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鳥は絵も描かないし、綿毛も集めない……と思う
[実際に見たこともない知識だけのものだから自信はないが]
…だったら…だったらなんでいってないんだよ
今居るのは空か?違うだろ。俺を次に描くか?…描いたっていけやしねぇ。これから何人何十人描いたってな!
[伝承の通りにすればいけるのか。いけるとしてもそれはいつかは知らないけど、少なくとも絵師が描くことに意味があるのだと思って]
だから…返せ。な?
[アーベルの少し大きくなった声に肩を竦め
ぎゅ、と鞄を胸に抱いて、ふるふると頭を横に振る。]
…いや。
だって、絵師さまが描くのとは違うのだもの。
だからきっと行けるもの。
空で、パパとママも待ってるもの。
[ぐ、と眉を中央に寄せて
アーベルを睨むように見る姿は、拗ねた子供。]
じゃま、しないで。
俺だってなぁ。大概のことなら邪魔したくねえんだよ
親父にも母さんにも怒られるし
[拗ねた子供のように見えるエルザに、苦笑のような嘆息。]
待ってねえよ。封じた心を一箇所に集めて、空にみなで行く
だから独りで言ったって、一人ぼっちだぞ。きっと
[オトフリートにも言われた言葉に、ゆる、と目尻が少し緩んだ。
手の甲でぐしと一度目を擦り、
それでも鞄を抱いた腕に力を入れる。]
いい、の!
もう決めたの!
[ゆっくりと腰を上げようと足に力を入れて
横目で周りを見る。――考えている事なんてバレバレだが。]
[強い眩暈。
ただでさえ遠のきそうな意識で、話の内容が理解できるはずもない。
暫く座ったまま、回復を待った。
地面に手をつき、よろけながらも立ち上がって]
っ!!
[ガンガンと頭の痛みは増す一方。
だが、それでもエルザの言葉は耳に入る。]
っざけんな!! ひとりで外へ出て!!
それからどうすんだよ!!
そんなの…………寂しいじゃねぇかよ!!
[心の限り叫ぶ。その目には涙。]
こんっの…!馬鹿娘が!!!
[決めたというエルザ。
もし、エルザが空にいけたとしても、絵筆が戻れば戻せるのだろうか。それさえもわからないが、それを考える冷静さも消えた]
今まで積み上げられてきた想いを無駄にするのか。エルザの父さんや母さんの想いだってあんだぞ。勝手な行動で死に掛けてるのもいる。だってのにいいわけあるか!!
[エルザに向けたことのないような怒声を発し。肩を掴もうと手を伸ばす]
[ユリアンとアーベルの怒声が重なり
アーベルに肩をつかまれて、目を限界迄見開いた。
小さく震えながら、2人をその眼で、じっと、見る。]
やだ、やだ。
それからとか、わかんない。
むだとか、わかんない。
だって、あたし、もどるんだも、の…っ
[ぐ、と下唇を噛み締めて、
赤く染まった鼻に上がるツーンとした痛みに、耐えた。]
さびしいとか、おもいとか…ひぐっ
[しゃくりあげた。]
…よく、ないです。
[小さく首を振る。
2人よりも、声は弱かった]
ご両親に言われませんでしたか。
他人のものを盗ってはいけないと。
それに、エルザさんの歌が聴けなくなったら、寂しいです。
きっと、みんな。
[ミハエルの声が届いて
そちらへ、下唇を噛んだまま顔を向けた。
声を出そうと口をあければ、
思っている言葉と違う言葉が出てきてしまいそうだったから、
耐えて、耐えて。
鞄を抱いた手の指先が、只でさえ青白いのに
更に力がこめられて真っ白になる。]
[掴んだままエルザを引き寄せる。離さないというように]
いくな…親しいやつが居なくなるのは、あんま好きじゃねえんだよ
エルザだってそうだろ
[エルザの両親のことまではさすがに口に出せなかったが]
わかんないなら教えてやるから。
…それとも俺らといるのは嫌か?一緒に空に行くのは嫌か?
[声が柔らかくなれば、体の震えは止まり]
…一緒にいるのは、嫌じゃないわ?
一緒に行くのも、嫌じゃないわ?
[引寄せ近くへと寄れば、桃色の花の香。
それはあまり、芳しいとは言えない香。
口を開けば、ほろりと、目から水滴が零れた。]
だったら一人でいくなよ
…ほら、ユリアンなんて寂しがって泣いてるぞ
[己の心情を隠すように、あえてユリアンを出し口内でくっくと笑って]
嫌じゃないならいいだろ…?一緒に行ったほうが、きっと楽しいぞ。
[アーベルの肩ごしにユリアンを見て
その目に溜まっている涙に、釣られるようにまたほろりと、
水滴を零した。]
ききゅう、待てなくてごめんなさい。
のせてくれるって、言ってたのに。
[小さく、言う。
暫く黙ってまた鼻を赤くしていたけれど、
大分たってから、頷いた。]
……うん。
じゃあ…かえす。
ちょ、おまっ。……くそ、卑怯だぞ。
[目に浮かんだ涙を拭いて、アーベルに文句を言う。
何時の間にか、頭痛は治まっていた。]
[アーベルから離れると、鞄を開けて手を入れる。
中から現れたのは、
エーリッヒのハンカチに包まれた、つがいの絵筆。
愛しそうに、酩酊したような目でうっとりと
暫くそれを見つめていたけれど、く、と一度唇を噛んで。
手を伸ばして、ミハエルへとそれを、差し出した。]
そうだぞ。ちゃんと謝らないとな。あいつだって少しは傷ついたりするからな
[ユリアンに対して滅茶苦茶失礼なこといいつつ、少し待って頷いたのを見て]
ああ。いい子だ
…っつーことで、ミハエル
[歩み寄るミハエルを見て任せるというように]
[アーベルに頷きを返し。
大事そうに取り出されたハンカチと、それに包まれた2本の絵筆。
少し見つめて]
…ありがとうございます。
[ここに来て初めて、仄かに笑みを見せた。
受け取ろうと両手を伸ばす]
[じいい、とミハエルを、赤くなった目で見つめる。
それから、ゆっくりと。
一本ずつ、剥がす様に、手をはなした。
不安げにミハエルを、
首をめぐらせてアーベルを、ユリアンを見る。]
[一本一本外れる指を黙って待つ。
やがて戻った絵筆を、一度両手で抱くようにして。
見つめる視線には、微笑を浮かべたまま。
片手をエルザの頭に乗せて、撫でるように]
…ん…
[不安げなエルザに微笑と軽い頷きを返して
絵筆がミハエルの手に渡ったのを見届けた後]
…ところで、それでどうやって戻すんだ?
速くしたほうがいいかも
[ギュンターとか、ベアトリーチェとか。
しかしやりかたについては当然でもあるが、絵師…ミハエルに丸投げだった]
[ユリアンの言葉に、こくり、頷き
ミハエルの手が頭に乗れば目を細めて
嬉しそうに、わらった。]
うん。
言うわ、いうわ?
[何時もの笑み、何時もの口ぶり。
ふわりと髪を揺らし、口を開くと。
小さく口の中で、歌を紡ぎ出した。]
ああ、そうしてくれっととんでもなく助かる。
[と、エルザに。
こんなことになる前に。だけども。と心中で後付けする。
何せここ最近……事件があって…ブリジットの手伝いしたり、ブリジットの手伝いしたり…あれ?]
いや、いいのいいの。そんなん気にするような仲でもないだろ
[ミハエルの謝罪の言葉に手をひらひらさせて軽く応じ。]
任せたぞ
[と、エルザの歌声を聞きながら、見送った]
[ミハエルの謝罪にスッと目を細めると]
……なぁ、ミハエル。ひとつ言っとく。
おめーもだ。ひとりで抱え込むんじゃねぇよ。
俺ら、幼馴染だろ。
[そう言ってにかっと笑うと]
さて、んじゃみんなを戻しにいっか。
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