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うん。
[目を開いたのは夢現で答えてから。
視界にミハエルの姿を確認すれば、安心したように微笑んで]
何で穏便に済まないんだろう。
[原因の一つである自覚は薄い]
そうだね。
でもきっと、時の竜がやるよ。
僕はここにいようかな。
一番、好きな場所だから。
[小さく笑って。]
うさんくさいなんて本人が聞いたら……きっと悦ぶよ。
[競り合いを外した心魔の動き。
異眸は鋭く、それを追う。
手にした刃は、そのままに。
心を乱せば、不利になると理解しているのは、過去の経験故か]
いえ、これはまあ、保険といいますか。
実は、私に外に戻れとおっしゃっているのですがね。
私は、陽精殿に無意識に力を吸い取られているブリジットを先に返すべきだと思うのですよ、どう思われます?
[押し戻そうとする刃はハインリヒの喉元から動かなかったが、そこに殺気はなく、いささかのんびりと問いかける]
[仔竜の想い][理解は][出来ないのか][しないのか]
[其の故は][“魔”であるが為か][欠けた心の為か]
……なら、そうすれば好い。
重さに耐えかねて動けなろうとも、
幾らの痛みを知ろうとも与えようとも、
全ては君の選択なのだろうから。
[酔いが醒めれば湖の奥底に残されしは虚ばかり]
ただ、其の中に、他まで――僕まで巻き込むな。
迷惑だ。
[言葉もまた、うつろ]
誰しも受け容れられるものと
そうでないものが在るのだろう。
……お前、時を追う毎に何処かへ力を奪われてはいないか?
それとも、この空間へ同化をしているか。
[腕の中の仔の声に視線を落とし、大丈夫と小さく頷いて。
風の仔のまっすぐな言葉に返すのは、ただ愁いを帯びた淡い菫色]
………わたくしの事より、そなたはそなたの想いを大事に。
[それ以上は言わず、機魔へと視線を戻す。
背けられた横顔を見上げて、ぽつりと]
理性が捨てよと言えども、捨てられぬが感情です。
心…とも言うべきでしょうか。
――痛みこそが、心がここにある証やもしれませぬ。
[そう囁く声は、小さく。痛みを耐えるよに僅かに微笑む]
………あ、そ。
[軽く肩をすくめて、ひっそり時空竜のつくづくの苦労人生に合掌したとかしないとか]
…ふーん?
ま、あの様子じゃ確かに。
それはそれは、大した保険だな。
外に戻れ、ね。
俺としては精神面で考えるとお前さんに戻って欲しいものだが。
それとそこでヘルガとブリジットが出て来ることが良く分からん。
[言いながら話の流れで誰がどんな位置・どんな状態に居るのかを頭の中で整理する。押し退けても動かぬ刃にはしばらく力を込めていたが、途中で諦め両手を腰に当てた]
そんで、お前さんは外に戻りたくないがためにオトフリートとやりあってたってか?
ええ、実はそうなのですよ。
私としては、この空間を、皆さんが無事に戻るまで安定させておくお手伝いを、と思っているのですがねえ。
[剣を突きつけながらでは、まったくもって説得力に欠ける...のは承知のうえという顔だった]
うん、そうする。
[こくり、頷く。
それから、しばし思案するよに眉を寄せ]
何を大切にするか、は、ボクが、決める、よ。
ボクが大切に思うものが、ボクを同じに思ってくれなくても、えと。
ボクは、ボクの、したいよに……する?
で、いい、と、思うから。
[虚ろな言葉に返すのは、今、紡げる精一杯を用いた言葉]
まぁ、消えたのナタ・リェさんだし。
今回は分からなくもないんだけど。
…えっ?
[ふぅ、と小さく息を吐いて。それから驚いて息を止めた。
数秒の間。人姿では苦しくなってきて軽く咳き込み]
ケホ。
うん、中途半端に取り込まれてるかも、とは言われたの。
……
クレメンスの相手はきっと大変だと思うけどね。
[小さく笑う。天を仰ぐ。]
あなたも、早く戻りたい?
僕はなんだか怖くなってきてしまった。
……そんな不要な機能が、何故在るのだか。
[届く囁きは小さく]
[狭い視界の端、][掠める微笑み]
[己には必要無いと言う様に目を閉じた]
[ミハエルは、空いた手を額へ当てた。]
……気付くのが遅かったか。
お前が望むのなら、オトフリートにでも言っていまのうちに向こうへ戻る事もでき……何だ?
ほほー、見かけによらず殊勝だな。
だがここから開放されるには俺らが外に出なくても、核を追い出せば良いはず。
お前さんがその核であるなら、尚更外に出てって欲しいね。
[腰に当てた手が何かを握る。慣れた手付きで引き抜くと、喉元に当てられた刃の柄側へとそれを滑り込ませ、喉元を護るように横へスライドさせる。滑り込ませたそれは、いつも腰に据えている使い慣れた特製のトンファー。先程より力を込め首との隙間を作ると、空いている腕の肘をクレメンスの脇腹目掛け繰り出しつつ、体勢を低くして捕らわれた状態から逃げ出そうと]
できればしたくない。
[きっぱり、明確な意思を示す]
…どうだかな。
帰りたいと言えば帰りたいのかも知れんが。
帰りたくないと言えば帰りたくないかもしれない。
いろいろ面倒だし。
[チリ、]
[言う事の効かない手、][傍の壁を叩いて]
……他は知らないけれど。
僕は、想われるのが迷惑だと言っている。
だから、僕を、そう想うのは、止めろ。
[先とは矛盾を孕んだような台詞を吐いた]
…離れるの、何だか、嫌。
オトフリートさんたちの気も立ってるし。
もっと気をつける、から。
[目は逸らしたまま。
それがちゃんと出来る自信は無いようで]
嫌われたものだね、クレメンスも
[おかしそうに笑って、館のほうを見た。]
……面倒なことは回避したいよね。
やっぱり。
そういえば、あなたの名前は何だっけ?
陽と樹の精。……陽の王の子。それはわかるのだけれど、ちゃんと名前を知らなかった。
[こてり。
首が、傾いだ]
想われるの、いや……?
[碧の瞳が数度、瞬き]
……時空竜、みたいだぁ。
[口調はどこか、怒ったような、呆れたようなものを含んで]
やはり、そう、来ますか!
[ハインリヒの繰り出すトンファーを避け、剣を引いて飛び退る…が、僅かにトンファーの先端がその胴を掠めた]
判っていただけなくて、残念ですよ、風使い殿、時空竜殿。
[その言葉だけを残し、トンファーが掠めた胴から、ざらりと砂の像が崩れるように、心の魔の姿は崩れ落ち、影の中に消える]
ああいう人のことを見透かしてるような構えかたのやつはあんまりいけ好かなくてね。
[暇を持て余しているらしい小動物を時折撫でながら]
そりゃあもう。
避けて通れるならいくらでも。
……ヘルガ。
[ぽつん、と自分の名を告げて]
――、は?
[揺らぎも一瞬薄れ、]
[眼を開いてきょとり。]
……………。
あれと、一緒にするな。
[物凄く不本意そうに言った]
ち、逃げるか!
[体勢を戻し、影へと消えるクレメンスへ横薙ぎの一撃。しかしその攻撃は虚しく空を切る]
くっそ、風が使えねぇって時に。
どこ行きやがったあの野郎。
[閉じられた目。壁を叩く音]
痛みを知り、強く優しくなる者もありまする。
[ゆえに不必要ではない、という意味を告げて。
愛し仔を離して、そっと背に庇う]
[影へと消える様子に、舌打ち一つ。
弾き出すのは無限の輪、一つ]
エターナル・ロンド!
追え!
[気を辿り、後を追うよに飛ばす。
自身も動こうした矢先、伝わる衝撃に足が止まった]
[舌打ちをした瞬間、空間が震えた]
なんだぁ!?
[体勢を崩しはしなかったものの、部屋を出て探そうとした足は止められ]
…何か、起きたってのか?
ヘルガ。
僕はリックというんだ。
[撫でられて気持ちよさげな魔獣の子を見て。]
……困ったね。
ここは何もなくて、そのくせこういう場所はあるから、居心地が良いや。
[呟くと同時に、空間が揺れる。思わず、手を地についた。]
[館の上空、閉ざされた空の上に、黒い影が浮かぶ「それ」は古いフィルムに焼き付けられた、薄れた映像のように不確かに揺らぎながら、巨大な黒い片翼を、大きく広げた]
[愛し仔の声に心揺らされつ。ゆるり立ち上がり機魔の方へ]
痛むのですか…?
[左の手へ指先を伸ばす。枷を外した時のよに]
[衝撃が鎮まったなら、ハインリヒの方を振り返り]
追跡はかけた、輪の波動を追えば、捕えられる!
どーせ閉鎖空間だ、いける場所なんざ、限られてる!
ヴィンター、行くぞ!
[光鎖を右腕に、白梟を左肩に乗せ。
輪の導くまま、外へと駆け出した]
だぁって。
[不本意そうな物言いに、むう、とむくれた]
言ってること、すごく、近いんだもん。
[そうだとしても、言われたくはないだろう、とは思わないようです]
そう。
今更だけど、よろしく?
[ぐらり、と揺れる世界に、少しだけふわりと浮いた足元を支えるように蔓草が絡む]
…まったく。
本当に、中途半端に居心地がいいってのが一番手に負えないな。
っと、そりゃ頼もしいこって!
[追跡をかけたと言うオトフリートの言葉にその後を追う。外へ向かい、一度辺りを見回した後に空を見上げた。館の上空に見える、黒い影]
んだよ、あれ…!
だってぇ。
[涙目になりつつ、反駁しようとして。
すぐに収められた言葉の強さにふる、と首を振った。
が、次の瞬間]
きゃぁ!?
[空いている手で耳を押さえる。
音ではなかったが、大きく揺さぶられたような感覚を覚えて。
コップの縁から毀れるように、揺れた力の一部は再び流れ消えた]
……あれは。
[仰いだ天に影の存在。苦笑。]
戻らなきゃいけないのも、わかってるんだけどね。
あなたも、そうでしょう?
[ヘルガを見ることなく、そう尋ねる。]
[機鋼の仔竜の言葉は黙殺して]
(しかし抗議の眼差しは投げた)
……、無茶を、する。
不完全な空間、下手をすれば、崩れるぞ。
[其れも――穏便には済まぬ形で、と。]
[屋敷の屋根の上。目の前には携帯用のモニタ
そこに映っているのは、モニタールームの様子]
……さて、あとしておくべきは
[そう呟くと、ピッと携帯をダイアル]
……ああ、クロム? 元気ー?
こっち? うん、楽しいよー
あー、それでなんだけどー
ちょっと左腕の義手一個作ってくんない?
精密な人間の手に限りなく近いやつ
あー。部品その他は機獣王にでもツケといてー
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