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……その、親父さんの力とやらは…止められないのか?
俺は…正直親子喧嘩や夫婦喧嘩は…どっちもどっちだと思う方だから
どっちの味方をする気が起きない…
けれど…これ以上人が攫われるのは
…万が一にでも子供達が攫われるのだけは…
それさえ阻止出来るのなら、正直どうでもいいと思っているんだ。
当の本人のユリアンを目の前にして言うことでは無いが…。
[肩の力を落とすユリアンに、青年は淡々と
付き合いが短いわけではないけど、
それでもどちらの味方にもつけない気持は本音で]
…ユリアン、か。
さて…今はどう思っているのだろうな。
生憎、あまり沢山話しているわけではないんだ。
ヴィントとは今日色々と話しはしたのだけど。
[椅子を立ち、窓の向こうのランプの灯を見詰めて]
…彼のことだ、無関係の人たちを巻き込むような現状はどうにかしたいと思っているだろう。
…私よりも、彼の気質は君の方が知っているのではないかな?
[フィリーネの言葉に、もう誤魔化せないと知って。
不思議そうに問う主の顔を見ないまま、早口で言葉を紡ぐ。]
あの、私。もう此処にはいられなくて。
行かないと、ダメだから。
お給金の代わりにマフラーか手袋か、何かいただけないかなって…お願いします。
――もう、時間がないんです!
[窓の外に、一瞬視線をやって。見えた光に、焦る。]
……残念だが、バカ親父の誤爆だけは、俺にはどうにもできねぇ。
つーか、ちゃんと狙ってるのかどうかすら、怪しいと来てやがる。
それと……バカ親父が張ってる、この結界。
これをぶち破るためには、誰かを隔離結界に放り込んで、綻びをつくらなきゃならねぇって厄介な状況だ。
とはいえ、そのために、俺の方で、チビどもに手ぇ出す気はねぇよ。
恐らく、もう一人も、それは同じはずだ。
[味方につけない、と言う言葉には、僅かに苦笑して]
それでも、いい。いや、味方についてくれなんて、言えた義理じゃねぇからな。
…ヴィントと、ですか…
えぇ…ユリアンが…変わり、ないなら…
[小さく頷くと、椅子を立つダーヴィットを見つめ…
立ち上がる。そして、棚へと向かい…一つのランプを手に取った]
持ってって、ください。
元々…ダーヴィットさんにしか、譲るつもりは…有りませんでしたから…
[その手に持つランプは…闇に奔る風…
本当の妖精をモチーフにしたランプ…]
[子供はミリィにうなずいて、
ランプを受け取る。
もしこのまま持っていかせようとしたら、
イレーナのところに返しに行こうと思った。]
[唐突かつ、支離滅裂なユーディットの言葉に、眉を顰める]
[説明を求めようと母に視線を向けるも、彼女は翡翠の瞳を細めて微笑したまま。自分は関係ないのだとばかり、窓の外を見遣った。何かを追うようにして]
[理由は解らずとも、ユーディットの真剣な様子は解った――が]
……何故だ?
[ぽつりと、問いかけの言葉]
何か、不満でもあったか。
[淡々とした声で、問い掛けは続いて]
……あったとしても、僕に聞く権利はないか。
君が僕の下で働くのを、止めたいと言うなら。
確かに…団長にエーリッヒ…全然ユリアンに似ていない…
[青年も金の光りのターゲット先に嘆息]
隔離結界……?それは檻とか言う奴か?
それとも最近村の外に出られない原因なのか…?
その結果いと隔離結界は別なのか…?
それにもう一人って…兄弟でもいるのか?
さっきそう言えば長子でもないのにと言っていたが…
[ユリアンの口をついて出る言葉についていけず首を傾げつつ。]
……子供には手を出さない…なら、敵にもまわらん
[と、ポツリ]
[イレーナの手の内にあるランプと、その言葉に瞬いて。
静かな笑みを浮かべ、それを受け取る]
…ありがとう。
[それだけを告げて、店を出た。
色取り取りのランプに照らされた道を広場に向けて歩き出す。
人混みは相変わらずの量ではあったが、纏う緑はきっと見える筈。
見えたならば間違える筈もない。
ディナ・シーがフェアリ・ライドの時に纏う緑の外套]
[…誤爆さえなければ、だが]
[…ランプを持って、彼は出ていった]
…せめて、お祭が終わるまでは…
夢を見ても、良いじゃない…?
[闇を奔る風、白銀の甲冑…
その場に佇んでいたが…出店を任せていたことに気付き、店を出る。
店にはガラスのベルの音と、淡いランプの光だけが残った]
近眼じゃなかったはずだが……。
身体は三歳児っつー厄介モンだからな。
[なんかさらっと、とんでもない事を]
隔離結界は檻。
村から出られないのは、俺ともう一人を押し込めるための結界。
その二つの接点。そこに衝撃を与える事で、ぶち破ろうって作戦なんだよ。
……その上で。
バカ親父を引きずり出して、ぶん殴れれば、と思っちゃいる。
[一息で言った後、ぽつりと付け加えられた言葉に、笑んで]
……さんきゅ。それで、十分だ。
困った親父だな…さすが仮想エーリッヒ
[青年はそう苦笑し…ユリアンの視線を追えば……]
なるほど…作戦は考えているんだな…
…………上手くやることだ…そうじゃないとあの子が泣く
[――――そこにはミリィ――――]
[理由なんて、ゆっくり答えている時間はなくて。]
―――私が、妖精だからっ!
[説得している時間はない――ならば、見せればいい。]
『ぽふり』
[元の姿に戻り、主の首からタイをしゅるり解いて。
たんっ、と後ろに飛び、振り向きざま大きく窓を開け放して。叫ぶ。]
お願い――もう人間を連れて行かないで!
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