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あ……
[幼い声と共に、千恵ちゃんが現れる。
神楽ちゃんは下がる]
証拠を探すなら、私なりにやってみる。
手伝うわ。
……最後に彼、礼斗君を見たのは。公園よ。
[そう伝えると、神楽ちゃんは公園の方に去っていった]
千恵ちゃん。
[心底嬉しそうな顔で駆け寄ってきた子を拒む事はできなくて、
私は千恵ちゃんをぎゅうと抱きしめた。
もしこの子や伽矢が憑かれているなら。私が出来る事。
いいえ、母として、縁者としてしなくてはならない事は只一つ。
とりつかれた子を解放しなくてはならない]
まぁ、こればっかりは調べるしかねぇわな。
[通りすがりに桜を見上げる。
住宅地へ続く路、その手前まで来て足を止めた]
……まぁ、それはそうと。
いい加減に、自覚してもらえねぇかな。
[声は困惑する内側に向けて]
─上空─
[まずは北地区を旋回し、従妹の姿を捜す。
路地などもくまなく捜したが、見つけることは出来なかった]
……マーキングし忘れたままだったのが痛いな。
つっても、オレのチカラはそれに向かないっぽいんだけどさ。
[軽く眉根を寄せて呟く。
見えぬ壁に沿いながら、今度は住宅街の方へと翔けた]
───中央公園───
……。
[油断無く辺りを見渡して、慎重に周りの気配を探った。
さすがに、上空は警戒範囲外だが。
そして、桜の樹の近くで、待望の姿を見つけた]
史さん!……で、いいんですよね?
[そこに駆け寄りながら、懐から扇子を取り出して、彼に向けて突きつけた]
まず、問います。
あなたは、私の敵?味方?
出来れば、あなたが憑魔だったとしても、今は私と手を組んでくれたほうが得策だと思いますが、如何です?
―瑞穂の家前―
[ぎゅっと百華にされると、心底嬉しそうな顔をする。
あったかい、うれしい。
ごろごろと百華に擦り寄った。]
……ちえ、はやくおうちにかえりたい。
[安心したから、本心はぽつりと零れ落ちた。
神楽が離れてゆくのに気がつくと、あっと小さく声を上げる。]
かぐねえちゃ、どこいくの?
ちえも、かやにいちゃとみずねえちゃ、さがしにいく!
おばちゃもいこう?
[じっとしていられないのは元々の性分で。
去り行く神楽の後を追うように、てってっとうさぎと後を追おうとした。]
[掛かる声を聞いて、ちらとそちらを見る。
が、足は再び進み出した。
向きを変えて、水道のある方向へと進んだ]
……さぁね。
お前と同じ存在であることは確かだが。
まったく話が見えねぇな。
なにが得策だって?
うん、帰りたいね。 おばちゃんも帰りたいよ。
[目の前で人を刺したというのに、まだ近づいてくれる姪。
憑魔の演技?
そんな事は考えたくなくて、姪の髪に頬擦りをする]
うん。 そうね、さがそう。
伽矢と、彼らと会って話したい。
……瑞穂ちゃんは。
[しばし躊躇い、伝える]
瑞穂ねぇちゃんはね、壁を通り抜けて、遠い所にいっちゃったの。
[千恵ちゃんの手を握ると、意を決した。
礼斗君が命がけで成そうとした事を引き継ぐ為。
彼が何か痕跡を残している事を祈りながら、公園へ歩いた。
包丁は、姪と繋ぐ手の反対に握り締めたまま]
─ビジネス街上空─
[見えぬ壁側から中央に向けて虱潰しに捜して。
途中にあるビルの屋上へと降り立つ]
……上から捜すにしても、時間食うな。
入れ違いに移動してたらいたちごっこだし。
……音は、空気の振動、なんだったか?
[オレが扱えるチカラ、空気を操るチカラを応用して、オレは可聴範囲を広げようと試みる。
慣れない使い方でもあるため、調整には時間がかかるだろうか]
同じ存在?
[史人の言葉に鸚鵡返しに答える]
司……ってことかしらね。
その言葉が本当ならば、嘘から出た真実だったってことかな。
良ければ、司として何をしていたか聞いていいかな?
見つけるモノならば、誰を判断していたのか?
守るモノならば、誰を守護していたのか?をね。
[答えてくれたとしても本当かどうかは知らないが、それなりの判断材料にはなりうる]
それから、誰かが来るかも知れないから早めにすませておくけれども、私とあなた以外は、3人しかいないの。
伽矢。千恵。それとあのおばさん。どう見ても強固なグループでしょ?一応、揺らがせておいたけれども、どうなるか分からないから、私とあなたで手を組んでおけば少しは対抗できる手段にならないかしら?
[百華が雪夜を殺した事実は、心の奥の奥に自然と潜めていた。
それよりも、嬉しいが先だし、大きいかった為。
子供のこころは上手に出来ている。
ほお擦りが嬉しくてほふりと微笑んだ。
繋いだ手の反対には、絵本を持って。
百華と一緒に歩き始める。
足はやっぱり遅いから、急いた神楽とはだいぶ距離が離れてしまうのだが。
比喩された表現は、そのまま受け取ってしまいきょとんとして。]
……ねえちゃ、ひとりでさきにかえっちゃったの?
いいなぁ……。
あれ、でもみずねえちゃのおうち、そこなのに。
[へんなの?と小さく首をかしげる。うさぎもいっしょに首を傾げた。]
[問いにすぐには答えず、水道の蛇口を捻る。
温い水が流れ出した]
……。
[ポケットを探り、流れる水の真下へ置いた。
すいと目を細め、手を翳す。
――ぴし、と音が鳴る。
ナイフの上に咲く、白い氷花]
と、見ての通りだが。
[そこで漸く、巫女を振り返った]
最初は礼斗緋文。次に黒江瑶子。
どちらも白。
回答はこれでいいか。
手を組む、ねぇ。
……囮になれって意味なら、お断りだが。
[探るように、その目を見る]
……まぁ、確かに厄介じゃぁあるな。
[ぽつぽつと歩く。
神楽を追うのは、こころの何処かが『つかさ』と囁いているからでもあった。
つかさ、ひょーま、どちらもわるもの。
少なくとも、自分の中ではそのままで。
さっき聞こえた言葉も、ちらりと首をもたげる。
千恵か、伽矢がひょーま。
かやにいちゃがひょーま?
ちえも、ひょーま?
頭の中ではてながたくさん飛んでゆく。]
ううん、違うの。
瑞穂ねえちゃんは帰ったんじゃないの。
おしごと、しにいったんだよ。
[せめて、安らかな最期だったらいいのだけれど。
姪が一生懸命歩いているのはわかっていたから、彼女に合わせて歩む。
が、私は途中ではたと立ち止まる。
この子は瑞穂ちゃんの死を知らない……?
いえ、憑魔が死を知っているとは限らない。
それとも知らないフリをしているだけ?
でも、この子が憑魔なら、何故二人きりなのに私を襲わない?
……いいえ、伽矢だって私を襲わなかった。
そうよ、子供達はきっと憑魔じゃなくって、残る彼が……
立ち止まったまま、頭をぐるぐると思考がめぐる]
[史人の行動を眺め]
───そういう芸当ね。
[納得はした。
憑魔がそういうことが出来ないという可能性は無いのだが、とりあえず信用はしよう]
ええ。
私もそのどちらかで考えていた。
もし、あなたがどちらかを判断していれば、分かりやすかったんですけどねえ?
ま。泣き言はいいわ。
あなたはどちらが怪しいと思う?少し判断材料があるならちょうだい。
ああ。私の能力からの判断材料もあげる。
無表情な女の子───黒……江って言ったっけ?あの子は普通の子じゃなく、憑魔には殺されなかった。
ひふみんとみずちーは憑魔に殺された。
さて。思い浮かぶことはあるかしら?
─ビジネス街・ビルの屋上─
[周囲の空気を細かく震わせる。
その震わせる速度を速めたり遅めたりしながら、オレは調整を取って行った]
………あまり遠すぎるのは無理、だな。
人が居そうなのは……中央広場か。
[はっきりした声や音は掴むことが出来なかった。
かろうじて捉えたのは、人が動く時に空気を震わせる、物理的なもの。
翠の瞳は、先程立ち去った中央広場へと向いた]
…近くまで行って様子見るか。
[再びオレは足元で圧縮した空気を破裂させる。
宙を翔け、中央広場傍の高めの建物の上へと降り立った]
─ →ビジネス街・中央広場傍─
それから、囮になんてしないわよ。
手を組むってのはそのまま、後ろを預けるに近いまでをお願いするの。
……もしも、あなたが憑魔ならば、他の全員がいなくなってから改めて勝負しましょう?
はん。
んなこと言われてもねぇ。
憑魔はお前が全て浄化するんじゃなかったのか。
[どちらかを見ていれば、などと言われれば鼻を鳴らす]
……そうかい。
[瑶子の名前が出され、内側に揺れる気配。
軽く息を吐いた]
……あぁ。
あの女のガキはよく知らねぇが。
礼斗緋文を殺したのは、男のガキの方だった。
おしごと?そっかぁ……じゃぁ、しょうがないね。
[言われると納得したというように、微笑んで見上げる。
百華の表情の変化は、不思議そうにきょとと見上げるだけ。
胸中を窺い知る事が出来るはずもなく。
途中で足が止まったので、自分も一緒に足を止める。
何やら考えている伯母をじっと見つめて。]
ももおばちゃ?
[くいくいと、繋いだ手を引いて呼んだ。
じーっと、伽矢と同じ色の大きな瞳が百華を覗き込んだ。]
─ビジネス街・中央広場傍の建物─
[屋上から中央広場を見下ろす。
桜から離れた場所に、二つの人影を見つけた]
……眼鏡の野郎と巫女か。
一人だったら隙をついて喰ってやるんだが。
[短い舌打ちが漏れた。
彼らの会話までは耳に届いていない。
先程の方法は慣れないのもあって、酷く体力を使う。
ここでチカラを使いすぎるのは抑えておきたかった]
浄化はともかく、判断には困るってことよ。
私だって、無駄に人を殺して確かめたいわけじゃないわよ。
[そう言い返した後に、聞こえる答えには]
充分すぎる判断材料ね。
憑魔に殺された。
伽矢に殺された。
=に近いなら、伽矢を憑魔だと仮定するにはおかしくない。
後は、他の人が納得してくれればいいんですけどね。邪魔が入るようならば、多少厳しいかな。
ん、ごめんね。
ぼーっとしてたみたい。
[手を何度か引っ張られ、ようやく姪の視線に気付いた。
あぁ。この子もそっくり。
……夫の瞳も翠色だった。私は無意識に、唇を舐めた。
再び歩き出してしばらくすると、公園の入り口がかすかに見えた]
[そこまで語り、彼女は初めて]
……ふ!
[司として、人を殺すための能力を発動させた。
先程まで、史人に突きつけていた扇子が、まるで真剣であるかのような迫力をまとわせる。
身体能力も、普段とは比べ物にならないほど高くなっているであろう。
それでも、人を、もしかしたら、司までも食らって力をつけている憑魔に肉薄できるのかは、厳しいであろうことは予想できる事態ではあったが]
─ビジネス街・中央広場傍の建物─
[反対側の通りに視線を向けると、その先からも二つの人影が見えた。
大小ひとつずつの姿。
母親と居たのか、と胸中で思いながら、オレは建物の上から路地裏へと飛び降りる。
足元で弾ける圧縮された空気。
それにより落下速度を減じて危なげなく地面へと降り立った。
そうして、路地から通りへと出て中央広場へ向い歩いて行く]
(この場で襲うのは得策じゃない、か…?
速度を上げて連れ去ればあるいは……。
いや、それも限度があるか)
[声には出さず思案しながら、中央広場へと入って行った]
―中央公園―
[唇を舐める仕草を気に留める事もなく、中央公園に入ると、桜の木の下に人の姿を見かけた。
手を繋いでいるので走り出すことは出来なかったが。]
かぐねえちゃと………ええと、ふみにいちゃ?
[遠いのとあまり会った事がないので識別がきちんと出来ないまま、遠くに居る二人に手を振った。]
……直接あのガキを確かめたわけじゃねぇから、なんとも言えねぇけど。
あいつが言うにゃ「襲われたから殺した」らしいが。
お前の言うことを信じるなら、そういうことになるか。
[女の気配が変わる。
ふ、と息を吐いた]
無茶すんなよ。
さて。
ちょっと誇張したことを叫ばさせて貰うよ。
もし、違って、私が死んだら、勝手にやったということにしておいてね。
[史人に小さくそう語りかけ、すっと息を吸う]
伽矢が最後の憑魔だーーーーーーーーーーーー!!!!
彼を還せば、結界は取り除かれるぞーーーーーーーーーーーーー!!!!!
[と、叫び、小さく笑んだ]
……なーんてね。
[もしも、史人が憑魔ならどうするべきか。
もしも、千恵が憑魔ならどうするべきか。
もしも、百華が憑魔ならどうするべきか。
今はそのようなことを考える必要はない。
可能性が高い、というものを滅せないことに何の意味があるというのか]
[きょと。足を止め、目を瞬かせた。]
?
[唐突な言葉に、不思議そうに神楽をじっと見つめていた。
うさぎは、いつだって物言わぬまま、ただみつめる。]
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