情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
職人 ランディは雑貨屋 フランに投票を委任しています。
学生 エリカ は 迷犬 パトラッシュ に投票した。
手品師 ディーノ は 旅人 シャロン に投票した。
旅人 シャロン は 迷犬 パトラッシュ に投票した。
傭兵 カルロス は 雑貨屋 フラン に投票した。
職人 ランディ は 迷犬 パトラッシュ に投票した。
迷犬 パトラッシュ は 雑貨屋 フラン に投票した。
雑貨屋 フラン は 迷犬 パトラッシュ に投票した。
学生 レッグ は 迷犬 パトラッシュ に投票した。
旅人 シャロン に 1人が投票した。
迷犬 パトラッシュ に 5人が投票した。
雑貨屋 フラン に 2人が投票した。
迷犬 パトラッシュ は村人達の手により処刑された。
手品師 ディーノ は、学生 レッグ を占った。
学生 レッグ は、学生 エリカ を守っている。
次の日の朝、手品師 ディーノ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、学生 エリカ、旅人 シャロン、傭兵 カルロス、職人 ランディ、雑貨屋 フラン、学生 レッグ の 6 名。
[見つめた先、パトラッシュの顔。その口が僅かに動く。
──会えてよかった──
その言葉と共に笑みが浮かぶのが見えて]
僕もだよパトラッシュ。
会えてよかった…。
[そう返してパトラッシュの頬に手を当てる。その瞬間、パトラッシュの瞳は閉じられて──]
っ──うああああああああああああああああ!!!!!!!
[自警団と入れ違うようにして]
[中へと滑り込む]
悪いわね、ディーノ。
生き残りたいのは一緒なの。
異端だから弾かれてるのは。
こっちも一緒なんだよ。
[驚愕と共に振り返ろうとした所を]
[背後から一撃]
[自警団に送られながら、シャロンがフッと思い出したことがあった]
・・・。
[人狼は銀の武器でなければ倒せない。
そう言えば、抜き取った銃弾は何色だったのだろう?
少なくとも―――銀色ではなかっただろう。
ということは、普通の弾丸を使用したということか。
そこから導き出される事実。
それは一つしかなかった]
・・・外れ、か。
[小さく呟き、宿屋へと戻った]
[心臓を正確に抉り]
[引き抜く]
[そのまま口に運び]
流石に。
急いで戻らないと拙いわ。
[外のざわめきに]
[舌打ちを一つ]
[雑貨屋へと駆け戻る]
[風呂場に駆け込み]
[急いで血糊を流す]
[響いてくるノックの音]
くっ。
仕方ないわね。
[湿布薬を腕に振りまき]
[囁きではない声を上げる]
/*
旅人 シャロン に 1人が投票した。
迷犬 パトラッシュ に 5人が投票した。
雑貨屋 フラン に 2人が投票した。
迷犬 パトラッシュ は村人達の手により処刑された。
←フラン投票。ってことはカルロスはフラン投票か。
ディーノはシャロン投票だろうし。
*/
旅人 シャロンが「時間を進める」を選択しました。
/*
おつでしたー。
逃避行とか言われてる(爆)。
とりあえず、中身発言はここまでにしておきましょか。
基本、浮かばれない幽霊らしいので(苦笑)。
*/
/中/
というか。
どうやってもPL視点では狼COですけれど、もういいですよね?
一応PC視点では疑えるものの確証無しになると思うのですが。
表では若い自警団員の前で青くなる予定。
─宿屋・2階─
……あ。
[不意に。
ふわりと。
その感覚は舞い降りて]
……これ…………また…………?
[目眩にも似た感覚。
それは、人の生命が断たれる事を意味していて]
…………。
[ぎゅ、と。唇を噛み締める]
//中の人発言//
まあ、動けたのはフランか、カルロスだけでしたからねぇ。
狼COモドキになっちゃってもいいんじゃないでしょうか?
どっちにしろ、今日を乗り越えれば、丸分かりですし(PL視点では)
〔さっき追いやった若人がつまらなさそうに戻ってくる。どうやら許可はもらえなかったらしい〕
〔その様子に思わず苦笑するも、やはりフランのことは心配で〕
…また、新たな犠牲者が出ないといいんだがな。
〔ポツリ、呟く〕
〔その呟きを受けて、若造が、パトラッシュの処刑が済んだことを告げた〕
〔そしてもう、これ以上の犠牲者なんて出ないだろう、とも〕
…あいつ…。
そうか。
〔胸が締め付けられるような痛みを感じた〕
〔その時だった〕
〔また、新たな被害者の報告が入ったのは〕
…なんだと…!
〔思わず若造と目を合わせる〕
〔若造も心得たのか、確かめてくる、と勢いよく駆けて行った〕
〔新たな犠牲者〕
〔その意味は、つまり〕
〔パトラッシュを殺しても、殺人が終わらないと言う事は〕
あいつ…!
〔すまねぇ、と、口に出す事も出来なかった〕
入ってこないで!
[ノックの音に]
[精一杯の声を張り上げる]
[しゃがみ込んだまま]
もう、いや!
誰も来ないでっっ!!
[扉を揺らす音]
[やがて諦めたのか]
[静かになった]
雑貨屋 フランが「時間を進める」を選択しました。
[パトラッシュが死んだ。目の前が真っ暗になる。
大切な者の死。これで、2度目]
どうして、何で、パトラッシュが、死ななきゃならないんだ。
悪いことなんて、何もしてないのに。
どうして。
[悲しみのみが心を支配する。何もかもが分からなくなり、もう言葉も出て来なくなる。注意力は散漫になり、背後に近付く気配に気付くはずも無かった]
《─ドスッ─》
[鈍い音と同時に身体に衝撃を感じる。背中が熱い。喉の奥から何かが込み上げて来る。げほっ、と一つ咳をすると、口端から紅いものが流れた]
あ…ぅ…。
[漏れ出る声は言葉を成さず。ぐらり、上体が傾いだ。背中を真っ赤に染め、地に倒れ伏す。身体はぴくりとも動かなくなった]
[意識は闇の中へと堕ちていく。暗く、冷たい、闇の中へ]
─暗い…寒い…。
─ここはどこ?
─僕はさっきまでパトラッシュの傍に…。
[見渡す限りの闇。そこに漂う自分。意識が徐々に掠れ、闇へと溶けそうになっていく]
…まずいな。
人狼の書いたシナリオに、俺たちは踊らされてるようだ。
誰が襲われたのか。
その、襲撃に、意味はあるのか。
考えなくちゃならんことはたくさんある。
〔ふいに、焦りを感じ、いても立ってもいられなくなった〕
おい!誰か!
俺をここから出してくれ!
誰か!誰かいないのかよ!
〔狭い空間に己の声だけが響く〕
〔どれくらい経っただろうか。複数の人間の足音が聞こえてきた。団長が何人かの団員を連れて、現れる〕
…おい。
襲われたって言ってたな。
誰だよ、誰が、喰われたんだ!
〔すまない、と、一言侘び〕
〔あの、手品師が、殺された事を告げた〕
…ディーノ?
ってことは、奴が本当の占い師だった、って事になるのか?
おい、誰か現場を目撃した奴は居ないのか?
〔団長も団員に視線を移すが、誰一人、首を縦に振る奴は居なかった〕
なんだよ、それ…。
…なに、やってんだ…。
〔そのまま崩れ落ち、膝立ちの姿勢になる。自警団員に向けた言葉ではなく、己自身への呪詛であったが、団長は伏目がちに、小さく詫びた〕
〔団員も檻の錠を外し、ランディを独房の外へと誘った〕
…危なかった。
まさかこっちにまで来るとはね。
[遠退く足音に]
嫌な予感ばかり当たる。
…まったく。
[苦笑と共に溜息をつく]
──ん?
[遠くからかすかに聞こえた音。これは・・・]
銃声・・・か?
いや、まさか・・・・・・。
[聞き間違いか?
そう思うも気になって腰を上げる。]
聞こえたのは確か・・・、あっちか。
[宿を出ると、丘のほうへ向かって歩き始めた。]
学生 レッグが「時間を進める」を選択しました。
[闇の中にふわりと体が浮く。
あの重さがない、熱さがない、痛みもない。
目を開ける。真っ暗だ。
本当に目を開けたのかどうかすら判らない。
それだけではない。感覚が無い。
個は個ではなくなり、空間と一体となる。]
[その寸前で]
[前足に、何かが触れた。]
職人 ランディが「時間を進める」を選択しました。
/中/
表に合わせて微修正してみました。
そして気が付きました。
今日村側を吊り襲撃だと終了じゃないでしょうか?
いえ、それでもいいのですが。村側がどう思っているかなと。
[不意に何かが手に触れた。続いて声が聞こえる]
─誰の声?
─誰を呼んでる?
[溶けかけた意識で声の主を探る。よく触っていた感触。よく聞いていた声]
…パ、ト、ラッ、シュ?
[思い浮かんだ名前を声に出した]
/中/
さて、ここで一度謝っておきます。
たすくさん、及び他の皆様、延長掛けてごめんなさい。
もし規約に引っかかるようだったら、明日はその分早く、ロール途中で切ってでもコミット進行にしますので。
それは後で日記でも確認&伝達します。
ふぅ。ちょっとやっぱりなとは思うのですが(苦笑)
事前キリングはここが難しいですね。
そしてもう一つごめんなさい。
あそこでメモ乱舞させるつもりはなかったのですが…(汗)
延長を最低限にして抑えるはずが、逆効果だったかも(滝汗)
/*
そう言えばボールの宝石全部出しそびれたな。
出す機会も無かったし。
ここで落としちゃえ。
・ボールの宝石
1:クリスタル(透明)/予感、清浄
2:ガーネット(赤)/真実、友愛、忠実 、貞節
3:ターコイズ(白)/成功、反映、命中
4:トパーズ(黄)/希望、友情、潔白
5:エメラルド(緑)/幸福、幸運
6:サファイア(青)/慈愛、徳望、誠実、貞操
7:ペリドット(黄緑)/魔除け
8:オブシディアン(黒曜石/黒)/摩訶不思議
9:イエロー・アパタイト/欺く、惑わす、たわむれ
10:ブルーレース・アゲート(瑪瑙)/動揺を鎮める
*/
[真っ先に出た名前を、たぐるようにして呼び。
呼び返された自分の名前に、
そう。俺は、パトラッシュだ。
意識を取り戻す。]
ディーノ…? ディーノ、だな?
[前足で懸命にその手に触れ続けようと]
[食堂で、水を頼み、それを一息で飲み込むと、ふうとため息が出た]
・・・疲れたわ。
[ドタバタして。
人狼だと思ったものが空振りに終わって。
また一から考えなければいけないと思うと、それだけで疲れが倍増する想いだ]
・・・後で、詰め所に行って、事件録でも見せてもらいに行きましょう。
[だけど、さすがに今日もう一度歩く気は起きなくて。
シャロンは*自室へ戻っていった*]
[丘に近づくと、自警団が騒がしく動いているのが見えた。
適当に一人を捕まえて話を聞く。]
おい、何があったんだ?
さっき銃声みたいなもんが聞こえたと思うんだが・・・。
・・・そうか、パトラッシュを・・・。
[銃声に対する回答に少し納得した顔で返す。
が、その後に続いた言葉に耳を疑った。]
ディーノが・・・殺された・・・?
//中の人発言//
終了ではないですけど、最高ランダム勝負になりますね。
とりあえず、処刑先を示唆はしますけど、それにあわせるかどうかは皆さん次第ですよ。
村側の方々が、そこを嫌がるなら、私かフランのどちらかを怪しいと説得して、吊り先にあげるでしょうから。
/中/
あ、そうだ。シャロンは狼ではないのだから(汗)
ランダム勝負も楽しそうです。色々と。
流れ次第ですね。
フランとしてはかなり錯乱気味のRPする予定ですから、最初はそちらに歩調を合わせていきます。
その後どうなるかは…他の人々次第、かな?
─ディーノ?
─誰の名前?
[意識が溶ける。考えるのも困難になるくらいに。何かを思い出しかけていると言うのに]
[そんな時だった。懐の辺りが淡く光る。零れ出るのはジャグリングボール。その中心に透明な石と黒い石を携えて。その光はディーノの身体を包み込み、形を成して──]
…っ、パトラッシュ!
[触れていた前足をぎゅっと掴む。その感触を確かめるように]
お前っ!それ、人狼にか!?
場所は何処だ!お前ら近くにいたんじゃないのか!?
[数瞬後、一気に捲し上げる。
強引に場所を聞き出すと、全力で駆け出した]
[風の音]
[木々の音]
[全てから耳を塞ぐ]
どうして。
どうして……!
[闇の中]
[朧月の光だけが差し込んで]
[全ては*沈黙の中へ*]
//中の人発言//
忘れておりましたか(笑)
ねー。ランダム勝負楽しそうですよね。
ただ、結構エリカを懐柔しようと今頑張ってますけど(笑)
・・・下手したら、逆に懐柔される可能性もあるけど(ボソ)
ま。言う通り、流れ次第です。
勝つにしろ、負けるにしろ。楽しんでいただけたら幸いということで。
//中の人発言//
今日の鍵はレッグ。
こればっかりはどうしようもないけど、出来れば時間合わせて話し合いたいです。
話せたら、カルロス処刑の、レッグ襲撃に近づきそう。
うふふ・・・。
/中/
はい、頑張ってください…って。
懐柔されちゃ嫌です!(汗)
そう、皆さんに楽しんでいただけるなら何よりなのです。
それは狼側のお二方にもですけれどね。
そして自分も楽しむ!(笑)
[掴まれた手が温かいと感じた。それだけで十分だった。
ぱっと飛びつく。]
ディーノ!
良かった、俺、まだ生きてる……のかな。
[暗闇をきょろきょろと見渡す。急に不安になってきた。]
ここ、どこだろうな……?
で、でもディーノが居るってことは、まだこの世なんだよな?
//中の人発言//
いや。自分からふっておきながら、「あ。やばいかも」なんて思っちゃいましたから(笑)
んー。まあ、大丈夫ですよ。
失敗したら、最終的に対立しあう方が美しくランダムで終われそうですし。
[ふる、と首を振り、窓の方を見やる。
明日になれば、確かめられるだろうか。
垣間見えた二つの白が、誰と誰を意味していたのかと。
とはいえ、そのためには体調を整えなければならないだろうか。
抜け出しただけで、あれだけ怒られる……というのは、さすがにまずいと思えるし]
…………。
[小さく息を吐いて、目を閉じる。
また人が死んだ事への不安はある、けれど。
一人きりではないという感覚はそれだけで、*確かな安堵を心に与えて*]
[力が漲る]
[占い師の心臓]
[ゆっくり味わうことはできなくても]
本当に。
強い力の持ち主だったのね。
[薄い月明かりの下]
[椅子に身体を預けて]
これで乗り切れれば。
否、乗り切らなければ。
[目を閉じる]
[飛びついてきたパトラッシュを抱きしめ返して]
パトラッシュ! パトラッシュだ!
もう話せなくなるかと…。
[その瞳にはまた涙が浮かぶ。しかし今回のは前回と違う。嬉しさに涙が零れた]
どこなんだろう…。
気付いたらここに居たよ。
何だか記憶がもやもやとしてるけど…。
[パトラッシュを抱きしめたまま、一緒に辺りを見回す。いくら見回しても、暗闇しか広がっていない]
/中/
今日の投票、むずかし……。
寝込みロールのお陰で思いっきり蚊帳の外に行っちゃったから、真ん中戻らないとー!
みゅーん。
とにかく、寝よう。
まぁた泣いてやがる。
んっとに泣き虫だなあ……
[呆れたように笑う。]
まぁ、2人居ればいいさ。どこだって。
ここもずっと真っ暗ってわけでも無いんだろうしな。
[ディーノに再び会えた安心感からか、かなり楽観的に。]
だって、もう会えないと思ったんだもん…。
また一人になったと思ったから。
[笑われると少し拗ねるように。それでもすぐに笑みに変えて]
うん、一緒なら、どこでも良い。
…真っ暗のままかどうかは分かんないけど。
[こてり、と首を傾げて。仕草がいつもより子供っぽく見えるだろうか]
[──たどり着いた現場は酷いものだった。
血に染まったディーノの遺体に、以前の面影は無く・・・]
くそ・・・。
また俺は・・・・・・!
[地面を殴りつける。
自分の近くで、何人も人が殺されている。
もう血なんか見たくないのに。
これ以上、理不尽な死を許したくなかったのに。
何故いつも自分は、蚊帳の外にいる?]
・・・何が傭兵だ。
何が師匠のようになるだ!
人一人救えねぇんじゃ意味ねぇじゃねぇか!!!
なんかどんどん守護者っぽく・・・。
動かそうとするとこうなっちゃうんだよー・・・!
マジで本物の守護者さんごめんなさい。
>>カルロス
蚊帳の外なのは、その時間にお前がいないからです。
ディーノを頼む。
くれぐれも、丁重に・・・。
[自警団にそう頼むと、ぐっと立ち上がる。
もうこれ以上、本当に犠牲は出したくない。]
・・・・・・・・・・・・・。
[硬く拳を握り締めたまま、宿へ向かって*歩き始めた*]
傭兵 カルロスが「時間を進める」を選択しました。
ひとまず歩いていってみるか。
[一度体を離すと、適当な方角に]
もしかしたらあそこの洞穴の中なんかもな。
とすると、出口はひとつだが…
[先導するように、*尻尾を振りながら*]
人間が二人…か。
殺されたのか、襲われたのか…。
[やり切れねえなと溜め息をつき…]
…んー、なんか甘いもんでももらってくっかな?
なんか、喰いたい物ある?
[不安そうな彼女を安心させるように、無理にでも明るく振る舞う。
希望を聞くと階下へ。]
そうだね。
[一つ頷いて。身体から離れたパトラッシュの横に並び一緒に歩き出す]
洞穴の中かぁ…それだったら暗いのも納得だね。
えーと…出口どっちだっけぇ?
[方向感覚がまるで無い。それどころか、洞穴ならば壁があるはずなのに、その感触も無い。不思議そうに首を傾げつつも、そのまま共に*歩き続けて*]
学生 レッグは、傭兵 カルロス を投票先に選びました。
学生 レッグは、学生 エリカ を能力(守る)の対象に選びました。
学生 レッグは、旅人 シャロン を投票先に選びました。
[階下に降り、マスターと少し話して、あの犬が処刑され、ディーノが死んでいたとの話を聞く。]
…え?だって…
後追って自殺とか、わんこが道連れにしたとかじゃなくて?
[どうやら違うらしいと伝えられて…。]
じゃ…わんこもあいつも…。
[よく、パトラッシュが伏せていた、片隅の床を複雑な心境で見つめる。]
[軽くはない足取りで、自宅へ向かう。]
「おい、レッグ!あンの雌ギツネ見なかったか!?
フード被った女だ!」
[駆けずり回る若い自警団員に呼び止められ、何事かと思えば、どうやらシャロンを探しているようで。]
…今日はみてないけど…なんで?
「あのクソ尼、占い師だとか言って俺らを誑かしやがって!
どうやら狼とグルだって話らしいぜ!?
絶対とっつかまえて、拷問にかけてやらぁ!!」
…ちょ、拷問って…
「最初からおかしいと思ってたんだよ!
あの美人さん死んだのも仲間割れだったんじゃないのか!?」
…それはよくわかんねぇけど、でも…。
[エリカを心配してくれる姿と、それはあまりにも結びつかなくて。去っていく彼らを、呆然と見つめる。]
…仲間を殺すわきゃねーよなぁ…。
[広場に立ち止まったまま、ぼんやりと考える。]
…だとすると、ディーノは本当に占い師で、狼の邪魔になるから殺された。
…狼はまだ居るって事か。
[朝靄のなか、梢を見上げて。]
シャロンが偽物…誰かをかばっている?
[ふと、思い出す。
エリカの世話を甲斐甲斐しく焼いていた姿を。]
…まさか、なぁ…。
[リディは無実でエリカが嘘をついている。そんな考えが胸の中をよぎる。]
…いや、そんなはずねぇ。そんなはずは…
[ふるりと頭を振って、*家路へ。*]
業務連絡。
カルロス、進行中情報ページをまだご存知でないのでしょうか。…伝達ミスですね、ごめんなさい。
企画ページと同じ纏めサイトにあります。直のアドレスも村立て日記に追記してきますので、確認をお願いします。
─ぷかり、ぷかり暗闇の海。
ああ、ひょっとして僕はずーっとこうしてるのかも?
─きらり、ぴかり、四角の窓。
…誰か…呼んでる?
─ふわり、ゆらり、光の方へ。
─大樹の陰、抱きしめられたスケッチブック。
─開かれたページが水面のように瞬いて。
─そこから、ゆらりと現れた青年。
─見上げた目に映るのは、風に揺れる大樹。
─風に揺れる彼女の髪。
…あれ?どして君がここにいるのん?
─眠る彼女は、あの時の死体のように一瞬見えて。
─けれど、その頬の朱色と静かな吐息と、ゆっくりと上下する胸が、彼女が生きている事を教えてくれた。
…僕、夢見てんのかなぁー?
─寝転んだまま、伸ばした手が彼女の頬に触れ。
…夢でもなんでもいいや。
─その顔には、いつものニンマリ笑みと。
─目には皆には見せた事の無い涙が浮かぶ。
[浅くなった眠りは頬を撫でる風に意識を預けて]
[ん、と片目を擦りながら見えた人影に首を傾げる]
[あれ、まだ夢の中――?]
[絵の中の人は目の前で泣いているように見えた]
[少し困った様子で、手元のスケッチブックに書き込む]
[――どうして泣いてるの?]
[相手の顔を覗き込みながら、そのページを見せる]
…喋れないのかな?
─彼女の手を取り、口元に触れさせて。
…僕、泣いてるのかな?わかんないや。
─にゃはと笑い、涙を指で拭う。
…もしそうなら。『君に会えたから』かな?
─そう続けて、やっぱり笑う。
………。
[触れた唇を動かしてもやっぱり結果は同じで]
[申し訳なさそうにうなだれる]
[君に会えたから、と言われれば首を傾げ]
[食べられたくなった?、と書いたところで思い出したように]
[ピルケースを探って小袋を漁る]
んー…食べられるのも悪くないかもー?
あんまり痛いのはやだよぉー?
─何かを探す仕草に首をかしげ。
…ん?何か探しモノぉー?手伝おっかー?
[食べられてもいいと言われれば、がうーと牙を剥くような顔を作って笑い]
[ピルケースをから飴玉を出して含む]
[口の中で転がしながら、お薬、と書いて見せ]
[狼草、兄さんとの約束、と単語を並べた]
[その後で。
少し痛いのは?いや?と小さく書いてノブを見やる]
…狼草、兄さんとの約束、薬…。
─頭の中に単語を並べるのはかつての癖か。
─ 一瞬、宙を泳いだ目が再びスケッチブックに戻り。
そだね♪ちょっと痛いくらいならいいかもね?
─口の中で転がる飴に目をやって。
僕にも一つくれるかな?
[ノブの返事に、じゃあお互い欲しいもの交換ね、と書いて伝え]
[人間が食べても害はないよね?と不安に思いつつピルケースから飴を取り出して]
[ノブの体にちょこんと跨って口を開ける仕草をしてみせる]
[あーんして、といっているらしい]
[ノブの口元にころんと飴玉を落とす]
[入ったのを確認すると、じぃっとその表情を見つめ]
[少し心配そうに自分も口の中で飴を転がしつつ]
─口の中でモゴモゴと飴を舐めながら。
んー♪変わった味だねー?
(キスした時の味に似てるかな…?)
─ふっとあの時の事を思い出したのか。
─上半身を起こして彼女の頬に手を添える。
…飴、半分返すね♪
─そう言いながらキスをした。
[口の中にもう一つ飴玉が入ってきて]
[舌で転がし合って味わう]
[ノブの匂いと感覚が、あの部屋の記憶を呼び起こして]
[抑えきれなくなってノブの衣服をくいくいと引く]
[タ・ベ・タ・イ――]
[ゆっくりと口を動かしてノブを窺う]
─ゆっくりと覆いかぶさってくるリディアを受け止めながら。
─何かを言おうとしたが、口を塞がれているのに気が付いて。
─背中に回した手の指で、背中にゆっくりと文字を描く。
『ゆっくり味わってね?』
─大樹の陰。
─聴こえてくるのは衣ずれと。
─重なりあう2人の途切れ途切れの*息遣いだけ*
[掻き立てられた欲求にすべて明け渡すかのように]
[意識は目の前の獲物で満たされることだけに注がれる]
[ふと、背中に書かれた文字に笑んで返す]
[私だけの獲物――いただきます]
[月明かりを背に]
青い瞳を細めながら嘗めずり*ゆっくりと被い被さって*]
/中/
えーと、現在6人。
内訳は恐らく、
霊狩狼狂村村
で、間違ってない……よね。
そして諸々の起動から、内訳予測は立っちゃってるんですが。
…………。
どう、終わりに持って行こう。
や、まあ、明日いるかどうか、って問題もあるけどねっ!
─宿屋・2階/昼─
[光を感じて目を覚ます。
師の処方してくれた薬が効いたのか、体調は大分良くなっていた]
……んー……。
[病み上がりの気だるさは残るものの、熱は下がっているらしい]
……やっぱり、御師様の薬は違うなあ……。
[ため息を一つついて起き上がり、室内を見回すが、他には誰もおらず]
……あれ……自分の部屋、戻ったのかな……?
[呟いて、手早く着替えを済ませる。
ついでに荷物の中から飴の瓶と、紫の包みを出して。
包みは、治療道具を入れて持ち歩くポーチの底に隠し、瓶を片手に階下へと]
[酒場には主人以外の姿は見えず、手持ち無沙汰にグラスを磨く彼は、気配に気づくと大丈夫なのか、と声をかけてきた]
ん、もう殆ど平気。
ところで、レッグは……?
[カウンター席に座って飴の瓶を置きつつ問うと、家に帰った、との返事。
それに、そっか、と呟いた所に、騎士さまにあんまり心配かけてやるな、とからかうような口調で言われ]
……ちょ!
なに、その、言い方っ!?
[思わず上擦った声を上げるも、それはにやり、という笑いに受け流され。
それに、もぉ、とふてたように言いつつ、出されたホットミルクのカップを両手で持つ]
……ところで……ね、マスター。
昨夜また……何か、あったんだよね?
[カップの真白を見つめつつ、問いかける。この問いに、主人はああ、と嘆息して、昨夜の出来事を簡単に話してくれた]
そっか……ディーノさんと……パトラッシュ……。
[黒猫ともよく遊んでくれた彼ら。それが、白い光の兆したものと、その話から理解して。
小さく、ため息を]
ね……そもそも、なんで……あの子、追われてたんだっけ?
[甘いミルクを一口味わってから、小さく問う]
え……シャロン、さん?
[発端となった人物が誰かを聞かされ、一つ瞬き。
彼女が人狼を憎んでいるのは、これまでの事で理解できたけれど]
[考え事の内に沈み込めば、傍らの黒猫が不安そうに鳴いて。
我に返れば、主人も心配そうに見つめていて]
あ……うん、平気。
大丈夫。
それより、体調良くなったんだから、何か美味しいもの食べたいんだけどなー?
[暗い雰囲気を振り払おうとするように、明るい声を上げれば、主人はお前なぁ、と呆れたような声をあげ。
それに、表面上は明るく笑いつつ、*内心ではまとまらない思考の淵へ*]
―自警団詰め所・深夜―
〔独房を出て、団長の部屋のソファまで案内される〕
〔ひょろりとした細面の男が、温かいスープとパンを目の前に置いた〕
…なぁ。
ディーノ…あの、手品師。
何処で…殺されたんだ?
〔声をかけられるとは思ってなかったのか、一瞬びくりと身体を強張らせたが、自分はよくわからないので、誰か呼んで来る、と、聞き取れないくらいの小さな声が返ってきた〕
〔味なんかさっぱりわからない。とにかくスープとパンを胃の中に流し込み終わったところで、見知った顔の鉱夫が武装した姿のまま現れた〕
…パトラッシュを撃った後、お前らは一旦引き上げたんだな?
んで、ディーノの気持ちが落ち着くくらいの時間を与えてやれ、と、シャロンに言われて、暫し二人だけにしてやった。
救護班と合流して、遺体の引き上げに行ったら、奴はまだパトラッシュの上に覆いかぶさってたんで、引き離そうと近寄った…。
その時には既に肩甲骨の下辺りに風穴が開いて、辺りは血の海だった…。
〔一つ一つ確認するように、状況説明してくれた鉱夫の言葉を鸚鵡返しに呟く〕
/*
ランディ…マジ惚れして良い?(ぁ
パトラッシュに覆い被さってるとか僕が考えてたこと何で分かるのー!?
表に書いておけばよかった(マジで)。
*/
ノブの時とは、えらい違いだな…。
〔鉱夫もぞっとした表情のまま、あれはないよな、と同意する〕
〔そう。ディーノの死体は他に損傷が無かった〕
〔ゆっくりと嬲り殺す時間が無かっただけなのかもしれないが、もし、人狼が生き延びるためだけに、邪魔な存在を襲っただけなのならば〕
…奴が、本物の占い師だった…って事、じゃねぇの?
じゃぁ、シャロン…。
クローディアのトパーズを受け継いだと言ってた、奴は何者だ?
〔先日宿屋の主人から教えてもらった人狼伝承、御伽噺にによれば、特殊な力を持った村人は、役職につき一人だけだった筈…〕
〔そして、ディーノは、真占い師は、シャロンの事を、人間だと宣言していて…〕
…クローディアを失って、狂っちまった…のか…。
〔無意識に煙草を吸おうと身体が動く〕
〔しかし、目当ての物は、既に空になっており、小さく舌打ちする〕
参ったな…。
こんな時間じゃさすがにフランも寝てるだろうし、明日雑貨屋に行くしかねぇな。
〔話を聞かせてくれた鉱夫に向き直り〕
…俺、もう独房戻らなくていいんだよな?
家帰って、寝るわ。
…あー、つるはしの話?
あっそう。あの角度のやつが一番使い良いんだな。
了解。
〔気分の良くなる話をしたかったのだろうか。自分でももう忘れていた、作業用具の試作品の使い心地を教えてもらい、思わず笑みがこぼれた〕
…俺、まだ笑えるじゃねぇか。
まだ、やれる。
立てる。
あいつの犠牲を無駄になんか、しない。
俺が守りたかった奴を奪った奴を、必ず見つける!
〔少しずつ、本人も気づいていなかったが、狂気に蝕まれていっているのであろう〕
〔守りたかった存在は妻、ジュリアであり、失われて久しいのに〕
〔人狼に命を奪われたのはクローディアであるのに〕
〔人狼が自分の守るべきものを奪ったかのごとく感じられるようになっていた〕
[暫し暗闇の中を歩いて。
いや、どこに足をつけているのかも判らない、ちゃんと前に進めているのかも判らない、それは不安定なものだったのだが。
ある一線で、匂い――世界の匂いが変わっているのに気づく。
足をとめた。]
ん……ここ、何かの出口かもしれねぇ……。
洞穴の出口にしちゃあ、妙だけどな。
向こう側も暗いし…まだ夜なんかな。
[振り返って、ディーノにそう言いながら首を傾げる。
そもそも今何時で、あれから何時間経ったんだ?]
―自宅・朝―
〔昨晩は家に戻ったとたん、強烈な睡魔に襲われ、ベッドの上で泥のように眠ってしまった〕
〔朝になり、昨日の作業の片付けが手付かずのまま放置してある事を思い出し、工房へと向かう。がらんとした空間の中に、受け皿が一つ、無造作に転がっていた〕
…パト…ラッシュ。
〔受け皿を持ち、暫し目を瞑る〕
〔それを台所に置くと、黙々と片づけを始める。手際よく作業を終えると、受け皿に水を入れ、工房を出た〕
〔向かった先は、昨日教えた小さな洞穴〕
〔何人かの自警団員がいたが、誰もこの男の行動を咎めようとはしなかった〕
〔まだうっすらと残る血の後の近くに受け皿を置く〕
…水。
まだ途中だったろ。
飲めよ。
…。
〔何か言おうとしたのだが、喉に引っかかって上手く言葉にならない〕
〔短い沈黙の後、一歩後ろに下がる。そのまま元来た道へと帰っていった〕
〔日は既に中天に昇っていて、今日も蒸し暑くなりそうだった…〕
〔いつものように、教会へ向かう。死者の弔いがされていて、献花台にはいくつかの花が飾られていた〕
〔アッカーソン老夫婦がちょうど帰るところであった〕
〔お互い、軽く会釈をするだけで無言のまま〕
〔かける言葉など、見当たらないし、かけて欲しい言葉なんてものも無い事をよく知っていた〕
…。
〔こめかみの辺りからじっとりとした汗が流れるのもそのままに、無心に、祈る。祈る。祈る…。何を願うのか、何を望むのか。自分でもわからなくなっていた。〕
…煙草、買いに行かなきゃな。
〔それだけ言うと立ち上がり、広場を通り、雑貨屋へと*向かった*〕
―雑貨屋―
[朝方]
[扉の外で自警団員が]
[呼ぶ声が聞こえた]
知らない。
[その一声だけが返る]
[立ち寄った自警団員は]
[仕方無く戻っていった]
思った以上に。
騒ぎになっているわね。
シャロンが狼でないことは。
ディーノが証明したでしょうに。
中途半端に信用して。
中途半端に疑惑を持つ。
…愚かな。
/中/
さて、レッグからの動きが来ていますが。
どうされますか?
できるだけそちらの動きには触れないように。
表では動いておくようにしますが。
[日は上がってゆく]
[けれど]
[店を開ける気にもなれず]
どうして。
信じられるんだろう。
[ただ]
[誰もいない店の中]
[座っている]
〔暑い。額に流れる汗を手の甲でぬぐう〕
〔雑貨屋に着くと、扉は固く閉まっており、何人かの自警団員が困ったように雑貨屋の前から帰っていくところだった〕
…なんだ?
フラン、店開けてないのか。
体の具合でも悪いのか?
〔閉ざされた扉を軽くノックする〕
おい、フラン?
どっか調子でも悪いのか?
すまんが、煙草を分けて欲しいんだが…。
〔恐縮したように声をかけた〕
学生 エリカが「時間を進める」を選択しました。
学生 エリカが「時間を進める」を取り消しました。
[新たな声の主]
[それは]
ランディ。
[自分自身を信じろと]
[そう言った人]
…うん。
分かった、開けるよ。
[立ち上がり]
[扉を開く]
調子が悪いとか。
そんなんじゃないんだ。
ただ…。
[誰にも会いたくなかった]
[そう呟いて]
//中の人発言//
むう。先手を張られたか。
これをされると、仲間の少ない身としては、結構無理があるなぁ。
ふむ・・・。
調子が悪いどころか。
ディーノのおかげですこぶる良いのだけれど。
[扉を開けながら]
[小さく苦笑する]
下手に拒絶を続けてもまずいわよね。
適当に相手をしておきますか。
〔雑貨屋の扉が開く。厳しい表情のフラン、その口から紡がれた言葉〕
〔誰にも会いたくなかった〕
〔どうしてそう思ってしまうのか、思考の流れは推測できた〕
…悪い。
あー…、迷惑なら、すぐ帰るよ。
煙草だけ…。
悪い…。
〔軽々しく、元気を出せよ、とも言えず。店の中に入っていいのかどうかもわからず〕
〔フランから視線をそっと外して、生やしっ放しになっている顎鬚を撫ぜた〕
…いいよ。
ランディなら。
だって、信じてくれるんでしょう?
[小さく首を振って]
[どうにか微笑を浮かべ]
[店の中へと誘う]
凄い汗かいてる。
タオル持って来るね。
[奥に入れば]
[出されたままの湿布薬と布]
[強い薬の匂いが漂う]
[暗闇の中、パトラッシュと共に出口を求め彷徨う。どれくらい歩いただろうか。進めど進めど外への出口は見えて来ない]
出口、見つからないね…。
ここ本当に洞穴の中なのかなぁ?
[歩いている間、ずっと違和感を感じていた。歩み進めど疲れはしないし、腹も減らない。確か自分はろくに食事もせずに出て来たはずだ。そんな時、パトラッシュが足を止め、こちらを振り返った]
え、ここが?
外に出たにしては何か違うような…。
夜だとしても、月も星も見えないよ?
[空を仰ぎ見る。広がるのは暗闇ばかり。星の瞬き一つも見えない。その時だった]
─………ィ………─
…ぇ?
[小さく声を漏らす。誰かに呼ばれた気がした。それは酷く懐かしい声]
─ディ……ディアナ─
─君も来ちゃったんだね─
…ディ…? ディートリヒ?
どこに居るの!?
[聞こえた声は双子の片割れ、自分の半身。きょろきょろと見回すと、前方で何かが淡く光を放つ。暗闇の中に浮かび上がったのは、幼き日の姿のままのディートリヒ]
ああ、ディ。そこに居たんだね。
ようやく姿が見れた。
…君は昔のままだね。7年前のまま。
[懐かしそうな笑みが浮かぶ。ディーノを幼くしたような子供には物憂げな表情が浮かんでいる]
─君には、何事も無い、普通の生活を送って欲しかった─
─でも”あの力”を持っている以上、やっぱり避けては通れなかったね─
ディ…?
[ディートリヒの言葉に訝しげな表情を浮かべる。その様子に彼はにこりと笑みを浮かべて首を横に振り]
─何でもないよ─
─避けては通れなかったけど、君はそれ以上の宝を手に入れた─
─それで、十分─
[ディートリヒの視線は傍のパトラッシュへと向かう。それを追うようにしてパトラッシュに視線を移す]
…うんっ!
[その言葉に嬉しそうな笑みを浮かべた]
─さぁ行こう─
─ここから先は僕らが住まう場所─
─君達が望む場所、望む姿で居られる場所─
─君達が望むように過ごせば良い─
[そう言ってディートリヒは招き入れるように背後の闇を指し示す。その遠く奥には僅かに光が輝いていた]
//中の人発言//
いかん。
レッグと話し合いたいのに、時間見たら、ほぼ更新後か、更新ギリギリにしかいない(笑)
参ったなー。
/中/
頑張ってください(汗)
今日は色々な意味でそちらの見せ場だと思うので。
基本部分はまたお任せしますよ。
ああ、レッグのいる時間(汗)
うーん、必要ならば多少伸ばすのは大丈夫らしいので。
メモで相談してもいいかもですね。レッグだけにではなく、生存者全体に相談する感じで。
〔無理に笑う姿が痛々しかった〕
〔だが、誘われるままに店に入るしかなく〕
〔ふと鼻を突く、薬の匂い〕
うわ。強烈な匂いだな。
俺の煙草からも、湿布の匂いがしそうだぜ。
〔ゆるりと店内を見回し、目当ての煙草を棚から取り出す〕
//中の人発言//
・・・むう。決めた。
とりあえず、自警団員は舌先三寸で追い払う。
その後、票が集まって死ぬなら、そのときはそのときにしよう。
[タオルを手に]
[奥の部屋から戻る]
[白いタオルを手渡しながら]
ああ。
ここんとこずっと作り続けていたからね。
でも作った端から消えちゃうから。
…あたしにも染み付いているかも。
[肩を竦めて]
[確かに身体にも染み付いた匂い]
ごめんね。
薬草臭い煙草だなんてさ。
まあ、身体にいいとでも思って?
[小さく笑う]
〔霊を言い、タオルを受け取って汗をぬぐう〕
〔勧められるままにそこへ腰掛け、胸にたまった空気を吐き出す〕
〔ややあって。
…シャロンとディーノがお互いを占い、人間判定をしたこと。
…パトラッシュが自警団に撃たれ、命を失った事。
…それなのに、ディーノが人狼に喰われた事。
…その事実によって、疑いの晴れた自分が独房から出された事、などを。
自分自身でも整理するかのように、淡々と説明した〕
[整理された説明を]
[時折頷きながら聞いてゆく]
そう、なんだ。
じゃあディーノは人狼じゃなかったんだね。
庇ってたからパトラッシュは人狼じゃ無いってこと?
[一瞬疑うような顔をするが]
[すぐに思い出して]
ああ。
エリカちゃんには死んだ人の魂が分かるんだっけ。
ランディが出してもらえたってことは、そういうことかな。
[窓の外を見る]
じゃあ、残る占い師はシャロン?
これからはシャロンが人狼を探してゆくのね。
〔吹き抜ける風が気持ちいい〕
〔汗が引いていくのを感じた後、広場のほうへ視線を投げたまま問いかける〕
…なぁ。
ノブを占った日の、シャロンの言葉。
覚えてるか?
「人と断定できるのは、自分がその狂人だったときに、人狼とコンタクトをとっている人だけ」
俺が宿屋の主人から聞いた御伽噺にゃ、そんな奴は出てこなかった。
いったい、何処から仕入れた情報なんだろう。
同じように旅をしてたディーノは知らなかったみたいだし。
なぁんか、引っかかってよ…。
〔残る占い師はシャロン、と言うフランの言葉に、怪訝な表情を向ける〕
おい、人狼伝承では、能力を持った人物は一人ずつしか出てこなかったんだが。
フランは、シャロンを信じているのか?
厄介な星があと一つ。
否、それを守る星とで二つ。
…先に守護の星を砕かなければ。
恐らくはずっと張り付いているグレッグ。
そして姿を見ることの少ないカルロスは。
疑惑の種を撒くのに最適でしょうね。
[説明を聞きながら状況を整理して]
[残る星を考える]
[この先をどうするかを]
[外が騒がしい。
どうやら、自警団員達がシャロンを探していたようだが、元より、逃げるつもりも、隠れるつもりも無い。
シャロンは、宿屋の自室で、冷たい笑みを張り付かせたまま、自警団員を待った。
―――ややして、宿屋の扉が荒々しく開かれた。
ごく単純な場所に、やっと気づいたようだ。
足音はだんだんと大きくなり、
自室の前で一度止まった。
そして、
次の瞬間、さらに大きな音で扉が開かれた]
あらあら。
みなさんお揃いで。
そんなギラギラした目で、私に何の御用かしら?
「とぼけるな!
お前が、我々を外に連れ出した後に、占い師候補であるディーノが死んだ!
それは、お前が狼を手引きしたとしか考えられないだろう!」
・・・愚鈍な考えだこと。
「まだあるぞ!
お前は我々にあの犬が人狼だという考えを受え付けた!そして、お前が偽者で、狼とグルだということはすでにリークされているんだ!」
・・・ただ、勝手に妄想に踊らされただけじゃない。
「うるさい!
いいか!?拷問にかけてでも、狼の居場所を吐き出させてやるからな!覚悟しろ!」
まあ、怖い。
もっとも、何人かは拷問という名を借りて、私を犯そうと思っている人もいるようだけど?私が・・・狼の仲間だとかそんなことも関係無しに、自分の欲望を満たそうとする下衆な人間・・・。
「・・・っ!?」
[少しだけ、自警団員の間にどよめきが起こった]
・・・犯したいならどうぞ?
見せてあげる。私の全て。
[そう言ってシャロンが、上着のボタンを外し始めた。
ゴクリと生唾を飲む音と、少しだけ理性のある人間の「よせ!」という叫び声。
一種のパニック状態が起こった。
―――そして。
その上着を全て脱ぎ捨てたとき、騒ぎは一瞬にして収まり、全ての人間は青い顔をして、その場に蹲ることとなった]
さあ―――?
どうしたの?見たかったんでしょう?
/中/
親父ですから…。
自分の目で見たものしか信じないし。
自分の尺度でしか、物事を捉えられないのです。
け…決して、ガチ脳になってるとか、そんなんじゃないのです。
い、一応、一村人で渦中の人間、ランディになって喋ってるはずなんですけど(汗)
村の雰囲気、壊してないといいんですけどー(滝汗)
/中/
[―――その衣服の下は、見るも無残に焼け爛れた姿で、正常な人間の持っている体ではなかった。
皮膚が溶け、そして、捻じれたように固まり、透けたその肌からは、少しだけ内臓が見えていた]
[そのとき、全ての人間の思考回路は止まった。
そのスキを見逃さずに、シャロンが冷たい笑みを浮かべながら叫んだ]
―――聞け!愚かなる者たち!
私は占い師!
人間と人狼を区別する者!
狂人は死んだ!人狼も死んだ!
何を迷うことがある!
論理的な思考を持て!
人間が殺されたとき、誰がいなかった!
その者を討てば良いだけだ!
人間を殺すヒマなどない!
人狼を、人狼を殺せ!
「・・・」
[一瞬の空白に暗示を入れるのは一種の催眠療法。
よほど、気の強いものでしかこれに対抗することは出来ない。
ややして、自警団員は、のろのろとした声でこう言った]
「そう言えば、そうか・・・。
俺達は、人狼を殺さなければいけないんだよな・・・」
[ボーッとした様子で、来たときとは真逆にゆっくりとした足取りで、宿屋を出て行った]
ふう・・・。
なんとかうまくいったかしらね。
でも、いつ正気に戻るかは分からない。早ければ今夜・・・。
その今夜さえすぎれば、私の勝ち。
明日、正気に戻り、そのとき、また私を殺したくなったら、そのときいらっしゃい・・・。
そのときは・・・全員道連れですけどね。
うふふ・・・。
人狼とコンタクトを取って、か。
そんな人間いるのかしら。
人狼同士は意思の疎通が図れるとか何とか。
そんな話はあったと思うけれど。
[首を傾げて]
え?
そう…だっけ?
だってシャロンはクローディアの力を受け継いだって。
ノブも人間だって…。
[声が小さくなる]
[溜息が漏れる]
そうか、そこから間違っているかもしれないんだ。
誰か、正確なお話を覚えていたら良かったのにね。
…また。
余計な部分を覚えていてくれたこと。
[小さく舌打ち]
シャロン。
どうにかして誤魔化しなさい。
旅慣れている貴女の方がその手の知識は深いもの。
まして貴女はクローディアと共にいたのだから。
その言葉には説得力があるはずよ。
[僅かに視線を険しくして囁き]
そう、昨夜のように。
[微かに唇の端を上げる]
[暫し沈黙し]
[それからランディの顔を見つめて]
ねえ、ランディ。
でもディーノがシャロンを占っても、人間だって出たんでしょう?
シャロンがディーノを占っても人間。
それって、どっちが真の占い師なのかも分からないんじゃないの?
どっちを信じるかと言われれば。
そりゃ、ディーノの方が正しそうだけど。
でも…でもさ。
[疑心暗鬼]
[誰もしっかりと信じることが]
[できない]
……わかんないよ……。
[「月も星も見えない」そう言って不思議そうにこちらの顔を覗き込んだディーノの動きが、止まる。
そしてやおら頭を上げて、きょろきょろとし。
何かに気付いたように前方を真っ直ぐ見つめた。
瞬間、ディーノとその周囲の空間が歪み。
どうした?
見上げ、そう尋ねようとしても、何故か声が出なくて。
ディーノはただ前を見つめる。
ふっと、その顔に笑みが浮かんだ。
「…うんっ!」
嬉しそうに言いながらこちらを見て、それと共にディーノの周囲、静止した歪みは緩む。]
[頭の中に、知らない声が響いた。]
─さぁ行こう─
[そうだ。行かなくちゃ。]
ああ。行こうか。一緒に。
[微笑んで、ディーノに頷いてみせ。闇に踏み出す。
ラインの向こうへ]
/中/
連投、お疲れ様です!
まあPL視点ではオープンにして問題ないですし。
あれはいうなればマスターシーン(笑)
一応こちらも確定させないようにはしているのですが。
ランディの動き次第だなぁ。
何にせよ、疑いまくりの視線を演じます。
/*
ううん、パトラッシュにもディートリヒ見えてても良かったんだけどなw
だから『見えない』とかの描写入れなかったのに。
*/
言っておくけどそれ、微妙に捻じ曲がっているんだけどね。
私は「人と断定できるのは、自分がその狂人だったときに、人狼とコンタクトをとっている人だけ」なんて言ってないわ。
私が言ったのは「一人と断定できるのは、自分がその狂人だったときに、人狼とコンタクトをとっている人だけ」
・・そのとき、一緒に近くにいたでしょ、貴方。
─宿屋1階・酒場─
[主人に作ってもらった甘いパンケーキを味わった後、カウンターの隅でぼんやりと考え事を巡らせていた。
二人の占い師、その一方が死んだ意味を]
……あの時と同じなら……どちらかが……同じなんだとしたら。
人狼は、的確に、真なる力の主を狙ってきた……そういう、事に、なるのかな。
それとも、逆……疑いを、向けるため?
ぅぅ……わかんないなあ……。
[カウンターに伏して、ぽつり、呟く。
遠すぎて、それだけで掠れそうになる幼い頃の記憶。
それを、必死で思い起こしながら思考をめぐらせていた時。
ざわめきと共に、宿の扉が乱暴に開かれた]
//中の人発言//
ちなみに、前のセリフは、中の人の本音だ(笑)
―――の後に一書くと見えにくくなっちゃったのが原因だなぁ。
ん?
そーすっと、宿屋の親父も適当な御伽噺を俺に教えたのかよ?
…まぁ、そういう類の話は、家ごとによって多少違うもんだしな。仕方ねぇか。
〔小さく肩をすくめる〕
何を基準に考えたらいいのかわからんのが辛いな。
俺は自分の信じたい事を信じてる、自分勝手な親父だからよ。
リディアが人狼だってわかった時、皆が少なくともあと一匹はいるって言ってたろ?
あれ聞いて、人狼はあと一匹しかいねぇんだなって思い込んじまったよ。
思い込みって怖いな。
…なぁ、フラン。
もし、人間でありながら、人狼とコンタクトが取れる奴が、占い師って名乗り出たらさ。
本物の占い師がどっちかなんてのは、人狼にゃ簡単にわかっちまうんじゃねぇのかな…。
俺はそう考えたんだが、どう思う?
〔煙草を吸うために店の外へ、戸口にもたれかかり、かちり、と火をつける〕
「フラン」がそう細かく憶えているわけないでしょう。
憶えてなかった言葉の細かい部分を指摘してどうするの。
そこは貴女が突き崩す場所でしょう。
私はそう簡単に認めたりしないわよ、誰の言葉もね。
だから貴女が主張すれば貴女を信じることも出来る。
…何か問題があって?
[薄く笑う]
え……ちょっと、何……?
[呆然と呟くのには、委細構わず。
扉を開いた者たち──自警団はどやどやと2階へと上がって行く]
……なに……あれ?
[思わずぽかん、とした声を上げれば、主人はさあな、と嘆息する。
連日、自警団に騒がれて、参っているのだろうか]
……マスター……疲れてるなら、御師様の飴、食べるといいよ……?
[その様子に、思わずこんな言葉を投げかけて]
うん、行こう。
君と一緒ならどこへでも行ける。
[パトラッシュの隣に立ち、共に足を踏み出す。その姿を確認したディートリヒは微笑みと共に掻き消える。ディーノ─ディアナ─にも気付かせぬように]
─ここから先は永久(とこしえ)の地─
─死せし者達が集う場所─
─空間自体はそれぞれ隔離されてるから─
─僕と君は別の場所に居るけれど─
─心はいつも共に在る─
─それはここでも変わらないよ─
─…尤も、今はもう僕は必要無いかもしれないけどね─
[2人は光に向かい歩みを進める。光は徐々に近付いて来て。辿り着くと身体は光に包まれる。その先に待ち受けていたのは──]
…わぁ…。
[柔らかな光が降り注ぎ、様々な花が咲き誇っていた]
[煙草を吸おうとするランディと]
[一緒に店の外へ]
[日差しが眩しい]
マスターも専門家じゃないし。
あたしだって御伽噺を細かくなんて憶えてないよ。
そうだよね。
思い込みって怖いよね。
それにばっかり頭が行っちゃう…。
え?
ああ、うん。そうだよね。
だってコンタクトが取れるなら、人狼だってその人のことを知っていることになって。
ならばもう一人が占い師で。
…あれ?
でも占い師がコンタクトを取ったりする?
[混乱する]
[首を傾げる]
[体を起こしてうーん、と伸ばす。
異質な空は相も変わらず例えようのない色。
だけどそれ以上に不可解な問題を抱えていて。隣で眠ったままのノブの方を向いて溜め息を漏らした]
[食べたいと思った]
[だけど。自分が求めたのはその血でも肉でもない。この腕、この体温――彼そのもの]
[欲しいと思えば自然と手が伸びて]
[その頬を撫でて唇に触れる]
[食欲とは違う、名前も知らない感情は、確実に大きくなって]
[その息苦しさにため息を増やす]
[―――そういえば、彼はどうして此処に?]
[広げられたスケッチブックを見やる]
………。
[まさかとは思いつつも引き寄せ]
[それから、しばしの空白を経て。
再び、降りて来た自警団の面々は、妙に虚ろな雰囲気を漂わせていた。
その様子を、主人と、黒猫と共に呆気に取られて見送って]
…………なに、ほんとに…………。
[呆然と呟くものの、その様子には、何か引っかかる者が感じられた]
ね、マスター。今、上にいるのって……。
[客はシャロンだけだ、と。返って来るのは吐き捨てるような言葉]
「どうも、あの姐さんは……訳がわからん。
あの、犬っころの事といい……全く」
う……そういう言い方はないと思うけど。
[そうは言うものの、気にかかるのは確かなので]
……一応……何があったか、聞いてみよう……かな?
/*
もし先にパトラッシュ、後から僕が死ぬんだったらやろうとしてた描写でした<ディートリヒ
一緒に来ちゃったから色々編集www
*/
[シャロンが小さくため息をついた]
まかせられるのはいいんですけどね。
わざわざ、その男に話しかける気も起きないのよ。
―――心底、興味は無いですしね。
それに、その男もきっと私には話しかけてこないわ。
それじゃ、誤魔化しようもないじゃない。
[大樹の揺れる音]
[茶色のコンテで仕上げたのは長髪の青年の姿]
[最後にケヴィン・Aと書き加え]
[そんなわけあるはずない、と思いながら。会えたところで合わせる顔があるわけでもないのに]
[指輪を外してその絵の上に置くと、ルビーはどろりと溶け出してそのページに赤い染みを広げていった]
[主人を恋しがるみたいに]
[ぶわ、と圧倒的な光に包まれて。
目を瞑りかけた、そのときにはもう花畑の中。
春のような暖かさ。]
うわ、なんだ?
[ぱちくりと。]
凄いな、これ。この村の中に、こんなとこあったっけ?
[見渡す限りの花、花、花。
その光景に何となく気持ちが弾んで、軽く駆け出す。]
だから「認めて」いないでしょう?
突付かれたならば指摘すればいい。
突付かれなければ、他の人間は惑わされない。
私はそれを「認めない」のよ?
[クスと笑い]
細かい所ばかりに気を取られていると。
足元を掬われてよ?
気にしないのなら気にしなければいい。
……取りあえず……何があったか、聞いてくる……。
[確かめたい事も、ない訳ではないし、と。
その部分は声には出さずに]
え……あは、大丈夫だよー?
危ない事なんて、きっと、ないって。
[大丈夫か、と問う主人ににこ、と笑ってこう言うと。
黒猫を両腕で抱きかかえるようにして、2階へと]
凄いね、こんなに沢山の花を見たのは初めて!
[元々花は好きな方で。だからこそ手品にも花を使っていた。とても嬉しそうな表情をしていたが、パトラッシュの言葉に首を捻って]
そう言えば…村でこんな場所は見たこと無かったような。
それに色んな花があるけど、季節感が統一されてないなぁ。
春の花も、夏の花も、全部の季節の花がある。
[変なの、と首を傾げるも、すぐに「まぁいっか」と考えるのを止めて。駆け出したパトラッシュに気付くとその後を追う]
あ、パトラッシュ待ってよ!
[昨日よりも強い赤い便りが掠める]
[送り方を忘れたそれは、届き続けるだけだけれど]
[知らない人の声が混じってるような――?私よりも優秀なパートナー、なのかな。苦笑して]
[結局一人なんだって思い知らされた気がして]
[唯一の救いは、彼が弔いにと手に掛けられたわけではなかったこと]
[――辛くなんかない。今までだってそうだったから]
[勝手に落ちる涙にも嗚咽にも首を振るけれど]
[バランスを失ったみたい、転げ落ちるみたいに泣き続けて]
えと、お邪魔します……。
[そっと声をかけつつ、部屋の中へと滑り込み]
あのー……今、自警団の人たち、来てたみたいですけど……何が、あったんです?
[しばし躊躇った後、こんな問いを投げかけて]
うーん……なんだか、物々しいなあ、っていうのはあったんですけど……。
[問いに、首を傾げつつこう答え。
それからふと、衣類の乱れに気づいて、一つ、瞬く]
……どうしたんですか、それ……?
[着衣に乱れた所など、今まで見た事がなかっただけに。
それは、気にかかって]
・・・。
[何故か、少しだけ口を開くのを戸惑ったが、ゆっくりと口を開いた]
・・・人狼探しにかこつけられて、乱暴されかけたのよ。
自警団に分かるのは、私が人間だということ。
それしか分からないのにね。
[後ろから追いかけてくるディーノを、時々気にして振り返り、楽しそうに『パトラッシュ』が吼える。]
[駆けて、駆けて、駆ける。足取りも軽く]
[けれど誰にも出会わない。どこまでも続く花畑。]
[暫くしてゆるりと止まり]
……誰か、いねぇのかあー?
[遠吠えのように、叫んでみる。]
[帰って来た言葉に。ほんの少し、目を見開いて。
でも、それにしては、立ち去る時の自警団の様子は異常さを感じさせて。
……微かな違和感]
……そっか……そういうとこ、困っちゃいますね、ほんとに。
後で、団長さんに厳しく言ってもらわないと。
人間……人間だから……できちゃうのかも知れないですね。
同じ人間を傷つけるのも、殺すのも……躊躇いなく。
[相手が軽い走りだとしても、流石になかなか追いつけなくて。パトラッシュが立ち止まったところでようやく追いついた]
はぁ、やっぱり、速いね、パトラッシュ。
[肩で息をしながらそう笑って。その後に叫ぶパトラッシュの言葉に、そう言えば、と思い出す]
ここに来てから誰も会わないね…。
さっき、ディには会えたけど。
ま、そりゃ人間よりはな?
[にっと笑って返して]
そうだよなぁ、全然誰もいない。気配すら感じないし。
[次の言葉には耳をぴくりと]
……ディ? それって、お前の双子の兄弟…だよな?
ここで?
[でもそいつは、確か、もう、と口にしかけて。
可能性に思い当たって、黙る。]
[エリカの言葉に少しだけ笑う]
うふふ。
別に大丈夫よ。
彼らには、私の裸を見せたから。
見たなら、怯え、惑い、呆けて、帰るしかないわ。
だから、二度と私を乱暴しようなんて思わないでしょうね。
開けてはならない。禁断の箱の中身を見たのですから。
…うん。
人狼には誰が占い師なのか分かっているのかもしれない。
…でも。
もし真の占い師を知っていてもだよ。
疑いを向けるために仲間を切り捨てたって。
そんな可能性もない、かな?
…だって。
あまりにも怪しすぎない?
残った方を疑えといわんばかりで。
なんか、あたし。
でもとかそんなのばっかりだね。
[考えながらぽつぽつと言って]
[最後に溜息と一緒に笑った]
禁断の箱……って。
[帰って来た言葉に、ほんの少し、戸惑うものの。
笑いながらの問いには、ふるり、と首を振って]
遠慮します。
今は……狂ってるヒマなんて、ないですもん。
同じに、しないためにも。
[最後の一言には、やけに強い、意思の響き]
…そう!そこなんだ。フラン。
人狼とコンタクトの取れる占い師がいたら、そいつはもう、占い師じゃないだろ?
占う必要なんか無いんだ。
誰が人狼かわかってるんだから。
〔パズルのピースがひとつ嵌ったような気分になり、少々興奮したようにフランに話しかける〕
人狼は邪魔者を喰らって生きる。
クローディアは占い師だった。
ノブは人狼リディアをその手にかけた人間だった。
ディーノは?
シャロンが占って、人間と判定したから、それだけで喰われるのか?
もしかしたら、目撃されるかもしれないリスクを犯してまで、ディーノを喰うメリットを考えると…。
そして、ディーノが一人になるチャンスを作った人物が誰だったのかを考えるとな。
俺には、ディーノが本物の占い師で、シャロンは人狼とコンタクトの取れる人間…狂人って奴にしか、思えないんだよ。
気配も無いの?
パトラッシュが察知出来ないってことは、居ないってことなのかな…。
[うーん、と考え込んで。ディについて訊ねられると一つ頷く]
うん、さっきここに来る前に。
7年前の、昔のままの姿だった。
[少し懐かしげな表情になる。それが何を意味するのか、未だ理解出来ていない様子で黙り込むパトラッシュに首を傾げる]
パトラッシュ、どうしたの?
〔と、ここまで一気に己の考えを吐露する…。しかし、目を瞑って小さく付け加える〕
…証拠となるものは、何も無いんだが、な。
ああ、そうだな。
俺みたいに考える人間がいるのを期待して、わざと仲間足りえる人間を喰ったのかもしれんな。
…そうか。
フランは、シャロンを疑ってないんだな。
〔やっと吸えた煙草を味わいつくすかのように、小さくなったそれを地面にぎゅっと押し付け、煙を消した〕
[聞こえるのは大樹と鈴の音ばかりのこの場所に、僅かに声が聞こえたような気がして立ち上がる]
[どちらからだろう。見渡してみるけれど]
[兄さん?]
[呼びたいけれど――口から出るのは]
………。
[意を決して遠吠えをひとつ]
[誰かが来て咎められたとして後悔はない]
[ただ祈るように]
そう、同じに。
ボクが、ここに来るきっかけの時と。
姉様が壊れてしまって。
父様と母様が人狼に殺された……。
……故郷が、なくなっちゃった時と。
[静かに口にしたのは、遠い日の記憶。
それは、忘れていた力の目覚めと共に、思い出したもの]
疑ってないわけじゃなくて。
…誰も信じられないというか…。
[潰される煙草]
[それを目で追いながら]
信じられるとすれば。
こうして目の前で話しているランディくらいかな。
[下を向いたまま]
[寂しげに笑う]
昔のままの姿……。そうか。
[考え込むように俯き。そして今一度、一面の花々を見渡す。]
そうかぁ……ここは、そういう場所、なんだな……。
時が止まって……
……ん、まぁ、しゃーねぇか…。
[独り言のように呟き。
次の瞬間、はっとしたようにディーノに向き直る。]
っ…てことは……ちょっと、待て。
お前まさか…お前も……!!
[目を見開く。]
お前の信じたい人間が見つかったんなら、良かったよ。
〔ほっとしたように、笑い、フランの頭を撫でる〕
…シャロンか…。
あんまり俺、喋った事ないんだよな。
そのせいかね。
妙に、信じようって気持ちにならんのは。
〔宿へ視線を移し〕
…嫌そうな顔されんのが、関の山かもしれんけど、話してみないとわからんのも道理。
玉砕覚悟で、疑問をぶつけてみっかな…。
…長話しちまったな。悪い。
俺、今からシャロンと話してくるわ。
あの時はボク、ほんとにちっちゃかったから……ほとんど、何にもできなかった。
いつも母様にくっついて、教えられたとおりに力を使って……人の魂を視るだけだった。
……もしかしたら、考えたくなかったのかも知れないけどね。
大好きだった姉様が……壊れて。
人狼の手助けしてるなんて、思いたくなかったもん。
[くすり、と。
ほんの少し、寂しげに笑んで、黒猫を撫でて]
そ、僕達昔からそっくりだったんだよ。
僕あんな顔してたんだなぁって思った。
[楽しげに話して。それからふと思う。
あれ? 今まであれだけ姿を見せなかったディが何故今になって?
どうして急に姿が見えるようになった?
何故、なぜ、ナゼ──]
あ、あれ…?
[左手で側頭部を押さえる。ディの姿が見えなかったのは僕には見る力が無かったからのはず。彼は既に死んでいるのだから。それが見えた。それを意味するのは──]
[頭を撫でられれば]
[くすぐったそうに目を瞑って]
あ、うん。
こっちこそ、引き止めちゃってごめんね。
あたしも後で…多分、行く。
まずは薬とか片付けてくる。
[また後でねと]
[ランディを見送るように]
[その場に立って]
[ずきりと頭が痛む。パトラッシュが死ぬ姿を見て。泣き叫んで。それからの記憶が無い。気付いたらあの暗闇の中に居て。そしてまたパトラッシュに会った]
(──ああ、もしかして──)
[ようやく自分がどうなったのかを理解する。そうか、だからディートリヒにも会えたのか、と]
[視線を移すとパトラッシュが空を見上げていて]
どう、したの?
[何かを感じ取ったらしいパトラッシュ。自分には何も聞こえない]
[エリカの言葉を、真摯に聞き。
そして。
ゆっくりと口を開いた]
・・・人の魂。
それは何度も輪廻転生を繰り返すもの。
きっと。
貴方が、姉さんを好きだったように、姉さんも貴方のことが好きだったんでしょうね。
・・・ほら。
貴方のそばで・・・いつだってそばで・・・笑っているのですから。
そうだと、嬉しい……けど。
[言いつつ、ふと目を伏せて]
……姉様がおかしくなった原因は、ある意味ではボクだから……わかんない……。
ん、いや……。
[よく判らない。聞こえたのは獣の声? 人の声?]
それより、大丈夫か?
[頭を押さえていたディーノに、心配そうに尋ね。]
なぁ、お前もしかして。…あの後、どうした…?
[確認を。ひとつ。]
・・・了解。
[何故だか、その声は―――とても弱く]
ねえ。エリス。
貴方はとても、優秀。
私が見た中では、一番優秀な人狼ね。
うふふ。
[耳を澄ましてみる]
[聞こえる声はどちらから―――?]
[聞き覚えのない声の主]
[浮かぶのは何故かあの子]
[衝動に駆られて灰色のコンテで描き出す]
[賢くてどこか不思議な]
[気をつけなさい、と言われていた彼の姿]
[寂しそうな瞳は優しくなって]
[よく懐いていた人と並んだ姿]
[私とは違って一人じゃない、二人の幸せな表情を]
[描いてる方まで満たされそうになって先とは違う涙が落ちる]
[眠らない月がほんのすこし優しく感じて]
[柔らかい風に身を委ねる]
エリカさん。
そうなのか、とか。
原因は自分、とか。
勝手にふさぎこまないこと。
最後まで気を強く持ちなさい。
最後まで―――。
[そう言って、シャロンが手袋を脱いだ。
その手は、何故か、少しも火傷を負っていないキレイな手で。
エリカの頬を撫でた]
あ、うん…大丈夫。
[一つの答えに行き着くと、頭の痛みは消えていて。続いた言葉には顔を伏せた]
…あの後の記憶が、無いんだ。
自分でどうしたのかも、覚えてない。
気がついたら、あの暗闇に漂ってた…。
―――じゃあ。
私、行かなければいけないところがあるの。
貴方と一緒に歩いてみたかったけど。
どうやら。
それは私の役目じゃないようね。
[脱いだ手袋を付け直して。
シャロンがエリカの返事も待たずに扉を開けて、小さく呟いた]
―――さようなら。
[パタン、と扉を閉まる音]
壊れたおもちゃは、最後まで壊れたまま。
何も、誰にも、いらなくなって捨てられる。
だから。
貴方には最後にちゃんと言っておこうと思ってね。
……そっか。
きっと、俺もお前も、もう……。
[言葉を切った。それだけで十分だろう、と。
顔を伏せたディーノを見て、そう感じた。]
守ってあげられなくて、ごめんな……。
[近づいて、いつかのようにその手に頭を摺り寄せて。
その瞬間、空から一条の光が差し込んだ。
パトラッシュたちに向けて、それは『上の世界』へ導くように。]
限界。
貴方には悪いけど、これ以上、壊れたおもちゃは動けなくなってきたの。
修理は自分の手では出来ないの。
だから、
もっと、
壊れていくだけ。
職人 ランディは、旅人 シャロン を投票先に選びました。
[ゆっくりと、振り返ることなく。
シャロンが外へと歩いていった。
終わらせるのは、きっと派手なほうがいい。
クローディアにはきっと会えない。
私の手は、こんなに汚れているのだから]
─早朝・自宅─
[まだ目覚めぬうちにと、こっそりと自宅へ上がりこむ。
リビングのソファーで、仕事着のまま仮眠している父親の姿。
何日も帰らなかった事を、心配していたのだろうか?]
……親父。
[素直に謝罪の言葉が出ない自分が、なんだかもどかしくて。
ずり落ちたタオルケットをかけなおそうと手を伸ばす。
緩んでいた包帯が、右手からはらりとおちて…]
…な、何これっ!?
[ぶつけた痣だと思っていた手の甲の星は、淡く青白い輝きを帯びていて。
思わず素っ頓狂な声をあげる。]
「……うっせぇぞコラぁ!!」
[寝起きの親父に渾身のアッパー食らって、あっさりダウン。]
[頬を撫でる感触と、投げかけられた言葉。
特に最後のそれは、戸惑いを強くして]
……シャロン……さん?
[胸を過ぎるのは、嫌な予感]
やだ……なんで、姉様と同じこと……。
[微かに、声が、震えて]
貴方には感謝してるわ。
信頼はしてなかったけど、
最後まで優秀で、
きっと、
私の望みを叶えてくれるでしょうから。
だから、誰が殺されるか分からないなら。
貴方の代わりに、行ってあげる。
―――ああ。
でも、
何もかもが分からなくなってきて、
頭の中が溶けていきそう。
壊れたものを無理に治すのは、今まで全てが消えてなくなること。
…うん、多分。
そうじゃなきゃ、ディに会えるはずが無いもん。
今まで、どうやっても会うことが出来なかったのに、さっき会えた。
きっと、そう言うことなんだね。
[切られた言葉は理解していて。手に摺り寄せられた頭をそっと撫でる]
ううん…パトラッシュが気に病むことじゃないよ。
もしあのまま僕だけ生き残ってたら、もしかしたら壊れてたかも知れないから…。
クローディアを失ったシャロンのようになってたかも知れないから…。
[村を滅ぼそうとする存在に。扇動されたとは言え、パトラッシュを手にかけたのは、村の自警団なのだから。
飽くことなくパトラッシュの頭を撫でていると、光が降り注いでくる]
え…何?
[ゆっくりと歩いていった先には、ランディがいて、
自警団の連中にでも嬲られようと思っていたが、
ランディの手で殺されても、
別に構わないと思った]
―――こんばんわ。ランディ。
[少し笑ってみようと思ったが、
何故だろう。
どんな笑い方を今までしてきたのか、
今はもう、
あまり分からなくなってきて]
〔雑貨屋から宿まではそう遠くない〕
〔早足で行けばあっという間に着いてしまう〕
…あ、フランにタオル返すの忘れてたな。
ま、いいか。後で返そう。
〔また新たな煙草に火をつけ、自警団員すらいない無人の広場をゆっくりと横切り、宿屋までぼんやり進む〕
〔どうやってシャロンに切り出そうか〕
〔そもそも俺と会話してもらえるのか〕
…あー、やめやめ。
当たって砕けるしかねぇだろ。
なるようにしか、ならんもんだ。
〔そう思った瞬間に〕
〔シャロン、その人から、声をかけられ、驚く〕
[…そんなこんなで、暫く気まずい沈黙が続くわけで。]
…ぁー……えっと、その…なんでも無い…から……
[済まなそうに言い訳すると、親父はフ…と軽く笑んで。]
「そうか…お前、継いじまったのか。」
[そう呟く姿は、なんだか寂しそうにみえた。]
――シャロン。
[その意思は]
[最早何物でも揺るがないだろう]
[それが]
それが、貴女の選択なのね。
[それが分かるから]
そう、貴女も死を選ぶの。
そう、なの。
[囁きが]
[僅か掠れて]
う、ふふふ・・・ふ・・・ふ・・・
[チョコレート。
チョコレート。
暖めて。
暖めて。
少しずつ
少しずつ。
溶けていく]
ランディ・・・。
ええ。ランディ、よ。
でも、生きてて欲しかった。
[ぽつりと呟く。それはもう如何しようも無いことだ。
如何しようも無いことは言うべきではないと知っていながら。
口にせずに居られなかった。
ただしその呟きは低く小さく。殆ど誰にも聞こえないような声で]
[つと、頭を上げて空を見る。
空の彼方から、ぽつりと雫が一滴、零れ落ちた。]
これ……リディア、が呼んでる?
[感覚がそう伝える。身体が、浮く。]
[瞬間、月の光が強くなって目が眩む]
[瞳を開ければ描きあげたばかりの姿が目の前にあって息を飲む]
…………。
[少し戸惑いながら]
[ようこそ?とスケッチブックに書いて見せ]
[でもこの人たちは私の秘密を知ってるはず…ほんの少し警戒しながらも笑顔で]
[行くべきだろうか。
それとも。
思考が空回る]
……も……やだよ、こういうのって……!
[言葉と共に、大きな瞳が、揺らいで。
それを、黒猫が心配そうに見つめる]
シャロン…。
〔気持ちの整理をつけるかのように、唾を飲み込んで〕
お前さんに、聞きたいことがある。
宿屋の主人から聞いた、この村に伝わる人狼伝承にゃ、人狼とコンタクトの取れる人間って奴は出てこなかった。
あれは、何処で仕入れた情報だ?
〔風は少し湿り気を帯びていたが、汗が引くには十分な温度へと変化していた〕
嫌いだった。
最初は嫌いだった。
利用しようと思っていた。
利用して。
捨てようと思っていた。
だけど。
貴方が。
貴方が。
どこまでも優秀で。
いてくれたから。
貴方が望む。
私が望む。
ところへ。
一緒に。
〔シャロンの様子に、眉をひそめる〕
…?
お前さんの、それは独り言か?
…それとも…。
人狼と、会話、してんのか?
〔わざと区切り、強く、言葉を発する〕
[パトラッシュが黙り込んでしまったように見えて。光が降り注ぐ不思議さも相まって、しゃがみ込み抱きつくようにパトラッシュの首に腕を回す。何も言わず、ただそうして]
[空を見上げるパトラッシュにつられ、空を仰ぐ]
リディアが…?
[呟かれたその名を不思議そうに繰り返す。途端、身体を浮遊感が襲い、思わず目を瞑った。その浮遊感が治まったのを感じるとそっと瞳を開ける。その先にいたのは──]
…あ…リ、ディア?
[パトラッシュの言った通り、リディアの姿。言葉を話さず文字で表す彼女に首を傾げた]
[しばらく、そうやって、泣き出すのを堪えていたものの。
黒猫の、案ずるような鳴き声に、辛うじてそれを押しとどめ]
そ……だね。
行かなきゃ。
……決めたんだよ、ボク……逃げない、って……。
[小さな声で紡ぐのは、決意]
あの時みたいに逃げて、何もかも無くすのは嫌。
ここには……無くしたくないものがあるから。
[呟いて、蛍石のペンダントを握り締める]
……行こう……リエータ。
[いつだか、母親に…何でこんな奴に惚れたんだと聞いたことがあった。
「男って言うのはね、イザって時に頼りになる。それだけで十分なのよ。」
なんとなく思い出した、その言葉。
幼かった自分は、ただ腑に落ちなく思っていただけで。]
…親父……。
「なんとなく、判ってんだろ?てめぇが出来る事だの、使命って奴だの。
…だったら、きっちり悔いなくやってこい。」
[黙って、その目を見つめて頷く。]
「…もってけ!」
[いつも腰に帯びていた古びた鞘の短剣を、放って寄越された。
意外なほどの重みと、手になじむ感触に、思わず目を丸くする。]
…あぁ、ありがとう…父さん。
[一言継げて、家を飛び出した。
父がいつもしていた右手の手袋は、机の上に無造作に放り出されていた。]
殺す?
お前が?
全て?
何もかも…。
お前、自分で何言ってるか、わかってんのか?
…パトラッシュやディーノについては、俺の見立てじゃ間接的にお前が手を下したって言われても納得いくが。
じゃぁ、クローディアや、ノブは?
あれもお前がやったのか?
違うだろう?
お前は、人間だ。
本物の占い師、ディーノの占い結果だ。
お前には、牙も、爪もない。
だが…。
それを、身にまとっている奴の事を知っているんだろう?
/*
レッグ守護者?
読みが悉く外れるなwww
ランディは違う気がするからー、カルロスかフラン。
カルロスよく分からんのよな、実際。
*/
学生 エリカは、旅人 シャロン を投票先に選びました。
[首を傾げられて、警戒されてないことを悟る]
[リディア?誰のことだろう?
少し考え込んでクレア、と書いてみせる]
[リディア…何か懐かしい響きがする]
[何だろう?ぐるぐると思考を駆け巡らせて]
[静かな言葉に、黒猫はにぃ、と鳴いて答えたろうか。
行こう、と、その声が言っているような気がして。
ぱたぱたと、走り出す。
下に下りれば、何があったんだ、と主人に問われるが]
ごめん、説明、あとっ!
[それには、早口にこう返すだけで、外へと]
/中/
RP中にすみません。
連続コミットでの終了持ちかけてもいいでしょうか?
時間とシャロンのRP予定次第ですが。
あと皆さんの稼動可能時間。
シャロン、エリスが殺そうかなと(何)
…俺に出来る事。やらなきゃ、な…。
[短剣を一度ぎゅっと握り締め、腰へと帯びる。
足の向く先は、戻らなきゃいけない場所。
守らなくてはならない人の居る場所。]
[当ても無く村の中を歩く。
どうしても部屋でじっとしていることは出来なかった。
ただひたすらに、意味もなく歩く。すると・・・]
あれは、ランディ・・・?
シャロンも・・・。
[遠くに見えた姿に向かって、歩き出した。]
雑貨屋 フランは、旅人 シャロン を能力(襲う)の対象に選びました。
//中の人発言//
あ。というか、コミットアンカー引き受けることにします。
0時までに終われば0時に。
やむなくすぎることになれば、私が終わったら、という感じでいいです?
[月明かりの中、「ようこそ?」と告げるスケッチブックを掲げる少女の姿。彼女は。
人狼。
しゃがみ抱きつくディーノの存在に、はっとして。
守ろうという意思が働きかけるが、理性が言う。
『けれどお前は死んでいるだろう?』
首を振る。
そう、確かに。死んでしまえばそんなことは関係ないか。
警戒するのは止め、続けてスケッチブックに「クレア」と綴る少女に目を細める。]
クレア……お前の名前なのか? それが。
/中/
アンカーは構わないのですが。
長引きそうなら連続コミットはやめておきます。
ただ、珍しくほぼ全員が揃ったみたいかなと思ったので。
シャロン、人間でいたいのですよね?(一応確認)
〔今まで憶測に過ぎなかったものが、確信へと変わり、質問が詰問へと無意識に変化していたことに、気づかないまま続ける〕
おい、しっかりしろ!
俺の疑問に答えてくれ!
…そんな、ずるいじゃないか!
お前一人だけ、狂気に身を任せて、クローディアに会いにいけると思ってんのか!
半身とも思える大事な奴に先立たれ、後に残った人間のやるべきことは。
あいつらの命の分まで、後悔せずに生きることだ!
お前は…そんな生き方で…後悔しないのか?
〔シャロンに向き合うと、彼女は、俺を、食べる、と言ったのが、聞こえた〕
〔食べる…それは、死を意味していて…〕
〔シャロンに対して怒りを覚える反面、甘美な死への誘いに抗えない自分が、そこに、いた〕
[次いでスケッチブックに書かれた文字は『クレア』と言う文字]
クレア…?
リディアじゃ、無いの?
[実際ディーノはリディアが人狼だと言うことを知らない。その可能性があると理解しているだけで。ふと視線を横に向けると、眠っているのか倒れているのか。伏せた状態のノブの姿]
ノブも…?
[ここへ来てから疑問ばかりが頭に浮かぶ。その疑問に彼女は答えをくれるのだろうか]
旅人 シャロンが「時間を進める」を取り消しました。
学生 レッグは、職人 ランディ を能力(守る)の対象に選びました。
傭兵 カルロスは、学生 エリカ を投票先に選びました。
傭兵 カルロスは、旅人 シャロン を投票先に選びました。
[外に飛び出し、周囲を見回して。
探していた者の姿は、すぐに目に入ったけれど]
……っ……。
[そこに立つ。女性の姿は。
かつて、人狼の元に走った姉の姿を、容易に思い起こさせて]
…………。
[軽く、唇を噛み締めつつ、その様子を見つめる]
〔シャロンの言葉が頭の中を駆け巡る〕
〔俺を、喰う〕
〔シャロンは人間?違う。違う〕
〔食べた。心臓を〕
〔クローディアの心臓を〕
〔クローディアの、心臓…心臓!〕
…おまっ!
何をっ!
〔目の前が赤い。身体が熱い〕
〔はらわたが煮えくり返るほどの怒りに身を任せ、シャロンに掴みかかった〕
学生 エリカが「時間を進める」を選択しました。
/にゃかみ。/
うーにゅ。これはオッサン襲撃予告とみていいのかにゃー?
GJ出しにいっていいのかにゃー?
けどなぁ、鉄板外してエリィ死なせるのこえぇしなぁ。
まよまよー。
[問われ、こくり頷いて見せ。
ああ、ほんとに喋れるんだと綴る。
警戒された様子に少し寂しげな表情を浮かべて]
[ごめん、怖いよねと続け]
[気が済むまで罵っても殴ってもいいよ。だけど]
[彼だけは連れていかないで?
その思いに筆圧が篭もる]
〔感情のままにシャロンを揺さぶる〕
お前が、おまえ自身が、守りたいと思った者を手にかけておきながら、狂うなんて!
許さねぇ。
ゆるさねぇ。
ゆるさねぇぞっ!!!!!
誰だ、お前にクローディアの心臓を与えた奴は!
お前の自分勝手な望みを叶えた奴は!
何処にいる!
〔かなりの大声で怒鳴っているため、周囲には人だかりが出来始めており、武装した自警団員の姿もちらほら見られ始めていたが、構わなかった〕
〔ただ、目の前にいる女が、憎らしかった〕
[ここがどこなのかは分からない…気がついたら彼が居た。
それ以外は何も知らない、と。]
[怖かった。兄さんと同じ力を持った人……小さく綴る]
[初めて真っ直ぐ見る気さえするディーノの顔]
[苦笑気味に笑って見せ]
[シャロンは人狼]
[少なくともこの囁きが聞こえるなら]
[人狼と同じものになろうとしているのは確かなのだが]
そう。
ならば。
――おやすみなさい。
[静かに]
[そっと]
[別れを告げる]
雑貨屋 フランは、学生 エリカ を能力(襲う)の対象に選びました。
〔その、細い頤にそっと手を伸ばす〕
〔もう、人狼のことなんて、どうでも良くなっていた〕
〔ただ、目の前の女を、許してはおけなかった〕
溶けて、消える。
いいぜ、一緒に、消えてやらぁ。
〔そういうと、懇親の力を両手に込め、ぐっと握った〕
[綴られる文字は徐々に必死さが現れて。ああ、彼女にはノブが必要なのかと理解する]
連れて行かないよ。
離れ離れにする理由も、必要も無い。
[続いて綴られた文字には、そっか、と返して]
兄さん? 同じ力?
[疑問は尽きない。そう言えばリディアとはあまり話さなかったな、と思い出す。苦笑気味な笑みを見ると、どうかした?と首を傾げ]
[人だかりの中、ただその姿だけを探して。
その騒ぎの中心、声を荒げる姿を見る。]
…オッサン……。
[幼いながらも覚えている。優しくて綺麗だった奥さんと、幸せそうだった彼のことを。]
喋れるよ。元は人間だしな。
……つか、驚かないのか?
[首をかしげて。]
怖い? いや、別に。俺は喰われるような心配ないしな?
それに、もう済んだことだ。
おめぇも俺らも、今は同じってことさ。
[ふっと笑う。
リディアの言葉に、隣に横たわる男の姿に気付くと]
…何もしねぇよ。そいつにも何もしない。
寝てるのかよ、しかし。
[ノブの顔を覗き込んで]
平和なヤツー。
[ランディの手で首を絞められ。
少しずつ意識を失っていく。
誰にも見送られないで。
孤独に。
ただ、自分自身が消えることだけを思いながら消えるのは。
自分らしいと思った]
私は私のままで死ねた。
ああ。良かった―――。
[最後に呟き、シャロンが目覚めない*眠りについた*]
〔もう何も考えられない〕
〔意識は既に、指先にしかなく〕
〔相手の息が耐えてもなお、力は緩められる事はなくて〕
〔見るに見かねた自警団員が引き離すまで、懇親の力を込め続けた〕
…ァァァアッ!!!!!
〔崩れ落ちる瞬間に叫んだのは、誰の、名か〕
[最後の一瞬の正気。
それだけで、彼女に最後の囁きを]
私はね。
この世で一番嫌いな言葉があるの。
だから、どんなときにも使わなかったわ。
苦しむ人を見ても。悲しむ人を見ても。
だけど、その嫌いな言葉。最後に一度だけ貴女に送ってあげる。
苦しむことも無く、悲しむことも無く、ただ、自分の思うままに生きる優秀な貴女へ。
「がんばりなさい、エリス」
もう私の望みは叶えられることはない。
だから、貴方の望みを叶えなさい。
未来を。
ずっと、未来を。
旅人 シャロンが「時間を進める」を選択しました。
……あ……。
[ランディの絶叫。
崩れ落ちるシャロン。
ふる、と首を振る。
微かな目眩]
シャロン……さん……。
[小さく呟いて。
ゆっくりと、そちらへと歩み寄ろうと]
〔シャロンの最後の呟きが〕
〔耳にこびりついて離れない〕
…んだよ…。
お前だけ…。
お前のままで、逝きやがって…。
俺は、どうするんだ。
まだ生きてなきゃいけないのか。
まだ、あいつに、会わせてもらえねぇのかよ。
ちくしょう…ちっくしょーぉぉぉぉぉっ!!!!!
〔涙があふれて止まらなかった〕
〔それは、誰に向けての涙なのか〕
〔流している本人にも、わからなかった…〕
[連れていかないよ、と言われて嬉しそうに笑う]
[ケヴィンの絵が描かれたページを開いて、にいさん、と口を動かす]
[占い師、と書いてディーノを見る。生きていた間に感じた冷たい感覚はその力に反応していたのだろうと思い]
[兄さんは私の病気、治そうとしてくれてたの、と綴りピルケースを取り出す]
[どうしたのと聞かれれば、怖くないのかなって、と。
クローディアさんを殺したのは、とまで綴り固まる]
[慌しい自警団員の間を。
すり抜けるようにして。
笑みを浮かべて倒れた女性の所へ。
揺らめく光は、微かに翳るも、確かな白で]
…………。
[それと確かめた瞬間、足の力が抜けた気がして。
その場に座り込む]
[シャロンの最後の囁き]
[正気に戻った彼女の]
[それを聞きながら]
ごめんなさい、シャロン。
私、最後まで貴女を騙してたよ。
貴女は気高い。
私もその貴女に恥じぬように。
……私の本当の望みを。
叶えるために行くよ。
[静かに]
[立ち上がる]
[元は人間、の声にはさすがに吃驚したようで]
[話せることは聞いてたからと]
[ノブの方を見やってくすくすと笑う]
[確かにその寝顔はいつもとかわらない表情]
[でも一緒にいると安心する、と書いて見せて笑う]
学生 レッグは、学生 エリカ を能力(守る)の対象に選びました。
[たどり着いたときには既に事は済んでいて。
絶叫をあげるランディを苦しそうな顔で見つめ]
ランディ・・・。
お前・・・、・・・・・・・・・・・・・・。
[何かを口にしかけるも何も言えず、その場に立ち尽くした]
…エリィ!?
[シャロンの亡骸へと歩み寄ろうとして、よろけて座り込んだ姿が目に留まる。
人だかりを抜けて、そちらを目指す。
右手は、無意識に腰に帯びた短剣に触れていた。]
[示された絵。初めて見るリディアの絵。その絵が兄だと言われ、カッコいいね、なんて言ってみたり]
占い師?
リディ…ううん、クレアの兄さんも占い師だったんだ?
僕と一緒だったんだね…。
病気って、何の病気だったの?
[取り出されたピルケースに視線をやってからまた訊ね。途中まで書かれた文字を見て、うーん、と考える]
怖くは無い、かな。
君の纏う雰囲気が穏やかだから。
…君がクローディアを殺したんだとしても、ね。
ここはもう、そう言うのには囚われない場所だから。
〔誰も彼に近づかない〕
〔近づく事ができない〕
〔広場に座り込み、焦点の合わない瞳のまま、おもむろに懐から煙草を取り出して、かちり、と火をつける〕
〔しかし、それを咥えることなく、ゆらりと立ち上る紫煙そのままに、ぽつり、呟く〕
誰か、俺を。
ころして、くれ。
〔誰か、と言いつつ、願う相手は〕
〔既に、*決まっていた*〕
[飛び交う怒号の中、名前を呼ばれたような気がして、ふとそちらを見やる]
……レッグ……?
[小首を傾げて、小さく名を呟く。
朝から見ていなかった姿を見れたからか。
そこには微かな安堵の響き]
/中/
やりきった!
もうこれ以上は野暮でしょう。
なんでかな。
PCの前で泣いちゃったよ。
舞台に立ってた気分になりました。
/中/
//最後の中の人発言//
何故だか知らないが、妙に涙が出る。
自分で使っておきながら、シャロンの最後がなんかとても悲しい。
[ディーノとリディアの遣り取りの様子を横から眺めて。
リディアが差し出すスケッチブックに書かれた文字を目で追う。]
兄貴がいたのか、占い師の……。
病気って、人狼であること、か?
[治せるのだろうか。それは。
そんな疑問は、いや既に如何でも良いことだと首を横に振る。
続く「殺したのは、」の文字。その先を綴ることなくリディアが固まったのを見て取る。固まった理由は明白。]
ん……そーか。お前らには俺の秘密はバレてたっぽいな。
[参るなぁ、と、ノブの手を前足でなんとなく突きながら。]
そか、…安心する、んか?
[ノブがリディアを殺したのに?
その疑問は顔に出ていたろうか。]
…悪ぃ。…親父が怒ってたもんだから。
[一言短く謝罪して、傍らへと。]
……あのねーさんのとこ、行ったのかな…?
[横たわる女のフードの隙間から見えた口元は、安らかな微笑みに彩られていて。]
会いたいから死にたいって…それってなんか違う気がすんだけどな…。
[ちゃんと生きなきゃ怒るからね、と…そう言い残して死んだ母親の事を、ふと思い出した。]
雑貨屋 フランは、職人 ランディ を能力(襲う)の対象に選びました。
そっか……ずっと、無断外泊だったもんね。
[怒ってた、という言葉に、くすりと笑って]
うん……会いたいから死にたい……っていうのは、違うと思う。
ちゃんと、生きて、それで。
……生命が尽きた時に、会いにいければ……それが一番いいと思うよ……?
[その言葉は。
安らかな笑みを浮かべる女性にも向けられていたろうか]
…オッサン!!
[うつろな目で、ただ殺せと訴える彼に、思わず声をあげて。]
オッサンがそんな顔してたら、ジュリアさん悲しむだろがっ!!
そんな風に会いにこられて、嬉しいと思う奴なんざいねぇだろっ!!
学生 レッグは、職人 ランディ を能力(守る)の対象に選びました。
[かっこいいね、と言われて少し照れたように頷く]
[ピルケースから飴玉を取り出して、人間を食べたくなる病気、と書いて飴は口に含む]
[これで治るからって。兄さんのお手製、と綴る]
[その後の言葉には、そっかとだけ。
曇った表情は晴れることはなく]
[パトラッシュの表情には、ノブさんといるとね、分かんないけど…でも落ち着くの。うーん、体が馴染むような?と書き加え]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新