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[問いかけに書物を示し答えるのを見れば納得して]
成程。やはり後でそれを見ておく必要が有りそうですな。
[そう返して、他の者達がエーリッヒに目を向けるのを見て其方に目を向け]
大丈夫、と本人が思うほど周りはそうは思わぬものですぞ?
[つまりは自身も心配はしているのだがそこまでは口にせずに]
本当に……大丈夫、なんだけど、な。
[アーベルの問いと向けられる表情に、返せたのはこんな言葉で]
ローゼが、いるから。大丈夫だ。
[続いた言葉は、どこか曖昧なものの、妙に確信めいたものも込められているように聞こえるか]
何か、あったら……。
[それから、執事から投げかけられた奇妙な言葉に僅かに眉を寄せるものの]
まあ……どうにもならなくなりそうなら……相談させてもらうかもしれない……。
[呟くように言いつつ、そっと、肩の上の真白を撫でて]
[視線の先にはユーディットがいたわけだが、別段これといって。特筆することもない。
もしくは、オルゴールの一件で変化ぐらい起きているだろう。ぐらいに解釈して記憶の一つにおいて...は話の主要なところを黙って聞いた後は、暇の挨拶を告げ、また書庫にて本を借りた後*客間に戻ることだろう*]
[話しかけられれば、頷くなり首を振るなり曖昧に返しただろう。
けれど、物憂げに伏せられた瞼の下の瞳は、無邪気なまでに残酷]
伝説とまで言われた妙なる音色…妖魔をも惹きつけた曰くの品ですものネェ。
人も惹き付けられたかも知れませんわァ。
…ネェン、魂が抜かれているって本当ですのォ?
なにか…そうネェ、毒を盛られての物取り、という可能性はァないのかしらァ?
[指先を髪に絡め、問うように視線を投げる。
いきなり魔の仕業と決め付けるなど、短絡的ではないかとの揶揄]
御意に。
[真白の獣を撫でやる青年に返す声は短く。
それきり視線を逸らして、見る事はない]
そうですね、ヘルガ様。
その可能性もゼロとは言えないでしょう。
調べた限りに、そのような痕跡は御座いませんでしたが。
毒とあらば、どのように持ち込み、処分したかが問題となりますね。
[執事の中に確信めいたものはあれど、
それを他者に説明する事は難しく、しようとも思わず]
…どーだか。
にーさんが大丈夫じゃなくなった時なんて、
既にぶっ倒れた後とかっぽいじゃん?
こっちが心配してても、全然聞きやしねーし。
[エーリッヒの言葉に、小さく溜息を零す。
気に入らない、という表情は消え、今度は逆に呆れたような]
チビ、にーさんの事見張ってろよー?
[続く言葉に、ちらりとカーバンクルへと視線を向けて。
小さく笑めば、こそりと変な指示。…大概に信用されてない様だ。
と、赤を纏う女性の言葉に、そちらへと視線を向け]
[隣の青年が同じ方向へ視線を向けていたとは気付かない様子のまま、別段動きがないのを見て取ったのか侍女からは視線を外す。]
[部屋の隅に置かれたランプを横目で少しだけ見た後、黙ったまま話を聞き考え込むような姿勢を*取っている。*]
[ヘルガの声に其方へと顔を向けて]
単なる物取りであれば…このような手の込んだ事をせずとも良いのでは…?
いずれにせよ、昨日からこの邸より出た者は居ないのでしょうから
[そこまで言って執事に確認するかのように目を向け]
まだ犯人が此処に居るということが問題なのではないですかな?
[それを見つければ、とは唯の憶測でしかないけれど]
[短い言葉には、頷くだけで返して。
くるくると表情の変わるアーベルには、やれやれ、と小さなため息を]
……すまない。
心配かけてるのは……悪いとは、思ってるんだけど。
元々、訳がわからない上に……こんな状況なんで、な……。
[呟くように言いつつ、一つ、ため息をつく。
見張ってろ、と指示されたカーバンクルは「任せて!」と言わんばかりに─事実、意識の内にはそう響いたのだが─元気良く鳴いて、尻尾を振った]
……さて、それじゃ、俺も先に休ませてもらうよ。
伝承関係、俺にわかる事なら……聞いてくれれば、答えるし、できるだけの資料もまとめておいたから。
[一応、専門分野だからね、と冗談めかした口調で言って。
ゆっくりとした足取りで*ホールを出て2階へと*]
[美しい庭には、恐ろしいものが埋まっている。
可憐な鈴蘭、艶やかな彼岸花、華やかな夾竹桃。
美しい花には棘があり、毒をはらんでいるのだから]
フゥン、そゥ…。
なんにせよォ犯人がいる事には変わりないのですしィ…調べられる事はかまいませんわァ。
滞在も…数日ならァ仕方ありませんわネェ?
[そういう女は誰にも手紙を出そうとはせず、グラスを傾ける]
[向けられた視線に頷いた後に、窓の外を見遣る
世話をしている執事自身が好んだのもあろうが、
庭園に植えられた花々には、毒性を持つものもある。
昨晩、主の傍らに添えた、白い鈴蘭の花のように]
なるほど。
主の状態にそぐう毒とは思えませんが。
[ホールを後にする青年を見送った後に、目を戻す]
御許可を頂き、ありがとうございます。
早期に解決出来るよう、尽力致しましょう。
マァン…確かにザムエルさんの言う通りですわネェ。
さっさと逃げている方が自然…なのかしらァ?
アァン、もしかしたら逃げそびれている可能性もございますけどォ。
[ちらりと発覚直後に囲い込みに入った執事を見やる]
それともォ、他に目的があるのかしらァ…?
アァン、怖いわァ…。
[己の身体を抱くように腕を回し、瞼を伏せる]
[ホールを去るエーリッヒに顔を向け]
あぁ、おやすみ。
もし気になる事があれば話しを聞かせて貰うかも知れんの。
[その肩で尻尾を振る小動物に笑みを浮かべ、そのまま見送り]
さて、このまま考えていてもらちが明かんの。
ひとまず休んでおくとしようかの。
あぁ、部屋を調べると言うならいつでも来ると良い。
なんなら今からでも構わぬが?
[そういうも、傍に居た者から「今からでは…」、との返事が返り]
では、それは明日と言う事でよろしいか?
[そう約束を取り付けて、まだ何かを悩むように呟きながら部屋へと*戻っていく*]
[話が一段落し、招待客も次々と部屋へと帰っていく
彼らがホールを出る際に、おやすみなさいませ、と深く一礼をしていたが、立ち去っていく彼らを見る視線は冷めたもので、いったい誰が犯人か見定めようとするものだった]
心配かけてる自覚があるなら、
…もっと周りを頼りゃーいーのに。
[はぁ、と息を零し。
続く言葉に、意味が判らない、という風に僅か眉を顰め。
しかしそれ以上責める事も無く。]
ま、少しでもキッツイなら言えっての。
こっちも知ってるのと知らねーのじゃ、全然違うから。
[カーバンクルの反応に、よし任せた!と笑んで。
戻ると告げる青年に、無理すんなよ?と
ひらり手を振りつつ、その背中を見送る。]
……ま、尤も。
[人の事いえねーけど、と何処か遠くを見詰めながら
ぽつりと、呟きは落ちて]
[執事から返されたのは毒の種類が違うという言葉。
女は一瞬怖がる振りも忘れ、きょとんと瞬いてしまう]
アラァ…随分とお詳しいのネェ。
[それは花に対してか、魔に対してか]
……マァン、いいですわァ。
私もゥ、今宵はもう戻りますわネェ。
[立ち去る老耆を見送れば召使いの冷めた瞳にも気づけど、
敢えて何か声をかけることもなく。
怖れを孕んだ眼差しを向ける艶女にも対応は変えず、
緑の双瞳は安堵させるかの如く穏やかな色を湛えている]
お客様に危機が及ぶようであれば、
このオトフリート=クリューガー、全力を持って御護り致しましょう。
[無論、相手が唯の客人であればの話だが]
お休みなさいませ、ヘルガ様。
…とりあえず、俺は全然知らな過ぎなんだろーな。
ま、今日の所はそろそろ失礼―――、…
[苦笑交じりの息を吐けば、
自らも退室しようとがたんと席を立ち上がり。
ふと、何か思いついたようにを執事へ、へらりと笑みを向けて]
あ、クリューガーさん。
今からでも、書庫って空いてる?
[穏やかな孔雀石の双眸に、深紅の瞳が睫毛の影で揺れる]
マァン…それは頼もしいですわァ…。
……お願いしますわネェ?
[唯の客人ではない女の真意は、どこにあるだろうか。
どこか考えにふけるイレーネも、冷たい眼差しのユーディットにも気付くことなく、ゆらゆらとホールを後にする。
グラスに半分残された深紅が、女の瞳のように*赤く紅く揺れた*]
[にこやかな微笑の奥の感情は、他者には読み難い。
揺らめく影がホールを後にするのを見送れば、
緑の視線は向けられた笑みへと移る]
ええ、開いておりますよ。
何か、御用時ですか?
[こんな夜更けに、と少々不思議そうな様子で問うた]
うんにゃ、あまりにも自分の無知さを痛感したんで。
ちったぁ基本知識だけでも知ろうかと思って。
[数冊お借りしてもいーっすか、と
苦笑を浮かべたまま、僅か肩を竦めて。]
あ、でも後で書庫閉めるーってんなら、
別に明日に行くけども。
[ゆらゆらと去っていくヘルガに、おやすみなさいませ、と形骸的な挨拶を送るが、その後姿を殊更冷たい視線で見送ると]
……見つけないと
[ポツリと誰にも聞こえないような声で呟くと、スッとその場から姿を消し、どこかへと*去っていった*]
ああ、なるほど。
[得心いったように頷いて、笑みを返す。
これも必要ですかと件の書籍を持ち上げてみせ]
いいえ、構いませんよ。
必要でしたら、何冊かお選びしましょうか。
遅くにすみません、助かります。
[持ち上げられた書籍に、へらりと笑みを返し]
あ、それも見せてもらえると嬉しいかも。
書庫ってあんま行った事ないから、俺だけだと暫く時間かかりそうだし。
[お願いしてもいいですか、と苦笑したように肩を竦め。]
了解致しました。
[途中までは自分が持つつもりなのだろう、
本を抱いて、ホールの入り口へと歩んでいく]
それでは、御案内致しましょう。
[扉の前でくるりと振り向いて、*笑みかけた*]
お願いします。
[今度こそ席を立てば、小さく笑みを向けて。
頭を下げながらも、扉の前で待つ執事の元へと歩み寄る。
ホールを出れば、並び、その足は*書庫へと向いて*]
―客室―
[闇がまだ深い時間。
体が求める侭に、彼女はそれを形にしてゆく]
っ。
……今なら、描ける?
[呟きは再び鉛筆を走らせる音に消えてゆく。]
[星のあかりは遠く、月の光は静かで届かない。
筆は紙の上をタッチを変えて走り、黒と白に強弱をつける。
声もない。
水を含ませた筆は、少し躊躇うように、他の紙でなぞった形を写し取ってゆく]
[紙の上に浮かぶオルゴォルは、見ようによってはまがまがしくも見えるかもしれない。
しかしそれよりも、ただ、そこにあるためにある。
静かな、紙面だった。]
……でき、た。
[口唇が小さく音をつくる。
十字架はその目に浮かぶ。
満足な色をした彼女は、しかし。
水の入ったバケツをきちんと取ることが出来なかった]
[水の器はかすかな音で倒れた。
筆は転がる。
彼女の体は最初からそうであったように、床の……ちらかる紙の上に静かに倒れた。
十字架の瞳は閉じられて。
机の上で倒れた水が、オルゴォルの描かれた紙を濡らしていないのは――
その絵だけは、やはり静かに]
[白の中に黒は踊る。
長いスカァトは開ききった薔薇のよう。
表情には恐れなどない。
白の中で黒は止まる。
薔薇の蕾の上に乗り、オルゴォルは開かれた。
長い指がその中に触れようか。……否、触れられてはいなかった。
黒は静かに、
ただ静かに。
*落ちた紙を濡らして、広がった*]
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