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焔竜 ダーヴィッド に 1人が投票した。
未熟影 ブリジット に 2人が投票した。
苗床 リック に 1人が投票した。
心魔 クレメンス に 4人が投票した。
心魔 クレメンス は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、時空竜 オトフリート が無残な姿で発見された。
次の日の朝、焔竜 ダーヴィッド が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、未熟影 ブリジット、苗床 リック、風来坊 ハインリヒ、殲滅の陽光 ヘルガ、氷精 ミハエル の 5 名。
[本人の口から訊いたせいか、
きちんと意識をした所為か、ブリジットの力が流れ出て行った事が目に見えるように感じられた。]
……ちっ
[ブリジットの腕を引き、天井をすかして空を見た]
……お前が傍へ居たいと言うのならば、核とやらを向こうへ送り出してやるまでだ。
…。
[高笑い、頭に響く声に眉間にしわが寄る。
足元の蔓をほどき、視線をこちらに向けぬ子供を少しだけ見ながら]
…さて、なんのことか。
[取り合えず白々しく答えてみた]
ぬるま湯みたいで、僕も出たくないけど。
……ここに居ると、自分ってのをようやく理解できる気がするけど。
でも、出ないわけにはいかないよ。
……あなたは、巻き込まれてしまったんだろうけど。
あなたが出なきゃいけないなら、そうしてくれると、嬉しいなって思う。
[避けられなかったか、]
[避けなかったか]
[細い手が触れるは戒めを受けた左腕]
……、
仔細は解らないけれど。
気は確かに持っておくといい。
[咎めもせず][左の眼は画面を映した侭][されど、]
[僅かに動いた右腕は支えようとしたようにも見え]
[クラクラするのを必死に押さえて。
どうにかこうにか立ち上がろうとする]
だとしたら、オトフリートさんにお願いして。
ヘルガさんを説得しないと…。
[直前の衝撃が小さくなかったからか。
時空竜の気配が消えたことには気が付けず。ただ]
…あれ、そういえばダーヴさん、は?
[近くに居たような気がしていたのだが。
寝ている間に外に行ったのかもしれない。台所とか。
対たるミハエルなら気配も分かるだろうかと疑問を口にしながら]
[指先を伸ばしたまま、振り返るは愛し仔。
無事と見ればモニターへと向いて、探すのは時の竜の姿]
あれは……!?
[ぼやけたよな片翼の黒き影。ぞくりと獣の耳が震える]
……ふぇ?
[空間に走った衝撃。
それが意味する所が掴めず、きょとり、と瞬く]
……ゆれた?
[それと察したのは、そこが自身の『創り出した』場であったからか]
[オトフリートによりクレメンスの周囲に幾重にも光鎖が展開する。揺らめく黒い影は逃れようと漂い抵抗しているようにも見え。しかしオトフリートの集中が勝ったか、影は光鎖に捉えられ、件の『道』へと送られた]
はー、なんつー奴だ…。
あんまり相手したくねぇ奴だよなぁ。
[なぁ、とオトフリートに同意を求め、少し疲れたように苦笑を漏らした]
あなたは、思いつかないの?
[困ったように首をかしげて。]
僕は、僕自身の役目のために。
あなたにも、そういうものがあるのではない?
本当の場所には、逃げたくても、逃げられない、重要なものが。
…さぁ、なあ。
思いついてても、拒否したいというか。
[わずらしいものを思い出したように、ため息をひとつ]
…役目なんて、望んだ覚えは、ない。
[わかっていても、口に出してしまうわがまま。
それが、自分が無意識に加担した理由なのだと何となく推察はできた]
[視線はモニターをさ迷い、機魔の右の動きには気付かずに。
かけられた声に微かに獣耳を震わせつ、小さく頷く]
………はい。
[指先に触れるは硬い布の感触と、その下の歪さ]
わたくしは…私に出来る事を。
[それに哀しげに眉を寄せて、もし必要とされるならばと。
天聖が気が、狂ってしまった力をそっと宥めるよに干渉していく]
[同意を求めた視線の先。オトフリートの姿が揺らめく]
……は?
ちょ、おい、オトフリート!?
[オトフリートに纏わりつくのは細かな光のようなもの。慌てるハインリヒを他所に、オトフリートの姿は掠れ消えてゆく。当のオトフリートも驚きの表情をしていただろうか。今となってはそれを確かめる術は無く、何も出来ぬうちに完全にその場からオトフリートの姿は消えた]
……おいおい、なんだってんだよ。
[驚いた表情で額に手をやり、くしゃりと前髪を掻き揚げるように握る。しばらくの間、その場は沈黙により支配された]
望まない役目なんて、いくらでもあるよ。
あなたにも、他の誰にも。
望む役目をもらえるのなら、そうしたいけれどね。
[一度、目を閉じて。
それからヘルガを、もう一度、しっかりと見上げる。]
望まなくても、それからにげられないことも、あなたもわかっているのでしょう……?
……嗚呼。
此方も多少、揺れるかな。
王らが抑えてはくれるだろうが。
[ぽつりと呟きを落とす]
[干渉されるは厭う事であれど]
[眉を顰めるのみで、]
[今だけは振り払うことは無く]
[言葉と同時、]
[強大な力のぶつかり合い]
[無理矢理に広げられた『道』の所為か]
[『複製』の世界に似た揺れが起こる]
…知ってるさ。
わかってもいる、嫌っていうほどに。
[返した返事は意外としっかりしていただろうか。
面倒くさそうにため息をひとつついて、肩の小動物を一撫でする。
それから、無言のまま足は歩き出して]
……つかれる事、させんじゃねぇよっ……。
[漆黒の光鎖に念を込めての、広がる影との攻防。
どうにかそれは制し、は、と息を吐く。
呼びかけて来るハインリヒに、ああ、と疲れ切った声で頷いた直後]
……なに?
[何かに弾かれるように戻ってきた、無限の輪。
それは手にする直前に砕け散り、光の粒子を周囲に散らす]
これは……ちっ、やべっ!
うん。
[肩に魔獣の子を乗せたかの女は、歩いてゆく。
その後姿を見て、小さく息を吐いた。
それは、少し重たかったけれど。
そうして、少しの間を置いて、その後を追った。]
[絡みつくそれが、『複製』世界の干渉を受けた力なのは察しがついて。
振り払えなくはないものの、しかし、それが周囲に及ぼす影響は、読めず。
虚の力にて抑えようとしたのが、裏目に出たか。
弾き出されるような感触。
意識の、刹那の暗転──それを経て]
……ここは……。
[零れたのは、掠れた呟き。
周囲を見回せば、広がるのは緑の森。
しかし、そこが現実、であるのは、様々な要素から感じられた]
……弾かれた……か?
[顰めた眉は見えれど、振り払われることはなくて。
その痛み――狂いを、正しくあれと祈るよに宥めてゆく]
こちらも…
[道が開いたか、モニターの向こうが揺れて]
[機魔の言葉が終わると同時、大きな衝撃に身体が跳ねた]
――っ!
わわ、きゃ。
[唐突な揺れに、しばしおたおたわたわた。
それでも、保護者である時空竜が消える様子がモニターに映れば]
……時空竜!?
[上擦った声を上げて走り出そうとして──コケた]
[核を探査していたはずのオトフリートが空間から消えた。元の世界に戻ったと言う事なのだろうか。仮に別の時空へ飛ばされたにしても、それを司る彼ならば何とかなるだろう]
…『道』による送り出しはあのおっさん。
それ以外で外へ出せると言えば、核となった奴、だったか?
まだそれが出来る奴が居る、ってことか。
[この空間から自分達が出られていないことがその理由となるだろう。クレメンスが核だったのかも分からない。ただ、直前の口振りから何か知っているのは確かだった]
……ヘルガと、ブリジットか。
どっちかから話を聞くのが妥当かね。
[クレメンスが己に残した言葉。それを思い出し、ようやくその場から動き出した]
[動かされた腕は崩れるを留める程度、]
[短い揺れでは特に役も果たすまいか]
……。落ち着け。
[転ぶ仔竜を見て、ぽつり。]
[後ろから小さな足音が追ってくるのを、素知らぬふりして歩く。
足は先ほど出てきた窓のある館へと戻っていく。
時折、肩で小動物が鳴くのをあやしたりしながら。
靴が館の床を踏むまで、それほど時間はかからなかった]
いえーす、ざっつらいと
[にゅっ。やっぱり唐突にオトフリートの背後に登場]
お父さんなら、最後まで向こうに残ってるものだと思っていたけど
[にまにま]
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