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薬師見習い エーファ に 2人が投票した。
大工 イヴァン に 2人が投票した。
大工 イヴァン は村人達の手により処刑された。
今日は犠牲者がいないようだ。何かの介入か、それとも……?
訪れたのは、夜明け。差し込む光に、人は何を思うのか。
─ →外 ─
[橋の復旧作業を確認するために外へ出る。
遠く離れた対岸で作業を進める人影が数名。
その中に見慣れた動きをする人物が見え、ふっ、と笑みを零した]
…遅ぇーんだよ、くそ親父。
[もっと早くに橋が直っていれば。
そう思わずにはいられない。
橋の復旧により「場」の条件が崩せていれば、もしかしたら、死なずに済んだ者も居たかも知れないのに。
あーぁ、と再び嘆息した後、橋のある場所とは逆の、屋敷の裏へ*]
─ 広間 ─
[ゆるく目を閉じた後、訪れたのは浅い眠り。
眠りの淵に意識が落ちる事で、普段は抑えられているもの──身の内に宿した力が目を覚ます。
旅人だった父が遺したもの。
それは、彼の人の植えた薔薇の花に宿る祈りに応じて、望むものの在り様を示す力。
ただ、その事を知らぬ少年には、意図的に力を寄せる事ができなかった。
力は想いが強く寄る所に向かい、その在り様をひかりによって示す。
少年の祖父が向けた問いかけ──『どちら』が示していたのは。
少年が父から力を継いだのか、それとも娘である母を介して自身と同じもの──『花』を継いだのか。
それを問うものだったとは、誰一人知る由もないもの]
…………ん。
[不意に、微睡みが破れる。
ゆるく開かれた蒼はどこかとろん、としたまま周囲を見回し。
そこに求める薄紅色がない事に気づくと、それを求めてとてとてと歩き出した。
呼び止められても答える事はないまま、向かうのは三階の自室]
…………。
……おしえて。
[部屋に入り、机の上の薄紅に手を触れる。
小さな呟きに応じるが如く、零れ落ちたのは黒いひかり。
広がったのは、あかい彩の、月のひかりの幻燈]
…………。
[目を伏せた。
意識は既に覚醒している。
もう少しざわめくかと思ったけれど、心は薙いでいた]
……逃げちゃ。
ダメ、だよ、な。
[自分自身に言い聞かせるような言葉に、黒猫がにぃ、と鳴く]
……行くよ、モリオン。
終わらせるために。
[それに返す声に迷いはない]
─ →外 ─
[部屋を出て、階段を下りる。
二階からはもう、音色は聞こえない。
ならここにはいないかな、と更に階下へ降り。
屋敷の中をぐるりと巡って姿が見えぬと確かめると、勝手口から外へ出て]
……ここに、いたんだ。
[屋敷の裏手で姿を見つけて、は、と息を吐いて]
……にーさん……いや。
『月のいとし子』さん。
[呼びかける声は揺らぎのない、澄んだもの。*]
じゃあ俺は、嘘ついてるエーファをどうにかしねーとなぁ。
[大袈裟に溜息をつきながらエーファへと向き直り、その体格を誇示するかのように両手を腰に当てる。
直ぐに仕掛けないのは、相手の様子を窺うため]
覚悟は出来てんな?
[殺る覚悟、殺られる覚悟、その両方を問う*]
─ 屋敷の裏 ─
うん、視たよ。
[肯定はごくあっさりとしていた。
回りくどく言っても仕方ない、なんて、そんな思いもあったから]
……それはお互い様でしょ。
[それでも、嘘ついてる、という言葉には、ほんの少しだけむう、とした響きを乗せる。
誇示される体格差。
力では勝てないのはわかっている。
ここ数年でようやく動くようになったけれど、元は筋金入りの引きこもりだ]
……今更、それ、聞く?
[覚悟を問われ、返すのは、揺らぎない声]
それがなかったら、ここに立ってない。
とっくに逃げ出してる。
[言いながら、一つ息を吐く。
刃は潜ませているが、容易く突き立てられるとは思えない。
ならどうするか、と考えるその横で、添うて来た黒猫が威嚇の唸りを上げて低く身構えた。*]
―カルメンの部屋→―
[演奏を終えどうするか問えば、外の様子を見に行くと>>4:193
カルメンを包みなおして言うのに頷いて]
今はまだ大丈夫だと思うけど気をつけて。
俺の方は、これ、ちゃんとしていかないと落ち着かないから。
[こんな時でも楽器の手入れを怠らないのは、演奏家としての責任と、
「いつもと変わらないこと」をして、これから来るだろう事から気を逸らすため。
イヴァンを見送ってから、一度カルメンを見て、そうして自分の部屋に戻って、きちんと手入れをしてからケースに収める]
後は、まぁ、運を天に任せるだけですか。
[こんな事になった今、神様なんか本当に居るのかわからないけれど]
―→自室―
[さて、どれくらいそうしていたか
ふと、思い出して窓から橋の方を見る]
あぁ、確かに向こう岸に人がいますね。
[誰が誰かまでは見分けがつかず、動きから推測するには離れていた時間が長かった。
だけど、きっとそこにはイヴァンの父親も居るだろう。
橋を渡って、彼ら親子が再会できる日を願う、けれど]
そういえば、イヴァンは……
[橋のこちら側にその姿は見えず、ふと、微かな不安が過ぎった]
いや……エーファの話からすれば、今日はまだ大丈夫なはず……
[そう思いながらも足は部屋の外へと向かう。
一度広間を覗き、そこにエーファの姿が見えない事を知り、探すために屋敷の外へでて、屋敷の裏で二人の姿を見つけて足を止める]
―→外へ―
[「月のいとし子」と聞こえた気がした。>>4
それに応じるイヴァンの声を聞いた>>5]
あぁ……
(見つかって、しまいましたか)
[何故今エーファの力が発動したのか。
彼が終わらせたいと望んだ、それが力を引き寄せたのか。
いずれにしても、ここで終わらせなければいけないと、そう察して]
何してるんです、二人とも。
[その場から動くことなく声だけをかける。
エーファが男を敵と判じるかどうかは定かでは無いけれど
気を逸らす程度ならできるかと期待して。*]
―屋敷の裏―
[この状況を見て、それでも驚かずに声をかける。
それで、エーファにはわかるかもしれない、男が「知っていた」ことを]
………これで最後、ですかね。
[どこか苦い表情でそう呟く。こうなってしまえば、後はこちらが手を出す事ではない。
これは矜持をかけた戦いだ、人狼と見出す者の。
それに、下手に手出しされる事を、イヴァンは良しとしないだろう。
事実、こちらに気付いていながら反応を抑えエーファへと向かっていくのだから]
ならば
[見守ろうと決めた。月のいとし子の行く末を。
どこの誰に祈ればいいのかはわからなかったけれど。**]
─ 屋敷の裏 ─
るっさいな。
[揶揄にジト目になったのはほんの一瞬。
いう事はない、という言葉>>12に身構える。
呼びかける声>>11は届いていたけれど、そっちに意識を割く余裕なんてどこにもなくて]
……っ!
[首元めがけて手が伸びる。
とっさに転がる事で、掴まれるのは免れたものの、避けるだけではどうにもならない。
どうするか、と思い悩むより先、動いたのは黒猫。
黒水晶の名を持つ猫は、低い唸り声と共に地を蹴り、イヴァンに向けて跳びかかった。*]
─ 屋敷の裏 ─
[イヴァンとて戦い方を知っているわけではない。
だから動きは無造作で、どうしても力任せになった。
振るった腕も、避けられてしまえば>>15大振り故に引き戻すのに時間がかかる。
その時だ、意識外に置いた黒猫が飛び掛ってきたのは]
でっ…! このっ!!
[意識外に置いた油断もあって避けるには間に合わず。
引き戻しかけた右腕を盾代わりにしたことで黒猫が右腕にしがみ付き、爪と牙を立てた。
それを左手で引き剥がし、放物線を描くようにして黒猫を投げやる。
右腕から紅が零れていたが、気にしている暇は無かった]
大人しく…捕まれ!
[傷を負った右腕を庇うように、今度は左腕を振るう。
黒猫を相手にしている間にエーファは体勢を整えたか。
それを確認しないままに再びエーファの首元を掴もうと狙った]
[その時]
───── なっ…!?
[ぶわ、と。
傷を負った右腕が意図しない変化を見せる。
漆黒の毛並みを持つ、獣と人の間のような腕。
その変化は隠し通す心算でいたイヴァンに驚愕を齎した。
刹那、意識が己の右腕に向く*]
─ 屋敷の裏 ─
……モリオンっ!
[引きはがされ、投げられる黒猫に声が上がる。
それでも、そちらを追っている余裕はなかった。
やらなきゃいけない、立ち止まっていられない。
終わりにすると決めたから、やらなきゃいけない、と。
そう、思いながら上着の内に隠した短剣を抜き放った。
そこに振るわれる左の腕>>16、それを掻い潜ろうとして]
……っ!?
[唐突に、目の前でなされた変化。>>17
それに戸惑うは一瞬。
イヴァンの意識がこちらから逸れている内にと地を蹴った]
俺はっ……!
[やると決めたから、進むと定めたから、そのために]
終わりに、するっ……!!
[宣言と共に、刃を突きだす。
鼓動刻む場所へ向けて、全力で。*]
ッ、 ── はは、 ここまで、か
[生きるために足掻いた。
生きるために知人らを殺した。
でもそれも、これで終わり]
……エーファ、 背負わなくて、 良いからな
[震えだした左腕をエーファの肩へと伸ばす]
俺は、 生きるために、 衝動に身を任せた、 し
生きるために、 他を犠牲にすることを 厭わなかった
そんなやつの 死を、 背負う必要は ない
[自分を殺す事実は消えない。
だからせめて背負うなと、そう願う]
─ 屋敷の裏 ─
[突きだした刃から伝わるのは、今朝と同じ感覚。
それに、ほんの一瞬震えた心は抑え込んだ。
銀を伝って零れるあかが手を濡らす。
届いた。
届いてしまった。
頭の中を巡ることばは、両極端なもの]
…………なん、だよ、それ。
[背負わなくていい、と。告げられる言葉に、掠れた呟きが落ちる]
なんで、そんな……カッコ、つけんな、よ。
[伸ばされた手が肩に触れた。
けれど、それはすぐに滑り落ちて。
すぐ横に、倒れ込む姿にまたひとつ、命を散らしてしまった事を実感して]
…………みんなして、好き勝手言って。
俺の都合なんて、無視しちゃって、さ。
……そんな勝手。
聞いてなんか、やんない、から、なっ……!
[背負うなという言葉は、偽りない本心からのものだろうけれど。
そう、感じるからこそ、受け入れるのは拒絶した。
声音にも瞳にも、悔いは浮かばない、けれど。
宣する声は微かに震えを帯びていた。**]
/*
と、いうわけで、さくっと出る。
改めまして、お疲れ様でした&こんな時間まで引っ張ってごめんなさ……!
そしてさすがに時間が時間なんで、寝ます、よ。
キャストロールとかは終わり際に投げるつもりでいるんで、その後ろるとかは好きに回しちゃってください、ね……!
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