴリ・・・!
指先から、足元から、末端から、彼女の体を噛み、そして、租借する。
しかし、いくら食べても、彼女の体はいつまでも、そのままで。
シャロンはニコリと笑いながら、その甘美なる味を楽しんだ]
[そんな悪夢の中。
シャロンの頭に響き渡るのは、暗黒に落ちていく叫び声。
全て闇の中へ堕ちていく。
思わず、意識が闇に引っ張られかけたが、その腕をクローディアにどうにか掴まれて、助かった。
彼女が喋る。
「さあ、もう目覚めなさい。貴女は、私を食べたのだから。
だから、私の代わりに、ずっとずっと生き続けなさい。
この世に生きる全てのものが滅ぶまで。
貴女はずっとずっと生き続けなさい」]
―――!
[シャロンが、跳ね起きるように目を覚ました。
・・・頭痛がひどい。
その痛みに顔をしかめながら、ゆっくりと頭を振った]
・・・?
[その視線の先に見えるのはいつもの景色ではなく、知らない景色でしかなかったことに気づき、シャロンは小さく首を傾げた]
ここは・・・?
私は・・・何を・・・。
[少しだけ足元がふらついたが、それでも、シャロンは扉を押し開ける。
―――そこから見えたものは、いつもの食堂。
マスターがヒマそうな顔でタバコをふかしている姿。
ゆっくりと近づき、シャロンはマスターに問うた]
もし・・・すまないが、何があったのか・・・聞かせてもらっても良いか?
[声にビクリとマスターが勢い良く振り返ったが、その顔を見て、マスターが目を丸くした]
学生 エリカは、画家の弟子 リディア を投票先に選びました。
[聞き出したことはとても単純なことだった。
―――クローディアが死に、そして、シャロンが倒れた。
それだけのことだった]
クロー・・・ディアが・・・?
[嘘だ!と叫びたかったが、シャロンの頭の隅に確かにそれがこびりついていた。
シャロンの目の前で、クローディアが死んでいる姿を。
シャロンは確かに見ていたのだ。
だが、それ以上のことは何も思い出せなかった。
クローディアが死んだ。
それが一体どういう状況だったのか。
どういう死に方だったのか。
部屋に変わりは無かったのか。
その全てが―――何も思い出せなかった]
・・・マスター・・・。
クローディアの部屋を・・・見てもいいか・・・?
[そのシャロンの言葉に、マスターが顔を渋く歪ませた。
昨日のシャロンを見ている限り、またそのような状態にならないともいえない。
そして、次にその状態になったときに、何をするのか予想も出来ないからだ。
だが―――。
止めたとしても、何が変わるというのだろうか。
今止めたところで、そのうちきっとシャロンはクローディアの部屋に行くことも確かだろう。
それならば、早めに行かせて、シャロンにクローディアが死んだことを認識させ、そして、乗り越えてもらおう。
長く熟考していたマスターが、「・・・どうぞ」とだけ呟いた]
・・・感謝する。
//中の人発言//
>エリス
赤で話しかけてもらっても良いです?
あ。表と平行して、少し長めにRPやるので、時間の取れるときでいいので、お願いします。
私は、ちょこちょこ覗いておりますので、準備が出来たら合図お願いします。
>クレア
お疲れ様。
赤RPで話せないまま、終わってしまった(苦笑)
時間があるのならば、エピでまた話しましょうね。
/中/
ほむ。
ストレートにそこが占なのね。
で、初回は白占か。
占が手だと、学は狩かにゃ?
赤組でなければ、他にないもんにゃー。
にしても、初回赤組バファリンて……ここからの進行、難しいなぁ……。
迷犬 パトラッシュは、画家の弟子 リディア を投票先に選びました。
/中/
ごめんなさい、戻るの遅くなりました。
ここからは箱前ですので、よろしければ行きます。
でもその前にどのくらいの時間帯とするか聞いてしまおう。それによっては先に店に戻っておこうかと思うので。
[すでに、捜査は終わっているのか、部屋の中は閑散としていた。
一日前と変わったことといえば、
シーツが新しくなったことと、
クローディアがここにはもういないのだということだけ]
・・・。
[フラフラと、部屋の中に入り込むと、机の上に宝石が散らばっているのが見えた。
それは、自分が持ってきた宝石。
それから、クローディアが大きな力を持っているのだと話してくれた大きなトパーズ。
それらが、まるで血にくすんで、鈍い光を放つように鎮座していた]
・・・こんなものさえ見つからなければ・・・貴女は・・・。
[フラリと。
まるで導かれるように、主のいなくなった宝石を手に]
[シャロンが気が付いた]
[それを感じて薄く笑う]
目覚めなさい。
新しい占い師。
星占の娘の力を引継ぎし者。
[低く低く]
[囁く]
[その途端、先ほどまで沈静化していた頭痛が、さらに激しくシャロンを襲った]
・・・これ・・・は・・・!
[意識の全てが開放される感覚。
何かが、シャロンの中で目覚めた]
・・・分かる・・・うん・・・分かるよ・・・クローディア。
これが・・・占いの力なのね・・・!
分かる・・・分かるわ・・・。
貴方達、狼の囁きが。
つまり、占いとはこういう力だった・・・というわけね!
[シャロンが、クローディアから力を受け継いだのだと、歓喜したように震えた]
うふふ・・・うふ・・・
ありがとう、クローディア・・・。
貴女の力―――確かに私が受け継ぎました!
[ギュッと、力強く大きなトパーズを握り締める。
絶対に、手放さないように、強く]
[アンジュにせがまれ占いを披露して。やはり先日のように集まる人が多かった。しかし先日とは違い、皆切羽詰ったような雰囲気を感じる。崖崩れの復旧がなかなか進まないせいなのか。それともクローディアの話が広まったせいなのか]
ああ、もうこんな時間。
暗くなってきたしお開きにしよう。
[集まってた人達に告げて店じまいする。アンジュも最後まで残っていたが、迎えに来た母親と共に帰って行く。その姿を少し懐かしそうに、羨ましそうに眺め。荷物を持って宿屋へと歩みを進めた]
(だけれど、この力が使えるということは、貴女は本当は占いたくなかったのね。
人狼の心が分かるなら、人狼が暴れるかどうか分かるはず。
なのに、火に油を注いだバカな人間が―――いただけ。
そんな人間のせいで、貴女は死んだ。
ああ。そう。
人間が、人間なんているから貴女は死んだのね!)
[肩を竦める]
あら、まあ。
これはまた。
[先ほどの作った声音とは違う]
[エリス本来の囁き声]
おはよう、シャロン。
それとも別の名前で呼んだほうがいいのかしら?
[クスクスと笑う]
・・・うふふ・・・。
聞こえる・・・?
狼さん、私の囁きが?
私は占い師。
だけど、
人間であって、人間の味方をしない。
囁けるけど、人狼ではない。
私は占い師。
どちらがわでもない、私。
だけど、手伝ってあげる。
人間を殺すのを。
人間さえいなければ、私のクローディアが死ぬようなことも無かったのですからね・・・?
うふふ・・・うふ・・・。
シャロン。
いいえ。
それは、今までの私。
これからの私は、ただの占い師。
名前なんて無い。
それでも、私を名前で呼びたいのなら、好きな呼び方でいいわ。
[閃く夢は黒と紅、その二色に彩られ。
揺らぐ、揺らぐ、ゆらゆらと。
黒は闇、紅は……血の色彩。
目を閉じても広がる色彩、それが兆していたのは──喪失]
……や……。
やだ、やだ。やだ……。
[その二色に飲まれるものと離れたくなくて伸ばした手は空を切り。
求める手の代わりに……振り下ろされたのは、全てを引き裂く鋭きもの]
─宿屋・2階─
……っ!
[不意に、訪れる目覚め。
見ていた夢は、鋭いものに切り裂かれるように、途絶え。
文字通り跳ね起きたベッドの上で、荒く、息を吐く]
……ゆめ……?
[呆然と呟くその様子に、黒猫が不安げな声を上げた]
[宿屋に足を踏み入れると静かなもので。ああ、他の人が居ないのか、と一人ごちる]
マスター、パンとサラダとスープ、お願いね。
[カウンターの席に座り、主人に注文する。昨日の今日、愛飲しているワインや肉料理を食べる気はしなかった]
そうね。
人間さえいなければ、こんなことにはならなかったわ。
[思考を巡らせる]
[シャロンは『占い師』であることに固執している]
[それならば表に出てくれるだろう]
いいえ。
貴女は貴女だわ。
これからよろしくね、「占い師の」シャロン。
それにしても……また、あの、夢……。
ずっと、見なかったのに……どして……?
[額に滲んだ汗を拭いつつ独りごちる]
……うわ……汗だらけ……お湯、使わせてもらった方が、いいかな……。
[治療道具を持ち込んだ時、泊まる可能性も考えて着替えも持ち込んでいたのは、良かったのか悪かったのか。
そんな、どうでもいいような事を考えつつ、ふらつく足取りで、下へと下りて行く。
その後ろをついて行く黒猫は、どこか心配そうに少女を見つめていた]
よろしく、フラン。
ん。
貴方こそ、別の名前で呼んだほうがよろしいかしら?うふふ。
[狂いながらも、狂人には狂人なりの論理があって。
シャロンは、フランに他の名前があるのを気づきながらも、微笑しながら言った]
業務連絡です。
バファリン発生により、時間進行をどうしようか考案中です。
村立ての日記へのコメントか、メモにて反応をお願いします。
………。
協力してくれるのなら明かしましょうか。
[薄く微笑む]
[これに気が付けるということは…]
[だがそれは口に出さず]
私の名はエリス。
こちらで呼んでくれるならそれでもいいわ。
[階下に下りれば、どこかがらんとした1階に、主人と、食事をするディーノの姿があり]
こんばんは……。
マスター、お湯、使わせて……。
[お湯使わせてくれる? と、問おうとした矢先に。
昨日も感じた目眩が襲って]
……あ……あれ?
[惚けた声を上げつつ、その場に座り込む]
/中/
…24h進行か。どうしましょうかね。
確かにクレアがいなくなると、色々な意味で難しくはなる。
けれど48hでもそれは一緒かなと思ったりもするのですが。
シャロンはどう考えます?
今後の展開についての考え方も含めて。
[もぐ、とサラダを口に入れたところで声が聞こえ。飲み込んでからそちらを振り向く]
あ、エリカこんば……って、大丈夫!?
[様子がおかしく、座り込んでしまうエリカを見て慌てて立ち上がり、傍に駆け寄る]
そう。
もう一つの名前はエリス。
いい名前じゃない。
今度からそう呼ぶことにするわ、エリス。うふふ。
[シャロンが、微笑を貼り付けたままで、そんなことを言った]
さて。そんなことより、大事な質問が一つ。
[先ほどとは打って変わった堅い声で]
貴方の仲間の狼。
私には誰だったか知らないけど―――死んだのね?
別にそれでどうこう言うわけじゃないけどね。
ただの確認。
だから、「はい」か「いいえ」でだけ答えてくれればいいわ。
/*
占い先どーすんべー。
出来るだけ皆と絡もうと思ってたけど、どうしても偏るんだよねぇ。
PL視点だとシャロン占うのもありなんだけど、ディーノはそれを知らない。
そこの兼ね合い取るとどうにもなぁ。
*/
あ……うん、大丈夫、平気。
今まで寝てて、十分休んだつもりなんだけど……まだ、疲れてるのかなあ?
[駆け寄って来たディーノに、いつもと変わらぬ風を装ってこう返す。
黒猫は物言いたげに、じっとその様子を見つめているが]
//中の人発言//
私はどちらでも構いませんよ。
占いRP含めて、対応は出きるはずです。
ただ、今日から24hにするには、いきなりすぎるので、現実的ではないような気もしますね。
どちらにしろ、意見が全部集まっても時間は結構行っていると思うので、そこから、さあ襲撃RPだ、占いRPだ、と始めると、バタバタするでしょうしね。
という感じで、今日は48h更新を、私は推します。
何だか顔色悪いよ?
あまり無理に動かない方が…。
[立てる?と手を差し伸べて。相手が立てそうならば支えながら近くの椅子へと座らせようと]
/中/
いや、占いRPは終わっているのだと思うのですよ。多分。
だから襲撃をどうするか次第なのですよね。
そしてその部分で悩んでいたりするわけですが、この狼。
24hは中だるみ防止という意見だと思います。
襲撃RPは私が完全COしないかぎり、どちらにしても時間ギリギリでやることになるでしょうし。
[顔色が悪い、と言われれば、不思議そうに瞬いて]
そう……かな?
[夢見のせいかなあ、とぽつり、呟き。
ありがと、と言いつつ差し伸べられた手を借りて立ち上がり、椅子に落ち着いた]
なるほど。
状況は厳しいわね。
私は、私なりに貴方を守るつもりではいるけど、ちゃんと、みんなの追及をかわしてよね?
言っておきますが、さすがに、自分の命を捨ててまで、貴方を救う気は無いですしね。
私にとって、貴方がいなくなっても、最終的に人間達を殺せればいいだけなのですから。
―――お互い、利用しあう程度の仲なんでしょうし。
でしょう?
うふふ・・・。
[黒く歪んだ笑み。
人間を人間とも思わず。
人狼ですら、何も思わず。
ただ、クローディアのためだけに]
[エリカが椅子に座るのを確認すると、主人に頼んで水をもらい、エリカへと渡す]
うん、何かいつもよりね。
…昨日の事件のせい…?
[あれは見ていて気持ちの良いものではない。自分もそうだった。フラッシュバックを起こして、倒れて。そのせいかと思い、遠慮がちにではあるが訊ねてみた]
//中の人発言//
うーん。
というか、まだ誰を襲撃するのかも考えていませんよね?
まあ、仮に決っていたとしても、やっぱり急ですよ。
基本的に土壇場で設定変えてよくなった覚えがあんまり無いので、変えないほうがいいと思いますよ。
中だるみと、急ぎすぎることを天秤に取ったら、中だるみの方がまだ時間を置いて、なんやかや考えられるだけいいとは思うのです。
[受け取った水を一口、含んで。その冷たさに、ほっと息を吐く]
……昨日の……。
[それから、問われた言葉に、ふと目を伏せて]
そう……かも、知れない。
あの様子を見て……何か、思い出しかけてるのは、確かだから。
[目を細める]
……上等。
[聞こえるか聞こえないかの囁き]
そうね、互いに生き残るのが第一義。
それを前提に協力しあいましょう。
こちらもそう行かせてもらうわ。
[冷静に答えて]
[唇の端を上げた]
/中/
なるほど。
それなら狼としては48hがいいと意見出しましょう。
情報ページに書けばいいのかな…お願いしてもいいですか?
思い出しかけて…。
あれを見て、思い出しかけてるってことは…もしかして、エリカも過去に似たような経験を?
[そう言えば彼女はこの村で保護されたと言っていたか。彼女から自分と似た境遇を感じつつあった]
/中/
中の人思考を抜いて、RPオンリーで考えると。
…霊能COっぽいエリカを襲撃かなと思っています。
そうでないとクレアの真実が丸分かりだから。
中の人思考入れると、襲撃先が本当に頭痛くなる。
どうしたものでしょうね?
[一つ頷き、水をもう一口飲んで]
ボク、小さい頃に、この村の入り口に倒れてたんだって。
酷い怪我して……息があったのは、奇跡だった、って御師様は言ってた。
[小さく呟き、視線を左肩に]
それで、その怪我は……何かの、爪で裂かれたみたいだったって……。
今でも……痕、残ってる。
何があったのかは、全然覚えてないんだけど。
恐らく……。
[続く言葉は濁されたものの。その言わんとするところは、概ね伝わるだろうか。
過去に、人狼に襲われた経験があるのかも知れない……と]
/中/
あ、もう一つのプラン。
パトラッシュ襲撃でディーノを逆上させて。
逆にその隙をつくとか。
でもこれだと、ディーノがいかにも真ぽくなるのかなと。
うふふ・・・。
折り合いがついて良かったわ。
改めてよろしくね。孤独な狼さん。
うふふ。
[これから始まる惨劇を目の前にして、シャロンは愉快そうに、冷笑した]
//中の人発言//
ん。
RP的にはエリカ襲撃か、ノブ襲撃かのどちらかじゃないですかね。
中の人思考では、狩人はカルロスか、パトラッシュ辺りだろうと辺りをつけていますけど。
うーん。
素直に考えてエリカ襲撃かなぁ。中の人的にも。
爪で裂かれたような、痕……。
[それを想像、いや思い出して上体が僅かに揺れる。左手を側頭部当てて、意識だけは失わないように]
そ、っか…。
思い出しかけてるのは、それなのかもしれないね…。
思い出さない方が、良いのかもしれないけど…。
[自分は忘れられなかった。そのせいで今苦しんでいる。彼女もそれを味わってしまうのか。自然、眉間に皺が寄った]
//中の人発言//
ん。そう言えばレッグも何か気になるRPしていたし、狩人の可能性あるかも。
でも、明らかにここを狙うのは接点なさすぎるし、外したらなんか悲しいし(笑)
再び業務連絡。
狼サイドから48時間進行希望が出ましたので、本日は48時間、明日以降24時間進行のままで行くことします。
お騒がせ致しました。
……どっちがいいのかは……わかんない。
でも……。
[向き合わなきゃいけないのかもしれない、と。小さく呟いて。
それから、ディーノの表情に気づいてあ、と短く声をあげ]
あ……ごめんなさい……。
[辛い事を思い出せてしまったかも、と気がついて早口に誤り。
それから、ふと思い出して、ポーチを開ける。
中に入っているのは、ハーブと蜂蜜で作った飴玉。気を鎮めたい時に口にする物。それをいくつか差し出して]
えと、これ、どうぞ。
イライラしてる時とか、落ち着きますから。
/中/
実は、その方が中のねこは助かるとか、そんな。
調書書きはなくなったけど、人手が足りないのはかわんないし、いつ帰れるかわかんない状況で24進行の3日目はきついのー(^ ^;
あ、ありがと…。
[差し出された飴玉を受け取り礼を言って。その礼もどこかまだぎこちなく]
ごめん、そっちも大変なのに気を使わせて…。
[瞳を伏せて自分も近くの椅子に座り込む。側頭部に当てていた左手を額に回し、貰った飴玉を一つ口に運ぶ]
……美味しい。
[その甘さが口に心地よい。若干表情は和らいだだろうか]
/中/
ああそうか。レッグのあれは狩人の可能性もありますね。
となると、霊能襲撃は危険かな。GJの可能性。
ノブ喰いは、SG減らしに繋がるかと。
(本編での)明日以降の吊り先として少し残したい。
レッグ襲撃はありといえばあり。
自警団との接点ですし、エリスはあの痣の存在も知っているので。
ふーんふふーん…ふふーんふふーん…
[小さい頃聞いたうろ覚えの子守唄を鼻歌で歌いながらリディアの髪をそっと撫でる]
この子が人狼なんてねぇ…。
ほんとはもっと情報引き出してから、のが良かったんだろうけど、命が代価の情報なんて僕の手には負えないや。
僕が手にいれてた情報が確かなら…少なくとも後一匹は確実に人狼が居る…。彼女を殺した事で僕は…警戒の対象にはなったはず。もうカマかけは使えそうにも無いねぇ…。
ま、その前に村の皆に誤解されないか、てのと仲間の仇討ちーとかって殺されないようにてのを気をつけないとかねぇ?にゃはは。
ボクは、大丈夫。
……独りじゃ、ないから……みんな、いてくれるから、今は……。
[小さく呟いて、膝の上に上がってきた黒猫を、そっと、撫でる]
御師様のね、手作りなの。
小さい頃は、それがおやつ代わりだったなぁ。
[ディーノの表情が和らいだのにほっとしつつ。
にこ、と笑いながら、自分も飴を一つ口に入れて]
//中の人発言//
ふむ。
それならば、レッグ襲撃にしましょうか?
後、占い誰を占うかまだ分からないですけど、誰か希望あります?
私は一応カルロス辺りを占おうかなーとは思ってますけど。
旅人 シャロンは、画家の弟子 リディア を投票先に選びました。
武器ももう無くなっちゃったしなぁ。
[彼女の背に埋め込まれた釘、引っ張りだせない事も無いはずだけれども]
これは…彼女に捧げたんだしねぇ。
ま、単なる感傷と言っちゃえばそれまでだけど。
[その感傷こそが、自分が人間の証だから。と声には出さず呟いて]
少し眠いや…夢で君に会えたら…さっきの続きが出来るかな?にゃは…にゃはは。
[リディアの身体を抱きしめたまま、うつらうつらと眠りの中へ]
[一人じゃない。そうか、彼女も昔は──。
エリカに対し親近感を覚える。家族を失った自分。一人この村で保護された彼女。境遇はどこか似ていて。今一人ではないのも、同じ]
…そう、だね。
一人じゃ、無い。
[和らいだ表情に、穏やかな笑みが加わる。エリカの膝に上がる黒猫を見て、パトラッシュはどうしてるかな、と思い2階に視線を向けた]
エリカのお師匠さんが?
ああ…何だか納得かも。
凄く落ち着く。
情報屋 ノブは、画家の弟子 リディア を投票先に選びました。
/中/
そうですね。
GJ出てもいいから霊能食べに行くのもありなんですけれど。
本当に悩みます。
霊能食べれたらノブ占い頼もうかなと思ったのですが。
で、黒出ししてもらったり。
怖いのは、ここも真占に占われると潰れることかな。
サッサと襲撃掛けてもいいのかもしれない。
灰色をあまり狭めるのは嫌だなぁ。
吊り難い場所…ってでも能力者ばかりか。
いっそのことエリカ占うのはダメですか?(苦笑)
//中の人発言//
まあ、ガチ村でも、占い師と霊能者を残したままだと狼側不利になるものですし、早めにどちらかを襲撃しときたいんですけどね。
エリカ占いは・・・んー。厳しそうかなぁ。
ディーノ占いなら3日目以降になんとか出来るとは思うんですけど。
うん、御師様もいるし、レッグも、リディアも、みんないるから……。
[その言葉は、呟くようで。
膝の上の黒猫が、自分は? と言わんばかりに声を上げれば、リエータも、と言って微笑み]
良かった。
後で御師様にお願いして、また作ってもらいますね。
/中/
でも占襲撃はまずいですよね?
パトラッシュに疑いかけられそうなら、それもありかとか思わなくも無いのですが、流石にシャロンの危険度が高い。
やるならまずはエリカ襲撃ですか、やはり。
GJ出てもいいから頑張ってみますか。
それならカルロス占いはありかな。
後はディーノの占いの結果次第かもです。
とりあえずその予定で、(リアル)明日もう一度考えましょうか。
雑貨屋 フランは、画家の弟子 リディア を投票先に選びました。
傭兵 カルロスは、画家の弟子 リディア を投票先に選びました。
[エリカとリエータのやり取りには微笑ましげに目を細め]
これ、僕にも少し分けてくれる?
気に入っちゃった。
[この飴のお陰で普段より穏やかな気分なれた気がして。少しだけ強請ってみた]
[孤独]
[その言葉に唇を引き締めた]
ええ。
「それなりに」期待しているわ?
[瞳に宿るは冷たい金]
[向けていた気配を静かに離して]
[気配を断った]
//中の人発言//
ええ。
占襲撃、今はまずいです。
襲撃されてもおかしくないように、相互占いするように持ち掛けてみて、成功したら問題ないんですけど。
ということで、やっぱりエリカ襲撃になっちゃうかな。
確かに、ディーノが占った人に、シャロンも占う可能性は高いかも。
という予定で進めておきましょうか。うん。
―宿屋2階・朝―
[目を開ける]
[いつもと違う部屋]
そういえばそうだった。
…店に戻らなくちゃ。
[溜息をつき]
[階下に降りて]
[外に出た]
[分けて、の言葉にうん、と頷いてポーチを開く]
この前、作ってもらったばっかりだから、たくさんあるし。
[言いつつ、取り出した数個の飴玉を差し出して]
……あ。
そういえば、ボク、お湯を使わせてもらいに下りてきたような。
[それからふと、下りてきた目的を思い出す。
突然の目眩に忘れていたが、じとり、とした感触は未だ、残っていた]
ありがと。
今度何かお礼するね。
[受け取った飴を上着のポケットに入れて]
そうだったんだ?
もう目眩は治まった?
[こうやって話していたのだから治まってはいるのだろうが、念のため確認は入れて]
―雑貨屋・昼―
[いつもより元気の無い様子に]
[何度か声を掛けられた]
うん、まあ。
見ちゃったからね。
[溜息をついて]
[随分と減ってきた湿布を手渡す]
本当、こんな時に限ってね。
悪いことは重なるのかな。
ごめん、縁起でもなかった。
早く落ち着くといいね。
[元気を出せという鉱夫に]
[笑って頷いた]
[その頃。
2階で顎を前足に乗せながら、考え込むパトラッシュが居た。]
仇、な……。
[悲壮な顔をして、その言葉を口にしたディーノを思い出す。
自身が喰われる心配の薄いパトラッシュとしては、人狼が誰かなんて関係なく。
ただ、誰が敵で、誰が味方か。
それが全て。
だから、もし万が一ディーノが人狼であったとして。
その場合でも、きっと変わらずディーノの傍に居たに違いない。
ディーノは自分を助けてくれた。
あいつは味方だ。力になってやりたい。
――今、そのディーノは人狼を憎み、仇を討ちたいと。
当然、その手伝いをしてやりたかった。しかし。]
俺は……人狼に対しちゃ、無力、なんだよなあ……。
[はふう、と息をつく。
蘇るのは実験体として生きていた日々。
『彼女』はなんとか、パトラッシュが人狼殲滅の役に立つと証明しようとしたが。
幾ら薬を加えようと、施術しようと、結果は出なかった。
パトラッシュは喋る犬以上の存在にはなれなかった。
人狼対策の一環として、生み出されたのにも関わらず。
だからパトラッシュの生みの親の、『彼女』は。
『魔女』は………。]
[数日前の光景が脳内で再生されかけて、頭を激しく振った。
感傷に浸っている場合ではない。]
出来ることをしろ。
[己に言い聞かせる。]
やれることを。全力で、やるしかねぇんだ。
[勢いをつけて立ち上がり。
じっとしていても仕方ないとばかりに部屋を飛び出ていく。]
期待してるねっ。
[お礼、と言う言葉に、にこ、と笑って]
うん、目眩は平気。
落ち着いたら、気持ち悪くなって来たし、行ってくるね!
[問いかけにはこう答え、黒猫を下に下ろす]
リエータはここにいて、ね?
……あ、覗いちゃダメだからねっ!
[大丈夫だと思うけど、と呟きつつ、ゆっくりと立ち上がり、ぱたぱたと浴室の方へと]
うん、行ってらっしゃい。
[微笑んで立ち上がるエリカを見上げて。覗いちゃダメとは自分に向けられた言葉だろうか? そう少し考えてからクスリと笑う]
そんなことはしないよ。
リエータ、一緒に待ってようね。
[置いていかれた黒猫に声をかける。黒猫は、にぃ、と返事をするように鳴いた]
[階下に降りれば、そこにはディーノとリエータ。
ちょうどどこかへ行く様子のエリカ。
エリカの後姿を見送りながら、2人(?)に尻尾を振って挨拶する。]
[大人しいリエータの喉を撫でてやっているとパトラッシュが降りてきたのが見えて]
あ、パトラッシュ。
今日はずっと上に居たの?
お腹空いてる?
[夜になり]
[最後の数人を纏めて見送った]
[湿布の箱は数枚を残すばかりで]
あーあ、これだよ。
今夜のうちに準備しないとダメだな。
エリカちゃんに頼みにいかないと。
[包帯を新しく取り出して]
[まだ開けていない布の箱を手に]
[宿へと向かう]
[問いかけるディーノに、「ああ」の「あ」まで口に出しかけて。
いやいやマスターが聞いてるかもわからんと口を閉じた。
ただ、わんっ、と大きく吼えて肯定し、次の「お腹空いてる?」の質問には喜んで――]
[ぴたりと動きを止めた。]
[どこからか、僅かに。昨日と同じ、匂いが。]
[緊張を体中に漲らせて、部屋を見渡す。]
[言葉が出かけたことに少し身を硬くするも、どうやら押し込めたようで小さく安堵。次の返事を待っているところでパトラッシュの動きが止まり]
…どうしたの?
パトラッシュ?
[部屋を見回すパトラッシュを不思議そうに見つめる]
[クローディアの部屋に、何分、何時間いたのかはよく分からない。
ただ気づけば、窓には夜の帳がすでに落ちていて、部屋の中は真っ暗だった。
唇を少しだけ上げて、シャロンは扉を開けて、ゆったりとした足取りで降りてきた]
マスター。
何か軽い食事をいただけるかしら?
[シャロンの言葉に、マスターは恐る恐る振り返ったが、なんら変わることの無いその姿に安堵した]
うふふ。
やぁね。幽霊でも見るような目つきで見ないでよ。
[最初は昨日のクローディアの血の匂いが残っているのかと思ったが。違う。これはあの匂いではない。もっと微かで、とろりと濃くて、そして獣のような――
その匂いは同じ階の。――奥の客室から?]
[ディーノの話しかける声に構わず、ぱっと弾かれたように1階客室、ノブの部屋へ走る。]
[軋む階段の音に視線を向ければ、シャロンが2階から降りてくるのが見えて]
こんばんはシャロン。
…大丈夫?
[彼女はクローディアと懇意にしていたはずだ。昨日、あんなことが起こって気落ちしているのではないか。そんな考えが浮かんで、遠慮がちに訊ねてみた]
[匂いは微弱。きっといつもならパトラッシュだって嗅ぎ逃してしまうような、嗅いだとしても気にもとめないぐらいの。
けれど今は昨日と同じ感覚が。突き刺さる。厭な予感。
ノブの部屋、閉ざされた扉の前に立つと、勢い良く吠え立てた。ドアノブを前足で回そうと立ち上がる。]
[食堂には、他にも何人かチラホラいて、その中の一人、ディーノに声をかけられ、シャロンはゆっくりと微笑んだ]
こんばんわ、ディーノ。
ええ。
もう大丈夫よ。
クローディアから、形見の品も受け継ぎましたからね。
うふふ。
[そう言えば。とシャロンが気づいた。
最初見たときは男性にしか思えなかったけど、改めてこう面と向かい合ってみると、女性にも見えた。
格好、喋り方、態度。それらは男性で。
声、顔、体つき。それらは女性]
(まあ、どうでもいいわ)
[と、シャロンは思考を締めくくった]
[ディーノとの話が終わるか、終わらないかというときに、ディーノは立ち上がり、どこかに駆け出していった。
何事かと、視線を向けてみると、その終着場所は一つの部屋で。
その前で、しきりにパトラッシュが吼えていた]
・・・?
[シャロンは、訳も分からずその光景を眺めた]
[追いかけて辿り着いたのは1階にある客室。誰か使ってたっけ?などと考えるも、今気になるのはパトラッシュの異変]
ここに、何かあるの?
[扉を開けようとしているパトラッシュを見て、代わりにドアノブに手をかける。
がちゃ。
恐る恐る、その扉を開けて行き]
(そう)
[今さっきの瞬間で、エリスが誰かを殺したとも思えない。
そして、今までに、誰かが殺されたのか、という話は一つしか聞いていない。
すなわち。
―――もう一人の人狼が、あそこで死んでいるのだということだろう。
それに気づいたシャロンが、誰にも気づかれないように、小さく冷笑した]
(使えない・・・駒だったわね)
やぁ、いらっしゃい♪
ただ、次からは、もうちょっと優しいノックをしてくれると嬉しいかもだよー?
にゃははははは。
[唇に乾いた血の跡、腕の中にはぐったりとしたリディア]
…誤解しないでね?
まったくね。
賢しいほどに。
…人間みたい、か。
実はそうなのかもしれないわね。
[思い出す]
[喋っているように見えたあの時]
[扉が開くか開かないかのうちに中に滑り込む。
外から判っていた気配は2つ。
ノブと、そして何故かリディア。
車輪のついた奇妙な椅子に座るノブ。
抱きかかえられるようにして、彼の膝の上で目を閉じるリディア。
暢気に喋るノブに向けて、グルル、と警戒の唸り声を発した。]
ノブに…リディア?
これ…どういう…。
[目の前に広がる光景に目を丸くし。しばしの逡巡の後に部屋の中へと足を踏み入れる。2人に近付き、ノブの腕の中でぐったりしているリディアに声をかける]
…リディア?
ねぇ、リディア大丈夫?
何か心当たりでもあるのかしら、エリス?
あるなら、早めに確かめた方がいいかもね。
足元を掬われる前に。
殺しておいてまで、本当にただの犬、なんて話になったら、笑い話でもすまないしね?
─浴室─
[軽く湯を浴びて、絡みつくような汗の感触を拭い去る。
華奢な左の肩には、歪に引き裂かれたような痕が浮かび、そこだけ異様な様相を織り成すだろうか]
……落ち着かない……。
[ぽつり、呟く。
身体はさっぱりとしたものの、何か、引っかかるような心地がして。
でも、それが何か、確かめるのは怖いような気がしていた]
確かめる手段があればね。
必要以上に賢しいのよ。
[肩を竦め]
あの犬、多分喋れるはずよ。
貴女はそれを確認できて?
可能ならば頼みたいわ。
[唇の端を上げる]
[ディーノの声に]
[目を瞬かせて]
リディちゃんが、どうかしたの?
そこはノブの部屋でしょ。
[ノブの声は]
[部屋の外にまで届いた]
……え?
……なんなんだろ……さっきの目眩と、関係あるの……かな?
[呟いて、用意してきた着替えに身を包む。
髪は濡れたままだけど、仕方ないか、と呟いて、浴室から出て]
……? なに?
[廊下に出て、ふと感じたのは、どこか張り詰めたような空気]
死ん、で…。
ううん、殺したって、何でそんなこと…!
[顔が驚愕の表情に歪む。しゃがんだ状態、ノブを見上げる形で問い詰めるように]
……今……なんて?
[微かに聞こえたのは、誰の声か。
そして何を言っているのか。
その意味を、確かめたいような、確かめたくないような。
そんな思いに揺れながら、ゆっくりと、そちらへ足を向ける]
……ぅ……。
[微かにまた、目眩を感じるものの、それは押さえ込んで]
〔宿のベッドは清潔で気持ちよかった。そのおかげか、目が覚めたのは外が暑くなり始める手前だった〕
〔宿屋の主人に鍵を返す〕
ありがとよ。
…はは、心配いらねぇよ。俺みたいなおっさん襲ってもしょうがねえだろうから。
じゃ、また夕飯食いにくるから残しておいてくれよな。
〔広場を通り、雑貨屋の前を通る。大繁盛で忙しそうにしているフランの姿に安心する〕
〔俺も俺のなすべきことをしよう、そう思い、自分の工房に向かった〕
へえ。
喋る犬の登場ってわけ。
いよいよもって、御伽噺じみてきたわね。
―――犬が喋るかどうかを確かめることが出来るのかなんて、優秀な人狼様に言われるなんて・・・なんて楽しい笑い話かしら。うふふ。
答えは、単純に聞けばいいんじゃないかしら?
その犬が喋るのを確かに聞いたのだと。
それを、パトラッシュに聞くか、よくそばにいるディーノに聞くかはまかせるわ。
きっと、貴方達人狼の方が、どちらがゆらぎ、情報を引き出せそうか分かっているでしょうからね。うふふ。
リディアが人狼…?
理由としては、正当かも知れないけど、その証拠は…?
[眉間に皺を寄せ、ノブを見つめる]
彼女が人狼だって証拠は、どこに?
……え?
[目眩を堪えつつ、たどり着いた部屋の前。
そこから聞こえてきた言葉。
それは、困惑を呼び起こすに十分なもので]
リディア……が?
[掠れた呟きが、零れ落ちる]
[ノブが、リディアを、殺した。
ああそうだ、実に簡単明白な事実だ。
問題は。どちらが敵で、どちらが味方か?
ニンマリ顔のノブの視線を真正面から受け止め。
唸り声は止めず。]
別に?
できないならできないでいいわよ。
期待して悪かったわ。
[薄く笑う]
揺らいでいるのはディーノでしょうね。
慣れない力も使っているみたいだし。
証拠…ねえ。
[うーん?と少し悩んだ顔をした後で]
「人狼なの?」って聞いてさー。
キスしたら牙があったよん?
[我ながら変な説明だなぁと頭をポリポリ]
[何が起きているのかと、ふらりとノブの部屋を眺めてみたが、見えたのはリディアの死体。それと、いつも通りのノブ]
・・・ふーん。
[それだけを確認すると、シャロンは元の位置に戻り、食事を始めた。
―――目の前で、マスターが何か騒いでいたが]
興味ないわ。
あの男がリディアさんを殺したとして、あの男がクローディアを殺したのではないことは確実ですもの。
クローディアを殺したもの以外、どうでもいいことよ。
[と、軽く返した]
〔昨日の崖崩れで、いくつか杭が土砂とともに流されていっただろう。そういったものや、土嚢止めなど、すぐに役立ちそうなもののストックを工房からかき集め、若い自警団員に運ばせる〕
…なぁに。困った時はお互い様だ。まさか備蓄がなくなるまで大事になるとは思わなかったし。
また落ち着いたら、改めて発注してもらえりゃいいさ。
〔団長と軽く言葉を交わし、手伝えない事を詫びると、適材適所だと返され少し楽になる。それより、外からの来訪者について頼むと言われたので、宿へ戻ることにした。既に日は沈み、放射冷却によって夜風が気持ちよくなっていた〕
[そっと、部屋を覗き込んで。
中の状況に、一つ、瞬く。
ノブに抱えられたリディアは、眠っているようにも見えて。
それでも。
そこに……その身体に、『魂が無い事』は、何故か『理解』できて]
……や……。
[何故そうなったのか、の前に。
目の前の結果が。
どうしようもなく、辛くて]
……なんで?
まだ……絵、見せてもらって……ないのに……。
[零れ落ちた呟きは、どこか、場違いなものだろうか]
〔既に暗くなって人気の無い広場を通り、宿の戸を開けようとした。すると、中から犬の唸り声がする〕
…?パトラッシュか?
何が起こってるんだ?
〔いつものような軽口を叩いて入っていけるような空気ではない。そうっと、中の人間に気づかれないように、静かに扉を開ける〕
〔思ったより、騒ぎの中心は宿の奥のほうだった。宿の主人とシャロンがなにか話している。リディア、と聞こえた〕
ーリディアがどうかしたのか?
牙…?
それだけじゃ、信じられない。
……でも、君は人狼じゃない……。
人狼がついた嘘じゃないことだけは、信じる。
[眉間に皺を寄せたまま、ぽつりと漏らして。ノブからリディアに視線を移す]
…リディアを調べるべきだった、か…。
[しかし既に死んだものは調べられない。後悔先に立たず。僅かに顔を伏せた]
[ようやく硬直がとけ]
[聞こえてきた声に振り返る]
ランディ。
ノブが、リディちゃんを殺したって。
人狼だったから…って。
[ポツポツと]
[感情の篭らない声で答えた]
[昨日、楽しそうに宿屋で立ち働いていたリディアを思い出す。
食べる? と、微笑んで差し出してくれたトマトは甘く美味かった。
その手を舐めると、くすぐったいとくすくす笑っていた。
あの娘が人狼だったと、この得体の知れない男は言うのだろうか。
眉を顰めたその時、ディーノの呟きが聞こえて。
え? と思わず振り仰ぐ。
どうしてこいつが人狼じゃないと断定できるんだ?]
……調べる?
[不意に、聞こえた言葉が、引っかかって]
調べる……魂を、視る?
[口をついた呟きに戸惑い、直後に頭痛を感じて、その場に座り込んだ]
[ディーノの言葉に軽く眉をひそめて]
ふぅん…僕が人狼じゃない…ってのがどうして君に判るの?信じてもらえるのは嬉しいけどねぇ?
[ニンマリ笑みのままの顔。瞳だけは湿った光でディーノを見つめる]
//中の人発言//
ノブが占われていたようですね(笑)
あぁ。そう言えば、ディーノつついていましたからね、ノブ。
うん。襲撃してもいいんじゃないですかね。
占いも被せられそうですし。
〔フランの言葉が一瞬理解できなかった。誰が、誰を殺したの部分ももちろんだが、そのあとの言葉〕
リディアが、人狼…?
それを、ノブが殺した…?
ノブの、その、身体で、そんなことが出来るのか…?
〔釈然としないままノブの部屋を覗き、彼が抱いているリディアの亡骸と彼の顔を見比べた〕
…僕は、小さい頃から人の本質を見る力を持ってた。
かつて滞在した村で人狼騒ぎが起きた時、両親が村人の手にかかったにも関わらず、僕は双子の片割れと共に生かされた。
その力のために。
両親を村人に殺されながら、村人のために人狼を探させられたんだ。
…そして、双子の片割れは…ディは僕の代わりに人狼に襲われた…。
僕の力を恐れた人狼に。
[俯いたまま、淡々と言葉を紡ぐ。最後まで言い終えると顔を上げてノブを見つめる]
その力で、君を調べた。
…君は、人間だ。
/中/
本当は襲撃>パンダ>真実は不明、としたいのですけれどね。
そうすると、ディーノを吊れない限り、シャロンさんの設定に関わってきちゃう。
白出しだと、その後の展開はどう考えますか?
[犬の吼える声で、慌てて目を覚ます。
また悪いことが起きたのか
そう考えると急いで部屋を飛び出し、問題の場所へと駆けつけた。]
どうした!?
なっ・・・リディアちゃん・・・?ノブ・・・・・・?
[状況が理解出来ずに立ち尽くし、
な、何が・・・・・・
そう問おうして耳に入ってきた言葉に耳を疑う。]
人狼・・・・・・?
リディアちゃんが・・・?
[ディーノの言葉にうなずきながら]
ほらね…結局喋る事になったねぇ。君の昔話。
僕を調べたって事は…あんまり信用無かったんだねぇ?
にゃははははは。
[大仰に肩をすくめてみせた]
学生 レッグは、画家の弟子 リディア を投票先に選びました。
わかんない。
ノブはリディちゃんがそう言ったって。
[あの身体でというのにも首を振って]
[後について部屋を覗く]
…あ。
本当に。
[リディアの亡骸を抱くノブを見て]
[ランディの服の裾を掴み]
[ディーノとの会話を聞いている]
[昨夜聞かされた話と、今目の前で話された事実が、かちりと頭の中で噛み合った。
ああ、そういうこと……か。
ディーノを見上げる。
だから、ディの死はこんなにもディーノ自身を責めていたのか。]
[疲れていたのか、傷を癒すためか、深い深い眠りの中を漂っていて。
部屋の外の騒々しさに、ようやく目を覚ます。]
…どうしたの、さ?
[まだ眠い目をこすりながら廊下へ出る。]
//中の人発言//
私の考えとしては、
シャロン。ディーノが偽者かも知れないと思い、ノブを占って確かめてみる。
占ってみたが、それでも、ディーノが偽者ではないという確証がほしいため、ディーノを占ってみたいという。
そのとき、ディーノにも私を占ってもいいという。
で、占って両方とも白出して、本物の占い師が二人いることになるんじゃ?という話に持っていく。
大雑把に、こんな感じで考えています。
〔ディーノとノブのやり取りを聞きながら、視線はノブとその上のリディアの亡骸を見つめている。フランが自分の服の裾を掴んでいるのに気づき、安心させるようにその手の上に己の手を重ねる〕
ノブが人間で、リディアが人狼…。
〔昨日のクローディアの惨状が目に浮かぶ。あのように恐ろしい事をやってのけた人狼が、車椅子がないと移動もままならないノブの上で絶命しているなど、理解しがたかった〕
[ディーノとノブの会話は、耳に入っているようで、入っていない状態で。
ただ、ディーノの語る過去の話は、奇妙な痛みを頭の奥に呼び起こす。
聞いてはいけない、と。
理解してはいけない、と。
……『思い出して』しまうから、と。
何故か、そんな言葉が頭の奥を巡って]
…………。
[俯いて、唇を噛み締める。
頭を苛む痛みを堪えるように]
[逸らした視線は丁度パトラッシュの視線とかち合って。どこか儚げな微笑が浮かぶ。パトラッシュの頭を優しく撫でてから]
…リディアが人狼だろうが無かろうが、そのままにしておくのは可哀想だよ。
どこかに安置するなりしないと…。
[未だノブの腕に抱かれているリディアに視線を移して]
/中/
なるほど、了解です。
今日のうちにノブに白出し>確証のための占い、ですね。
明日にはいい加減私も狼COせざるを得ないでしょうし。
どうでもいいですが。
襲撃すると狼特定されそうな場面が多いのは。
気のせいでしょうかね?(笑)
[不意にフランから問われて。それにはゆるりと横に首を振る]
タロットじゃ、本質は見抜けない。
僕のタロットの知識はそこまで深くないから。
別の方法で、調べる。
[具体的には言わず、ただそれだけ告げて]
・・・ふーん。
もう一人、占い師がいたのかもね。
大変ね。貴方。この村には占い師が3人もいたようよ?うふふ。
ま。貴方を簡単に占わせないために、手は打ちますけどね。
うふふ。
〔ディーノの言葉にはっとした〕
ああ、そうだな…。
自警団に言って、運ばせよう…。
〔そう言うと、フランの手を軽く握って自分から外し、宿の外へと向かった〕
//中の人発言//
まあ、アリバイが無い人間を疑うのは当然ですからねぇ(笑)
まだ、みんな固まって動いていない分マシですけど。
そうだねぇ…彼女は人狼だけど…。
丁重に扱ってあげてね?
ほんとは僕が最期まで面倒みたいけど。
…ほら、僕こんなんだからさぁ?
にゃははははは。
[ほんの少しだけ声が震えて]
……安置……?
[その言葉と、走って行くランディの様子に、ゆっくりと立ち上がる。
やらなければならない事があるような気がして。
リディアが、ここから離される前に。
何故、それをしなければならないのかは、わからないけれど]
……リディア……。
[小さく名を呟いて、ゆっくりとそちらに歩み寄る。
誰にも遮られなければ、動かない頬に手を触れようと]
そうなんだ。
[それ以上は聞いてはいけない雰囲気で]
[口を閉ざした]
あ。
そうだね、このままじゃ。
[握られて離された手]
[少しだけ不安そうな顔をして]
[けれど頷き道を空けた]
〔正直、人が死に過ぎていて、何が起こっているのかわからない。昨日のクローディアも、人が人を殺したのか、人狼と呼ばれる奴らが牙を剥いたのかすら、ランディには区別がついていなかった〕
〔ただただ整理する時間が欲しかった〕
〔宿の外で夜風を吸い込み、体の中に冷たい空気を送り込む。少しでも気を抜くと、すぐに固まりそうになる思考をほぐしたかった〕
〔そうして、自警団の詰め所へと向かった〕
―――っ。
[リディアが死んだことにはあまり興味は無かったが、その後の騒ぎで聞こえてきた言葉は、シャロンの体をもう一度動かすには充分だった。
カツカツと足音を鳴らし、もう一度問題の部屋へと]
・・・誰かしら?
人間と、人狼を見分ける力を持った人というのは。
占い・・・?
とりあえず、ディーノは人狼かどうか調べられるってことか?
それが本当なら、リディアを調べてみればいいんじゃないか・・・?
[どうなんだ?とディーノに問いかけた]
[室内の様子を覗き込んで、言葉を失う。]
…ノブにぃ……なんで…?
[腕の中でぐったりとしているリディアには生気は感じられず、
数日前まで、画帳を抱えて楽しそうにスケッチをしている姿を見かけたり、どうでもいい噂話で笑い合ったりしていたというのに。]
本当に人狼なら、容赦はしない。
けど、どちらか分からない上に既に死んでる。
死んでしまえば、人間も人狼も、同じ。
手荒にはしないよ、僕はね。
[そうノブに告げて。僅かに声が震えるのに気付いても、何も言わずただ無表情のまま目を細めて。自警団へ連絡しに行ったランディには、お願い、と声をかけて見送った]
ふふ。
既に二人。
しかも一人は貴女。
それなら一人しかいないようなものじゃない。
私は貴女に協力できる。
利用価値がある間は捨てないでしょう?
[低く笑う]
[伸ばした手が、冷たい頬に触れる。
『生きていない』。
それは、はっきりと感じられた。
医療に携わる者として、人の死に接した事はあるけれど。
その時とは、また、違う時に。
こうして冷たい亡骸に触れたような、そんな感覚が、ふと、過ぎる]
Demostrarme por favor tu alma……
[零れ落ちる、小さな呟き。
刹那、その周囲には、言葉で表しきれない『力』のようなものが揺らめくか]
[今まで我関せずでこちらに興味も向けなかったシャロンが紡いだ言葉にそちらに視線を向け]
…僕だけど。
[それが?とややきょとんとしたような表情で問う。カルロスからの問いには横に首を振って]
既に死んだものは、僕には調べられない。
生あるものにしか、僕の力は及ばない。
…何でそんな簡単に、殺せるんだよ!
リディはこの村で一緒に過ごした友達じゃん!
化けモンかもって思ったからって、即殺すなんてっ!
[思わず、そのにやけた口元を睨み付け、叩きつけるように言う。]
そんなんじゃ…そんなんじゃ、あの人殺した化けモンとおんなじじゃねぇかよ!!
うふふ。
そうね。冷静な思考だわ、エリス。
冷静になれる人は好きよ。
それだけ、生き残る可能性が高いのだから。
そして、利用価値があるのはお互い様よ。
せいぜい私も、貴方に捨てられないよう、頑張るわ。
うふふ。
〔宿からそう遠くない場所で、村の見回りに出ていた若い自警団員の姿を発見する〕
すまないが…また、死体が出た。
いや、今度は人狼とやらの仕業ではないらしいんだが…。
…ああ、宿へ来てくれ。
〔若い自警団員とともに詰め所へ向かい、何人かの自警団員が宿へ向かってくれることになった〕
〔準備があるので、先に戻ってくれと言われる。あのままではかわいそうなので、動かしていいかどうかの許可も取った〕
[先ほど少しだけ会話を交わしたディーノを見ると、少しだけ視線をきつくした]
誰を占い、どんな結果が出たのか、聞いてもいいかしらねぇ?
[間違いなどすぐに正せるのだと言うように、少しだけあざけりの口調を込めて、シャロンは言った]
[フランの方を相変わらずのニンマリ笑顔で見ながら。既に声は震えていない]
皆が当たり前にやれる事をやれない自分がオカシイからさ。
彼女を抱きあげて安置所に連れていく、程度の事すらね。
こんなとき、笑わないなら、どうしたらいいのかな。
僕にはそれはわからないもの。ね?
だから、そんなに怒っちゃやだよーぅ?
〔小走りに宿まで戻る。宿の主人にタオルを幾枚か借り、ノブの部屋へ向かう〕
自警団のやつらすぐに来てくれるそうだ。
先にリディアを動かしていいとのことだから、悪いが、ノブのベッドを借りるぞ。
〔言うなり、先ほど借りたタオルをベッドに敷き、リディアの亡骸をノブから受け取ろうとした。そのリディアに先に触れていたエリカに気づく〕
…エリカ?
ノブ。
人間。ね。
[視線を次は、ノブに回し、なにやら言い争いをしている人間達を無視したまま、シャロンはノブの額に、自分の右手の手の平を当てた。
そして、左手はクローディアの部屋で受け取ったトパーズを持ち、それをジッと見つめる]
・・・動かないでね、ノブ?
それは、そうだけど。
[一瞬だけ口篭り]
だって。
あなたが殺したんでしょう?
その手でリディちゃんを!
…怖いよノブ。
こんな時に笑えるあなたが。
人間だって言われても!
[けれどすぐに]
[涙目になりながら]
[ノブを睨みつけた]
[レッグの言葉に深く息を吸い込んだ後で]
憶測で殺したわけじゃないさ。
確信があったから殺したんだよー?
それとも、僕が死んだ方が良かったのかなー。
寂しい事言われちゃったなぁー。
にゃはははは。
…人間と人狼の違いなんてありゃしないさ。
どっちも生き残りたいから殺すだけ。
聖人君子の人間サマなレッグは「殺すくらいなら殺される」ほうがお好みだったかなー?
僕はそんなんゴメンだよー。
[一つ、息を吐いて、ゆっくりと触れていた手を離す。
それから、自分を呼ぶ声に、ゆっくりとそちらを振り返って]
……なに、ランディさん……?
[その様子は、既にいつもと変わらない……いや、いつもは見せないような、深い翳りを帯びてはいるが、それでもそれ以外に変わった所などないようで]
/中/
戻ってくるのが早過ぎたかもしれない…orz
どうも、空気の流れが読めていません。
親父だから許されてー!(血叫)
/中/
[答えを聞いたシャロンは何を言うでもなく今度はノブへと向き直り。その手に大きなトパーズを持って何かし始めている]
…そのトパーズ…確かクローディアが使ってた…?
[何故シャロンがそれを。そして何をしようとしているのか。自然、視線は釘付けになる]
そうか・・・。
それで全て分かればと思ったんだが・・・。
[残念だ・・・とディーノの答えに返す。
と、そこで話に割り込んできたシャロンに目を向け]
シャロン・・・?何を・・・
[その行動に首をかしげた]
[明らかに敵対心が剥き出しのシャロンの様子に、疑問符が浮かぶ。彼女は何を怒っている? 何をしようとしている?
ただ、勘のようなものが働いて。
ディーノの傍にぴたりとついて、離れないよう注意しながら]
〔リディアの亡骸に触れながら何事かを呟いていたエリカと、自分の呼びかけに答えたエリカは確かに同じで、それでも何かが違うような気がした〕
…いや…その…。
自警団の奴らが来る前に、リディアを降ろそうと思うんだが…構わんか?
〔なぜエリカに断りを入れているのか、自分でも理解不能である。しかし、なぜかそうしなければならない気持ちになった。人が死に過ぎてわけがわからなくなりつつある自分の素のまま、言葉になる〕
二人の占い師。
占う先は。
……人間。
そう、占い師を死に追い込む。
その原因となる「人間」
[クスクスと]
[歌うように囁いて]
うん、いいよ。
おかしいの……なんで、ボクに聞くの?
[ランディの様子に不思議そうに小首を傾げつつ、問いかけて。
邪魔にならぬように、少し、距離を取る]
…っ。
[冷静に言い返されて、口ごもる。]
けど…すぐ殺すなんて、そんなのないじゃん…。
捕まえるとか、自警団呼ぶとか…
自分さえ生き残れば全員死んでもかまわねぇのかよ!!
…俺は、大事な人みんな殺してまで生き残りたくなんかねぇよ!
大切な人を守るためだったら…覚悟は、出来てる。
〔なんで、聞くの?と問われると、返す言葉は何も無いわけで…〕
い、いや、なんでだろうか…。
邪魔したらいかんと、思っただけだ。
〔我ながら意味不明な返事を返す。あの時感じた感覚を上手く言葉に表せそうになかったので、早々に説明を諦めた〕
〔エリカが身を引いてくれたので、よいしょ、という掛け声とともに、その軽い亡骸をノブの上から引き上げ、そっとベッドに向かう。寝かせようとして、背中の凶器に気づき、うつぶせに置いた〕
レッグ……そんなに大声出したら、傷に障るよ?
[ノブに向けて言い放つレッグの様子に、不安を感じて声をかけ]
あと……そういうの……言わないで……。
生き残りたくない、とか、覚悟とか……。
[続いた言葉は、僅かにかすれていただろうか]
[時間としては、ごくわずか。
それでも、とてつもないほどの集中を込めて、一心不乱にトパーズを見つめる。少しの変化も見逃さないように、と。
ややして、大粒の汗を流したシャロンが大きく息を吐いた]
・・・なるほど。
ノブは人間。間違い無いようね。
[汗を乱暴にぬぐい、疲れを無視して、シャロンが静かにそう言った]
[ノブの占いをすませると、シャロンがもう一度、ディーノを見つめた]
―――私はクローディアの占いの力を受け継ぎました。
クローディアの部屋で、トパーズを触ったときから、この占いの力。クローディア自身から受け継いだ。
だから、私にも占いの力を使うことが出来ます。
だけど、貴方の力は本物?
私は、今までにクローディアと共に旅してきたけど、他の占い師に会ったことが無い。
つまり、簡単に言って、貴方を疑っています。
貴方は本物?まさか、人狼が占い師の真似事している、なんてオチではないでしょうね?
[シャロンは一呼吸おいて、言葉を続けた]
・・・嘘の力だというなら、彼女を冒涜していることと一緒。だから、私もノブを確かめる必要があった。
でも、結果は一緒。
そこから出る答えは二つ。人狼が真実を言って占い師をのっとろうとしているのか。それとも、幾万の偶然を乗り越えて、占い師が二人そろったのか。
―――この二つしか考えられないわ。
なら、答えを知る方法は?
どうすればいいのか、分かるかしら?
…っ""
[更に何かを言いかけて、脇腹に走る痛みに蹲った。]
…んや、大丈夫だって、エリィ。
心配すんな。
[何とか笑顔を作ってみせる。]
死にたければ、殺してあげるといいわ。
誰かを守ったような気になって、それで死ねれば満足なのですもの。
稚拙な自己犠牲で喜ぶのは自分だけだと、死んだ後に気づいてくれることでしょうしね。
うふふ。
……別に、邪魔とかないのに……。
[ランディの言葉に、おかしいの、とまた呟いて。
横たえられるリディアに翳りを帯びた瞳を向けるも]
……え?
[シャロンの言葉に、思わず呆けた声をあげ]
本当に、男ってくだらない生き物。
絶対に自分が生き残る、なんてこと考えずに、いつ自分がどう散ろうとしか考えていないんですもの。
―――なら死ねばいいのよ。勝手に。
そのための、お膳立てなんて出来ているんですもの。
ねえ?
……どこが大丈夫なの、それの!
[蹲る様子に、慌てて傍らに膝を突いて]
心配するな、って言っても無理、絶対無理!
痛むところがあるなら、ちゃんと診せて、ね?
[シャロンの言葉に耳を疑う]
シャロンも占い師・・・?
ディーノが人狼で嘘ついてるしれないってのか?
・・・いや、答えも何も調べようが無いだろ、そんなの・・・。
…そうね。
死にたいのならば殺してあげてもいいわ。
それで私も力がつけられるし。
[返答の遅れは僅か一瞬]
[すぐに笑みを浮かべて答える]
でもそれはゆっくり考えましょう。
今夜は恐らく自警団が踏み込んでくる。
下手に動いて危ない橋を渡ることもなくてよ?
ええと。
[ノブへの怒りも勢いを削がれ]
[シャロンとディーノを交互に見る]
占い師が二人?
人狼の可能性?
[纏めてくれたカルロスの方を向き]
[困惑の表情を浮かべた]
〔自分で寝かせたリディアを眺める…こいつが、クローディアを襲ったとされる人狼だと…?〕
〔正直、実感がわかなかった。それが人狼の人狼たる証でもあるのだろうか…とぼんやり考えていたところで、シャロンの言葉が背中から聞こえた〕
なんだ…誰が人狼か調べられる奴が、二人もいるのか?
どちらにしろ、ノブは人間で間違いねぇんだよな?
…よかったな。ノブ。
それは、まかせるわ。
人狼でもない私が、誰かを襲撃することに意見を唱えても、邪魔にしかならないでしょうからね。
私は私で、こっちのほうをうまくやっておくから。
・・・適材適所ってね。うふふ。
[シャロンの一挙一動を、目を丸くして見ていた。
ノブは人間だ、と彼女が告げる。
ディーノを疑っている、と宣言する。
良く判らない。どうしてシャロンがそんなに敵対心を剥き出しにしているのか。
ただ、奇妙な気配……力強く、虚ろな気配をシャロンの表情の裏に感じた気がして。
耳を立てて警戒する。]
〔宿の外から男たちの話し声が聞こえてきた〕
おい、ちょいと、場所変えねぇか?
このままここに居続けると、自警団の奴らの邪魔になっちまうよ。
立ち話も何だし酒場を借りようぜ。
〔張り詰めた空気に気づいてはいたのだが、なぜか耐え切れなくなり、あえて軽めの口調でこう切り出す。正直死体とともにいつまでも居るのは避けたかった〕
[『人狼でもない私』]
[その言葉に]
ありがとう。
そちらは任せるわ。
適材適所にね。
[声には出さず]
[自らの中だけで哂う]
この囁きに反応できて。
人間の血を甘いと感じることが出来る。
その肉を食べて力をつけることが出来る。
……どこが「人狼でもない」のだか。
本当に気が付いていないのね。
可笑しいったら。
[心の中だけで呟いた]
クローディアから、受け継いだ?
[訝しげにシャロンに視線をやって]
僕が偽者って、言いたいの?
でも僕は過去にもこの力で人狼を探した。
この力に嘘は無い。
君の言う幾万の偶然、それなら既に起きてる。
僕とクローディア。
この場に、僅かな時間ではあったけど、揃った。
もし君がその力を受け継いだと言うなら、それが継続してるんだろうね。
でもそうじゃないとしたら。
クローディアを冒涜しているのは……君だよ。
君はあんなに大事にしていたクローディアを冒涜していることになる。
逆に聞くよ。
人狼が占い師の真似事をして得られる利点って何?
僕にはそれが分からない。
それをやるくらいなら、隠れ続けて、隙を見て占い師を手にかければ良い…。
そうすれば、調べられる心配も無く、隠れ続けられる。
僕が以前、そうされかけたように。
僕を人狼だと疑うなら、調べれば良い。
君の力が本物ならば、真実しか出ないはず。
偽りの結果が出た場合は…僕から見て君が偽者であることが判明する。
[じっとシャロンを見つめたまま言葉を向ける。相手の態度からこちらを敵視しているらしいことは理解出来た。しかし彼女が人狼とは──何故か思いにくかった]
ほんとにもう……昨日だって、治りきってないのにあんなに走り回って。
熱が出るのも当然でしょ?
[情けない笑みに、呆れたような嘆息で返してから、いいよ、と頷く。
口調はいつも通りでも、周囲の張り詰めた空気に感じる不安が大きいのか、胸元の蛍石をぎゅ、と握り締めて]
//中の人発言//
多分、ディーノの中の人は、シャロンが何を言いたいのか分かっているんだろうけど、占いを無駄に使いたくないから、何かいい言い訳ないのかと考えているのでしょうね(笑)
/中/
というよりも。
劇的な台詞を練りに練ってこられたみたいですね、これは(笑)
相互占い、真占さんにとっても悪くないと思いますよ。
ガチじゃないし、下手に当たる心配なく占えるので楽になる。
[困惑を浮かべたまま]
[シャロンとディーノを見ていたが]
そうだよね。
ここにいたら邪魔になる…。
[ランディの言葉と]
[ディーノの言葉に頷いて]
[そちらに向かった]
謝るくらいなら……。
ほんとに、もう……。
[口をつくのは、いつもの小言。
そうやっていれば、落ち着くような気がして。
それでも、既に状況は「いつも」とは違うんだと。
周囲の空気が感じさせ、それが瞳を陰らせて。
それを振り払うように、手元にあった道具でできるだけの処置をして]
……動ける?
立つ時は、ゆっくりね?
/中/
んー。
内訳は大体見切れたかなぁ。
最終的に、どんな展開に流れるやら(^ ^;
や、むしろ襲撃がどうなるのか、それがこわひ。
2人の占い師…?どちらも僕が人間…ね。
どちらが偽としても…今はまだ嘘をつく時じゃないってか。
[ここまでは聴こえぬ呟き]
[またいつもの、ニンマリ口調]
レッグとフランもさ。
色々僕に言いたい事あるかもだけど。
僕は、こういう奴なんだよ。
…ごめんね?
[シャロンがディーノの言葉に、小さく笑みを浮かべた。
そして、移動し始めているディーノの後姿にこう言った]
うふふ・・・。
そうね。貴方が本当に占い師だったのならば、幾万の偶然はすでに起きていた。そういうことよ。
そして、私が本物ではない可能性。客観的に見てそれがあるのも確か。
それを補う手段は、私が貴方を占う。
それだけじゃダメ。
私が貴方を占い。そして、貴方も私を占う。
それで、両方とも相手が人間だと結果が出たならば、誰の目から見ても二人とも本物の占い師である。
その証明になるのよ。
貴方も言っていたように、貴方が本物ならば私は人間としか出ないはず。
まさか・・・本物の占い師が嘘を言うわけないんですからね。
そして、もしも、どちらかに人狼が潜んでいたのならば、確実にどちらかに人狼という結果が出るわ。
その場合は、殺してもらえればいいわ。私達二人を。
これで、確実に人狼を一人殺せるのですからね。
ねえ?悪くない手段でしょう?
そう・・・。
貴方がもし人狼だったとしたのなら絶対に逃がさない。
クローディアの命を奪った人狼は、私の命に代えても逃がさないわ。うふふ・・・うふふ・・・。
ん、大丈夫。
ありがとナ……。
[手当てをしてもらい、小さく息を吐いてゆっくり立ち上がる。
無理しない程度の速度で、酒場の方へと歩いていった。]
〔ノブの様子をみて苦笑い〕
渦中の人間なのに…相変わらずだな。
まぁ。どうせ今ベッドは占領されてるから、一緒に来るしかしょうがないだろ。
〔キィ、と車輪から音が鳴る。油を差してやらんと…とぼんやり違う事を考えながら、一番大きいテーブルに車椅子をつけ、自分も隣に座る〕
/*
シャロンの台詞、どう見ても狂人の台詞です本当にありがとうございました。
相手が人狼なら、ありゃ言わないな。
ガチでは、だけど。
*/
[瞳に、異様な色に染めながら、シャロンが笑う]
ああ。そう。そうだ。
人狼が占い師を騙る理由だったわね。
簡単よ。
占い師なんて、そんなに出会う人間じゃないから、化けやすく、人間を騙しやすいのよ。
そして、色んな村で信用されて、簡単に人間が襲えるから。
世界で有名な占い師が、実は人狼だったことなんて、貴方は何人知っているのかしらね?
うふふ・・・ふふ・・・
[視線は、ディーノから虚空へ。
笑みから憎悪へ。
クローディアを殺したものを、確実に殺すのだと]
どういたしまして?
[ありがと、という言葉に微かに笑んで。
自分も立ち上がり、酒場へと向かおうとして]
…………。
[ふ、と、リディアの方を振り返り、しばし、その姿を見つめてから。
足早に、酒場の方へと向かう]
[背後から聞こえてくるシャロンの気味悪い台詞に、顔を顰める。
クローディアが死ぬ前の彼女は、こんな風だったろうか。
人狼に友人を殺されたショックが、彼女の中の何かを変えてしまったのだろうか。
シャロンが嘘をついて、占い師だと偽っている可能性は……あまり、考えて愉快なことではなかった。]
そうよ。
クローディアの命を奪ったものは絶対に許さない。
絶対に滅ぼしてあげる。
それは、人狼ではなく、貴方達人間のことですけどね。
うふふ・・・。
お互いに調べるの?
…そうだね、両方とも人間と判断されたなら、両方とも本物の占い師である”可能性が出来る”。
[移動の際に後ろからかけられたシャロンの言葉に、酒場に戻り席についてから言葉を返す]
でも。
仮に君が僕を人狼と判断し、君が人間であった場合は僕は死ぬわけには行かない。
この手で人狼を見つけて、この手で駆逐しなければ、僕は死ねない。
人狼を見つけもしないうちには、僕は死ねない。
…君が人狼だった場合は、僕も容赦しないよ。
人狼の駆逐。
それが僕の望みだから。
[しっかりとシャロンを見据えて。彼女の言動。やはり人狼のようには思えない。だとすると──]
[ノブに悪意があるわけじゃない]
[その言動もいつものもので]
[けれど受け止める自分がいつもとは違って]
そういうものなの?
でも二人いれば分かるんだよね?
[シャロンの言葉にも]
[その内容に眉を寄せつつ]
…う。
[ノブとは離れたテーブルに着こうとして]
[その手前で膝を突いた]
[交わされる言葉、張り詰めた空気。
それに対する不安を、どう消せば良いのかわからない。
わからない、けれど]
……ボクは、ボクのできる事を……する、だけ。
[小さな声で、*そう呟いて*]
フラン!大丈夫か?
〔駆け寄って身体を支えてやる〕
…昼間も忙しく働いてたんだ。疲労がたまって当然だろ。
…どうする?先に休ませてもらうか?
〔と、フランの顔を覗きこんだ〕
ふぅん、そうなんだ。
僕は、他の人狼騒ぎについて耳にすることなんて滅多に無かったから知らなかったよ。
[疑問の回答をしたシャロンにはそれだけ返して。シャロンの様子にはただ眉を顰める]
/中/
ところで、この娘。
……髪、ちゃんと拭かずにばたばたしてたんだよね(笑)。
という訳で、今日の復帰の遅い理由は医者の不養生にしてしまおう(ぉぃ。
[リディアが死んだ]
[それを今更ながらに思う]
リディ、ちゃん。
[どんどんと進む事態に感情と]
[理性が繋がらなくなって]
あ。
湿布、作らないと。
[どこか焦点の合わない目で]
[ランディの顔を見返しながら]
[そんなことを呟いた]
[虚空を見上げていたシャロンが、ディーノの言葉に我に返り、そして、ゆっくりとディーノの席に近づいて言った]
自分で言っていて、何か自分の言葉におかしなことに気づかない?
人狼の駆逐。それが望み。
それならば、何故、リディアさんが死体を見て、あのような表情をしていたのかしら?
無表情で、何かに耐えるような顔。
私には理解できないわ。
人狼の駆逐が望みとか言っておきながら、何も喜ばない貴方が。
それとも、『人間』であるノブの言葉を疑っているのかしらね?
もし、ノブが嘘を言っていたとしても、その理由は?何故、ほとんど接点も無いリディアを殺す必要があったのかしら?
―――貴方は本当は裏で何を考えているのかしらね?
〔フランの呟きに眉根を寄せる〕
おい、フラン…。
やっぱ疲れてるんだよ。部屋までついて行ってやるから、今日はもう寝ろよ…。
〔いつもの闊達さがないフランは、一回り小さく見え、胸が締め付けられる感覚を覚える〕
/中/
あ、ランディさんごめんなさい。
時間が辛かったかな。
そのまま動かされれば動くんですが…。
会話を無視しすぎてるかもしれない(汗)
リディアが人狼かどうか。
僕はそれを知らない。
僕が調べたわけではないから。
確かにノブは人間。
でも君が人間であると結果が出るまでは、僕はノブのことを完全には信用出来ない。
何故なら。
僕は人間でありながら人狼に組する存在を知っているから。
以前の村にもその存在は居た。
この村には居ないとは限らない。
それに僕は、この村に紛れ込んだ人狼全てを駆逐しなければ、喜べない。
[傍に来たシャロンを座ったまま見上げて]
[ディーノの足元におとなしく座り。
近づいてきたシャロンを見上げ、その言葉に首を傾げる。
彼女はどうして、こんなにも。
裏で何を考えてるのかわからねぇのは、そっちだぜ?
あんた、本当に占い師なのか?
その思いは言葉に出来ず。ただじっと見つめる。]
/*
こんな最中に ランディ→フラン!? とか考えてる僕の頭は腐ってるのだろうか(ぁ
ランディって書こうとしたらダンディになった(爆)。
*/
[ぼうっと見つめる]
[それがランディであると理解する]
…うん。
[歩き出そうとして]
[足元がよろけた]
…ごめん、お願いする。
[小さく頭を下げて]
[ランディの手を借りながら]
[昨日借りた部屋へと*戻った*]
〔意識の中にディーノの言葉が滑り込んできた。人間でありながら、人狼に組する者がいる―?〕
おい、それって、そいつを調べても「人間」ってわかるだけで意味が無いって事じゃねぇのか?
〔フランの両肩を支えながら、誰にとも無く問い掛けた〕
[ディーノの齎した情報に、ぴくりと耳を動かす。
人間なのに人狼に組する存在……その存在には「自分自身」という心当たりがあった。もし仮にディーノが人狼だったなら、自分もそんな存在になっていたんだろうと。
しかしそうすると。
あのノブって奴も矢っ張り油断ならねぇのか。
椅子に座ったまま眠るノブに一瞬視線を走らせた。
リディアが人狼だった。彼はそう言ったが、なかなかそれは信じられるものでなく。
あー、ったく。
死んだ奴が人狼かどうか判れば苦労しねぇのに。
ぽつりと腹の中で文句を垂れる。]
さて。
私は私で動くための状況を把握しておかなければ。
ディーノも随分と余計なことを知っているみたいね。
大丈夫だとは思うけれど……
お気をつけて?
[部屋へと戻りながら]
[小さく笑って]
[囁いた]
[シャロンがディーノの言葉に眉をひそめた]
・・・?
意味が分からないわ。
リディアを調べたわけではないから、中身は不明。
人狼に組する人間がいるかもしれない。
ここまでは、前提として理解しておくわ。
ただ、私が人間ならば、ノブを信用するというのはどういうことかしら?
人狼に組する人間がいるのかどうか、私には分からないけど、何人いたところでおかしくはない話。
それでも、貴方の話は、まるでそういう人間は一人しかいないと確信したような話よ。
もう一度聞くわ。
貴方は何を知っているのかしら?
[幾分、まじめな顔に戻り、シャロンは問いただした]
[ランディの問いかけ。それに小さく頷いて]
そう。
だから、僕は自分で調べて人間と判断したものでも容易に信じることは出来ない。
シャロンを調べて人間と出たなら、そしてシャロンが僕に偽の判断を下したなら。
僕はノブを信じるよ。
うふふ。
心配は要らないわ。
貴方こそ、余計なことして、正体がバレないようにね?
[ディーノに視線はあずけたまま、心の中だけで小さく笑った]
人狼に心酔し、狂った人間──狂人。
その存在が複数居るならば。
この村はとっくに滅んでるよ。
それが無いと言うことは、数はそんなに居ない──大方一人くらいだろうとあたりをつけただけ。
僕が知ってるのは過去の経験におけるものだけ。
その事実から可能性を導き出しているだけだよ。
これは僕の中での考えだ。
信じるか信じないかは皆の、自由。
[そこまで言うと、少し疲れたように息を吐く。過去の出来事。それを思い出すためにはあの情景を思い出さなければならない。それに耐えて言葉を紡いでいたらしい]
・・・ふーん。
経験や、事実からの、可能性、ねえ。
ついさっきまで、人狼でなければ占い師だろうと私は思っていたけど、確かに浅はかだったのかもね。
そんなものがいるのならば。
少なくとも、私はその言葉信じておくわ。
―――一人と断定できるのは、自分がその狂人だったときに、人狼とコンタクトをとっている人だけですもんね。
どうも、貴重なご意見有難う。
もう部屋に戻るわ、私。
[奇妙な言葉に頭が冴えたのか、妙に視線が鋭いまま、シャロンが階段を上り、自分の部屋へと戻っていった]
[何も言わずしばらくの間シャロンを見送って]
…君は人狼には見えない。
さっきまでの言動…以前に見た狂人の姿に似ていた。
だから、余計にその可能性が消えないんだ…。
[そこまで呟いて彼女の言葉を思い出す]
人狼と、コンタクトを取っている…?
そんな狂人も居るの──?
[自分が遭遇したのはコンタクトの取れていない狂人だった。だからこそ、危険に晒されながらも辛うじて人狼を撃退出来たのだ]
手品師 ディーノは、旅人 シャロン を能力(占う)の対象に選びました。
[酒場の椅子に腰掛ける。]
[思い返すのはさっきまでの会話。
リディアが人狼だったとしても、
とりあえずは落ち着くかと思ったのに。
シャロンとディーノの言葉で、また雲行きが怪しくなってきた。]
もしかしたら、まだ人狼がいるかもしれない、か・・・。
[仕掛けてくるならやるしかない。
いや、それはむしろ上等なのだが・・・。]
参ったな。
あんな娘が人狼だったってのか。
どうやら、確定では無いみたいだが・・・。
────自信は・・・、ねぇな。
[ため息とともに、*呟いた。*]
[人狼とコンタクトが取れる狂人。そんな存在が本当に居るのならば]
…もしかしたら、かなり厄介な状態なのかも知れない…。
[握った手を口元に当てて、やや視線を落とした状態で考え込む。狂人の存在は知っていたが、その狂人とはまた異なる存在が居るのだとしたら。もしかすると自分の経験も役に立たなくなるのでは。考え込む表情は自然と険しいものに]
─宿屋・1階/夜─
[酒場で始まった『占い師』たちの対話。
その中で語られる、人でありながら人狼に与するものの話に、また、頭痛を感じた気がして、ふる、と頭を振る。
頭痛だけではなく、寒気までしているような気がして、自分で自分を抱きかかえるように腕を掴む。
その様子に、足元によって来た黒猫が不安げな声を上げた]
大丈夫、だよ、リエータ。
[ふわ、と笑って黒猫を抱え上げる。
その温もりに、張り詰めた気持ちがふと和らぐような気がした。
それでも、やっぱり寒気はして。
異常に気づいたのか、主人が休んだ方がいい、というのに頷いて、2階へと上がって行った]
─宿屋2階─
[そして、翌朝]
あれ……これ、もしかして……。
[朝起きて、最初に感じたのは気だるさ。
熱っぽいような、そんな心地がする]
あー……そうか、昨夜……。
[唐突な事態に動転して、ちゃんと髪を拭くのを忘れていた事を思い出す。
どうやら、湯冷めが原因で風邪気味らしい]
情けないなあ……治す立場のボクが病気になって、どうするんだろ……。
[ため息をつきつつ、よいしょ、と言いつつ起き上がる。その様子を、黒猫が心配そうに見つめた]
大丈夫、軽いから……ちゃんと大人しくしてれば、平気。
それより、リエータ、ここにいると御飯食べられないから……下に行って、マスターに何かもらうんだよ?
[黒猫の頭を軽く撫でてから、部屋の外へと送り出す。
それだけの動作で、どっと疲れたような気がして、*再びベッドに倒れ込んだ*]
〔フランを部屋まで送り、階段を下りながら無意識に煙草に火をつける。階下を見ると、シャロンがこちらに向かってくるところだった〕
〔鋭い眼光のまま、確りした足取りで階段を登るシャロンはこちらを気にする事も無く、すれ違っていった〕
…クローディアの力を受け継いだ、と、言っていたな…。
彼女は…もっと、やわらかい印象だったんだが、な。
〔それは彼女の力の問題ではなく、性質の問題なのだろうか〕
〔大きなため息をつくかのように紫煙を吐き、1階へ戻る〕
〔酒場に戻ると、宿屋の主人も同じように煙草をふかしていた。灰皿を借りる〕
…ああ、ディーノとシャロン。
二人とも、誰が人狼かを調べる事が出来るそうだ。
御伽噺?
俺はそーいうのに疎くてな。
…霊、能者?ってのは、死んだ奴が人狼だったかどうか調べることが、できる?
…占い師って奴がいるんだし、霊能者も、居るのかもしれねぇな。
〔夢のような話に実感が沸かない。胸いっぱいに紫煙を吸い込み、ゆっくりと吐いた〕
〔二本目の煙草に火をつけた時に、目の前に二つ鍵が置かれる〕
…今日も泊まってけってか?
まぁ、清潔なシーツに包まれて眠るのは悪くねぇけどさ。
この、もう一本は?
〔宿屋の主人が車椅子に座る夢の住人に視線をやる〕
はは…。確かに。部屋を変えてやらんと気の毒だな。
俺ももう休ませてもらおう。
〔車椅子の背を握ってそっと押す〕
〔部屋の場所を確認すると、現場検証中の自警団員からノブの部屋にある彼の荷物を受け取り、新しくあてがわれた部屋に運ぶ。起こさないようにベッドに寝かせると、2階の部屋へ移動した〕
―宿屋2階、午前中―
〔生暖かい風が、部屋を満たす〕
〔窓から吹き抜けてくる風と、すこしきつめの光が、時刻は既に昼前になっている事を告げていた〕
〔依然、思考は纏らないままであったが、空腹を満たすため、酒場へと降りる〕
〔いつもの定位置…カウンターに腰掛けようとすると、そこには先客がいた〕
…リエータ?
お前のご主人様はどうした?
〔そっと抱き上げる。人懐っこい黒猫は、嫌がるそぶりも見せず、親父の懐に納まった〕
〔黒猫はミルク、親父はブランチプレートを用意してもらい、舌鼓を打つ〕
こんな時だから、食事は大切だ。
お前のご主人にも、そう言ってやれよ。
〔喉をさすってやると、ごろごろと嬉しそうに擦り寄ってくる。黒猫に己の膝を貸してやりながら、ぼんやりと煙草をふかして思考に耽った〕
[ぼんやり。まさにその言葉が当てはまるような様子で2階から降りてくる]
…昨日シャロンが言ったように、彼女を調べるべきなんだろうか…。
僕には何故か彼女が人狼であるようには見えない。
僕は、人狼を探し出したい…。
[その言葉には暗に他の人を調べたいと言っているようで。呟きながらカウンターの席に収まる。注文もせずに、しばらく視線をテーブルに向けたまま考え込んで]
//中の人発言//
さっき気づいたのですが、襲撃RPって日をまたいだ後になるんですかね?
狩人がいるなら、システム的に、日をまたがないと守ったかどうか分からないし。
それとも、情報ページに誰を襲撃するか書いて、狩人がそこを守っているかどうか聞けばいいのかな?
[何も注文せずに座っていると、カウンターの奥から主人が、何か食うのか?と訊ねて来て。その言葉にハッと顔を上げる]
あ…うん。
パンとサラダと、スープ。
[いつものメニューを頼んで。そしてまた思考に耽る。その様子を主人が呆れたように見やってから、注文された料理を目の前に置いた]
[主人から、スープが冷めるぞ、と言われ。あ、と言葉を漏らしてからようやく料理に手をつける。もそもそと少しずつ食べ進めていく。ふと横を見れば何か考えているらしいランディとその膝で寛ぐ黒猫の姿]
あれ、今日はエリカと一緒じゃないんだ?
[ランディが思考に耽るのを邪魔しないように気をつけながら黒猫に声をかける。こちらの問いかけに気付いた黒猫は、にぃ、と肯定するように鳴いた。何か用事でもあったのかな、何て考えながら、手を伸ばし黒猫の喉を撫でてやる]
〔ふぅ、と、紫煙を隣人に当てないようにそっと吐く〕
〔視線は相変わらずカウンターの向こうに当てたまま、黒猫を撫でている人へと囁くように言葉を投げる〕
…この前は、問い詰めてすまなかった。
そのせいで、嫌な事思い出させちまったみたいだな。
家族の死は辛いのは俺も良く知ってるから…。
〔かちり。また新たな煙草に火をつける〕
〔暫しの沈黙〕
〔ゆっくりと、細長く息を吐くと、紫煙も細く揺らめく。じっくりと味わうように吸いきって、小さくなったそれを灰皿へとねじ込む〕
〔ややあって、それから、少しためらった後、覚悟を決めて、小さく、しかし鋭く切り出した〕
[不意に声をかけられ目を丸くしランディを見上げる。それからゆるりと横に首を振り]
ううん…気にしないで。
ノブの言う通り、いずれ言わなきゃならなかったことだろうから…。
人狼が出たとなれば、僕の力の説明をするために、明かさなきゃならないことだった。
…ランディも、家族を?
[俺も、その言葉に少し驚いたように。しかしすぐに、ああ、と言葉を繋げ]
言いたくなければ、言わなくても良いよ。
…そうだ。
この間はありがとう。
倒れた時に僕を運んでくれたんだってね。
[誰から聞いたとは言わず。頭を下げて礼を言って]
〔ディーノの詫びと、気遣いに、気にするなよと言わんばかりに苦笑する〕
…俺の連れ合いは、村の入り口の崖、あそこから、…転落して、死んだ。
死体の発見が遅かったせいだろうか。…獣による、傷も、あったらしい。
だが、そのあと獣に襲われて死んだ奴は居ない。
…だから…人狼とは関係ないだろう。
奴らは、一人喰らったくらいで満足しないんだろう?
〔前半は、ぽつり、ぽつりと呟くようだったが、後半は、確認するかのように力強く言い放つ〕
[明かされたランディの過去には黙って耳を傾け]
そう、だったんだ。
転落しただけじゃなく、獣にも…。
[可哀想に…、と視線を落とし小さく漏らして。後半の言葉には顔を上げると一つ頷く]
一人じゃ、留まらない。
奴らを村から駆逐しない限り、奴らは襲撃を繰り返す。
その腹を満たすために…。
被害を食い止める可能性は、無いことには無いけど…。
この村でそれに対抗出来る存在が居れば。
[かつての村に存在した人物のように。しかしこの村にも居ると言う確証は、無い]
/中/
あ、今ちょうど999ポイントだ。
縁起良過ぎて今日殺されやしないだろうかw
ま、無能者なのでどうでもいいが。
/中/
人狼に対抗できる存在…か。
居るか居ないかもわからない存在にかけてみるよりは、もっと確実に奴らと対峙する方法ってのが…。
〔ここで、ごくりと唾を飲み込む。手のひらにはじっとりとした汗〕
…あるんだろう?
…ノブが、リディアに対して、したように…。
俺たち人間が…。
奴らを…。
殺す!
〔怒りとも悲しみとも諦めともつかない感情が渦巻く〕
[昨日の夜]
[寝台の上で頃合を見計らって]
[宿屋の中を調べた]
奥の階段は裏に回れば使えるか。
窓もこの程度なら破れなくも無い。
ノブは部屋を移ったのね。
[足音を消して]
[誰がどこを使っているのかも確かめ]
[再び部屋に戻る]
…僕には、その術も知識も無い。
あるのは、本質を見極める力だけ。
……でも僕がそう言っても、信じるかどうかは皆次第。
人狼と思しき者が見つかったら、手にかけるのが、確実ではある。
でも、その見つけるまでの間、奴らに対抗する術は…。
[分からない、と視線を落とす]
[ふらりと階段をおりて酒場へとでると、
カウンターで真剣に話し込む二人の姿が目に入ってきた。
出来るだけ気軽に話しかける。]
よぉ、お二人さん。
なにやら深刻そうだが、何の話をしてるんだ?
殺すか、殺されるか…か。やっぱりそれしか方法はないんだな。
〔また新たな煙草に火をつけようと取り出したところで、カルロスに声をかけられる〕
よぉ。色男。
せっかく村に来てもらったのに、災難だったな。
こんな騒ぎじゃ、休む事もままならんだろ。
あ、あぁ・・・。そうだよな。
いま真剣に話すことって言ったら、それぐらいしかねぇか・・・。
[人狼という単語に、
納得したという顔で頷いて近くの席に座る。]
まだ、いるかもしれないみたいだしな・・・。
こんなタイミングで出てきてあれなんだが・・・。
俺は別に狩人ではないんだ。
ってかどんどん狩人っぽい方向に行っちゃうのは何故だろうか・・・
本物の狩人様ごめんなさい・・・
残念だけど、ね。
前の村も、そうだった。
[ランディに小さく頷いて。話している間、食事は全く手に付かず。おそらくスープは冷め切ってしまっただろう。近くに座ったカルロスにも頷いて]
人狼がどれだけ紛れ込んでるのかは知らないけど、1匹ってことは無いと思う。
少なくても2匹は、居るかもしれない。
もしリディアがそうだって言うなら…あと1匹は、居るのかも。
[昨日命を散らした少女の名。ノブが言うには、彼女が人狼。自分にはそれが分からないから、仮定の話でしか出来ないが]
〔宿の主人にジンジャーエールを3つ頼み、カルロスに向かって問いかける〕
俺は村の外に殆ど出ねぇからわからんのだが、お前さんは人狼って奴の事、何か知ってるか?
[そうだよな・・・と、ディーノの言葉に頷くと、
カンディのほうに目を向ける。]
いや、流石に職業柄話は聞いたことあるが、
詳しいことは知らないな。
バケモノみたいに強いって話だが・・・。
〔ディーノが発した、リディアの名前を聞くと、重苦しい気持ちになる〕
俺は、ノブも、リディアも、よく知ってる。
リディアは今、村の外で暮らしているが、時々戻ってきては両親の畑仕事の手伝いをしてた。
村外れの丘でよく絵を描いていた。
人間を喰らうなんて想像もつかねぇ。
ノブも…あんな物言いしか出来ねぇ奴だが、嘘はつかねぇ。
あいつがはぐらかしたりもせず、言い切ったんなら、それは真実だ、とも…思う。
…こんなことばかりずっと考えてたら、キリがねぇ…。けどよ、それ狙ってんだよな。人狼ってやつは…。
〔よそ者なら人狼でも納得いくかのように聞こえる口ぶりになってしまったため、最後の一文はフォロー的に付け加えた〕
バケモノみたいに強い…か。
そんなバケモノみたいに強い奴に対抗できる奴…。
占い師が現れたんだ。この村にも居るかもしれねぇな。
〔不安を打ち消すように、あえて、希望を口にしてみる〕
[ランディが紡ぐ2人の普段の様子。確かに自分はよそ者で、彼らはおろかランディについてさえ詳しく知らない。だからなのだろう、彼らを疑うことについての抵抗がそこまで強くないのは。しかし村の者にとっては──]
…人狼は、人の油断を突いて来るからね。
よそ者が真っ先に疑われるのは仕方が無いと思うよ。
僕も、そうだった。
[それ以上は言わず、小さく息を吐いた]
若いな。レッグ。
こんなところで昼過ぎまで寝られるなんざ、いつまでも出来ることじゃねぇよ。
〔ちょっぴり羨ましいと思いつつ苦笑。宿屋の主人からジョッキを3つ受け取ると、ディーノ、カルロス、そしてレッグに振舞った〕
〔自分の分の飲み物を追加する〕
…どーも寝てたっぽい…。
[袖の跡が付いてしまっているほっぺをくしくしさすりつつ、まだ寝ぼけているようで。]
ぁー、ありがとオッサン。
[ジョッキを受け取って、まだぼんやりしている。]
あぁ、人狼とやりあえるって奴も確かにいるしな。
俺の師匠がそうだった。
いまはどーしてんのか知らないが、
俺なんか、足元にも及ばないほどの腕だったからな。
そこまで強い奴が、ここ村にいる・・・か。
そうなりゃ、もう血を見なくても済むかもしれないな・・・。
[同じく、希望を込めて答える。
自分の力では、そこまでのことは不可能だろうから・・・。]
まぁ、その時は俺も出来る限りの事をするけどな。
[ランディからジョッキを受け取ると、
軽い笑顔でそう付け足した]
〔ディーノの言葉に罪悪感を覚える〕
わ、悪りぃ!
そんなつもりじゃなかったんだが…。
〔膝上の黒猫が、にゃぅ、と鳴いた〕
リエータにも怒られちまったみてぇだな…。
親父は頭が固くなっちまって、いけねぇやな。
〔黒猫の眉間をそっと撫でてやる〕
[ランディからのジョッキを礼を言って受け取り、一口つける。飲み慣れないその味に少し苦戦しつつ]
そんなところで寝てたら風邪引いちゃうよ。
気をつけないと。
[グレッグの様子に小さく笑って]
カルロスのお師匠さんがそうだったんだ。
腕っ節強そうだもんね、カルロス。
むぅ・・・。
狩人臭さが消えないか?
本物の狩人は誰なんだろうか・・・。
たぶんパトラッシュだと思うけど。
パトラッシュなら問題ないかな・・・。
あ、いや。
村の皆が今まで一緒に暮らしてきた仲間を疑いたくない気持ちは分かるよ。
僕ももし村の一員だったらそうだったと思うから…。
ランディが謝ることはないよ。
[ふるふると首を横に振って]
/中/
本当は、3人全員の喉を潤したという事でアクションしたいのですが、他の二人には必要ないということで、省略なのです。
自然な流れにしたかったのですが、どうも浮いてしまいました。
ごめんなさい…。
アドリブは難しいぃぃぃ!!!
/中/
んー?
まぁ一応傭兵だしな。
師匠には散々しごかれたぜ・・・。
[ディーノに苦笑混じりで返す]
まぁ何年も昔の話なんだけどな。
遠くの方で仕事が出来たとかで別れてそれっきりだし。
少しでも師匠に近づこうと旅をして鍛えてたんだが、
まだまだ全然届いてねぇんだよな〜。
[なのに人狼とは参ったぜ、と冗談交じりに肩をすくめた]
―宿屋2階・昼―
ん…。
[目を開く]
[窓から差し込む太陽は]
[眩しいほどで]
あれ?
こんな時間……
……店っ!!
[慌てて部屋から飛び出し]
[階段を駆け下りる]
[最後の一歩が]
わっ!!!
[宙に浮いた]
[騒ぎながら]
[視線を走らせる]
ディーノ、カルロス、レッグ、ランディ。
さて、話は聞けるかしら。
[衝撃を膝で殺して]
[様子を窺う]
[カルロスの言葉には、そうだったね、とクスリと笑みを漏らし]
ねぇ、そのお師匠さんってどんな人だったの?
もしかしたらどこかで会ってるかも。
僕も色々渡り歩いたからね。
[そう訊ねたところで派手な音が階段から聞こえた]
わっ!
何!?
[驚いて振り向くと、階段の下でしゃがみ込んでいるフランの姿]
…フラン?
大丈夫?
―宿屋1階―
痛ぁ。
[どうにか着地はできたものの]
[膝を抱えて]
…ええと、おはよう?
[顔だけを上げて]
[バツが悪そうに笑った]
そう言ってもらえるとありがたいよ。ディーノ。
カルロスの師匠か…。
いつか会って見たいな。
〔と、その時階段から大きな音がして振り返る〕
フラン?おい、大丈夫か!
〔急いで駆け寄ると、手を差し伸べて支えようとした〕
立てるか?無理するなよ、どっか捻ったりしてねぇか?
[大丈夫と返してきたフランに、そっか、と安堵の息を漏らし]
おはようなのかな?
てことは今起きたんだ。
[挨拶の言葉にクスクスと小さく笑って]
あ〜、俺の師匠はな〜。
[答えかけたところで大きな物音に遮られる]
うお!?
だ、大丈夫かフランちゃん・・・。
[慌てるが、続く挨拶に少し笑い]
おはよう。
気をつけないと、怪我したら大変だぞ??
〔フランの間の抜けた挨拶に思わず吹き出す〕
なぁにが「おはよう」だよ。
もうすっかりいい時間だぜ。
しかし、お前が寝過ごすなんて、珍しいな。
〔さっき慌てて立ち上がったため、置いていかれた黒猫とともに宿屋の主人が救急セットをもって近づいてきた〕
あっ。ありがとランディ。
[その手を借りながら]
[そっと足を踏み変えてみる]
うーん、まだ痺れてるけど。
ちょっとは痛いけど、多分大丈夫。
捻ったりとかはしてない、と思う。
[少し眉を寄せながら]
[首を振った]
カルロスさんもおはよう。
[笑われれば]
[少しむくれて]
気が付いたらこの時間だったんだもん。
うん、やっぱり疲れてたのかな。
[珍しいと言うランディには]
[軽く肩を竦めて]
あ、いいよ。
大したことなさそうだから。
ただでさえ少ない湿布が減っちゃう。
[黒猫と近付いてくる]
[主人に向かって手を振った]
そんなこと言わずにもらっとけよ、フラン。
手当てしとかねぇと、何かあったとき走れねぇぞ。
〔急に放り出された黒猫が不満げに、にゃおん、と鳴く〕
すまんすまん。
お前は何処からでも着地できるからいいだろ?
〔前足の脇に手を差し入れ、よいしょ、と抱える〕
お前の主人も寝過ごしてんのかね。
若いっていいよな。
[窓の外を見る]
[陽は既に中天を過ぎて]
[随分と経っているようで]
みんな怒ってるかな。
アーヴィング先生は仕事増えちゃっただろうし。
[再び大きく溜息をついた]
ん、それもそうか。
一応借りておこうかな。
[マスターも頷くので]
[大人しく言われたとおりに]
あれ、エリカちゃんもまだなんだ?
それはもっと珍しいんじゃないかな。
[ランディに抱えられた黒猫を見て]
[軽く笑った]
そう言えばエリカどうしたんだろうね。
リエータだけここに居るしさ。
居るならフランの怪我診てもらうといいと思うんだけど…。
[ランディに駆け寄っていった黒猫を眺めつつ]
それに湿布だったらエリカのお師匠さんの所へ行けばまたあるんじゃないかな?
作ってるって言ってたし。
[お師匠さん。その言葉に思い出して]
あ、カルロスさっきの続き!
あはは、大丈夫。
ちょっと慌てちゃってさ。
[レッグにも手を振って]
[続いた言葉には]
[それがいいかもと笑った]
うん、頼んでもいいんだろうけど。
アルヴィン先生も忙しいだろうしさ。
薬だけ貰ってこっちで作ろうと思ってたんだよ。
…さっきの続き?
[ディーノに答えながら]
[首を傾げた]
そうだったんだ。
一人じゃ大変そう。
僕も手伝おうか?
[崖崩れの復旧を手伝うことは出来ない。それなら自分が出来そうなことを手伝いたい。そう思って申し出る]
さっきね、カルロスのお師匠さんの話を聞こうとしてたんだ。
そしたら丁度フランが落ちてきちゃって。
[クス、と少しからかうように]
―宿屋・2階―
[起きて来ないのが珍しい、と言われている当人はと言えば]
ぅー……参っちゃうなあ、こんな時に。
下に行けば、薬、あるけど……。
[微熱を持て余しつつ、*天井とにらめっこ*]
[ディーノの言葉に思い出したように]
お、おぉ!師匠の話だよな。
俺の師匠は、そりゃー凄いぜ〜?
こんなでっかい大剣持っててな。
そいつを片手でぶん回してるんだよ!
木とか殴ったら普通に折れるし・・・。
槍とか他の武器も極めててな、
マジでバケモノなんじゃないかと疑うぜ・・・。
[本当にありえねぇ、と楽しそうに話した。]
剣だけじゃなく他の武器も?
それは凄いなぁ。
大剣を片手でってことは、余程凄い膂力なんだね。
[殴って木が折れると聞けば、ホントに?とかなり驚いたようで。楽しそうに話すカルロスを見て笑みが零れる]
本当に凄いお師匠さんなんだね。
そんな人だったら会ったら忘れないだろうからなぁ。
記憶に無いってことは会ったこと無いのかも。
[残念、と肩を竦めて]
…ふぇー…そりゃすげーなぁ…
[カルロスの語る師匠の話に素直に感嘆の声をあげる。]
俺も多少は剣の扱いとか習ったけど…そんなんは流石に無理ー。
う、ごめん。
あたしが邪魔したのか。
[からかうような声には]
[少しだけ赤くなって]
それ、どんな超人。
[カルロスの説明には]
[呆れたように言った]
あっと、うん。
後でお願いしてもいいかな?
[ディーノに言いながら]
[そういえば昨日の箱はと]
[見ればマスターが指差して]
あ、薬がそも足りないんだった。
エリカちゃん起きたら頼まないと。
うん、構わないよ。
作る時に声かけてね。
[お願い、とのフランの言葉には快く頷いて]
邪魔って程じゃないけどね。
こうやって話は聞けたし。
[赤くなる様子には軽く片目を瞑る]
[みんなの反応に楽しそうに]
だろ〜?ありえないだろ?
師匠は気合があれば不可能は無いとか言ってたけど、
どんな修行を何年やったらあんなんになれるのかね〜。
[本当に果てしなく遠そうだぜ、と苦笑した。]
でもそんなお師匠さんの下についてたんだったらもしかしたらカルロスにも…。
[出来るかも?なんてどこか期待に満ちた瞳を向けてみたり]
10年ぐらいの修行なんかじゃ到底辿り着け無そうではあるけど。
なれるといいんだけどな。
拳で木を折ったりとか格好良いし・・・。
でもなれた時には爺さんになってたりしてな〜。
[それはちょっと困るかもな、と小さく笑った]
[お爺さんになったカルロスが素手で木を殴って折る姿を想像し]
……それはそれで凄いかも。
[どんな姿を想像したのか、おかしそうにクスクスと笑いを漏らしている]
/中/
難しいですね(笑)
すみませんが離席がちです。少々不調が。
襲撃先は本当にどうしよう。
万一戻れないこと考えて、一番通りやすそうなノブをセットはしておきます。後はこの後の表を見つつ変えるかも。
雑貨屋 フランは、情報屋 ノブ を能力(襲う)の対象に選びました。
なー、なんかすっごくなりそうだよな。
[ディーノにつられて笑って]
んじゃ、俺はちょっと部屋に戻るわ。
また後で。
[またな、と軽く手を上げると*ゆっくりと席を立った*]
─宿屋・2階─
はぅ……。
[しばらくごろごろとしていたものの、このままではどうにもならない事は、自分が一番良くわかっていて]
……とにかく、起きて……薬と、水……飲まないと……。
[そのための第一歩……と、身体を起こし]
よいしょ……と、って、え!?
[次は立ち上がろう、と片足を下ろした所でバランスが崩れ、ベッドから滑り落ちる。軽い震動が、周囲には伝わったろうか]
……いったあ……。
脅威のお爺ちゃんだね、それは。
うん、またね。
[二人の会話を聞きながら]
[クスクスと笑って]
あたしも店に行かなくちゃ。
また後で来るね。
その時はよろしく。
[ディーノにそう言って]
[店へと*戻った*]
[ゆるりと立ち上がり、窓から外を覗いてみると、また夜で。
窓を開けて、空を見上げてみると、丸々とした月と、無数の星空]
・・・随分と、巡りの悪い星、ね。
―――そう言えば。
[昨日、ノブは人間だったという結果が出た。
それより前に、クローディアが人間だったという情報をマスターから聞いていた。
何故、人狼の可能性が無いわけではないのに、そのようなことが断定できたのかと問うと、返ってきた答えは、エリカがそう言ったから、だと]
・・・。
[そこから導き出される結論は何か。
当の本人に聞く必要がある。そう思った]
[部屋を出て、エリカが泊まっている部屋に向かう途中、その部屋の中から大きな音。
―――胸騒ぎがした。
予想が確かならば、人狼に狙われる可能性は―――とても高い。
シャロンは走り、エリカの部屋の扉を押し開けた]
エリカさん―――!?
//中の人発言//
難しいです(笑)
襲撃の最終決定についてはおまかせしますので、お好きな襲撃先を選んでおいてくださいな。
GJされても泣きませんから(笑)
ぅぅ……いたた……。
そう言えば、御飯もちゃんと食べてないし、力入る訳ないよねぇ……。
[これじゃ、レッグの事怒れないや、とため息混じりに呟いくのと前後して、扉が勢い良く開かれ、名を呼ばれ]
……はい?
[駆け込んできたシャロンを振り返り、呑気に小首を傾げて見せた]
ん、分かった。
待ってる。
[ひらりとフランに手を振ってその姿を見送り]
っと、しまった。
話に夢中で料理放りっぱなし。
[注文していた料理を思い出してそちらに向き直り、残っている分を消費する]
[階段を上がって廊下を覗き込むと、丁度シャロンがドアの一つを開けるところで。]
…なんしたんすか?
[とてとてと、近寄っていく。]
あれ、グレッグ?
[サラダを口に運ぼうとしたところでグレッグが2階へ駆け上がる姿が見えて。話に夢中で音は聞こえていなかったらしい]
・・・。
[シャロンが小さく息を吐いた。
どうやら、最悪の事態ではなかったようだ]
・・・何をしているのよ、貴方は。
[ふうと、ため息を吐き、シャロンの手を掴んだ]
ほら。手を貸してあげるわ。
ちょっと、貴方と話が・・・?
[手が、ほのかに暖かい。
次に顔を見てみれば、それはほんの少し朱に染まっていた]
エリカさん。貴方、熱があるんじゃないかしら?
[後ろの声で振り向いてみると、若い男性の姿。
ちょくちょく見かけるが、名前は知らなかった]
足がもつれて、こけた。
そういうことだと思うわ。
[そう返す]
[部屋の中を覗き込むと、床にへたり込んでいるエリカに、シャロンが手を伸ばすところで。]
…なーにやってんだ、っての…。
医者の不養生とか、いちばんいくないって。
[どっちもどっちだってのは、この際置いておく。]
あはは……ええと、ベッドから落ちちゃって?
[シャロンの問いに、素で答える。
どこかほやん、として見えるのは、熱のせいだろうか]
あ、うん。
昨日、湯冷めしちゃったみたいで、熱っぽいなあ、って思って。
それで、下に薬あるから、飲んどこうと思って……。
[そしたら、落ちちゃって、と言ってまた笑い。
やってきたレッグの姿に、一つ、瞬き]
……だって、仕方ないじゃないかぁ。
[何が仕方ないのか、は自分でもわかっていないやも]
/中/
まい箱……お願いだから。
その変換を最優先にするの、やめよーよー。
いや、確かに使ったよ、友情村で散々使ったよ!!!
……このきゃらで、かるるんと同じボケはきっついよ(ほろ。
・・・無理に動かないで、寝ていなさい。
必要なものは、心配して飛び込んできた、後ろの男性が持ってきてくれるんですから。
ねえ?
[くすりと微笑み、シャロンがレッグの顔を見つめた]
無理は、してないですよぉ?
それに…………。
[独りでいたくない、という言葉は本当に小さなもので、果たして聞き取れるかどうか]
て、心配……?
[数瞬、目を伏せるものの、シャロンの言葉にこて、と首を傾げて瞬き一つ]
…ん?
[見つめられて、きょとんと瞬き一つ。]
ぁー、はいはい…薬な?
マスターんとこにあるバスケットで、いい?
[とってくるからー、と踵を返す。]
――時は遡り朝――
[ちちち……と響く小鳥の喧噪の中、宿の扉を開け、外に出る。
昨夜はディーノとシャロンの話を聞いているうちに、半分意識を失い眠りこんでしまった。
かろうじて自分の足で部屋に戻ったことは覚えているのだが。
――しかしいっくらなんでも寝すぎだろうよ、俺。
それとも、連続で人間の死体を目の前にして、知らぬうちにストレスでも溜まっているのだろうか。
そういえばここ2日ほど外に出ていないか。宿の中は血の匂いが漂い、確かにこのままだと鬱にでもなりそうだった。
気分転換に行くか、と、まだ眠るディーノを部屋に置いて広場に出る。]
[無理はしてないというエリカの言葉に、自然と言葉が固くなった]
・・・調子が悪くなり、倒れた人は、私の目の前では二人目。
私に、二度も嫌なものを見せないように、養生はしっかりとしなさい。
[ここまで話すと、また声はいつも通りに]
快復さえすれば、いつだって、元気にみんなと話せるのですから。
だから、今は無理をしないことが大切、でしょ?
[そして、部屋から出ようとしているレッグに振り返り]
薬、だけじゃなく、水桶とタオル、飲み水。それから、軽い食事も、よ。
男の子なら、軽いもんでしょう?
[いかにも鉱夫らしい、いかつい体つきをした男たちが何人か、ある一方向に向かって歩いていくのが見える。
確かそちらは村の出入り口。
まだ道の通行が出来ないのだろうか、と。好奇心をおぼえて男たちの後ろをついていった。
――そのうち、気付く。
自分があからさまに避けられていることに。
道行く大人も子供も、注ぐ視線が冷たい。]
「人狼……」「占いで…旅人が……」「……リディアちゃんが…」「あの犬、犬にしてはやけに大きくないか……?」「まさか……」「…でも、あの犬がうろつき始めてから…」
……くっだらね。
[ぼそりと口の中だけで呟いて。
肝心の崖崩れの場を見るのもそこそこに、宿へ帰った。
血の匂いを避けるように、宿の裏手へ回って影で丸まり。
そこで、日が沈むまで、なんとなく外の人々を眺めていた。
皆、この宿を避けているように見えた。]
薬って、俺が見て判る?
書いてあるならわかっけどさー。
…つーか、人使い荒いぜ姐さん。俺まだ一応怪我人…
[ぶちぶち文句言いつつも、言われた品を確保しに階下へ降りていく。]
あ……ごめんなさい。
[シャロンの言葉の変化に、その言わんとする所を察して、小さな声で謝る]
それは、そうなんですけど……。
[続けられた言葉は正論と、わかっているのだが。
心のどこかが、それを拒むような状態で。
色々と持て余し気味になりつつ、目を伏せて小さく]
さて・・・。
[部屋から出て行ったレッグを見送ると、シャロンは真面目な顔でエリカを見つめた]
思わずドタバタしたけど・・・貴方に話があるの。
いえ、違うわね。聞かせてほしいこと、があるの。
―――貴方は、クローディアを人間だと断定したそうね?
それは、どういう理由から、なのか聞かせてもらえるかしら?
……ふぇ?
[投げられた問いは、思いもよらないもので。
大きな瞳をきょとり、とさせてシャロンを見つめる]
どういう……って……言われても。
[どう答えればいいのか。
自分には、白い光が見えただけで。
それが、人を兆すものと何故か理解できただけで。
それが、どういう事かははっきりとはしていなくて]
えっと……。
[とにかく説明しようとすると、ずきり、とまたあの頭痛が圧し掛かり。
言葉を途切れさせて、頭を抑えていた]
・・・なるほど、ね。
[戸惑うエリカの様子を見て、シャロンが小さく息を吐いた]
理由が無いということ。それが答えよ。
貴方は本質的に、人間と人狼を見分ける力を持っている。
―――つまり、霊能者。
その力を貴方は持っている、ということよ。
・・・逆に言えば、貴方が人間だという証でもあるかしら。
霊能者を騙る人狼なんて、ほぼいないわ。
その力はあまりに知られなさすぎて、人狼でも化けきれるような能力じゃないからね。
[階段を下りてきて、ディーノに声をかけられる。]
ぁー、エリィ熱出したっぽくてさぁ。
薬と…それから……
[言われたものをマスターに伝えて、準備してもらう。]
[そのうち、夜気が体に染み渡ってきて。
立ち上がると、一度ふるりと全身を震わせた。
空には満点の星。それに月。
人狼さえいなければ美しい夏の夜、ただそれだけなのだが。]
ま、…始まったもんはしゃーねぇよな。
[やるべきことをやるだけ。
そう独りごちて、宿の表玄関へ。]
エリカが?
そっか…リエータがここに居た理由ってそう言うことか。
[おそらくエリカ自身は大人しくしているべく寝ていたのだろう。黒猫だけ、食いっぱぐれないように降ろしたのではないか。そう考えて一人納得する]
そんなに酷くないと良いんだけど。
[大丈夫かな、とサラダをつつきつつ呟く]
見分ける力……?
霊能……者?
[シャロンの説明に出てきた言葉を繰り返す。
知らない言葉。
でも、知っている言葉]
『……それが、役割……』
[不意に、意識の奥に、閃く声]
『問いかけて、答えてもらうの。後は、光の色彩』
[ここにはいない、誰かの声。
それに半ば囚われた意識は、後半の説明を、どこまで聞いているのか、定かではなく]
もう一つだけ聞かせて、エリカさん。
貴方は、リディアさんの死体を看取った。
そして、霊能者の力があるなら、あの子が人間なのか、人狼なのか、視えたはず。
・・・酷なようだけど、それを教えてもらえるかしら。
私が、クローディアから受け継いだ力で、人狼が2人ということは分かっているの。
だから、もし、ノブの言う通り、リディアさんが人狼だったとしたなら、大きな前進。
クローディアを・・・殺した人狼を駆逐することに近づくわ。
ねえ、お願い。エリカさん。
同じ様に、友を失った仲として、リディアさんがどっちだったのか・・・教えて。
…感染しちまったかなぁ…?
[心配そうにポツリと呟いて、あれこれ用意してもらったものを抱え込む。]
ぁー…誰か手ぇ開いてたら、手伝って欲しーんだけど…
[流石に全部いっぺんに持つのは無理。]
さあ、聞かせて、エリカ。
貴方の力を。
貴方の心を。
貴方の本質を。
霊能者である貴方が何を見たのか、私に教えてよ・・・。
うふふ・・・。
[扉を擦る音。聞き慣れた音にカウンターから立ち上がる]
パトラッシュだ、今開けるよ。
[扉の前で声をかけて。ドアノブを捻り扉を開けた]
あ、それじゃ手伝おうか。
立ったついでだし。
[扉を開けた体勢でグレッグにそう答えて。ちょっとだけ待ってー、とパトラッシュが中に入るのを待つ]
/中/
みゃー。
いや、まあ、うーん。
PL視点COがあっても、システムちゃんと見るまで、断定的な事は言いたないのだよね、中のねこさんは。
無駄にこだわる霊能好きにはちときついかしら、かしらー。
〔黒猫が、にゃぉん、と鳴く〕
そうだな。ご主人様が心配だろ。
レッグ、半分持ってやるよ。
〔宿の主人から軽い食事と飲み水の乗った盆を受け取ると、階段を登り始める〕
……リディア……は……。
[小さく、呟く。
上手く表せない事への苛立ちを抱えながら]
まだ……聞こえない……よ?
[ようやく言えたのは、それだけ。
正確には、視たくない、聞きたくない、という感情が、遮っているのだろうけれど。
その自覚は、多分、なくて]
/中/
おーよーよー?人狼は仲間を襲うことが出来ないって前提は無いんかな…?
夜が明けないと、いくら霊能者でもリディアの白黒はわからんのではないかと思ったり。
ああ、俺様ガチ脳だなぁ…orz
/中/
/中/
そーだよね。
まだ聞こえないよね。
なるほどそう返すのか…。
勉強になります。
ってか、中の人発言多くてごめんなさい。
/中/
[パトラッシュが入って来ると扉を閉めて。しゃがんでわしゃわしゃと顔を撫でて]
居ないと思ったらやっぱり外に行ってたんだね。
[何か食べる?といつものように訊ねながらカウンターの席へと戻る]
・・・そう。分かったわ。
だけど、聞こえるようになったら教えてもらえるかしら?
どれだけ人狼を殺したのか分からない限り、この村全てを賭けての殺し合いになるのですから、お早めにね?
[そう言って立ち上がりかけたが、フと思い出したように、懐に手を入れて、薬を取り出した]
・・・忘れていたけど、この風邪薬返すわね。
もう私には必要ないし。
後は、貴方を守る王子様に全てまかせるわ。
お大事に、ね。
うふふ。
[薬を手近なところに置くと、シャロンはゆっくりと部屋から出て行った]
うふふ。
せいぜい迷いなさい。
いくら貴方が、嫌がっていてもすでに殺し合いは始まっているのよ。
分かりやすい指針が無かったら・・・本当に村は全滅よ。
それでいいのだけど・・・貴方が苦しんでくれた方が楽しいじゃない?
うふふ・・・。
……聞こえたら…………。
[ぽつり、と呟く。
頭はまだ痛くて、上手く言葉がでなかった。
取りあえず一つ頷き、置かれた薬の包みを見やり]
……ふぇ?
王子様……?
[最後に残された言葉に、きょとん、と瞬いて]
[ランディとレッグとの遣り取りに、もしかして何か邪魔したか、と思いながら。
二階へ上っていく二人を見送る。一緒にリエータも上がっていくのが見えて、少し不思議そうな表情に。
エリカはどうしたんだろうか?
と、わしゃ、と頭に温もりを感じて目を細めた。
質問には尻尾を振ってイエスのサイン。
ディーノの柔らかい声が、昼間自分の心に突き刺さった、人々の視線の冷たさを取り去っていくように思った。]
[部屋を出て、後ろ手で扉を閉めると、階段から足音。
くるりと首をめぐらせると、先ほど品物を頼んだレッグと、それに付き合うランディの姿]
二人とも、お疲れ様。
エリカはどうやら具合が悪くなってきたようなので、しっかりと診てあげたほうがいいわよ?
大切な人がそばにいたほうが、症状は楽になるようですしね。
〔シャロンがこちらを向き、言葉をかけてくるのに驚き、足を止める〕
…ああ、わかった。
忠告ありがとう。
〔それだけ返すので精一杯だった。シャロンから感じる何かに気圧されていたといっても過言ではないだろう〕
[肯定の返事が返ってくると主人に頼んで牛肉のグリルを作ってもらう。それをパトラッシュの前に置いて]
何かね、エリカが熱出したんだって。
起きて下に下りてきたらリエータしか居なくておかしいなー、とは思ったんだけど、そんなことになってたとは。
[パトラッシュの疑問を知ってか知らずか。2階へ上がっていくグレッグとランディを見送りながらそう呟いて]
〔レッグに視線を移し、固まりそうになる自分をほぐすかのように軽い口調で囁く〕
おい、大切な人、だってよ。
誰がエリカの大切な人なんだろうな?
あー、若いっていいよな。
あの時はうっとおしい親父だな黙っとけ!って思ったもんだが…。
まさか自分が親父側になるとは思いもよらなかったな。
わっはっは。
…は?
[言われて、きょとんと目を見開いて。]
いやその、エリィは幼馴染でーってぇか、その…
べっ、べつにそんなんじゃないんだからな!
[とか、わたわた言いつつ多少赤くなったりならなかったり。]
[そういえば昨日の夜からろくに食ってねぇや、と思いながら夕飯にありつくことにする。
こんな時でも肉を食べるのに抵抗が無いのは『パトラッシュ』の本能だろうか。
ナイスタイミングで疑問に応えてくれたディーノに、少し驚きながら納得する。まぁこんな状況じゃ体調悪くもなるわなー…。
はぐはぐとグリルを頬張っていると、食堂にシャロンが下りてきたのが見えた。
こちらに気付いていないのか無視しているのか、少し離れた場所へ行くその姿を横目で見遣る。
あいつを占うのか? と、ディーノに目で問いかけ。]
……え、と……。
[シャロンが最後に残した言葉やら、やって来た二人に投げかけた言葉やら。
それを受けてのランディとレッグのやり取りやら。
それらの意味が読めないのは熱のせいか、それとも素の反応なのか]
……うん……。
[それでも、大人しくしとけ、という言葉には、一つ、頷いた]
〔赤くなってわたわたしつつも、かいがいしくエリカの世話を焼く姿をほほえましく見つめつつ、自分も食事のプレートをベッドサイドに置いてやる〕
食うもん食って、それからだな。薬は。
リエータが淋しそうにしてたぜ。
〔にゃぁ、と一鳴きして、ご主人様の元へ〕
[階段を見ていると入れ違いでシャロンが下りて来て。その姿が目に入ると僅かに眉を顰める。視線を逸らし前を向くと、パトラッシュがこちらを見ていて]
…僕は他を調べたいんだけどな。
彼女が人狼のようには思えない。
もし人狼なのであれば、彼女は大事な存在を自分の手にかけたことになる。
そうとは、思えない…。
でも他を調べたらきっと彼女が納得しないだろうね。
一応、調べるつもり。
[僅かに瞳を伏せ、冷め切ったスープを喉に流し込んだ]
さて、後は若い二人に任せますか。
俺は風呂に入ってくるわ。
今日も蒸したし。
じゃ、ごゆっくり。
〔レッグの背中を鼓舞するかのように軽く叩いて、エリカの部屋を出ていった〕
ですね……食べないと、薬も効きにくいし……。
[ランディの言葉にこくり、と頷いて。
戻ってきた黒猫の頭をそっと撫でてやる]
……ごめんね、リエータ。
御飯、ちゃんともらえた?
[問いかけに、黒猫は頷くような素振りと共に、また鳴いて]
[ディーノの返答に、そうか、と頷く。
そして、少し思案して。
マスターが奥のキッチンに居ることを確認、シャロンもこっちのことを気にかけてない(……よな?)ことを確認して。]
俺はお前を信じる。
お前の思うようにやればいい。ついててやるからさ。
[ごく低い声で言葉を紡ぎ。
あとはそ知らぬ顔をして、食事を続ける。]
……ふぇ?
任せる……って?
[こて、と首を傾げて瞬き一つ。
出て行く背には、ありがとうございました、と声をかけ]
……なんか……ヘンなの。
〔階段を降り、宿屋の主人に自宅へ戻る旨を告げる。宿の風呂を使うよう勧められたが、着替えを持ってきていなかったので、やはり自宅に帰ることにした〕
〔ディーノとシャロン、それからパトラッシュに向かって〕
エリカのことは、騎士に任せてあるよ。
役立たずの親父は早々に退散してきたさ。
一度自宅に帰るわ。また後で、な。
〔そう言うと、宿の扉をくぐり、宵闇の中へまぎれていった〕
[皆の居る場所では喋らないと思っていたため、聞こえた言葉に少し身を硬くし。さりげなく周りに視線をやり、誰も気付いていないことに安堵すると、そ知らぬ顔で食事を続けるパトラッシュの頭を撫でて]
…ありがと。
僕も、君を信じてるよ。
[自分を支えてくれている存在。無条件に信頼を寄せられる相手。その相手にそう言ってもらい、ホッと安堵の笑みを浮かべる]
へえ。なるほど。
喋る犬。
確かにその通りのようね。
[シャロンが視線や体勢を全く動かさないまま、確かにパトラッシュの喋る声を聞いた]
うふふ。
良かったわね、エリス。
これでもし、あの犬を殺したところで道化にはならないようよ?
ちょ!オッサン! …ごゆっくり…て。
[気を使ってか出て行く姿にわたわた。]
…ん、まー…俺の方はだいぶ調子いいからさ。
今は余計な事考えねーで、きっちり休んどけな。
[ベッド脇の床に座って、ベッドの側面に寄りかかる。]
ぁ、邪魔だったら出てくけどさ?
[呟いた後に聞こえたランディの声にほんの少しだけびくりとして。相手が気付いていないのに内心安堵すると笑みを向けて]
騎士ってグレッグ?
そうだね、彼に任せておけば大丈夫そう。
分かった、また後でね。
[ひらりと手を振り、その後姿を見送る]
[何で慌ててるんだろ、と惚けた事を考えつつ]
ほんとに、平気?
無理は、しないでね?
[調子いい、という言葉に、ほんの少し首を傾げてこう言って]
うん……ちゃんと、休むね。
このまま長引いたら、みんなに迷惑かけちゃうし……。
邪魔じゃ……ないよ?
いてくれた方が、安心する……かな。
[昼間、村で疑いの視線に晒されて、気付いたことがある。
疑惑を向けられて、感じるのは凍え。孤独。世界すべてが敵だという絶対的な感覚。
そして、ディーノの元で触れるのはそれとは真逆のもの。
信頼を受け取るときのあたたかさ、心強さ。
ディーノは、幾つの村でこの疑いの凍えを感じてきたのだろう。
せめて、この村で自分だけは、心に持つ信頼をディーノにちゃんと伝えてやりたかった。
その為には矢張り、言葉の手助けが必要で。
おおっぴらに話すことの出来ない自分の境遇を恨めしく思いながら、でもディーノに返された言葉に心底嬉しくなって尻尾を振った。]
…ん。そうしとけ。
[休むとの言葉に、少し微笑んで。]
…お前だけは、絶対……
[微かに呟いた声も、その真剣な表情も、ベッドの上からでは多分感じ取れないだろう。
右手の甲がなんだか少し熱く感じて、逆の手で軽くさすりながら、大人しく傍らに座っている。]
[嬉しそうなパトラッシュにどこかはにかんだような笑みを浮かべ]
信頼出来る人が居るって、心強いよね。
こういう状況だと尚更。
そのありがたさは、よく知ってる…。
[笑みが僅かに翳りを持ち、瞳が揺れる。思い出すのは半身の存在。ディが居たから、あの時両親が殺されても自分を保ち続けれた]
……?
今……何か、言った?
[何か聞こえたような気がしたけれど、よくわからなくて、きょとん、としつつ問いかける。
黒猫の方は何か察したのか、呆れた様子で尻尾をゆらり、と揺らめかせ]
[階下に下りると、ディーノの姿が目に入ったが、特に気にすることも無く―――そして、敢えて話しかけるようなことも無く、半ば無視する形でマスターに食事を頼んだ。
少し立つと、ランディの声が背中にかかったが、目線だけをそちらに一瞬向けると、また食事へと戻る]
[ディーノの表情が影を帯びるのを見て取って。
ふ、と、抱きしめてやりたいと思った。
けれどこの身体でそれは叶わぬ話。
大体こいつは男だろうがよ?
目を閉じ、鼻をディーノの手に摺り寄せる。
慰めるように。
今の自分に出来ることをやる、ということ。]
/*
さてどっちにしよう(ニヤニヤ
男なら風呂場連れて行って一緒に風呂入りながらパトラッシュ洗ったと思う。
そんな後付(ぉ
*/
[手に何かが触れる感触に視線をやると、パトラッシュが鼻を摺り寄せていて]
…あ、心配させちゃったかな。
今はもう、大丈夫。
ディは傍に居てくれてるし、君も居る。
[大丈夫、ともう一度告げてにこりと笑みを浮かべる]
…んや、なんでもねぇよ。
[見上げて、少し微笑む。]
ほら、メシさめちまうからさっさと喰っとけ?
せっかくマスターが美味いのつくってくれたんだしさ。
そう?
[聞こえた気がしたんだけど、と呟いて]
あ、そだね。
ちゃんと食べないと怒られるし……それで、御師様に告げ口されたら、後が怖いし。
[冗談めかした口調で言いつつ、サイドテーブルを見やり。
食べ易いように、と気を使ってくれたらしい粥を手にとってゆっくりと食べ始める]
[返事をするようなパトラッシュの一吼え。それを聞くと笑んだまま残る料理を平らげる]
ご馳走様。
お金ここに置いておくね。
[カウンターの置くの主人にそう声をかけて。それから改めて酒場の中を見回す。何だかいつもより人が少ない]
…やっぱり、皆ここを避けてるのかな…。
[人が2人も死んだ。小さな村だ、話はすぐに広まるだろう。寂しげに見回して、小さく息を吐いた]
/中/
すみません。一応復帰。
エリカはほぼ無理そうなので、このままで行こうか、守護のレッグにしようか。レッグにしなかった場合、明日がディーノ喰い一本になりそうですが。
[昼間の村の様子を思い返す。
ディーノの推測は多分に当たっているのだろう。
ほぼ同じ場所で、2人の人間が死んだ。
1人は人狼だとして殺された。ではまだ人狼が残っているなら、矢張りここに潜んでいると考えるのが妥当だ。
普通は、巻き込まれたくないだろう。
立ち上がって伸びをする。
それにしても、他の連中もここに来ないのは。珍しい。]
//中の人発言//
確実に、エリカ守護のフラグ立ちましたからね(笑)
ノブか、レッグ。どちらでもRPしやすいほうでいいですよ。
ある意味、レッグへの死にフラグも立てておきましたしね(笑)
力持つもの。
さっさと砕いてしまいたい所だけれど。
最後の駒が見えないのよ。
[誰もいない店の中]
[静かに考える]
貴女に更に自由に動いてもらうためにも。
どうにかしてしまいたいものだわ。
//中の人発言//
まあ、なんにしろ、相互占いの約束を持ちかけておきましたから、占いにはまだ余裕もありますし、今日急いで占霊を襲う必要はなくなりましたから、襲撃しやすそうなところでGOしましょう。
/*
後約30分。
パトラッシュと直接会話出来ないのががが(苦笑)。
他の人も居ないしなー。
皆忙しい&夜型なのですね。
暇人でスイマセン(´д`;)
でも明日昼に仕事だ。
*/
最後の駒、ねえ。
占い師、霊能者と来たら、残るのは狼に対抗する狩人ってところかしら?
見つかったら、自分ではどうすることもできないんですもの。
それは、必死で逃げ隠れするでしょうね。うふふ。
貴女も聞いたのなら間違いないわね。
道化るのは嫌だもの。
ああ、やればできたのじゃない。
ありがとう?
[クスリと微笑んだ]
…今のうちにお風呂行ってこようかなぁ。
[ぽつりと一言。いつも人が居ないのを見計らって入っていたらしく、この様子なら風呂場に誰も居ないと判断したようだ]
別に。
礼なんていらないわよ。
あれは、賢そうに見えて、バカな犬が勝手に口をすべらせただけですもの。
人間のように・・・度重なる事件で神経でもすり減らしていたんじゃない?うふふ。
ええそれよ。
無力だけれど強力な星。
見つかったらさっさと排除したいもの。
けれど駄目ね。
まだ無理することはできないわ。
それならば。
その前にこちらも力をつけておきましょう。
…強引に星を砕くこともできるようにね。
[目を細める]
[その奥には]
[金色の光]
磨り減りもするのでしょう。
人間の言葉を理解するということは、人間と同じ思考を持つということ。
繊細にして残酷な思考をね。
[微かに唇の端を上げて]
[店を出る]
[密やかに]
無駄なことは嫌いなの。
悲鳴を聞いて自己満足に浸っても。
私には何の得も無い。
貴女に聞かせられないのは。
確かに悪いと思うけれどね?
[クスクスと笑いながら]
[宿の裏へと回る]
[呟きに反応したパトラッシュが行って来いと言ってるように見えて]
じゃちょっと行って来るね。
[パトラッシュの頭を一撫ですると、一旦自室に戻り着替えを持って。また降りて来るとそのまま風呂場へと]
[食事を済ませ、薬も飲み。
ぼんやりとした視線を、窓の向こうへ投げかける。
不安と安堵と、それらが複雑に絡み合った心情を抱えつつ、胸元の蛍石を握り締めて。
頭痛は今は静まり、ただ、微熱による、ぼんやりとした感覚があるばかり]
[思考の奥だけで、フランがどこにいるのかを理解し]
大丈夫。
今なら、誰もあの人間を気にしている人はいないわ。
・・・ひどい話。
人間が、人間と断定できた人を誰も守るような真似をしないんですからね。
人間なんて・・・やっぱり、こんなもんね。
ふ。
人間は数が多い。
だから簡単に仲間をも切り捨てる。
そうでなければ。
審問など起きない。
人間なんて「そんなもの」よ。
[険しい視線]
[完全に足音を潜めて]
[その部屋へと近付く]
[風呂場に誰も居ないことを確認すると、脱衣所で帽子を取り、服を脱いで。中に入ろうとするところで鏡に映った自分が見えた]
……同じようで、違う。
僕はディであって、ディじゃない。
[鏡に向かって手を伸ばす。鏡の中の自分は同じようにこちらに手を伸ばし、手と手が重なる。瓜二つだった双子の片割れ。生きていたら自分と同じこの顔になっていたのだろうか。その姿を見ることは既に叶わず。瞳を伏せ、顔を逸らすと風呂場へと入って行った]
[気配だけで、ディーノがいなくなったことを感じると、シャロンは、ゆっくりと立ち上がり、パトラッシュの横へと]
・・・。
[冷たい目で見下ろす。
パトラッシュの目の中を見つめる。
何も言わず、ただジッと。
―――ややして、フッと小さく笑うと、元の席に戻っていった]
〔帰ってくると、工房に書置きがあった。自警団からで、即席でいいので、杭を作って欲しいとのことだった〕
…まだ、復旧が進んでないんだな。
〔明日すればいいだろうと思い、着替えを持って風呂に入る。湯船につかるとそのまま溶けてしまいそうなほどであり、全身が強張っていた事を気づかされる〕
そう。そうね。
審問なんてものは、人間の都合でのみ描かれる。
なら、私達は、他の物語を描きましょう?
幻や夢のような―――物語を。
[唐突にシャロンに瞳を覗き込まれ。
その目の冷たさに、ぞくりと背筋の毛が逆立った。
――今の表情は。 何、だ?
ディーノが向かった方を、振り返り見る。
何故、そちらが気になったのかも、判らないまま。]
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