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次の日の朝、自衛団長 ギュンター が無残な姿で発見された。
……そして、その日、村には新たなルールが付け加えられた。
見分けの付かない人狼を排するため、1日1人ずつ疑わしい者を処刑する。誰を処刑するかは全員の投票によって決める……
無辜の者も犠牲になるが、やむを得ない……
そして、人間と人狼の暗く静かな戦いが始まった。
現在の生存者は、青年 アーベル、職人見習い ユリアン、学生 リディ、陶芸家 アマンダ、シスター ナターリエ、未亡人 ノーラ、傭兵 マテウス、貴族 ミハエル、研究生 エーリッヒ、神父 クレメンス、探偵 ハインリヒ、ランプ屋 イレーネ、小説家 ブリジットの13名。
[バシィッ]
[たたかれて最後に一際おおきな悲鳴をあげたピアノがとまった]
[静寂]
…う。
ええと。
ユリアン、君? なにするんですか…
[頭こすりながら彼を振り向いた]
[男がなんとかコーヒーを飲み込んだ直後、奇怪な破滅の序曲は途絶え、代わりに聞こえてきたのは獣の遠吠え]
狼――?
[すぐにそう思ったのは、恐らく新聞記事のことが頭に残っていたからだろう。町で起こった連続殺人、その事件の時にも狼の群れが目撃された、と]
〜〜〜〜〜っ
[騒音を止めるため、そしてピアノを救うためとはいえ、怪我のある右手に変な力を入れたのは自業自得なわけで。
急激に光を失った上、涙のせいで霞む視界。
目を擦ってから、人差し指をクレメンスへと突きつける]
……、なんでじゃないでしょ、なんでじゃ!
明らかにピアノの音としておかしいでしょ!
っていうか、どうしたら、そんな音出せるの!
[猫が演奏したって、あんな音にはならないに違いない。
一種の才能じゃなかろうか]
全く。
元神父っていうより、破壊の申し子じゃない……。
[数々の所業を思い出し、額に手を当てて呟いた]
[脳に直接感じる痛みに両手で耳を押さえていたが。][暫くして止まってくれたようで。]
[涙目になって顔を上げる。]
…今の、何だったんだろう…。おばけ?
[ピアノです。]
[一際大きな音が響き、静寂が訪れる。
気力の限界を試されているのかと思うような時間だった]
…何なんですか…。
[むくりと起き上がり、肩で息をつく。
おかげでもう一つの音…声が聞こえなかったのは。
少しだけ幸運な時間を齎したのかもしれないけれど]
ええと、大丈夫ですかユリアンく
[言いかけた言葉は、見事、ものすごい剣幕で押しとどめられた]
ええと。
そうでしょうか?
普通だと思うんですけれど…ほら
[といいながら手がまた鍵盤に向かう]
[ぽろん という音じゃない音を出すために]
[しかし]
ううん。だから神父ではなくなってしまったんですかねえ。
十字架を取り上げられた理由がそれだったりするかもしれませんが
ところで、大丈夫ですか?
……土砂崩れも鉄砲水も宇宙との交信もやんだみたい?
[片方の目を瞑り、両耳にあてていた手を恐る恐る外す]
信じてもらえない、か。
あたしにとっては無上の真実だけど、ねえ。
エーリッヒも信じてもらうのが難しいって、言っていたわ。
[少し困った風に首をふりかけるも]
[ビクッと何かを感じたのか、思わず立ち上がって窓の外をみる。
月明かりが照らし出す雪景色。
険しい目つきで外の様子を伺う。
だが、カレーのスプーンは咥えたままだ。]
―一階・音楽室―
いいから、触らない下さい。
頼みますから。
ピアノが可哀想です。
[真顔で言った。
鍵盤へと伸ばされた手を掴もうとして]
取りあげられた?
[彼の事情は深く知らなかったから、内心、首を傾げる]
……大丈夫って、何がですか。
[自然災害を予感させるような破滅な音はしばらくして鳴り止んだらしく]
なんだったのだろうな。
集会所のほうからではあったが
[でも集会場の外にいたのは不幸中の幸いといえただろう。そして困ったように首をふるアマンダに]
いや、俺が信じる信じないは別さ。ようは自衛団員を納得させれればなんだって構わんのだからな
[なんて事件に関してはどうでもいいような態度でいたが]
……向こうは、向こうでどーにかなるな。
[破壊音が止まったのを確かめて。
蒼の瞳を、闇の奥へ。
そこで何か起きている、と感じたのは、森で生きてきた者の勘か、それとも他に理由があるのか。
自衛団員の姿が見えなくなっている事も、微妙に気にかかっていた]
……。
[一つ、息を吐いて。そのまま、走り出す]
―音楽室―
…そこまで言わなくたって良いじゃないですか、ユリアン君。
[それでも名残惜しそうに、立ち上がり]
ほら、ここにね。
十字架があったはずなんですけど、なくて。
代わりに、…やめておきましょうか
[にこりと笑う]
まずはあなたの方が心配です。
さっき泣きそうだったじゃないですか。
確か、怪我、してましたよね?
[先ほどまでの頼りないのと違う、有無を言わせぬ口調で]
[男は、静かに立ち上がり扉の前へと移動する。何かが起これば外へと飛び出せるように、誰かが出て行こうとすれば止められるように]
ああ、それはわかってるわよう。
貴方が信じようが信じまいがそれはどうでもいいの。
今、この場ではね。
[にこり、笑って。
彼女の祖先たちは、それで沢山たくさん、殺されてきた]
貴方だっていつまでもここにいるわけにはいかないでしょう。
子どもたちだって今は合宿気分ですむでしょうけど。
一月も閉じ込められてごらんなさい。
気が狂っちゃうわ。
[言葉だけはそう軽く流して。お互い結局、上滑りだ。]
[安堵したのも束の間のこと。]
――え?
[険しい顔のエーリッヒを見た。
スプーンは見なかったことにしよう。
じわりと肩が熱を帯びる。忘れていた違和感。]
[どこへ向かえばいいのかは、当然わからなかったのだけれど。
狼の遠吠えが聞こえた方へと、足は自然に向かった。
集会場から僅かに離れただけで、異変は感じられた]
……て、ちょっ……。
なんで、血の臭いとかっ!?
[嫌な予感は、少しずつ、募る]
[大きく息を吸って、吐いて。
シスターの声に室内を見回して。
エーリッヒの姿を見つけるよりも前に]
ハインリヒ、さん?
[扉の前に移動していた人物を見て、首を傾げる。
エーリッヒの様子もあり、変化したその場の空気にフラリと立ち上がり、ハインリヒのほうへと向かう]
[その破壊的な音のすぐ後に、微かに何か別の音が聞こえた、気がした。]
[エーリッヒが、急に立ち上がり外を見る。]
[シスターもそれを尋ね。][どこか、空気が。][先ほどまでとは違うような。]
…なに?
[怯えた様子で外を見ようと。][ふらり、ハインリヒのいる扉の方へ。]
事実を言ったまでです。
[きっと、あの音を耳にした誰もが賛成するに違いない]
[指し示された場所を視線で追う。
黒い衣服の上に、確かに、十字架の煌きは存在しないようだった]
代わりに?
[……と言われても、その形は捉えられなかっただろうから、続きは紡がれなくて正解だったと言えるかもしれない]
……心配はありがたいですけれど。
貴方に心配される覚えはないですよ。
いろんな意味で。
[普段の行動だとか、涙目になった原因だとか。
一風変わった調子には驚いたが、それはそれ、これはこれだ]
[だが...は破滅的な音以外の音。
獣の遠吠えのような音も聞こえ連続殺人事件には奇妙な噂。狼の群れがいたことを思い出すと、木箱を軽く背負いなおすと]
ああ、そもそも人狼と言うこと自体、俺にとってはそれほど信じれるものでもないからな。
ただ出るためには…郷に入っては郷に従えと。最も、自衛団長殿は固すぎだが、俺もさっさと解放されたいからな
…ところで、レディ。集会所にいったほうがいい。外は冷えるからな
[と、アマンダに告げると返事も聞かずに、駆け出した]
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