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[ヒサタカ、いやヒサタカに憑いた者の声に眉を寄せる。
マトモな声が出せないこの状況では確かに八方塞に近いのだが]
神宮司先輩。
必要なら前出ますけど。
[負けず嫌いな部分がムクムクと浮かび上がってくる。
それでもまだ動くことはできる、とばかりに複製たちを睨んで]
!?
[言い当てられ、息を飲む。そう言う類のものなのかと割り切れたのは、内なる知識が助けたか]
無駄かどうかは、やってみなきゃ分からんぜ!
選択肢はどっちもお断りだ!!
[降ろした九尾を後ろへと庇い、間合いを詰めてくる複製へと注意を向ける]
前出るよりも、逃げるタイミング見とけ。
戦力的にどうやっても対抗すんのは難しい。
[璃佳を抱える啓子に、後ろを見ずにそう告げる。久鷹から感じられる属は、金。ここに居る者の属では比和か相手の相生になるだけで、お世辞にも有利とは言えない]
[予測通りだ。
内心でほくそ笑む。サキのようなタイプは思考を読まれ
・・・
たと勘違いしてしまえば、一気に決着をつけようと動くと思っていた。案の定複製に注意を向けている。その後の行動パターンは幾つか考えているが、おそらく当てはまるだろう。
次にケイコだが、こちらはほとんど無視でいい。昨日の戦いの報告は受けているため、彼女が戦力にはならないのは把握済みだ。万が一技を使おうとも、低レベルの一撃が良いところだろう。
問題は――]
(俺の半心である九尾とマリーか)
[半心は手の内がわかってるとして、マリーの余力が一番のネックだろう]
(それでも俺は敗れないがな!)
[この布陣を引けた時点で、それは確定事項なのだ]
…………るな。
[彼女の口がボソリと動く。肩を震わせ、俯いたままの顔から表情は読めない。
周りが怪訝そうに見ていると、キッと顔を上げる。
その目は涙をポロポロと零しているが、しっかりとヒサタカ(?)を見据え]
フザケるな!!
ヒサタカはそんな髪型にしたりしない!
ヒサタカはそんな喋り方したりしない!
ヒサタカはそんな邪に笑ったりしない!
ヒサタカを返せ。この偽者!!
[そう叫ぶと、右手で地面にメガトンパンチと同時に水気開放。
五方の複製の足元からすべてを呑み込む漆黒の水が口を開け、虚無に返す。
同時に、水気をすべて使い切った彼女の意識も途切れて、ぐらりと崩れ落ちる。]
んん〜……いいね。恋人を奪われて奏でられる絶叫。まるで最高のシンフォニーだ。
[本当にマリーの絶叫に酔っているように空を仰ぎ]
ああ、そうそう。ケイコ、逃げるタイミングなんて俺は作らないから、素直に死んでおけ――。
[そして邪悪な笑みが耳まで口を裂いた――瞬間]
ぐ、が!?
[突然久鷹が苦しみだした]
貴様……まだ消えて……。くそ! 力を使った影響か……! こんな……圧倒的有利の状況で……!
[久鷹は、体をくの字にして苦痛に耐えている]
[体内からナニカが食い破ろうとしているような感覚に、内臓が不快感を訴える。食堂を通して、胃液が逆流して口内に満ちた。
その苦い味を唾とともに吐き出した時、マリーの一撃が周囲に満ちた]
ちぃ! 最後まで俺の邪魔をするか! このくそアマがぁ!
[すでに精神的、肉体的な余裕はなかった。サキ達の動きなどまったく見ずに、指を鳴らした。
刹那、一斉に複製がマリー達に飛び掛った]
[苦しむ久鷹に僅かな隙を見出したか]
はあっ!!
[気合一発、瓦割りの要領で真下の地面を拳で打ち付ける。瞬間、璃佳を抱える啓子やマリー、九尾の周囲に岩石の壁が競り上がった。
その中で複製はマリーに一点集中で襲い掛かっていて]
舐めてんじゃ、ねぇぞ!
[一足飛びに間合いを詰めると、その中の一体──不運にも恭也だったり──に対し後ろ蹴りを放った]
くぅ……。それを……待っていた……!
[苦しみながらも、視線は常にサキを捕らえていた。それは唯一攻撃にでるであろう彼女の一撃合わせたトラップ――。
五人の姿はそれぞれが高圧縮された電子の塊であり、一人が破壊されれば連続して残る四体が誘爆し、五人は骨も残らない――筈であった。
だが、体内からの痛みは、そんな集中しておかなければ作れない複製への集中力を削ぎ、ただの爆弾程度の破壊力しか生み出さないものへと変化していた。
サキの一撃が命中した瞬間、久鷹は電子の足場を作るや上空へと離脱した]
・・・・
くぅ……。くそ、くそ、くそ! ヒサタカめ! もう少しだったものを……。
[背後から爆発音が響く。だが結果を確認する余裕なく、久鷹は*飛び去った*]
[蹴り飛ばした途端、蹴り足の先で複製が破裂した]
っ!!
”硬”!!
[咄嗟に身体の表面に土を纏い、その硬度を上げる。しかし連鎖反応で爆ぜる五体の複製の威力を全て殺ぐことは出来ず。顔の前で腕をクロスさせた状態で軽く後ろへ吹き飛ばされた]
ぐあっ!
…ってぇ〜!
[痛いと声を出せるぐらいで済んだのは、『霊亀』を宿していたお蔭であろう]
[強固な岩石の壁に走らせた金属は、磁力を帯びた爆発の衝撃のいくらかを逸らし逃がす役目も果たしただろうか。
揺さぶられるような感覚が抜けた後、周囲を見てもヒサタカ(に憑依したもの)の姿は見えず。
我知らず、深い溜息を*ついていた*]
っ、ちっくしょ。
[吹き飛ばされた地面から起き上がり、ふるりと頭を振る。見れば既に久鷹の姿は無く。とりあえず命拾いはしたな、と天を仰いだ]
あ゛ー、ったく。
話し合いどころじゃなくなってるじゃねぇか。
[隆起させた岩石を均しながら、溜息混じりに呟いた]
…とにかく、一旦体勢整えないとな。
啓子、マリーを頼む。
寮に連れ帰って休ませてやってくれ。
璃佳はアタシが運んでおく。
[サキが張り、ケイコが補強した土壁の中。意識なく倒れ伏せる彼女の頬を涙が伝う。]
…………。(ぽふぽふ
[彼女のそばでキューちゃんは、先ほど自身がしてもらっていたように彼女の頭を*撫でていたか*。]
[啓子から璃佳を受け取り抱え上げて。マリーを連れて行くのを見送ってから、離れていくマリーを不安げに見詰めている九尾へと向き直る]
…何があったか、教えてくれるか?
[その問いに頷く九尾。その仕草に頷き返すと、璃佳を『隔離の陣』へ運ぼうと移動を開始した]
…今行くところは、九尾は入らない方が良い。
少し離れた場所で待っててくれ。
運び終えたらアタシの家に行こう。
[他の四瑞に九尾を会わせてしまったら、どうなるかは目に見えている。隠し通せるとは思っていないが、対面させるよりは良いだろう、と考え。屋上の入り口で九尾を待たせ、璃佳を『隔離の陣』の中へと*運び入れた*]
……おや、まぁ。
[ 全ての終わった後に訪れた場所。
風から木の気脈を辿り、視た光景に
驚き――というにはやる気のない声を零した。
口端を持ち上げ、象るは、笑み ]
だから、向かないつったのになぁ。
[ 話し合いなどという面倒な事にならず、僥幸だ。
その場が持たれたなら、利用する気ではいたが ]
ま。
面白くはなりそうですかね。
[ もう一つの気を探り終え、
闇を払い、眼を昏い碧へと還す。
此方も、そろそろ出番かな。
呟いて、陽炎に揺らぐ町並みに*消えた* ]
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