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この村にも恐るべき“人狼”の噂が流れてきた。ひそかに人間と入れ替わり、夜になると人間を襲うという魔物。不安に駆られた村人たちは、集会所へと集まるのだった……。
1人目、自衛団長 ギュンター がやってきました。
召集をかけたものの、まだ集まってはおらぬか……。
とはいえ、どこまで真実かもわからぬ噂、焦る事もなかろうて。 全員集まるまで、ゆっくり待つとするかの。
村の設定が変更されました。
Schwarzes・Meteor ルール・エリア
進行上必須となるバトルのルールのみ転載いたします。
それ以外の設定に関しては、必要に応じてwikiをご参照ください。
疑問点がありましたら、メモにてどうぞ。
ログ更新リミットに関しては特に設けませんが、
【03:00にはバトル終了、吊り襲撃設定完了を目標に! 起きていられない人は、バトル当事者以外に委任して速やかに寝ましょう! 】
バトル手順
・1日に起こせるバトルは最大2戦。メモを利用して事前にカードを相談し、自然な流れでバトルに突入。
・対になる相手への挑戦は基本的に不可能(流れと状況次第ではゴーサインもあり)。
・一人のPCの連戦は、PL負担の点からやや非推奨。展開的に自然で負担にならない場合はこの限りではない。
・バトルに使用できる発言は全員一律10発言。pt消費量やactには特に制限なし。
★決着までの流れ
バトル開始5発言目以降、一方が決着判定ロールを宣言(メモで実行宣言後、発言に絡める、という流れで)。
※5発言目、というのは、PC一人の発言数での事です。05/10発言以降、ということで!
決着判定ロールは、流れの上で自然な形で止めの一撃を繰り出そうとするという描写を絡めて行なってください。
相手は当たるか打ち返すかを決めてそれを宣言。
打ち返しの場合、先に仕掛けた方がそれに当たるかどうかを決めて、カウンター敗北希望の場合はそれを宣言(この場合は、その時点で勝敗決定)。
・当たる場合:当たった方が敗者。吊りor襲撃の対象に
・打ち返す場合:1d20でランダム勝負。数値で勝った方が勝利。敗者は吊りor襲撃の対象に
・同数の場合は、相打ち(吊り襲撃を対象二人にそろえる)
・当事者二人の正式な同意があれば、ランダムせずに相打ちもOK
・バトルが一戦しかなく、相打ちでなかった場合、吊りは敗者に。その場合の襲撃の処理は、流れに応じて相談しつつ、決定を。
・バトル二戦発生して一方が相打ちの場合は、次のどれかで対処。こちらも相談しつつ、状況に応じて対応を。
a相打ちを優先して、もう一方は回収システムの不調などの理由をつけて隔離スペース行きが遅れた事にして翌日に結果(吊り襲撃)を回す。翌日のバトルは一戦のみ
b連続コミットで三人まとめて隔離に送る
c相打ち側に身代わり乱入し、乱入者ともう一戦の敗者を隔離スペースへ
・バトル勝者は、以降のバトルでダイス目に+2の修正値を加えられる。
身代わりシステム
・同一チーム同士、狂信者→狼、妖狐→興味を抱いた1PCにのみ可能。
・妖狐→狂信者はありだが、妖狐は誰からも身代わりを受けられない。
・狩人→共有者の身代わりはGJ発生。
・共有者は狩人GJ以外の身代わりはうけられない。
・共有者→狩人の身代わりは不可能。
・身代わりへの身代わり重ねは不可能。
・一人のPCが受けられる身代わりは一度だけ。
★発生までの流れ
ダイスによる決着判定後、身代わり可能者がメモないしactでその旨を宣言する。
身代わりの対象者は、受けるかどうかを選択可能。
※ストーリーの盛り上がり的に受けない方が美味しい、と思ったらそのまま敗北してもOKです。逆に「ここで落ちたらやばいから」という場合は素直にうけときましょう。
妖狐入りなので、手数計算も考慮に入れて計画的(?)に。
・受ける場合:身代わり宣言者がバトルに乱入。方法は問わず。各PCの設定にあわせつつ、上手く辻褄合わせて下さい。回想を絡めて強引に駆けつけておくとかもありですので。
身代わり乱入者の敗北ロールのための発言制限は、庇われた相手の残り発言数に準拠。
バトル勝者側は、残りの発言数内で、身代わり欄入者への勝利ロールを展開。
バトル後、身代わり乱入者を吊り・襲撃の対象とする。
・受けない場合:そのまま、バトル進行。敗者を吊り・襲撃に当てて終了。
進行について
2日目以降、24コミット進行となります。
朝更新ですので、アンカー可能な方はメモにて名乗り上げお願いいたします。
『Notfall──緊急事態』
それが何故起きたのか、何者が起こしたのか。
それを知りうる者は、恐らく存在しない。
ただ、その日起きたそれは紛れもない『緊急事態』であり。
多くのモノに急激な──急激過ぎる変化をもたらした。
……即ち。
『Weltsturz──世界崩壊』
始まりは小さな地震。
それは徐々に大きくなり。
とある瞬間に、弾けた。
『世界軸の崩壊』と、もっともらしい説が説かれるようになるのは、それから大分後の話。
それが何故引き起こされたのかもわからぬまま、世界は『割れた』。
『Weltfortpflanzung──世界再生』
……だが、『割れた』世界は死には至らず。
様々な因子を取り込み、自らを癒そうと試みた。
周囲にあるモノを無作為に引き寄せ、取り込み、それによって欠けた部分を埋める、という方法で。
『世界という巨大生物』が発揮した生存本能は、同種の存在の持つ、異なる因子をも貪欲に取り込み。
そして、世界は『再生』──否。
『Mutation──突然変異』
『変異』を引き起こしつつ、新たに『生まれた』。
世界全土を襲った未曾有の大災害。
環境は大きく変化し、ヒトの生存可能地域は大きく狭まる事となる。
それまでの環境が破壊された事に加え、それまではなかった──架空の世界でのみ存在すると見なされていたモノが当たり前に出現するようになった事が、その大きな原因となっていた。
それは、例えば神話の悪魔であり、伝説の妖精であり。
或いは、遥かに進歩を遂げた技術であり。
渾然一体、正に世界規模での『突然変異』。
それはやがて、住人たちにも影響を及ぼし──
特異な力を持つ者が生まれ、また、新たな技術を解析して用いる者が現れ。
いつか、世界は『力ある者』が優位に立つ、という構図の下に動くようになっていた。
『Herrscher──支配者』
『力ある者』たちは集い、『勢力』を構成し、弱者を統率しようと試みる。
そんな中、突出した力を示し多くを従えたのが『アルトゥル=ウルリヒ』と名乗る人物だった。
過去については、全くもって不祥。
わかっている事といえば、その戦闘能力とカリスマ性、そして政治的手腕が異常に特化している、という事実のみ。
彼は多くの力ある者を束ね、一つの組織を作り上げる。
弱者を統率し、世界を安定させるのだと。
それが真意か否かは定かではないものの、それを思想として掲げる組織を。
漆黒の流星──『Schwarzes・Meteor』と名づけられた彼らは、その力を持って瞬く間に世界の頂点へと登りつめた……が。
『Widerstandsmacht──反抗勢力』
強すぎる力は、反発を生むのが、常。
アルトゥルの思想に反した者、その思想によって何かを失った者。
そんな者たちが集い、やがて、独自の勢力を興す。
そうして興された組織間においても、必ずしも協調のみが発揮されるわけではなく。
反目や対立、権謀術策の交差する中、世界はいつか、『力ある者』たちの戦場と化していた。
『Spiel──『遊戯』』
……そんな、世界において。
『Schwarzes・Meteor』は、その強大さを見せ付けるが如く、不定期に『遊戯』と呼ばれる『イベント』を開いていた。
強力な結界によって閉鎖した地域に、『力ある者』たちを集め、戦わせるという『見世物』。
反目した組織に属する者、或いは、組織に叛意を抱いた者。
組織の柵に囚われずに生きる者や独自の目的を持つ者などを無作為に集めて戦わせる。
『総帥』アルトゥルの気まぐれによって始まったそれはいつか、見せしめ的な意味合いをも併せ持つようになり。
『Schwarzes・Meteor』の力を誇示するが如く、より強大な力を持つ者を集めて行われるようになっていった。
……そしてまた、一つ。
新たな『遊戯場』が築かれる。
『Schwarzes・Meteor──漆黒流星』
……Obwohl ich es anfange, ist es gut?
2人目、小説家 ブリジット がやってきました。
[生成りの壁を
淡い朱に染めあげる
硝子窓越しの夕陽。
初春の緑を宿した瞳を細め、
残り四段というところで、
強く、地を蹴った。
上履きの薄い靴底と硬い床が擦れ合い音をつくり出す。]
ふう、
[頭上から、諌めるような声。
左足を軸にして振り返る。
タータンチェックのスカートが弧を描いた。
肩から提げた鞄はしっかり肘で押さえている。
見上げた先には、同じ装いの少女が二人。逆光になりその顔は見えないが、腰に手を当てる所作は、呆れを示しているようだった。]
だって、このほうが早いから。
[返答に、悪びれたいろはない。
相手からも、彼女の表情は見えないだろう。]
[学校は、『変異』の後にも残された、日常を象徴する空間だった。
そして彼女――ブリジット=エメスは、その空間に属する、学生の一人だ。
限りなく黒に近い紺の制服に、ゆったりとしたセーター、プリーツスカートの下には黒のタイツ。学校指定の鞄には、幾つもの飾りが付けられている。
その風体だけを見れば、半世紀前には当然のように見られた少女らと、なんら変わりはない。
けれども、それまでの非日常、「有り得ない」とされていたものが現実化した世界では、その「日常」の世界は逆に、異質な存在となる。
力の有無が優位を決める競争の社会において、人類が今までに積み上げてきた学びの教育など、慰めにもならないのだから。或いはいっそ、娯楽とも言えようか。
何にせよ、以前と比べ、その意義を失っているのは確かだ。
かつての在り方を求めようとする空間は、既に変貌してしまった現実とは相容れず、低迷している。]
[されど、温室に暮らす少女らに、それは関係の無い事。
幾たびか交えられる、他愛のない会話。]
わたし?
わたしは、もういかないといけないから。
[誘いに対して、緩く首を傾げる。
細く編まれた髪が頬に流れた。]
うん、
それじゃあ。
[淡い笑みが形作られる。]
お疲れ様。
[微笑を湛えたまま、ばいばい、と顔の脇に上げた右手を軽く振って、ブリジットは、教室に戻る級友を見送った。
二つの足音が遠ざかるにつれて、辺りにはしじまが満ちてゆく。
放課後の校舎に、生の気配は薄かった。]
――……………、
[薄くあいた唇から零れかけた歌は、すぐに止んだ。
眼を伏せ、踵を返して廊下を歩む。
寂寂とした空間。昇降口には濃い陰が下り色は失われて、下駄箱前で足を止め、俯いた彼女にも同様に影を落とす。
白の上履きから黒のスニーカーに履き替え、外へと踏み出した。
陽が落ちるのは早く、朱空は瞬く間に藍紫に暮れゆく。吐き出す息は、薄っすらと白を帯びている。
光の下では輝く稲穂の髪も、闇の中では淀んだ汚泥の色。
冴えた眸の緑が想起させるのは冷たい冬。
青藍のセーターは鈍色へと移り変わるも、黒へと沈んだ紺の地に白のラインが引かれたセーラーカラーには、一層、似合いにすら見えた。
映えるのは、リボンの赤ばかり。
深い深い、赤。]
[世界が薄闇に包まれた頃、
鞄から小刻みな振動が伝わる。
ポケットから端末を取り出すと、過剰な程に付けられた装飾がぶつかり合った。
液晶の画面に浮かぶ、無機質な文字の連なり。
発信者は不明。
止む気配は無い。
片手で折り畳まれた機体を開く。耳元に添え、指先にストラップの一本を絡めた。
赤い紐の先に付いた鈴が揺れる。
一日の終わりを告げる鐘が鳴り響く。
*静寂は、打ち破られた。*]
3人目、青年 アーベル がやってきました。
[自分が生まれるより前の世界に何があったとか。
世界が変わった理由とか。
そんな事は、基本的にどうでもいい。
その辺の事を問題として定義しろと言われたら……強いて言うなら、一つだけ。
そのせいで、自分が『化け物』として生まれた、という事くらい。
……つまりは、言っても仕方ないし、意味もない。
だから、考えても、どうにもならない、という事で……]
っとに……しつこいんだよ……。
[路地裏に響く、声。しかし、そこに『人』の姿はない。
闇の中に浮かび上がるのは翼を持つ銀色の獣。
それは低い唸り声を一つ上げると地を蹴り、跳んだ。
前方に待ち構える者たちへ向けて、その爪を振るう――と見せかけ、直前で高く飛ぶ。
月光の下に舞う、銀。
光を弾くそれは美しくも、異様で]
ちっ……数だけはいやがるな。
[上から確認した相手の数に、苛立ちを帯びた声がもれる。
このまま強行突破するか、と考えたのだが、得策ではなさそうだった]
仕方ねえ……。
[少し減らすか、と呟いて、地へと降りる。
着地点近辺にいた追手には、急降下の勢いをのせた爪の一閃をお見舞いして、ひとまずの安全を確保したところで]
[銀色の羽が散り、現れたのは蒼い髪の青年。
蒼の瞳が周囲を取り巻く者たちに向けられ、そして]
Reine Luft……Anfang
[低い呟き。
右の手首に巻かれていた細い糸が震えた。
しゅるり、と意思あるもののように動き出したそれに意識を凝らしつつ、一つ、息を吐いて]
……死にたいヤツ以外は、道を開けなっ!
[宣言と共に、走り出す。同時に振られる、右の手]
Ein Faden geworden die Klinge!
[言葉に応じるように、糸が震える。
言葉は糸に念を伝え、糸はそれに従い、鋭い刃の切れ味を備えた]
[ヒュン、という、空を切る音と共に、糸が舞う。
左から右へ、横薙ぎの一閃。
そこから、紅の尾を引きつつ、斜め上へと、糸が跳ねる。
取り巻く者たちの一角が崩れ、その一点を突いて駆け抜ける。
だが、相手も大人しくこちらを逃がす気はないらしい]
……っとに、今日はいつになくしつっこいな……。
[そんな、愚痴めいた呟きを漏らしつつ、周囲を見回す。
離脱するには、相手の指揮系統を乱すべきか、と考えて。
指揮官らしい身形の男に視線を向ける]
そこを潰して……。
[さっさと抜ける、という呟きは飲み込み。
そちらへ向けて走り出す。
右の手首に無造作に絡まった糸が、月の光を弾いた]
……いよっと!
[掛け声と共に、狙うのは足元。
いきなり態勢を崩してのスライディングで、フェイントをかけながら蹴りを放つ。
一撃で転ばせられるとは思っていない──が、バランスを崩させる事ができたなら、それで十分]
せいっ!
[左側へと抜けつつ素早く態勢を立て直し、右手を振るう。
ヒュッ、と風を切る音が響き、糸が舞った。
糸はよろめいた男の首へと絡みつく]
Erstarren Sie!
[言葉と共に、糸は刃から硬質のワイヤーへとその質を変え。
立ち上がりつつ、首を捕らえたそれを両手に持ち、きつく締め上げる]
俺を相手にするのに、首回りノーガードとか。
……お気楽な事で。
[低く言いつつ、にぃ、と笑う。
そのまま一気に締め上げにかかろう、と力を込めた時。
声が、聞こえた]
「……アル兄っ!」
[聞こえてきたのは、覚えのある……どころか、日常聞き慣れた声。
はっ、と声の聞こえて来た方――上を見上げたなら、目に入るのは]
なっ……。
[廃墟と化した、ビルの上。
そこに、拘束された少年の姿が見える。
路地裏で面倒を見ている、子供たちの一人だ。
その少年を抑えているのは、今、自身が捕らえた男と良く似た出で立ちの男。
どうやら、こちらはおとり、あちらが本命、という事らしい]
「無駄な抵抗はしない事だ、『銀翼の孤狼』。
君が『招待』に応じてくれるのであれば、この少年に危害を加える事はしない」
……ちっ……。
[さすがいい根性してやがる、と吐き捨てる。
相手の数、人質の存在。
どう見てもどう考えても、こちらに選択の余地は──ない]
……わぁったよ……。
その代わり。
「その代わり?」
……ガキどもには……手ぇ、出すんじゃねぇ。
[低い呟きに、男は低く笑いながら頷き、少年がアル兄、と不安げな声を上げた]
んな、情けない声、上げんな!
……心配すんな、必ず帰る。それまで、チビども頼むぞ。
[静かな言葉に少年はこくり、と頷き。
男が楽しげに笑うのが、やけにはっきりと見えた。
それを、苛立たしげに睨み付ける胸元で、クロームシルバーのロザリオが微かに月光を弾いて煌めいた]
■名前:アーベル=シュトゥルムヴィント Abel=Sturmwind
■年齢:23歳
■通り名:銀翼の孤狼
■武装:糸(アクティブ・ワイヤー『ラインルフト』)
■スタイル:精神感応で変化する糸と体術による近接戦特化型。遠距離対応不可能。獣化時(翼のみの部分獣化も含む)は空中戦も可能
■特殊能力:糸の変化・操作に用いる微弱な念動力と生来能力による獣化(翼狼態への変化が可能)。
身体の部分獣化(爪のみ・翼のみなど)も可能。部分・完全時問わず、獣化時は糸の念動操作不可。
■その他情報:とある裏通りで暮らす、ストリートキッズのリーダー格。
翼を持つ銀色の狼に変身する能力を持ち、微弱な念動力の才もある。
生来の能力故に親に捨てられ、幼い頃から裏通りで生きてきた。
変身能力は、誕生時に発生した突然変異能力。
人為的に与えられた形跡はなく、両親共にそういった能力を持ち合わせてはいない事から、新種の能力の第一世代として各方面からマークされている模様。
自由奔放、大雑把。束縛と面倒を何よりも嫌う気質により他者に媚びる事はなく、その事と獣化時の姿からついた二つ名が『銀翼の孤狼』。
─中央部建物・広間─
……んで?
[住み慣れた……というか、駆け回り慣れた裏通りから連れてこられた建物の広間。
そこで見せられた自分の個人データのファイルを横目で見つつ、無愛想な声で問う]
あぁ? これで間違いないかって……。
間違ってるっつったら、帰してくれんの?
[苛立ちを帯びた声で問うのに、男はひょい、と肩を竦めるのみ。
余裕を感じさせる様子に、また、苛立ちが募った]
ちっ……っとに、気にいらねぇ……。
[その苛立ちに任せて吐き捨ててから]
で、俺にここで何をしろって?
[低い声で、問う。
男は後で説明する、とだけ返し。
それから、今いるフロアの上に個室が用意されている事を伝えると、広間を出て行った]
……っとに……ついてねぇ……。
[その気配が完全に途切れたところで。
ぽつり、こんな呟きが*零れて消えた*]
村の設定が変更されました。
4人目、研究生 エーリッヒ がやってきました。
[余韻を響かせて。
何処か遠くから、高く小さく届く調に、
底に沈んでいた意識を引き起こされる。
目蓋の下に伏せられた翠を微かに震わせて、ゆるりと持ち上げた。
さらりと翠を隠す様に零れ落ちる金を、右の指先で掬い上げて
残る腕の中に納まったままの、活字の並ぶ紙面を閉じる。]
…――誰か、来た?
[いつの間にか転寝に移ていたらしい、
どうせ暇つぶしに読んでいたものだ、然したる支障も無いけれど。
誰に投げる訳でも無い問いを零しながら、小さく吐息を零す。
――遠く奥底で響いた音は、もう聴こえない。]
[瞬間。
計らったように、静かな音を立てて扉が開く。
然程驚愕の様子も見せずに、ゆるりと翠を向けた先、
佇む人物を認めて無意識にか、其処で漸く僅か見開いた。
――尤も、その些細な変化にすら、
目前の相手は恐らく気付く筈も無いだろうけれど。]
…、何か、御用ですか。
[しかし返る応えはただ端的に、ついて来い、とだけ。
要点すら掴めない言葉に一度瞬くも、不平を告げる事もなく。
硬い緋色の表紙を持った其れを脇に退けて、無言で立ち上がる。
拒否するも逆らうも、何の意味を成さないのは十分に承知している。
それに喩えば相手が誰であろうと――心当たりは存分に或るのだし]
[一冊の本を残して、殺風景とも言える部屋から
二つの人影がゆっくりと姿を消した。
静かに、外界と隔てる扉が閉じる。]
[静けさを取り戻した室内に、再びただ一度。
何処か遠く向こう、高く。 白金の韻が小さく*鳴いた*]
5人目、職人見習い ユリアン がやってきました。
[朝の喧騒][街は騒がしく] [けれど活気があって]
[なぁ][猫の鳴き声]
……請壞、藍苺……不過後邊稍微讓睡覺…。
[旧時代、"香港"と呼ばれた街にあったフラットによく似た部屋]
[臥舖の上、薄い布に包まる青少年の寝ぼけた声]
[草苺の紅と藍苺の紫、左右違う瞳の黒い仔猫]
[みぁう][不満そうに、青少年の上に飛び乗った]
……哎呀,哎呀…!!明白了喲、起來、起來喲!
[不満たらたら、猫に文字通り叩き起こされた不機嫌な青少年の瞳もまた]
[漆とも鴉とも違う][蒼混じる消炭の黒耀]
−華街:集合居塔一室−
[くぁ。青少年は、欠伸をひとつ]
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