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次の日の朝、自衛団長 ギュンター が無残な姿で発見された。
そして、消え行くもの。
運命の輪が回りだす。
紡がれるのは、如何なる結末への道筋か……。
現在の生存者は、疾風学科導師 ゼルギウス、雷撃学科3年 アーベル、生命学科4年 ティル、機鋼学科二年 クロエ、精神学科1年 ミリィ、月闇学科1年 ミハエル、氷破学科三年 エーリッヒ、機鋼学科4年 オトフリート、流水学科2年 ベアトリーチェ、天聖学科2年 ダーヴィッド、陽光学科導師 ハインリヒ の 11 名。
―中庭上空―
おー。
[つるっと滑って行って伸びたもふらいおん>>1:123>>1:129を見て拍手喝采。
その間もスピードは緩めないまま、2人に近づき]
大丈夫ですかー……あ、
『ちょ、急に止ま……わああああ』
[その上空で急停止。
はずみで柴犬が落ちて行った。丁度ふわふわがぽぽぽぽ〜んした>>1:126辺りに]
[あちらこちらでカオスが発生しているのは、実に暢気に眺めるに留め──て、いたのはまあ、いつもの傍観者気質もあるが。
事態に対応できそうにない、ついでに『関わりなさそう』な生徒たちを外に出すための呪を編んでいたからだった]
……ふむ。
そろそろいいか……ラヴィ、サポート頼む。
[ぱらり、と。手にした漆黒の『魔本』をめくり、傍らの水晶龍の名を呼ぶ]
……界と界の狭間に在りし力の壁。
一時、我の呼びかけに応じ、外への道をいざひらかん。
[静かな声で唱えられる呪は、一時、結界に綻びを生じさせ。
ギュンターに点呼を頼んで集めておいた、『関わりなさそう』な生徒たちを、そこから外へと放り出す。
大掛かりな術に伴い、ふわふわがぽんぽん増えたのはまあ、不可抗力。
とりあえず、それらは水晶龍が絶妙のアシストでどっかへ飛ばしていた]
[ハインリヒが動き出すと>>1:128、ティルはダーヴィッド>>1:131に預けられました。
今は仔熊ではないので、ダーヴィッドの隣に立って、彼の袖口を掴んで居ます]
ふわふわ いっぱい。
ぬいぐるみ いっぱい?
[ふわふわもこれだけたくさん居るのだから、あのぬいぐるみのようなもふらいおんもたくさんいるのでしょうか。
そんな疑問を載せて言葉を発し、ティルは首を傾げました]
ちょっと乱暴かもだが、我慢しろよ?
[ダーヴィッドにティルを預け、翼を広げて飛行→ふわふわまみれのエーリッヒと、巻き込まれてるようならミハルと使い魔たちも首根っこ掴み上げようと。
救出できればUターンしふわふわ溜まりから離れ、先ほどまでいた場所に降りる]
あー。大丈夫か?
『エーリッヒ、お前ちょっと頭使えよな!』
ウルに言われたら、俺も御仕舞ー…なんて言ってる場合じゃ、なくて!
[気付けば正にふわふわが、ふわふわと足元から増えて行く。
ドレイン能力所持のそれも紛れているのか、一寸ばかりくらりとし掛けた所、で。]
うわ、って…導師!
あ、有難うございます。申し訳ねー…です。
[>>1:128流石の速さで回収された。
御陰で別段妙な疲弊も無く、言葉通りへこりと頭を下げ]
[叱り続けで怖がられているかと思ったのだが、ティルが意外に大人しく袖を掴んでいるので、少しほっとする]
ふわふわはともかく、もふらいおんに大量発生されたら笑えないな。
[カオスには敢えて手を出さないことにして、ティルの言葉>>2にそんな返答。だが、実の所は、一匹で終わるとも思ってはいなかった。だからこそ、今は手出しを控えてもいるのだが]
[ゼルギウスの説明をダーヴィッドと一緒に聞いたりしてから、手伝うことには快諾をしていた。
もふらいおんの姿を見たときはしばらくの間震えてうつむき]
なんという…悲しい姿に……っ!
[何か普通の人とは違う感じるものがあるらしく、ひどく悲しみにくれたようすでいる]
かつての友から話には聞いていたが……まさかこのような…。
[ショックを受けているためかしばらく動かないでいる]
[>>0柴犬は、導師に救出される前に咄嗟に抱え込んでいた。
落ちて来た際にぶつかって、互いにふわふわとは別のダメージを与えた気もする、が。]
…柴犬君も、大丈夫かー?悪い。
[>>3地面に降り立った後、柴犬の主も傍に居るなら顔前で両手を合わせ謝罪。
そうしてようやく振り返った先程前の場所で、アーベルの無事を一先ず確認>>1:129すると]
……お前さんも早くこっちに来た方が良くね?
てるてる坊主だって、良く解らねーけど狙われたんだしさ。
わらえない?
[ダーヴィッドの返答>>5に、ティルは彼を見上げて首を傾げました。
今までの話は聞いていたようなそうじゃないような状態だったため、いまいち理解していないようです]
ぬいぐるみ ふわふわ おなじ。
ふわふわ へらす ぬいぐるみ へる?
あっ、タローさん。
[さっき頼みごとをした人の使い魔まで被害にあってるらしい>>0のが見えて、わたわたと立ち上がった。
すぐにハインリヒ>>3やエーリッヒ>>7に救出されたようで息を吐く]
逃げてちゃダメ、だね。
……人、減った?
[導師>>1の処置はまだ知らず。周囲をキョロキョロと見回した]
あちゃー。
[見事に巻き込まれた柴犬。
主の方がやっちゃった、と頭を掻いている間に、陽光学科の導師>>3と黒猫の主>>7によって無事救い出されていた]
『あー、すまねぇっす……』
[ぶつかったせいか、疲労のせいか、とてもぐったりしながら両方に礼を言う。
謝罪にはゆっくり首を横に振った。ふるふる]
ごめんなさい、大丈夫ですかっ。
[少し遅れて、上空から追いついた主は元気だった。
柴犬のダメージは喰らっていないらしい]
[樹にぶつかったもふらいおんは、目でも回しているのかすぐに突っ込んでくる様子はなく。
なんてやっていたら、エーリッヒが回収されていくのが目に入り]
……ああ、そーしと、くっ!
[聞こえた呼びかけ>>7に、一つ息を吐き、思いっきりジャンプする事でそこから飛び退いた。
こんな時、回避が命の雷撃学科の特性は生きるようです]
っつーか、どーすんの、あのもふもふ……。
あー。まあ無事で良かった。
仲間助ける為とはいえ、無茶するなぁ。お前。
[エーリッヒに感謝と謝罪の言葉を向けられれば、そう言って頭をなでようとする。
エーリッヒのが自分(181cm)より背が高いようならやめるけどな]
んで、そこらの生徒が一気に減ってんのはゼル導師の仕業だよな。
今度はなんだろうねぇ。
[次は何が起きるかとちょっと楽しそう]
ん、とりあえず、収束はしてきたか。
『……そう言っていいの?』
物事は、前向きに考えんといかんぞ、ラヴィ。
[なんて漫才を繰り広げてから、場に集まっている面々を見回して]
さて、と。
ぼちぼち良さそうなんで、状況を説明しておこう。
ま、笑える話じゃないんだがな。
[この導師が笑える話をした事があるかどうか、は。
突っ込んじゃいけません]
ミハルさんとタローさん?
さっき初めてお話したんだけど。
落し物を代わりに届けてくれたの。
[ミリィは親しいと教わり、へえ、と元気そうな当人>>10を見た]
回収するって、ゼルギウス師が?
うん。私も説明、聞きに行く。
[ミリィの後ろから、おっかなびっくり人の集まる方に向かった**]
この子の事、君にも心配掛けちまったかな。
[傍らの使い魔を見やる心配そうな視線>>9に気付き、些か申し訳なさそうに声を掛ける。
次いだ、人が減った、の声に改めて周囲を見回してみると、中庭に在った影が確かに少ない。]
……あ?
[先程の騒動で注意散漫になっていたためか否か、導師の術は気付かず。若干首を傾げるも、>>10少女と使い魔の声に其方へ顔を戻し]
あ、いやいや俺こそ、ごめんなー。
この子と頭がごつんとイっちまったし、君が痛くなかったら未だ良いんだけど。
元気に空飛べなくなったら、宅急便も困っちまうもんな。
[目に映る彼女の姿は元気そうだったため、肩の力を抜いた様に笑って]
― 少し前(エリー回収前) ―
あー。雰囲気ってそういうことか。
[父親を魔族というティルの言葉に納得した。
ついでに、親父くさいって意味じゃなかったことに安堵した]
しかし、別の世界出身でも魔族同士だと雰囲気って似るもんなんだなぁ……
[ゼルギウスの呪によって、結界内に残っていた学生達の大多数が外へと抜けて行った事が結界を通り抜ける際の魔力の揺らぎとなって感じ取れる>>1]
さすが導師…逃がしてはいない、か。
[その揺らぎの中に、特異な力の感じられない事を確かめて、小さく呟く]
ん?ああ…
[そんな時に、こちらを見上げたティルの言葉>>8を聞くと、じっとその顔を見て]
ああ、ふわふわは、もふらいおんの素みたいなものだから、ふわふわが減れば、もふらいおんも増えにくくはなるはずだな。
[根本的な解決とはならないものの、現在のカオスを少しは縮小させるんじゃないか、とは思えたので、そう答えた]
― 現在 ―
[説明をしておく、というゼルギウスに視線を移す]
大丈夫だ、誰かの命が掛かってるような切羽詰った状況でもなければ、少なくとも俺は笑って楽しんでやる。
[お前なんで神聖騎士道の導師やってんの]
しっとるヤツはしっとると思うが、そこで目を回している『もふらいおん』。
アレのコアになっている異界魔獣『金色の獅子王』の破片は、ルーの魔導施行法に基づき、超1級の危険魔導媒介認定されとるんだが。
[ちなみに、魔導施行法=魔導王国ルーにおいて、魔法を使う者が遵守する事を義務付けられた法律である]
回収し切れなかったりなんだりした欠片とふわふわを利用して、よからぬ事を考えている連中がいる、って情報が入ってきてな。
宮廷の星見でも、近く、騒動あり、との印があったんで警戒していたんだが。
……どーやらそいつら、直接動くんでなく、ここの生徒やら導師やらに何かしらの仕込をしてったらしい。
[なんかとんでもなく突っ込みどころ満載な話をしている、というのはわかっているのかいないのか。
いや、多分故意だろうが、とにかく口調は、軽い]
んー。
広い場所を探すのも、なかなか難しいですね・・・
[あちこちうろうろしながら、救出劇>>3やら何やらを横目に見て。
聞こえてきた説明>>13という単語に、てくてくとことこそちらのほうへ。]
[状況説明をするというゼルギウス>>13に視線を向けつつ]
だから、あなた仮にも導師でしょう?楽しんでどうするんですか?
[ハインリヒの言葉>>18が聞こえると、やっぱりジト目でツッコミを入れる。どうにもこうにも黙って見過ごせないのは、多分相手が陽光学科の導師であるせいだろう]
それがどーゆーものかは今ひとつ読めんかったんだが。
ふわふわ狙いなら、大量のふわふわを発生させる事で尻尾を出すかと思って色々と仕込んだんだが……ま、さすがに、そう簡単にはいかんらしい。
[つまり、召喚実習から既に作為だったわけですね]
て、わけでだ。
可能な限りの精査の結果、関わりありそう、と思える所を、この結界内に隔離させてもらった。
とりあえず各自ふわふわを回収しつつ、仕込みされた連中探しをやってもらえると助かる。
まあ、俺もはっきり当たりがつかんから、一定時間で『魔本』に適当に選ばせて、外に放り出すつもりだが。
[該当者が外に出たらどうなるかは、お察しくださいって事らしい]
よっ、お見事!
[先に避難していた安全地帯から、雷撃に相応しい跳躍力>>11へと数度の拍手を送る。御帰り、なんぞと付け足して。]
……どうする、って。まあ、…はは。
[ふわふわ増殖の一端を担った事を誤魔化す様、苦笑い。していた所で、]
…!あ、いや…面目ねー、です。
導師の様に、きっちり助けられるなら良いんですけど。
[170代後半の身には、>>12憧れの181cmだ。この歳で撫でられる事等無いため、面映いやら何やら。唯純粋に有難い部分が大きく、もう一度頭を下げて。
その姿勢を起こした頃には、>>13もう1人の導師の声が聞こえるか。]
ま、命はかからんだろ。
ふわふわには基本的に、殺傷能力はないからな。
この状況を楽しめるなら、それはそれでいいんじゃないかね。
[ハインリヒの言葉>>18に、物凄くさらっといいやがりました。
肩の上の水晶龍が、はたり、と呆れたように尻尾を振るのはお約束]
ボクは大丈夫ですよっ!
『あー、今は遮断してるんでー……』
[(主に主人のせいで)色んな目に合う使い魔側の配慮で、必要時以外は感覚共有は切られている。
逆に主人側から柴犬に対してはだだ洩れだったが、さておき]
宅急便?
[という言葉>>15には1人と1匹、揃って首を傾げていた]
あ、ベアちゃん、さっきのちゃんと届けたよっ。
[近くに先程知りあった少女の姿を見たなら、そちらにも声をかけた。
お駄賃代わりにもらった形の悪いクッキーを分けようとしたところで、導師の声>>13に振り返る]
[聞いた説明>>19、>>22をしばらく考え、確認取るべく聞いた内容は…]
…えーと。
要するに、ふわふわを集めて捕えておけば良いのでしょうか?
[話を滅茶苦茶シンプルにまとめれば確かに間違ってはいないのでしょうが…
それにしたって若干纏めすぎのような気がする纏め方でした。**]
ふわふわ へる ぬいぐるみ へる。
[ダーヴィッドの答え>>17に、ティルはもう一度言葉を繰り返します。
それは先程と違い、疑問ではなく、確定事項のように紡がれました]
[ゼルギウスの説明は一応最後までは聞いて。
何をするのかを理解すると、ティルの眼は輝きました。
ふわふわを集めるのが楽しそうに思えたからです]
ふわふわ あつめるー。
[召喚実習が作為だったと言うことは、ティルの与り知らぬところ。
他にも色々あるようでしたが、ふわふわ集めに意識が向かってしまい、それ以外についてはほとんど頭に入らなかったようです。
パッとダーヴィッドの袖口を離すと、どこかへと駆けて行きました。
結界からは出られないため、探されるとそのうち見つかるのでしょう*けれどね*]
おう、ただいま、っと。
[お見事、と拍手>>23されれば、状況があれそれとはいえ悪い気はせず。
付け足された言葉に、手をひら、と振りながら笑って返した。
その後の苦笑いには、まあ、こちらも原因なので苦笑いするしかなかったりするのだが。
なんてやっている間に、始まる説明に、きょとん、と瞬いて]
……って、それ。
なんていうか、思いっきりとばっちり、じゃ……。
『それを言うと、身も蓋もなかろう』
まあ、そだけどさ……しっかし、ふわふわ集める、かぁ……。
[面倒だなー、とか。
そんな思いも、声にちょっと滲んだりしたかも知れない。**]
[面目ねー、というエーリッヒ>>23には、笑いながらもう一回頭を撫でる]
いやいや、いざって時に仲間を助けることができるんだから立派立派。
あとは、その後の自分の逃げ道さえ用意できてりゃバッチリだったが、その辺は場数こなさんと無理だろうしなぁ。
[もう一度頭を下げる様子には、肩をポンと叩いて]
いやいや。楽しめるものは何でも楽しんでおかんと。
人生もったいねぇだろ。
[ダーヴィッドのツッコミ>>21には真顔で返した]
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