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[邪魔になってはいけないと、どうにか立ち上がる。
と同時に周囲に氷が煌き降り注いだ。
それはそのまま結界となって]
あ、ミハエルさん。
[安堵の表情を浮かべ一つ息を吐いた。
それからスッと表情を変え、戦い続ける竜魔を見つめ]
……んなっ……。
[不意に消えた標的にたたらを踏む。
次に気配を感じたのは、背後。
とっさに身を翻そうとするものの僅か及ばず。
背に走る、痛み。
低く呻きながらも、強引に身体の向きを変えて正面から対峙しつつ]
……大人しく……。
[低い、呟き]
……しろっつうの!
[音が聞こえる。
間違うことは無い。その方向へと進んだ。
ナターリエとブリジットからは少し離れた場所。
目など見えずとも、行われていることは理解して]
二人を止めて
[静かな声で、呟いた。
同時に、根が動く。それは今まで以上のスピードで成長しふたつに別れ、二人の足元へ、地中から向かった。
地上に出たときには、その足を絡め取るために。]
[擦りむいた膝に手を当てていたが、近付く気配に振り向いて]
ナタ・リェさん?
今は近付かない方がいいよ!
[危険を知らせるための声。
咄嗟にナタ・リェを止るよう動こうと]
……あまり、一斉に集まって力を使うと
空間に干渉するのではないか……?
……既に手遅れのようにも思える、が。
彼奴はそれが目的なのか……?
[グラスの水を飲み干し、グラスはテラスへ置き去りに
階下へ向かう。
しかし、外へは出ずに広間へ]
姫、外で暴れている馬鹿が居るようですので、お気を付け下さい。
[ちょいちょい、と見上げる小動物の鼻先を撫でて。
やってきたミハエルが相変わらず姫呼ばわりするので呆れたように肩をすくめ]
…お前は、相変わらずしつこいなー…。
[時の竜の背に振り下ろされる白刃、間に合わず、散る赤]
―――やめてっ…!
[眩暈は、血の匂いか。その背に走る痛みへか。
悲鳴にも似た波紋が広がる――全ての動きを麻痺させようと。
影精の少女の制止も、*耳に入らずに*]
[鎖は弾き切れはせず、]
[後ろに退がるも右腕を捕らえ]
[足は地を走る根に絡め取られる]
" ―― USY ohA#h mRu! "
[嫌悪の感情がはっきりと滲む声]
[其れは何時かの騒動の時に似て]
[ギチ][ギシ]
[奇妙な音が幾重にも連なり]
[左肩から幾本も伸びるは鋼の蛇]
[鋭き身を持った其れらが周囲にある全てを薙ぎ払わんと]
……では、ヘルガ様。
[屋外からは、麒麟の悲鳴と
這う樹の根が地を轟かす音、
それに併せ、精霊には馴染みの無い金属音が聞こえる]
嫁入り前ですから、ご自愛下さいませ。
どうでもよろしいですが、この騒動で、動じない焔竜殿も大概ですねえ。
[なんだか、寝てるっぽいダーヴィッドに、ちょっと呆れた視線を向けた]
あぁ、もうっ!
[一気に集まる力に。
本能的に均衡を取ろうとして結界から一歩出る]
[でも今は。ここに馴染み揺れている今は。
その力は望んだとおりに動くことなく]
[「何処か」と飲み込まれてゆく力。
どこへどう作用したのかも分からずに。
正面から受けた波紋の影響をモロに被り、その場に崩れ落ちた]
ったく!
[苛立ちを込めた言葉は、何へと向けられしものか。
少なくとも、動きを封じる木の根に何割かが向いていたのは確かだが]
……エターナル・ロンド、守護方陣!
[周囲へ向かう鋼の蛇、それが他を傷つけぬように。
二筋の鎖の一方で、守りの陣を巡らせる]
おや、私は一応、警戒はしていますよ?
ほら、こんなところで、うっかり時空の穴が開いたら、気を抜いてる方から吸い込まれてしまいそうですし。
それこそ眠ったままむこうに落ちたりしたら、頭を打ちそうじゃないですか。
[ミハエルの視線の意を正確に受け取って、口にしたのは、さすが心の魔、とは誰も褒めてくれないだろう]
そうかそうか。
それでダーヴィッドが向こうへ飛ばされて頭を打ったら、私はお前を真っ先に疑うとしよう。
[では失礼、と断り
ハインリヒを押しのけて窓から飛び出した。]
……っ
[ふたつ共に根は傷ついて、消える。
悲鳴は落ちなかった。]
いい加減に、してくれない?
[どこかぷつんといったらしい。
周りの樹、草に、その力は影響する。
ざわりと成長をして]
ここで戦うなって言ってるんだけど
[樹が揺れる。葉が伸び、舞う。
赤い瞳のまま、二人の間にたがわず割り込んだ。]
[熱い――]
[人の形を残した胸の痣の疼きに、思う]
" fst uS......! "
[声に呼応して、]
[周囲が“変わる”]
[地は抉れ][樹は枯れ][風は止む]
[鎖に囚われた腕の質量が増大して]
[其れらを喰らったかの如く、]
[束縛を打ち破り其処に現れるのは百獣の王]
[陣を打ち破らんと牙を剥く]
…別に嫁入りすると言った覚えはないが。
[憮然とした表情で、小さいのを眺める]
大体、別にどうしようとおまえに咎がいくわけでもあるまいに。
何をそんなに気にするんだ。
……。
[しばらく風を繰っていたが、なかなか上手く行かない]
どーも上手く行かんな。
ここが”複写”された場所だからなのか、他の要因が関わってるのか。
[霧の中、流れ出た風はあちこちを彷徨っていることだろう。考え込んでいたところでミハエルによって窓から押し退けられた]
でっ!
わざわざここから行くのかよっ!
[ドアから出れば良いだろうに、と続けるが、この言葉も先程の叫びにも、ミハエルのことだから返答はしないだろうか]
[なんだかここの窓はドアのようだなと思いながらミハエルが出ていくのを眺める。
小さくないて尻尾を丸めた様子に首をかしげて]
…?
どうしたー…。
[ちょいちょい、と首をくすぐって首をかしげた]
るっせえな!
俺だって、好きでやってる訳じゃねぇっ!
[飛び込む緑に向けて、いつになく鋭く怒鳴りつつ。
傷の痛みはおして、ただ、光鎖を繰る事に意識を向ける。
『機鋼』属、その暴走だけはさせまい、と。
もしも過剰な力が生ずるならば己が内へ──虚無へと喰らう覚悟も固めつつ。
異眸が見据えるのは、鋼の獅子]
そういう性分なのです。
[ヘルガにだけは応え
ハインリヒの予想通りに、彼を丸ごと無視して飛び出して駆け出して行き、アーベルにもリックにもオトフリートへも目をくれずに掛け付け
へたり込んだブリジットを背後から抱える。]
どっちもどっちに決まってるでしょう。
[ナターリエの声にも止まらぬ彼ら、そして自分。
リック自身は理由までも理解している。
――動かしているのが自分ではないような、そんな感覚。まだ身体の中の種に、動きを奪われているという。
互いに互いを狙いあう。その様子に、進むのはアーベルの――獅子の方へ。
止められる対象であるほうを、その身体で止めようと、走って、手を伸ばした。]
――…、
[荒い息が落ちる]
……解っている、
[目の前のものに対してだけではなく、]
[けれど特定の何かに対してでもない。]
[夜闇と蒼穹、異なる青は何処を視るか]
[鋼の獣が吼える、]
[――生けるものとは異なるコエ]
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