87 紅の宴─人喰らい・鬼殺し─
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それでも…いい。
[ベルナルトを見る白い貌から>>97笑みが消える]
プラーミヤは、それでもいいんだ。
でも、私は、もっと
愉 し み た い。
[だらりと脇に垂らしていた右腕が細い刃を眼前に持ち上げる。ちろりと紅い舌が覗いた]
(103) 2013/09/09(Mon) 22:50:00
ジラントは、メモを貼った。
2013/09/09(Mon) 22:50:55
……何となく、ヤバ気だとは思ってたけど。
こいつ、野放しにしとくのヤバイわ、ホント。
[異国の男と相対しつつ、ぽつり、意識にコエがおちる]
……ま、こっちはどーにか捌く方向に持ってってみるとして。
次の『役回り』、どーすっか、ねぇ。
[『人』を堕として数を減らしていかねばならぬのが、『鬼』の『役回り』。
対峙しつつ、どこを『喰らう』かの思案も巡らせる。
地下墓地のやり取りで、ジラントに思う所はあれど。
今すぐ事を起こす、という思考には至っていない]
……どっか、『喰らい』たい、アテ、あったりする?
(*30) 2013/09/09(Mon) 22:54:34
─ 地下/武器庫 ─
[伸ばした手に触れたのは、刀身が波打った短剣。
重さはそれなりにあるけれど、恐らくは扱い難い部類ではないだろう。
手にしたことで鞘から抜けたそれを再び鞘に収めて、僕は両手でそれを抱えた]
……っ、 ジラント、さん。
[扉の開く音と共に掛けられた声>>101。
それにもビクリと反応して、声の主の名を紡ぐ。
じり、と2人から距離を測るように足を僅かに滑らせ、片目で彼らを交互に見た。
胸の拍動が煩いくらいに早くなり、呼吸は緊張のために浅く細かく繰り返される]
[どちらかをころせば、生き残れる]
[刻まれたナニカが僕に囁いた]
(104) 2013/09/09(Mon) 22:56:47
― 地下/武器庫 ―
[気配の主からの返事は直ぐには来なかった。足音も無かった。
固唾を呑んで、振り向いたその扉の方を目で確かめれば、そこにある人影はサーシャ>>94だと判った。
彼の面持ちの色は自分と同じように強張っているように見えて、けれどもその前髪の所為で幾らか読みにくくもあって。
緊張を解かぬまま、彼>>95の言葉に、静かに頷いてみせた。]
ええ。多分、貴方が思っている通りです。
[この場を訪れたばかりのサーシャに、それでもすぐに刃を向けなかったのは、未だ剣の感触に慣れぬ所為。
むやみやたらに刃を振るうリスクなら――ひとりきりの時なら、猶更――解っている心算だったから。
少し離れた場所から、彼が別の武器に手を伸ばすのを横目に見つつ、この場で手を出せなかった自分の無力を――そんな思考をしている自分を、思う。]
(105) 2013/09/09(Mon) 22:57:32
……おやまあ。
[返された答え>>103に、く、と笑みがもれる]
そおいや、おにーさんは最初からそう言ってたねぇ。
[持ち上がる細い刃。
氷の青が細められる]
……この状況を愉しめる、その意気は買うけどさ。
しょーじき、おにーさん、コワイんよねぇ。
[す、と懐に滑り込む手が愛用の刃を、掴んで]
(106) 2013/09/09(Mon) 23:01:15
……だから。
殺らせて、もらうわ。
[告げる言葉は、ごくあっさりと。
階下から上がってくる者の気配>>93は知ってか知らずか。
踏み込み様、抜き放った刃を男の喉元を狙って横に薙いだ]
(107) 2013/09/09(Mon) 23:01:23
─ 二階・廊下 ─
[武器庫へと向かうつもりで部屋を出た。
が、ふと迷うように足を止めて]
…『鬼』に喰われたと、言っていたよな。
[メイドの告げた、主人の最期を繰り返す。
紅い月を見ただけで、震えが止まらなかった。
そんな自分が武器を持った所で命奪う事が出来るのかという不安が、心の中から拭えない。
『鬼』に喰われたその姿を目に焼き付ければ、或いは、と。
武器庫へ赴くつもりだった足は、転じて三階へと向かった]
(108) 2013/09/09(Mon) 23:01:36
― 二階/客室 ―
[テーブルには水の入ったコップとハンカチが
置かれたままの状態で在る。
コップに手を伸ばして口に運ぶ。
コクンと嚥下した水はぬるみ室温と変わらないけれど
それでも喉を潤すには十分な量だった]
――…は。
[紅い月を思いながら吐き出される息。
胸元に流れる髪が微か揺れた。
落ち着けば心にも余裕出来て]
あ。
[大広間に父からの頼まれものを忘れてきたことに気付いた]
(109) 2013/09/09(Mon) 23:02:27
― 階段/三階近く ―
[話し声>>97>>103がする。
あと二段で階段を上り切るというところで、その事に気づいた]
……誰だろ。
[2つともあまり聞き覚えのない声だった。と言っても、覚える程話した人も数名くらいなものだけれど。
手すりに手を掛けつつ、少し背伸びをして、三階の廊下に顔だけを出してみた。
2人とも見える距離にいるだろうか]
(110) 2013/09/09(Mon) 23:03:34
― 地下/武器庫 ―
[サーシャに掛ける言葉無いまま、剣の重みを確かめていれば、別の男>>101の声もまたその場に響いた。
強張った顔のまま、扉の方を目で追った。]
ジラント、さん。
そうね。そう、ですよね。貴方も、武器を。
…………
[同じくジラントの名を紡いだサーシャ>>104の方を一瞥する。
彼らがこの場で組むことがあるか否かは、その様子からは知れなかった、が。
それでも緊張を、微かな怯えを覚えたのは、荒事に慣れぬ、しかも女の身ゆえ。
たったひとりと対峙するとしても、この剣で叶うかは解らない。それでも――。]
(111) 2013/09/09(Mon) 23:06:45
[肩を竦める青年>>*28に返す笑みは柔らか。
それはメーフィエ>>*25が感じる隔たりを、更に増すことになったかもしれない、が]
えぇ。
ベルナルト程ではないでしょうが、私も多少は慣れていますから。
[彼女>>*26の笑顔に、穏やかな笑みを返す。
自分が慣れている荒事は、青年とはまた違うものだろうけれど。
それでも、殺されると思ったことは、あったから]
(*31) 2013/09/09(Mon) 23:11:16
─ 地下/武器庫 ─
[向けられる声>>105を聞いて片目をメーフィエへと向ける。
彼女が持つのは僕が持つものよりも刃が長そうだ。
女性の身に扱えるものなのかとも思ったが、僕が手にしたものを考えるとリーチに劣るかも知れない。
いつの間にか、思考はルールに縛られ、そんなことを考えるようになっていた]
……皆考えることは一緒、か。
そうですよね、『ゲーム』が、始まったんだから。
自分でどうにかするしかない。
[考える。
どうすれば生き延びられるかを。
考える。
どうすれば彼女らをころすことが出来るかを。
僕は今、冷静で居るかどうかの自信は無い。
そんな人間がどれだけ居るのかも分からない。
ただ、為すべきことを、しなければ]
(112) 2013/09/09(Mon) 23:14:42
[僕は両手で抱えていた短剣の柄を、右手でしっかりと握った]
(113) 2013/09/09(Mon) 23:14:48
あははっ!
[喉元を狙って閃く刃>>107を、プラーミヤは避けることなく、左の腕を上げることによって受け止める。
横薙ぎにされた鋭い切っ先は、乾いた血を貼付けた赤紫の袖とその下の骨ばった腕を深く切り裂いた]
いた、い…
[プラーミヤはうっとりと呟いて、ぺろりと舌を舐め]
(114) 2013/09/09(Mon) 23:17:02
[まず目についたのは、メーフィエの握り締めた剣。
ついで、サーシャが手にした短剣。]
……ま、そういうこった。
[メーフィエの問いかけには肯定を返すも。]
ああ……言っとくが、俺はあんたらとは今は殺りあう気はないぞ。
そっちがかかってくるなら別だが、な。
ま、あんたたちが殺りあうなら勝手にすりゃいいさ。
[そう告げて、二人を警戒しながら物色を始める。]
(115) 2013/09/09(Mon) 23:17:49
[男が狙うのはただひとつの獲物のみ。
それ以外に今は興味はない。]
(116) 2013/09/09(Mon) 23:19:22
[歩きながら、聞こえたコエ>>*30に軽く、瞬く。
誰のことかと問うより先、大広間で彼と対峙していた相手が浮かび]
大丈夫、ですか?
[『鬼』として対峙している訳ではないのだろう、青年に問うコエを向け。
元々三階へと向けていた足の速度を緩めることなく、続く質問を聞いて]
…そう、ですね。
アテはありませんが…誰か、選ばないと。
[『ゲーム』のルールを思い返す。
『鬼』にとって邪魔な存在がいるはず、それが誰なのか解れば、とは思うが自分には解らなくて]
(*32) 2013/09/09(Mon) 23:19:56
― 客室→大広間 ―
[書斎に入らぬ娘の靴に赤は無い。
空になったコップを手にしたまま客室を出る。
廊下を歩み、階段を下りて大広間の扉を潜った。
暖炉の傍に置かれたソファー。
その足元、暖炉の火をソファーが遮る場所に置かれた籠。
それを見つけるとほっとした表情が、浮かんだ]
よかった。
[籠に掛かる布を指先で摘み捲る。
中にはたっぷりの山の幸が入っているが
それも熱と時間が負担となったかしなびていた]
ああ……。
[残念そうな声が漏れるのは頼まれたものをダメにしてしまったせい]
(117) 2013/09/09(Mon) 23:21:16
[次の瞬間には、表情を消した黒い瞳が、ベルナルトを鋭く見つめて、近付いた男の右肩を貫かんと右上から細い刃を振り下ろす]
(118) 2013/09/09(Mon) 23:21:38
─ 階段・二階→三階 ─
…あれ、は…
キリル、さん?
[階段を上がっていくと、あと数段で上がりきるところに立ち止まっている姿>>110が見えて。
何をしているのだろうかと、こちらも足を止めて見上げた。
声をかけようとして、けれどキリルがもしも武器を持っていたら、と。
そう考えると、躊躇の間が開いた。
階上から何か聞こえるなら、それも途切れるけれど]
(119) 2013/09/09(Mon) 23:23:47
─ 地下/武器庫 ─
[短剣の柄を握り締めたその時、ジラントからの声>>115が耳に届く。
鞘から引き抜かんとしていた右手が、ピタリと止まった]
……そう、ですか。
…ジラントさん。
その理由、聞いても良いですか。
[傍目冷静にも見えるジラントを片目で見詰め、矛先を向けない理由を問う。
ころすなら誰でも良いと考えている僕との差異は何なのか、それが気になった]
(120) 2013/09/09(Mon) 23:25:21
[「そういう生き方しかできなかった」と返すベルナルト>>*28には、その時、返す言葉が見つからなかった。
ただ、そうなの、と小さく零すくらいしかできなかった。
そんな彼は、今、別の「危険な」誰かと対峙していると、伝い聞こえたコエ>>*30から察せられる。
あの時「多少は慣れている」と笑んで返していたアレクセイ>>*31もまた、今、似たような事態に遭っている可能性がある。
彼らに「助けて」を紡ぐことは、今のメーフィエにはできなかった。]
今の所、アテがある……っていうのは無いんだけど。
危なそうな人が、見つかったら、言うよ。
[誰が『鬼』にとって邪魔なのか、この時はまだ判らないまま。
返す答えは、ひどく頼りない響きになっていた。]
(*33) 2013/09/09(Mon) 23:28:12
― 大広間 ―
[指先がしおれた山の幸を避ければ
籠の底にそれを取るために使った道具が在る。
怪我せぬ為にある丈夫な手袋と共に
それを摘み取る為に必要なナイフが鞘におさめられていて]
――…。
[鞘を撫でて止まる指先。
生きる為に殺す事を、考えている自分に気付く。
その考えを嫌悪するのにそうあるべきとも思う]
《ルール》なら――…
[仕方ない、と己に言い聞かせナイフの柄を握った]
(121) 2013/09/09(Mon) 23:28:38
[喉を狙った一撃は、掲げられた腕から紅を散らすのみ。>>114]
……痛いって言いながら嬉しがるのって、なんなの。
そーゆーシュミなわけっ!?
[どこか呆れたように言いながら、態勢を整えるべく刃を引き戻す。
同時、思うのは、この男をこのままにしておくのは危険だ、という意識]
……ある意味、いっちばんやべぇよな、こう言うのが。
[ぽつり、と呟く所に迫る、刃。>>118
避けるのはできなくはない、が、それは思考しなかった。
敢えて肩に刃を受けながら距離を維持し、左手に持ち替えた刃を男の胸へと向けて繰り出す。
確実に仕留めるならば、多少の傷は厭わない、のは、この手の荒事では常のことだった]
(122) 2013/09/09(Mon) 23:29:57
ああ……これにすっかね。
[男が手を伸ばした先には、普段使っているのと似たような刃渡りの鉈。
手にとって重さを確かめていれば、サーシャの問う声>>120。]
んー……?
―――とびきりの獲物がいるもんで、な。
[あの青を思えば、自然、口の端がゆるく上がった。]
(123) 2013/09/09(Mon) 23:30:59
サーシャは、メモを貼った。
2013/09/09(Mon) 23:33:37
……ま、何とかなるっつーか、何とかする。
しねぇと、色々と厄介だしな。
[大丈夫かと問うアレクセイ>>*32には、大雑把な答えを返す。
程なく、その視界には状況が映るのだろうが]
……アテがないのは、ま、仕方ないわな。
向こうだって、わざわざ出てくるとは思えねぇけど……ヒント掴んだら、報告するってことで。
[メーフィエ>>*33の言葉に、軽い調子で提案を投げて、それから]
ま、目星がつかないんなら、落としやすそうなところから狙うのもありかな。
一人でいそうな女の子とか。
[言いながら、浮かべるのは、一人旅をしていた、という少女の姿]
(*34) 2013/09/09(Mon) 23:35:23
[肩を狙った細い刃が、肉を穿つ感触に、表情無いまま、黒い瞳が見開かれる]
はあ…
[濡れる、紅く濡れて行く]
はあ…は…
[大きく喘ぎながら、ぐいと、更に刃を押し込もうとするその胸に、躊躇いなく繰り出される二度目の刃>>122]
(124) 2013/09/09(Mon) 23:36:50
─ 地下/武器庫 ─
[答えと共に持ち上がるジラントの口端>>123。
それを見て、僕は瞳を僅かに細めた]
獲物……。
決めた相手が居る、ってことですか。
とびきりって、何を以てそう思ったんです?
[少なくとも僕とメーフィエが今、彼の狙う対象ではないことははっきりした。
けれどそう断言した理由が見えなくて、もう一度ジラントに問いを重ねる]
(125) 2013/09/09(Mon) 23:36:53
― 地下/武器庫 ―
[サーシャ>>112に対し、頷くでもなく、ただ是を示すように小さく声をあげた。
「自分でどうにかするしかない」と。その言葉を、自分でも内心で繰り返して。]
…………… ひとりで、やるしか、ないんですよね。
[そう呟いた時、ふっと思い出されたのは、彼が特に気に掛けているように見えたひとの存在。
もしかしたら――と、問いを紡ぎかけ、けれど今は再び唇を閉ざす。
ジラント>>115の返答に、引っ掛かりを覚えたから。
一先ず彼の得物がメーフィエ自身に、またサーシャに向かってくることはないと察しながらも。]
……………なんで、
[先に問うたのはサーシャ>>120の方。
彼へのジラントの答えに耳を傾けながら、少し長めの剣にもう片手を添えた。]
(126) 2013/09/09(Mon) 23:37:46
オリガは、メモを貼った。
2013/09/09(Mon) 23:39:58
…何とかする、って。
無茶しないで下さいよ。
頼りにしているんですから。
[コエ>>*34に対して勝手を言いながらも、思念に滲むは案じる心。
自分が向かっている先に彼が居ることにはまだ気付かない。
同じく、メーフィエが現在どんな思いをしているのかも。
話題が次のアテに対してに移れば、思考は一旦そちらに動いて]
あぁ…そうですね。
抵抗されて正体を知られる心配もなさそうですし。
[男性相手では、力で負けてしまうかもしれない、と。
その不安は表に出すこと無く、同意を返した]
(*35) 2013/09/09(Mon) 23:42:32
[短剣を引き抜く暇はない、そのままベルナルトを突き飛ばして避けるのが唯一の方法…の、筈だったが]
あ、は…!
[また笑みを浮かべたプラーミヤが、その刃を掴み、そのまま、手の平を引き裂きながら、左の胸に刃は届く]
いたい、いたい…あ、あ…
[手の平と胸から、紅をとめどなく流しながら、プラーミヤは、尚嗤う]
(127) 2013/09/09(Mon) 23:43:07
― 階段/三階近く ―
……あ、始まってる。
[そこにいたどちらも、未だ名前を知らない人だった。
声の内容は良く聞こえないけれど、互いが持っている何かが煌めくのが見える。多分、刃物だろう。
そんな折、近づく気配>>119にボクは気付いて振り向いた]
あ、アレクセイさん。おはようございます。
[正しい挨拶かは分からないけど、とりあえず寝て起きた後だからそう言って]
(128) 2013/09/09(Mon) 23:43:18
今、上がらない方がいいかもですよぉ。
[続けて人差し指を立て、唇にあてる。
すぐ近くで殺し合いがあっているのに、随分と呑気に映るかも知れないけれど。
だってあまり知らない2人同士の争いだし、今のボクには関係のない事だ。何かあって巻き込まれない限りは]
(129) 2013/09/09(Mon) 23:43:31
(130) 2013/09/09(Mon) 23:45:21
……猟師の、勘、ってヤツ?
[再度の問>>125、サーシャへと明確な笑みを浮かべる。
男にだって、この左目がどうなっているのか正確にはわからない。
ただ、理解してるのは獲物が鬼ということのみ。
そして、そのことを今は誰にも明かす気もない。]
(131) 2013/09/09(Mon) 23:46:14
[無茶に関しては現在進行中のため、返答はしなかった。
……思わぬ自体に、できなかった、というのが正しいか]
ん、じゃ。
そういう事で。
[返された言葉>>*35の隠れた意図には気づかぬまま。
短い言葉を一つ、返す]
(*36) 2013/09/09(Mon) 23:46:44
― 大広間 ―
[腰のベルトに慣れた手つきでナイフを装備する。
利き手である右のやや後ろ目にそなえるのは
山を歩く時に邪魔にならないよう自然と身についたもの]
勿体無いけど、これも処分しておかなきゃ。
――…これ以上置いておいても腐らせてしまうだけ。
[籠の中にある山の幸を見詰めて、また吐息を漏らす]
(132) 2013/09/09(Mon) 23:47:30
[白い貌から嗤いが消えて、冷たい黒が、青い瞳を間近から覗き込み]
困ったことに「こういう趣味」なんだ、プラーミヤは。
[少しも困ってはいない口調で囁いた]
(133) 2013/09/09(Mon) 23:49:55
……んなっ!?
[繰り出した刃から伝わるのは、確かな手応え。>>127
だが、それを確たるものとしたのは、短剣を突き立てられた男自身の手で]
……ちょっ……なんなんだよ、こいつっ!
[困惑はある──が、刃を引く事はなく。
一転、落ち着いた様子のささやき声>>133に、は、と言いつつ青を瞬いた]
(134) 2013/09/09(Mon) 23:51:30
─ 階段・二→三階 ─
[こちらは上からの物音は耳に届くか届かぬかと言った所で立ち止まっていたから、キリルと違い状況はまだ知らず。
振り向いた「彼女」があまりにも普通だったから、余計に状況把握は遅れた]
え、あ。
おはよう、ございます。
[向けられた挨拶>>128も、何もおきていないような声音。
立ち止まっていた理由を問うことも忘れ、こちらも挨拶を返して。
階段を上がりながら、キリルに此処に居る理由を問おうとした、ところで]
はい?
[人差し指を唇にあて、弱い制止>>129を向けられて瞬く。
何故、と問うより先に嗤い声>>127が耳に入ってきた]
(135) 2013/09/09(Mon) 23:53:52
─ 地下/武器庫 ─
[猟師の勘。
その言葉と共に向けられた明確な笑み>>131。
僕はどうにも納得が出来なかった。
隠れていない右目がジラントに対して猜疑の色を含む]
勘の割に、自信を持って言うんですね。
”とびきりの獲物”って。
………何か隠してませんか?
[何故だろう、気に食わない。
分からないことだらけの中で、この男は何かを知っている。
そんな風に思えて、何かを知ることに対する羨望と、何も分からない僕自身に腹立たしさを覚えた。
どうして、この人だけ。
ぐるぐると内を巡る感情は、次第にどす黒いものに彩られていく]
(136) 2013/09/09(Mon) 23:54:09
― 地下/武器庫 ―
[「とびきりの獲物が」と、口の端上げながらジラント>>123が答えたことに、メーフィエは瞬いた。
その言葉の意味は、まだはっきりとは察せられないが――。
問い重ねたサーシャの方も一瞥してから、鉈を手にしたジラントを、小さく息を呑んで見詰めた。]
勘、ですか。
なんだか、良く判らない、けど……。
[そして聞くことのできた言葉>>131からもまた、その具体的なところは掴めなかった。
笑みだとはっきり判る表情で、けれど端的に伝えられた答え。
問い質したところで教えてくれるようなものではないだろうと想像はつく。
それ故に、無用にこちらから問うことはしなかった。]
(137) 2013/09/09(Mon) 23:54:35
…………。
しょーじき、それ。
そういわれて納得できねぇっつーか。
……そも、アンタ、一体なんなのよ……。
[問いかけながらも、刃には、力がかかる。
確実な止めを狙い、短剣を回して抉りこもうとする動きは、阻まれるか、否か]
(138) 2013/09/09(Mon) 23:56:13
でも、私は、お前の血の方が良い。…よかった……
[熱を帯びた口調で、囁きながら、ノアは、こぽりと、血を唇から溢れさせた*]
(139) 2013/09/09(Mon) 23:58:17
え…
[聞こえた声は、あまりに常軌を逸しているように思えた。
今行われている『ゲーム』自体、常軌を逸しているといえばそう、だが]
──…ベルナルトさん!?
[更に聞こえた声>>134に、自分が抱いた印象にそぐわぬ困惑が乗っているのに気付くと、キリルの横を通りぬけて階上へと向かい]
(140) 2013/09/09(Mon) 23:58:20
[目の前のジラントの「勘」の意味するところを見抜けぬ故に、ベルナルト>>*34のコエに対して異議を述べることはしなかった。
その言葉から誰を襲おうとしているかは見当がつく。]
それでいいと、思う、よ。
あの子だって殺すべきなんだって、解ってる、から……。
(*37) 2013/09/09(Mon) 23:58:32
[コップと籠を持ち直し厨房を覗く。
メイドの姿を見つけると声かけてコップを返した。
本来ならば洗ってしまうまでするのだけど
ゲームに関わらぬご用向きは、と言っていたからそれに甘える]
これ、捨てさせて下さいね。
――…此処でいいのかしら。
[ダストボックスを指さして
返事があるとしなびた野草のみをその中へ]
(141) 2013/09/09(Mon) 23:59:37
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