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[決着がついたらしいそれから目を逸らし、もう一つの戦場へと]
こっちも、決まった、かな?
[発動されたカードの気配、ああ]
……天使が、堕ちてくる、か。
/*
うん、猫になるってデータ出したのに、虎って表記しちゃダメでしたね。虎ほどもある猫、としなければいけませんでした。
虎=本体のつもりだったのですが、急遽変更で。
たすくさんも相当悩ませてしまったはず。
ごめんなさいー!
切り札を切ってしまったことになるでしょうねー。自分的ペナルティで氷の力に制限かけるとかしようかな…。
バトル村の時はやっぱりもっとデータを纏めきってから参加しないとダメだな。失態多すぎる。
って、直進!?
[銀を避けずに突き進む、虎。
予想外が動きを鈍らせたか、圧し掛かる体躯を避ける事はできず]
……っく!
[残された足が肩を捕らえ、爪がそこを引き裂くのが感じられた。
光の羽根が、ひら、はら、と散る]
……堕ちる……もんかっ!
[衝撃に地へと叩き落されつつ、それでも。
直前の回転で体勢を整え、着地を決めたのは翼あるものの矜持か。
着地したその傍らに、手を離れていた輪ががつ、と音を立てて突き刺さる]
ったぁ……きっつい、なぁ、もぉ……。
そん通りじゃの。
[返される言葉にけらけらとした笑いが乗った]
おまはんが力ん酔うっちゅーんもあんまし想像ば出来んのぅ。
そうなったばなったで見物じゃろうの。
[小さな笑みに返すのは、意地悪げな笑い]
…仕事に楽しみ、ですか?
[さて仕事をしている時の自分に楽しみはあったかと振り返るけれど。
等置できるものは誇りしか見当たらない]
宿題…うふふ、懐かしい響きですわね。
いつか答え合わせはしていただけるのでしょうか?
[楽しそうな響きに問い掛けて、唇に人差し指を当てた]
確かにそのようですわね…。
ふん、そりゃそうだ。
力に溺れないようにしているからねぇ。
どんだけ力があっても足りないんだから、溺れるのことのない温泉みたいな物か。
[欲はどんどん沸き上がる。
そう、小さく呟けば、温泉は入りたいねぇ、と、関係のない事も呟く]
…見物だろうねぇ。
正に、闇に堕ちた狂犬だろうからねぇ。
[くく、と。
余裕を含んだ笑いを零した]
……勝手に吹っ飛べ。
[元々、人をターゲットにしたかった訳ではない。
この廃墟となった町を吹っ飛ばしたかっただけだ。
そのついでに、策として利用できただけに過ぎない。
この廃墟の至る所に巧妙に仕組まれた爆薬は、誰かが取り除くことが無い限りいつまでも存在し、そして、いつか吹っ飛んで消えていくことだろう。
この町を題材にしたこと、そこがどうしても気に食わなかった。
仕事人として、最初であり、いまだにやらなければいけない依頼の為にも、此処───いや、この外にあるものを守りたかった。
ただ、ロボットのように一途に。
だからこそ───]
……引退など、するか。
[男は、生涯現役で、仕事人であり続ける]
そうは問屋が卸さんよ。
『猟犬』だからねぇ…俺が終わるときは、追いかけられなくなった身体に成っちまったときだけだ。
[此方もまた、まだまだ引退するつもりはない、との表明]
――なら良いがねぇ。
俺もお前さんのような男が居なくなるとつまらん。
[そう呟くとポケットにカードを仕舞い込んだ]
仕事でモチベーションば保つにゃ、自分ばプラスんなること見つけることじゃしの。
嫌々やっとろうてもええ結果は出せんき。
さぁて、答え合わせば出来ぃ機会が来るかは分からんのぅ。
おまはんが表のみで生きるんじゃったら、可能性は低か。
裏ん居っても低いじゃろうがの。
[それは男の能力故のこと。数年後同じ人物に会ったとしても、相手は男には気付けないだろうから]
ちゅーわけでワシゃあほっぽって向こうば治療してやりぃ。
[羽根を散らせた氷虎は、そこが限界であるかのように霧散した。
着地する雷鳴天使の周りに漂い残り、その視界を遮る]
隠し玉、です、から。
これ、楽に避けられたら、立場、がありませ、ん。
[立ち上がり、肩で息をしながらも着地地点へと向かう。
白霧の中から左手を雷鳴天使の顔前へと突きつけた。
先には鋭い爪が光る]
もう一度言いますね。
インフィニティ・ピース、下さい。
自制しちょおがおまはんらしかー。
温泉たぁまたええ温度じゃの。
[何かが違う]
おまはんがカードば全部集めおうたら……狂犬ば見る可能性上がるんかのぅ。
『デッキ』になったば『ピース』ん時たぁ比べ物んならん力ば手ぇ入るけぇ。
[肩入れしていた天使の敗北に気落ちしつつ、地を掌で撫で、するすると植物を育てる。
治癒効果のあるそれは、濃く深い緑の色彩]
残るのはあと二人…
次で終わり、だな。
[カードの主が変わるのを見つめながらぽつりと呟いて。
そうしてまた携帯食を齧る。
見つめるその目はやはりどこか*楽しそうで*]
最終戦…私どちらの方ともお会いしていないんですよね。
[今の闘いからしかそれぞれを推し量れず、どこかもどかしげな表情]
……ふん。
逆に追われないといいがな。
[ビルへ完全に背を預け、天を見上げながら、煙を吐き出す]
精々、不慮の事故で死なないようにするんだな。
[珍しく軽口を叩きながらも、肩にぱらりと小さな石ころが落ちてきたのに気づき、そちらに視線を移し───]
───走れ!
[大声で、ブラウンに叫ぶ]
/*
エピ伸ばし、ということで、今日はそろそろ落ちます。
これからあと一仕事残ってるんだぜ。
では、おやすみなさい。(*ぱたり*)
ま、そうだよねえ。
でないと、隠し玉にならないしー?
[爪が突きつけられても、ペースは崩れる事はなく。
言葉を紡ぐ声は、平時と変わらぬもの。
治癒に関しては、かなりきついハンデを帯びる体質故に。
それに関わる弱みは、可能な限り見せまい、とする虚勢ではあるのだが]
氷華ちゃん、少し、力抜いた方がいいよぉ?
張り詰めすぎると、逆に崩され易いからねー。
[冗談めかした口調で言いつつ、六枚のカードをポケットから出して差し出す。
最後の一枚──『ジャッジメント』には、もう一度、名残を惜しむよに口付けてから、同じように渡した]
[狐の言葉に思わず、くすくす笑い]
えぇ、分かりましたわ、ケイジ先生?
[揶揄うように囁いた]
どちらにしても可能性は低いんですか?
困りましたね…。
[言う程に困った様子は*見当たらない*]
先生ば言われんのも吝かやなかね。
ま、教えることばなーんもなかが。
[おどけるような声。続く言葉には]
こうして会うたのかて、確率ば低いことじゃと思うがのぅ?
[元より関わる頻度が少なかったのなら尚更、と。会えぬだろう理由は誤魔化しを入れた]
『The Judgement』、確かに。
[6枚目までを受け取り懐に仕舞い。
崩れるよにその場に座り込んだ]
力抜いても勝てるなら、そうしてますー!
でもでも、異形殺しとか、までいた、しー。
おねーさんには、手の内、知られ、てるしー!
[氷の微笑が溶けた後には泣き出しそうな空色が。
相手にも虚勢があると気づけないほどに、戦闘状態の反動に飲み込まれていた]
でも、あきらめられない、もん。
他の手段、なんて。分からない、もん……。
[ぐいぐいと袖口で顔を擦る]
……。
[ブラウンがいなくなった後、がらがらと崩れだしてくるのは、先程のバトルの影響か、はたまた、計り知れない他の何者かの影響か。
ゆっくり、空を見上げると、その場に落ちてくるのは、仕掛けておいて、「落ちるはずが無い」手榴弾の束]
……は。
[動じる様子も無く、男は煙を吐き出しながら、小さく笑った]
───So as I pray "unlimited weapons works."
───(その体は、きっと破壊するもので出来ていた)
[自分のことを悲しむでもなく、卑下するでもなく、現状のままを言い表した、最後の第8節を呟き、その姿はやがて生まれる爆発により姿が見えなくなっていく。
さて、爆発の影響が先か。魂の牢獄に囚われたのが先か。
先程負けたばかりの賭けの*結果は如何に*]
[崩れだした様子に、思わず笑い出す。虚勢ではない、素の笑い方]
あっはは……。
氷華ちゃんは、ほんとっ……。
かわいいなぁ。
[笑いを帯びた声で、言って。
それから、もう一戦、という言葉に、あー、と短く声を上げる]
そーか、確か……『猟犬』のオジサンが勝ったんだっけ。
[手渡す直前に確かめた情報を思い返しつつ呟く]
ま、頑張るんだよー?
というか、負けたら、承知しないからねー。
[にっこり笑ってなんか気楽に言った後。
飴色が、ふ、と上を向く]
さて、それじゃ、ボクは……狐のおにーさん、殴りに行こうか、な?
[冗談めかした口調で言った直後、訪れるのは限界。
自分の存在が、どこかへ呼び込まれるのを感じつつ。
意識は途絶え、飴色は、閉じた。
後に残るは、真白の羽根、*一片*]
さぁて、もうちっと寝るけぇね。
もう一眠りばしちょお、粗方の傷ば治るじゃろうし。
[そう言って、男は出していた顔を球体の中へと引っ込める。ゆらり揺れる球体は、やはり揺り籠の*よう*]
うー。
[楽しげに笑われて恥ずかしくなり、拗ねて顔を背けた]
そうなったみたいですね。
犬のオジサンかー。
[札に触れて確認すると溜息をついた]
て、そんな気楽にっ。
…まー、全力で頑張ります。
[それが勝った者の礼儀。
そっぽ向いていた顔を戻して、こくりと頷いた]
……そちらもファイトです?
[殴る理由は知らない。
引き込まれてゆくエリカを見送って深呼吸すると、最後の舞台に備えて身体を休めに*移動した*]
いい歳したオッサンを追いたいなんて物好き、そうそうおらんさ。
――不慮の事故、か。
[ようやく、落ちていた煙草を拾い上げ口へと運んだ。
煙と共に言霊を吐こうとした矢先。
空からの異変に男も気付いた]
ちっ…!
そんじゃあな。
次会うときも仕事以外だと良いンだが。
[踵を返し、その場を駆け抜ける。
男に余裕などはない。
だから、後ろを振り返る事は出来ない。
落ちる瓦礫に興味を移すことなく、男は開けた場所へと出た]
俺は裏で生まれて、裏で腕を落とした。
そして、裏で新しい腕を付けて、裏で仕事した。
ずっと日陰者だ。
闇に染まるなら、とうに染まってるさ。
…ほっぽっちまったなぁ。
流石に上から瓦礫が降ってくりゃあ。
個々人で逃げた方が生きてる可能性は高いだろう。
――死ぬ気がなきゃあ。ね。
今よりも、比べ物にならない力、ねぇ。
[そう、頭を掻けば]
…俺は、この個々の力の方が面白かったがねぇ。
ま。
そんなモンが手に入っちまったら、『猟犬』にも『狩人』が群がっちまうのかねぇ。
[大きく息をつけば、白い煙が口から漏れた。
先ほど、左腕から湯気を吐き出したように]
――やれやれ。
[小さく呟けば、カードを手に取った]
成る程。
お嬢ちゃんは…負けたのか。
氷華。ねぇ。
[頭を掻きつつ、小さく呟く。
ぽぅ。
カードは光を放ち、力を流転させる。
――『隠者』は眠り、『星』は輝く]
ま。やるだけやってみるかねぇ。
『ジ・タワー』のマスターとして、最後の障害となろう。
傾奇者 ケイジが「時間を進める」を選択しました。
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