情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
次の日の朝、自衛団長 ギュンター が無残な姿で発見された。
そして、消え行くもの。
運命の輪が回りだす。
紡がれるのは、如何なる結末への道筋か……。
現在の生存者は、音楽家 ヘルムート、画商 エーリッヒ、神父 クレメンス、牧場の主 カヤ、神学生 ウェンデル、小説家 ブリジット、酒場の主 ヘルガ、情報通 カルル の 8 名。
─ 広間 ─
[唐突な問いかけの意味は気になるものの、どうやら答えは得られそうにない、と判じてやれやれ、と息を吐く]
……ともあれ、これ以上ここで雁首並べて唸っていてもどうにもなりますまい。
朝からの騒動で皆、疲れていますし……まずは解散して、落ち着く時間を持つべきではありませんか?
[ちったあゆっくり考えさせろ、頑固爺。
言葉こそ丁寧だが、声音や態度にはそんな本音がありありと滲んでいた。
その本音を察したのか他に理由があるかはわからないが、団長は一先ず解散する旨を告げた後、広間を出ていく]
……まったく。
融通の効かない所は、親父殿にそっくりだ。
[ため息と共に吐き捨てた後、足を向けるのは広間の一画に置かれたピアノ]
……調律してから、と思ったが。
止むを得まい。
[小さく呟き、蓋を開いた鍵盤に触れる。
僅かな黙祷を経て、緩く紡がれるのは、鎮魂歌の旋律。**]
─ 屋敷内 ─
そっかぁ。
もしかしたら、って思ったんだけど。
[返答>>0を受けて、腕を組む。
それから少し声を顰めて]
昔ね、ウチのヤギの仔が襲われたことがあったんだけどさぁ。
おばさんのアレね、その時に比べて……きれい?っていうのも変かもだけど。
なんだろ、ただ食い散らかしたって感じには見えなかったんだよねぇ。
[職業柄、動物の生死には慣れているのか、淡々と言葉を紡ぐ。
尤もヤギの仔の事件の時にはまだ幼く、それから数日間ずっとめそめそ泣いていたものだが]
人狼だけじゃなくて、見極める力を持つ人もいるって、団長さんは言ってたけど……
[溜息を吐いた]
─ 屋敷内 ─
[どうやらカヤもギュンターの話以外の可能性を考えていたらしい>>3。
考えるように腕を組み、声を潜める様子にエーリッヒは身体を傾けカヤに耳を寄せた]
……きれい?
きれい、きれいかぁ…。
[言わんとすることは分からないでもない。
野犬の類であれば、もっと雑な傷口になっている、と言うような意味なのだろう。
そう感じることが出来る程、カヤは老婦人につけられた傷を見たと言うのは少し驚きではあった。
如何に動物の生死に慣れていたとしても、今回は人間なのだ]
見極める力?
…あぁ、幻燈歌だかで歌われているものだっけ?
なんだ、そう言うのがあるなら直ぐに解決するんじゃないか?
[溜息をつくカヤとは対照的に、楽観的な口調で言う]
― 悪夢の記憶 ―
[少年の父は優しかった……そして母は、その父と少年を心から愛し、慈しんでいた。その夜までは…]
[それは嵐の夜。少年の家は集会場のような孤島ではなかったけれど、家から一歩も出られなくなる程の酷い嵐だった]
[その閉ざされた夜の中、少年の父親は、突如人が変わったようになった。「狼を殺す」「殺さなければいけない」何かの力に捕らわれたようにナイフを翳し、愛する者を手にかけようとして……逆に命を落とした]
[父を殺した母は、自らも命を絶ち……そして、一人残された少年は、その記憶を自らの内に封じ込めた]
[事件は、自衛団によって、表向きは夫婦揃っての病死とされ、少年は街の神学校へと追い出されるように送られた]
[そうして六年の間、少年は、その夜を忘れていた……]
[再び、起きた嵐によって、その悪夢を呼び起こされるまで**]
─ 屋敷内 ─
うーん……なんだろ、野犬とかならもうちょっと、あちこちに噛みついたりするかなって思って。
顔とかはあんまり傷なかったみたいだし。
……まぁ、そもそもヤギと比べるのがおかしいかもだけど。
[途中で遮られた事もあってちゃんと見たわけではないし、と。
一生懸命言わんとすることを伝えようと、言葉を続けた]
うん、それ。
ウチもそう思ったんだけどさぁ、なんか力使うにも1日1回だけとか、制限があるらしいよ。
ヘルちゃんが言ってた。
[先ほどの広間でのやり取りを伝えた]
人狼も力も本当だったとしてさぁ。
……見つける前に襲われちゃったらアウト、ってコトだよねぇ。
[眉を顰めた]
…そうだね、人狼にしてみれば見つかるわけにはいかない。
もしそう言う人が居ると分かれば…狙ってくる可能性もあるね。
なるほど、そう簡単に話が運ぶわけでもないわけか。
[眉を顰める様子に、今度はエーリッヒが腕を組んだ**]
[反応は如何なるものだったか。
それから少し話した後、ぐ、と両腕を上げ、伸びをして]
んー……
さすがに疲れたし、休もうかな。
[丁度鎮魂の曲が聞こえてくる頃か。
画商と別れて、客室へと向かうことにした**]
─ 屋敷内 ─
うんうん、そんな感じー。
[大まかな説明だったが、言いたいことは何とか伝わった模様>>7。
安堵したように息を吐く]
詳しいよねぇ。
なんでも、親父さんの教えなんだって。
[音楽家については聞いたことをそのまま伝える]
多分真っ先に狙われるよね。
ウチならそーするもん。
それに人狼を見つけたって言われて、それをそのまま信じていいかも分かんない、とも言ってたね。
確かに間違えることもあるかも知れないし、もしかしたら嘘ついたりとかも…… 考えたらキリないなー。
[腕を組む彼を見ながら、難しい顔で唸る。
特に妙案なども浮かばないまま、やがて客室へ引き上げることとなった>>9**]
…これからどうするか、団長さんの中ではもう決まっているんでしょうけど。
こっちは話を聞いたばかりですぐ受け入れる余裕は出来てないのよ。
今すぐにどうこう出来る話でも無いし、少しの間でも時間をくれないかしら。
[行って見回せば、>>1:74普段以上に無口な女性や>>1:102喜々としてはしゃぐ青年の顔が目に入る。
>>1:82既に広間を離れた人も居る以上、此処に留まり続ける意味も感じられなかった。
そこで不意に微かな違和を感じはしたがこの時にはその理由に気付く事は無く、>>1ヘルムートの言葉を受けて解散を告げる団長に視線を戻し。
>>1:103恐らく幼い頃よりの知己なのだろうカヤに付き添われて>>1:93出ていく少年を見送った後自分も広間を離れ昨夜から借りている部屋へと戻った]
─ 二階 客室 ─
……人狼、ねぇ。
[部屋に戻り一人になった所で、面倒な事になった、と眉を顰める。
別にどこで死んだ所で構わない身上ではあるが]
あんまり気分良いもんじゃ、ないわよねぇ…
[団長の言葉が真実なら、此処に集められた中から殺す者を選ぶ事になるのだろう。
十年という歳月はこの地に根付くまでには行かずとも、情が湧くには充分だ。
馴染みの客、日頃世話になっている牧場の娘や神父を殺さなければ行けないかもなんて。
村の外からの来訪者も揃って年若く先行きの明るそうな者ばかり、出来れば団長の杞憂であって欲しいと願う耳に、>>2その音はふ、と届いた]
─ 二階 客室 ─
…これは……あぁ、あの人…?
[ピアノが奏でる鎮魂の旋律、紡ぎ手はすぐにあの男性だろうと知れる。
気ままな楽器弾きと本人は言っていたが、聴こえてくるは音楽家と称されるに相応しいと思わせる音色。
それに併せ、小さくヴォカリーズを紡ぐ声は部屋の近くを通った者であれば拾う事が出来ただろう。
暫くの後にピアノの音色が消えれば部屋の中は静寂に包まれて。
女の意識も同じく静かな眠りへと沈んでいった**]
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新