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そして、物語は動き出す。
目覚めたものが何処へ向かうか、それは一人一人の思うがままに。
どうやらこの中には、村人が6名、人狼が2名、占い師が1名いるようだ。
ふふ…っ。やったね。
[ロランの表情が綻ぶのには、カチューシャと満足の笑顔を交す。
ぐっと拳を握った達成感は、上がった小さな声にかき消された]
あ……っ
[手を止めて、そろりと周囲の表情を窺った]
……、忘れてた。
[こそりと呟くのと、
カチューシャが野菜サンドを取り出すのは同じ頃合か。
ボクはしょんぼり肩を落として、ユーリーを見た]
ごめん。
[返事を待たずによそわれる料理。
キリルが鹿と言えど表情は緩く笑みを浮かべたまま]
オリガが居たら喜んだだろうね。
二人の手料理だ、って。
[キリルとカチューシャの二人に視線を向け]
ありがとう。
けれど、それは功労者に。
[ミハイルを流し見て其方に渡るようキリルを促した。
彼女が肩を落とし謝ればゆるゆると首を振るう]
――…謝る事はないよ。
……ん。
[眉を下げたまま、ユーリーの言葉に頷く。
イヴァンに肩叩かれて慰められれば、少し笑みも見せたろう。
そうして視線を戻し、ミハエルへとボウルを差し出す]
そうするよ。ごめんね、ユーリー。
リトヴィノフさんも。
オリガがここに居たら…か。うん。
そうしたらきっと、一緒に料理も出来ただろうなあ。
[快活で明るい彼女は、一緒にいているも楽しい存在だった。
彼女が都会に行くと言い出した時も、随分と納得をしたものだ。
一緒に行きたいと、あの時は少し思った。
けれど今はもう、そんなことは思いはしない]
[聞こえた、もう一人の年近い娘の名前。
ゆるゆると顔をあげ、ユーリーへと視線を向ける]
…オリガ、元気?
[連絡は取って居るのだろうか。
何とはなしに、問いを置く]
[サンドイッチがカチューシャから差し出される。
中身が野菜であることは大凡見当がついた。
こうして人が集まる場では
彼女が別の料理を用意してくれる事を知っていたから
男は自然な仕草でそれを受け取った]
ありがとう。
これも美味しそうだ。
[感謝の言葉を彼女へと向ける]
[キリルがユーリーに椀向けた時、
言葉は発せずに、音だけしか紡げなかったけれど。
何ひとつ心配は、していなかった。
ミハイルの手が伸びかけるのには、視線で追ったが、
慌ててひっこめられるのに、ぱちと目を瞬いた]
…ん。
そんなに、腕、良くないけど。
[見よう見まねでなんとかしているだけだ。
それでも少しでも認められている風に思えて、
表情見られるのが恥ずかしかったから、俯いて膝を見た]
[別れを告げて外に出た。
随分と賑やかな方に目を向ければ、広場の中央に篝火が組まれていた。目を細めて見る。
如何やら先程の面子で、宴会のようなことをやっているらしい。]
……嗚呼、そうだった。
[辺りに漂う匂いには惹かれるけれど、しなくてはいけないことがある。
輪の中にいる妹は、あまりに遅いようなら迎えに行けばいい。多分必要ないだろうが。
そう判断したから、広場には立ち寄らず、自宅へ向かうことにした。]
この村の男は揃いも揃って酒好きだな。
[ミハイルとロランの様子を眺めクツリと笑う]
ロランが赤なら僕はこっちを飲むかな。
[ロランへと差し出して見せた白のグラスを軽く揺らす。
薄い琥珀の水面がゆらと波打った]
[あげた顔、白い葡萄酒のグラスに写る。
呑み干してしまった洋梨の果実酒の瓶は腿の横、
それも欲しい、と言って色の白い手を差し出す。
ユーリーを見上げる顔は、じっとその口唇を見詰め
彼が妹の事を告げる様子を見逃さない]
……そ、っか。
そっか。
[その言葉に、眉を下げて無表情を緩める。
白葡萄の色の液体を見ると、彼女の柔らかい髪を思い出す]
――そうか。
[もう一度呟いてから、ユーリーを見上げ、
ありがとう、と、少しだけ眉寄せ口元緩め、告げた]
[伸ばされたロランの指先にグラスの脚を触れさせる。
幼馴染である彼や彼女らに手紙を送ったか如何かは知れない。
送っていないのだとすれば、理由は知れる。
快活だが寂しがりでもある妹のことだ。
幼馴染からの返事で里心つくのが目に見えていた]
――…そう、さ。
[ロランの浮かべた表情にふと目を伏せる]
キミが気にしていたと知ったら
今年は里帰りするかもしれないな。
[届いた手紙に、未だ返事は書いていない。
物思うように呟き、それからゆると首を振る。
それは浮かんだ考えを打ち消すような仕草だった]
うん。食べてみてから言ってよ。
あ…っ、ふふ。ありがと。
イヴァンも飲む?うん……乾杯。
[ミハイルへ、ボクは軽く胸を張って言ってやる。
けれど赤い葡萄酒のグラスを受け取って、
そのポーズもすっかり崩れてしまった。
傍らのイヴァンと、こっそりグラスを打ち合わせる。
何だかもう、香りからふわりと酔ってしまうような心地がした]
[ユーリーから受け取るグラスは、ペロと舐める。
程良い酸味が鼻を抜け、喉へと落ちる熱。
少し目を眇め喉を鳴らして飲んでから、ぽつりと落とす]
里帰り…か。
……嬉しいけど、また、行く、んだよね。
[ロランに彼女からの手紙は届いて居ない。
ロランからもまた彼女の住所を聞き出して書く事はしていない。
この村に戻る事が良い事なのか、判らなかったから。
それからミハイルへと顔を向け]
でも、違う場所ではまだ駄目な年らしい。
[赤い葡萄酒も遠慮なく貰う。
ふたつのグラスをチンと当てて見せられる程には、
少し、機嫌が良くなっている自分にも気づいた]
― 自宅 ―
可愛らしいじゃない。
お兄ちゃんとしては心配――ってよりは、嬉しい感じね?
[レイスの表情はあまり動かないけれど、昔からの付き合いだ、なんとなくはわかる。
面白そうに言って。
しばらくした後に帰るというのを、玄関まで見送った。]
気をつけるわ、ありがとう。
[ひらと手を振り別れて、広場を見やる。
賑やかな様子に、笑みが零れた。
それでも墓地のことを、話を思い出すと、表情は曇る。
今は近づくような気持ちになれなかったから、しっかりと鍵をかけて屋内に戻った。]
人狼なんて、いるわけないじゃない。御伽噺よ。
……幽霊だって、いないんだから。
[合わない指輪にキスを落として、好きな人の好きな味に変えたクッキーを一枚、齧った**]
[ロランの仕草は線の細さと相俟って馴染んで見える]
何処ぞの屋敷で働いているとあったから
何もなければ戻るだろう、けど。
[思案するように途切れる言葉。
妹の幼馴染を見遣り]
キミが行くなと言えば
如何かは知れない。
[ユーリー自身は妹が村を出るのに渋りはしたが
引き止めるほどではなかったし
オリガもまた兄に引き止められても意思を変えぬだろう。
けれど、幼馴染の言葉は、また別に思える。
彼女からの手紙には家族よりも幼馴染の事ばかり書かれていたから]
[酒でも飲んで、とマクシームが言うを聞いて
軽く肩を竦める]
調子にのって飲みすぎるなよ?
[幼馴染だからこその軽い口調。
サンドイッチをぱくりと頬張れば
新鮮な野菜の食感とみずみずしさが広がる]
美味いよ、カチューシャ。
[目許を和ませて言えば
男はあっという間にサンドイッチを平らげた]
オリガ、かあ…。
ボクはたまに会いたいけれどな。
[どうしてもと言えば、彼女はボクに手紙をくれた。
それでも、ほんのときたまのものだし、最近はご無沙汰だ。
都会の新鮮な出来事を楽しそうに綴った手紙は、
彼女の生き生きとした面影を伝えてくれるようだった]
またカチューシャと3人で、お喋りもしたいし。
[幼馴染に目配せをして笑う。
お泊りをして、お喋りに興じるのはごく稀に許された楽しみだった]
[まだ幼い妹が泣きじゃくりながら土を掘っていたのを、昨日の事の様に思う。でも、]
もう14年前、か。
[不幸な事故はもう遠い過去のことで、彼らの仲直りもとっくに終わっている。はずだ。
妹が外へ積極的に出るようになったのも、そう言えばあの頃からだったか。
自生している薬草を見分けるのは正直僕よりも上手いし、有難くはあるけれど何処か複雑だ。]
……戻るか。
[立ち上がり、腰を伸ばす。
改めて玄関に回り、誰もいない家の扉を開けた。**]
キミにそう思って貰えるなら
オリガも喜ぶだろう。
[キリルの言葉に淡い笑みを浮かべる。
彼女らと妹の仲は良かったように思う。
互いの家に泊まり一緒に過ごすのをとても楽しみにしていた。
一度、どんな話をしているのかと問うた事があるが
女の子だけの秘密、なのだと言われてしまった]
そういえば……
あいつはまだ知らないんだったか。
[キリルとイヴァンの二人を交互に見遣りぽつり呟いた]
[会話の交わされる中、篝火に目を移す。
狼たちの様子。
酒を酌み交わした旅人の死。
食事を終え、煙草をくわえて篝火に近付く。
マッチを擦り、火を点けて役目を終えたそれを篝火の中に投げ入れた。]
(用心さえしてりゃ…、何も起こりゃしねぇよ。
なぁ、そうだろう?)
[遠い日の、とある人物の顔を思い浮かべて、…眉間に皺が寄る。
煙草と篝火の煙が、空へと昇っていく様を見上げた。**]
――…そうか。
[左右に振れる烏色を映しながら男は相槌を打つ]
分かった。
伝えておくよ。
[ロランに確かな頷きを向けるが
手紙を認めるのはまだ先か。
長閑な故郷に起こった事件が頭を過ぎり
妹に文を書こうとする意思を鈍らせていた]
[くい、とグラスに残る葡萄酒をのみほした。
ゆっくりとじんわりと、胃から喉から熱が広がり
目の周りがふわふわと暖かくなるのを感じる]
…ごちそうさま。
この葡萄酒、美味しい。
[ワゴンにグラスと皿を置き、ユーリーにも礼を告げ。
いつもより血色の良い貌で暫くはそこにまだ居るだろうが、
人がはけ始めれば自分も家に戻る心算**]
[洋梨の果実酒の瓶を空けたロランは
それほど酔っていないように見えた。
それとは逆に既に酒気を帯びてみえるのはキリルで
懐かしいという彼女が首を傾げれば
なんでもないという風に首を振る]
――…イヴァン。
余り飲ませすぎるなよ。
[誰にとは言わず幼馴染にそう告げた]
帰ってきたら真っ先にそっちに行くだろ。
[ロランの言葉に妹の幼馴染である彼らを流し見て]
余り似てなくて良かった。
懐かしまれてもどんな顔をしていいかわからない。
[悪態には軽口を返しクツクツと喉を鳴らした]
…ん。ボク、もう帰るね。
ちょっと効いちゃったみたいだ…あ、美味しかったよ。
食器は、ええと…うん。ごめん。
イヴァン、大丈夫。
[あまりの眠気に、ボクは長居を諦めた。
イヴァンの差し出してくれる手に掴まって、立ち上がる。
やっぱり傍らにある、この温もりは気持ち良かった。
彼の肩口に頬を預ける]
カチューシャ、ありがとう。
ユーリーも葡萄酒ご馳走さま。
…みんな、ゆっくりしていってね。
[言えたのはそこまでだった。家に帰れば布団に飛び込む。
ボクが酔っ払って帰るだなんて初めてだから、
兄貴はさぞかしびっくりしたことだろう**]
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