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そして、物語は動き出す。
目覚めたものが何処へ向かうか、それは一人一人の思うがままに。
どうやらこの中には、村人が5名、占い師が1名、霊能者が1名、聖痕者が1名、狂信者が1名、共鳴者が2名、呪狼が1名、智狼が1名いるようだ。
幼き機鋼の竜。
それが上げた『声』は力となりて、周囲の力の流れと干渉しあう。
歪みを飲み込み、飲み込まれ。
肥大化した『創造』が引き起こしたのは、『複製』、或いは『複写』と呼ばれる現象。
切り離されつつあった館周辺はそのままに。
しかし、異なる位相には、同じ館が生み出され。
それはそれで大事ながら、しかし、通常であれば、大して事でもないはず……なのだが。
そこには一つ、問題点が発生していた。
[名を呼んだ声は異変にかき消されて。
何がなにやら判らぬまでも、彼の仔が落ち着かぬ事には理由も聞けないであろうと、うろたえるセレスへと両の腕を伸ばす]
セレス、どうか落ち着いて…
[宥める波紋を声に乗せて、少しでも心鎮めさせんと囁く]
[走りこんだ森の中。
一端足を止め、空を見上げてフルリと首を振った]
ええと、集中しなきゃ。
辿りたいのはミハエルさんの気配…。
[瞼を伏せて、歩き出す]
――広間――
[リックの声に]
そうだよね。ハーヴェイさんもカミーラさんも
凄い人だから、任せて安心だよね。
[自分に言い聞かせるように言う]
[ふと、何か違和感みたいものを感じた気がするが、
いまいち何が起こったのかよくわからなくて、首をかしげた]
あー、そこの人。
僕にもさっぱりわからないんだ。何があったんだ?
[見た瞬間「あ、この人僕と同類だ」と感じたオジサンの
問いには答えられなかった]
[響く、セレスの──機鋼竜の咆哮。
直後に感じた、空間の強い歪み]
……ったあ……。
んっとに、ロクな事おこりゃしねぇな……。
[思わず愚痴を零しつつ、周囲を見回す。
感じるのは、空間位相の違和。何か、どこか違う空間の感触]
[なんだか空気がブレたような感覚を受けた。寝転がった状態で訝しげに首を巡らす。部屋のどこかで風が慌てふためく気配を感じた]
……こりゃー、”変なこと”が起きた、ってことかね。
[よっ、と言う掛け声と共にようやく起き上がる。まだ背中に痛みは残るも、動けないほどではない]
何か起きたってのは事実らしい。
[己の問いに分からないと返してきた青年にそう返す。返した相手が同類であることは今気付いたか]
[上空で各方面の出歯亀行為を続けていたが]
あら? あらら?
[空間の複写で、切り貼りされるセカイ
それと件の時空迷路が干渉したのか、バグが発生し]
これはまた、うっかりしてたなぁ
[ポリポリと頬を掻いている。でも、時空王様。なんで貴女そんな楽しそうなんですか?]
……大丈夫、そなたは独りではありませぬ。
わたくしもオト殿も側にいます。
[身体に回した手で、とんとんと背を優しく叩く]
それに、力持つ方々も…ここにはたくさんおいでです。
落ち着いて、皆に何があったかを話していただけませぬか。
[力の源を辿り、やがて目に入った光景]
[既視感と共に感じもしない頭痛を覚える]
機鋼の竜に、
天聖の獣か……、
また、奇異な縁だな。
[時空王様がフヨフヨと浮かぶ空。そこは切り取られた空間ゆえ、星も月もなく、おそらくこのままならば太陽も昇らないだろう]
[でもそんなの関係ねぇ(ぇぇっ]
…ん?
あれ、なんだこれ…。
[空間の揺らぎに気づいたのか目をあげて。
真剣な顔を台無しにするのは、ほっぺについた生クリーム。]
いったぁい。
[目を閉じて歩いていればある意味当然。まぁ、精霊なのに気配で避けられないのは微妙だったかもしれないが]
えと、こっちの方。
ミハエルさん、どこー?
[声を上げながら再び歩き始めた]
[なんだかボロボロになっているオジサンに近づく。
起き上がるときに手を貸したかもしれない]
たぶんね。何か変なことが外で起きているみたいね。
それよりオジサン、大丈夫?
なんか凄い負傷してるけど。
[知り合いに気を取られ、ハインリヒがボコられているのに全然気づいてなかった]
……はぅ……うん。
[優しい言葉に、こくこく、と頷いて。
不意に感じた二つの気配に、きょと、と瞬き一つ。
一つは知らぬ気配だが、もう一つは]
……あーべる。
[同じ属を持つ、魔の青年]
……っと。
[取りあえず、セレスは任せても大丈夫か、と。
思った矢先に感じたのは、嫌な話だが見知った気配]
……出やがった。
[扱いの酷さが半端ないです。
ともあれ、その後を追うよに、中へと]
[微かに感じた心の魔の気配は、新たなる声と気配――そして血の残り香にかき消されて。
先程とは違う意味の震えが、抱く仔に伝わる]
アーベル殿、その手は…!
[白より蒼白い顔色で、それでも倒れぬは心配が先に立つが故に]
[まずは、何かの力が開放された事に身構えたミハエルだったが、樹上であることを忘れていた。
滑り落ちたが、別の枝を掴んで落下を止めた。]
[ぶらーん]
[声がする]
……ブリジット?
……相変わらずよく食うね。
[もぐもぐ中だったダーヴィッドにはすこーしだけ呆れた声。起き上がる際、先程の青年に手を差し出されていることに気付くと礼を言いつつ手を借りる]
お、すまんね。
……まぁ、このくらいの怪我はある意味慣れたと言うか……。
[何か物凄く遠い目をした]
とりあえず死にやしねぇから大丈夫。
外に関しては、出てった連中に話聞くのが一番かね。
久しいね。
[仔竜への挨拶は短く、]
……君らだけでもなさそうだね。
随分と、知った気配が――……
[三対のうち、一つのちから]
[されど感じるのは異質さ]
ノイ、ではないか。
……嗚呼。 すまなかった。
“虚のいとし子”もいるのだろう。
事情は其方から聞く事にする。
[バツの悪そうに、若干、早まる口調]
[言うなり力の集う方角へと向かおうと]
うん、久しぶり。
[こく、と頷く。
見知ったものの姿に、大分落ち着いてきたようで]
……知ってるけど、知らない、力。
これ、『精神』?
ひゃっ!
[真上から降ってきた声と、姿。
流石にビックリして小さな悲鳴を上げた]
あっ、ミハエルさん!良かった!!
クレメンスさんまで涌いたから。
[直前の時空竜の言葉に思いっきり影響されました]
どうしようかと思ったー!
[そこで漸く息を吐いて。相手の姿に目をパチクリ]
…あれ、何でそっちの姿なの?
[ダーヴィッドの存在に今はじめて気がついた]
あ、ダーヴィッドさんまでいる。何だ、この屋敷。
それにしてもよく食べるね。
[目の前のオジサンと同じ感想を持った]
それにしても、オジサン。
その怪我に慣れちゃ、結構まずいんじゃない?
いつか死ぬよ…
きっともうすぐハーヴェイさんが帰ってくるから
そしたら詳しい事情を聞けばい――
[更に続けようとしたが、入口の方で声が聞こえて
振り返り、身体が強張る]
クレメンスさん!
[反射的にリックの前に出て、クレメンスから庇うような体勢を取る]
[悲鳴のよな問いに返る答えはなく。
機鋼の魔から零れた声に、その傍らにあるはずの心竜がおらぬ事にようやく気付いた]
ノイ殿…はお見かけしておりませぬ。
そなたも、逸れられ―…
[蒼白で途切れそな呟きは、バツの悪そな様子に途切れて。
去ろうとする背に手を伸ばすも、くらりと眩暈がして手は届かず]
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