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あ?
[不機嫌な声で振り返った]
……えーえ。
お蔭様で、目ぇ覚めましたよ。
気分は最悪だがな。
よりによって、コイツの代で遭遇する羽目になるとはね。
[乱暴な口振りで、傍から聞けば意味の取り辛いことを言う。
右手はタイを解き、一番上の釦を開けた]
……居ると良いけど。
[幼馴染の望む言葉は出て来ない。
不安を覚えても、希望を抱いていても、今は大丈夫と言い切ることは出来なかった]
……お前、何ともないのか?
[不思議そうに問うたのは、息切れをしていない幼馴染を見て。
記憶に新しい道、なかなか苦労して通った道。
その素振りを全く見せない様子に、言葉不足ながら疑問の声が出た]
― 現在・住宅街 ―
はぁ、はぁ、はぁ……
[駆けに駆け、しゃがみこんだのは住宅街の地蔵堂。
祠の影に身を隠し、上がった息を整える]
なんなの。 なんなのよ。
[道を探し回るうちに、常連の男を見つけた。
声をかけるとニタニタ笑い、彼はこちらに襲い掛かってきたのだ]
『マーマ。俺にもくれよ。 ……ずっと欲しかったんだ』
[私はすぐに逃げ出した。駆けて、駆けた。
その最中、他にも逃げる者と追う者を見た気がする。
この街に一体、何が起きているのだろう]
[それから、体の調子が戻るまでその場に佇み、やがて、それも戻ってくると神楽が口を開いた]
さ、て。あやのっち。何処に行こうか?ああ。流石に、これ以上の浄化は勘弁ね。しばらくは同じこと出来ないと思うし。
『……』
[綾野は何と言っていいのか分からないという表情でしばらく神楽の顔を見つめていたが、ややして口を開いた]
『桜の元へ』
あ。やっぱそこがいいんだ。
まあ、同じようにあの場所に憑魔達が大群で襲ってくることも無さそうだしね。危害さえ与えなければ、何もしてこない感じ?うん。多分、せったん自業自得。
『……ところで、先程から気になっていたのですが、その「あやのっち」というのは?』
あなたのあだ名。私、そのままの名前で呼ぶのなんか苦手なんだ。そして、あだ名で呼ぶ人は漏れなく私の家の縁側でお茶を飲むのに誘っているから、今度良かったら一緒にお茶でも飲もうよ。
[あっけらかんと言い放つ神楽に、綾野が少しだけ微笑んだ]
『フ、フ……変な人』
……はい?
一体、何の話……?
[史人の言う言葉、その意が掴めず、一つ瞬き]
話が見えんのだが。
と、言うか。
……誰、というべきか、それとも、何、というべきか。
どっちだ。
[その聞き方もどうなのか]
─ビジネス街・表通り─
[──そうして、十数分後。路地裏から、表通りまで出てくる。
ちらり後ろを振り返るが、『何か』が追って来る気配はなし。
ふぅと、ひとつ大きく息を吐くと、]
さて、神楽たちは何処にいったのやら。
[そう呟くと、左右をきょろきょろと見渡し、ひとまず中央方向へ歩き出した。]
まあ、常日頃から色んなモノ見てるから。
とはいえ、一応これでも精神的にはきっついんですよ?
ここまで大規模な現象なんてのは、産まれてから見たことないし。
こっから先のことを考えると憂鬱だしね。
これはまだ序章なんでしょ?これから始まる物語の。
『……はい』
本を斜め読みした感じでもあんまり明るい未来は待って無さそうだしなあ。
少しでも関わっている人が少なければいいんだけどね。
[そんなこんな。
微妙に盛り上がっているのか、そうでないのか図りしねる会話を続けて、桜の元へと戻ってきた]
───桜の根元───
えっ?
[幼馴染の不意の質問、はじめ意味がわからなかった]
大丈夫って?千恵ちゃんのことは心配だよ。
[走りながら普通に返答を返して、改めて気づく]
私…普通に走れてる?
[千恵のことで夢中で気づいていなかったこと、幼馴染の疑問に答えられる答えはなく。]
火事場の馬鹿力ってやつかな?千恵ちゃん守らなきゃって夢中で。
―礼斗宅―
……物分かりの悪い奴だな、ったく。
[軽く舌打ちし、呆れたような目を向けた。
無理もないと思うが]
お前さっき自分で言ってただろうが。
『司』って。
伝承からすれば、少々特殊なケースじゃあるが。
[あっさりと口にする]
―礼斗宅―
『司』
目覚める。
桜花が呼ばれたように。
[小さく呟いたのは独り言のよに]
…でも、変。
[らしくないという意味で。
今度は首元を寛げる史人にむけて呟いた]
─自宅─
…………。
[告げられた言葉は、先の呟きから、意識の隅では考慮していた事。
では、あったが]
『司』。
史さんが、ねぇ……。
[あっさりと言われ、思わず棒読みに近い物言いになったのは、ご愛嬌。かも知れない]
特殊ケース……龍先輩とは、違うのか?
[写真立ての中で笑う、アッシュグレイの髪の厳つい男にちらりと目をやり。
それから、改めて昔馴染みを見て、問う]
そうじゃなくて。
[最初の言葉には否定を。
続く疑問に肯定の頷きをする]
前までは少し走っただけでも息切らしてただろ。
[訊ねても幼馴染も分からないらしく、返る言葉も精神論的なもの]
……でも火事場の馬鹿力って長続きしねぇんじゃねぇ?
ともかく、きつくなったら言えよ。
[疑問がまたついて出るが、気遣う言葉も向けておいた]
―住宅街・路地―
[暗い段ボールの影に隠れて、とてもとても困っていた。
瑞穂の家を抜け出して、いとこを捜しに出かけたものの、さっぱり行方はわからない。
勝手知ったる街の中、迷子になることはないけれど。
何処まで行けば会えるかな、と、気がついたら、繁華街からはだいぶ離れた所にいた。]
う、ぅ、ぱぱ、まま、かやにいちゃ…みずね
[と、小さく泣き言を呟きかけて、ばっと両手で口を押さえる。
すぐ側で人の気配がした。]
………。
[こつ、こつ、靴の音。
たぶんさっき、ぶつかった人が、自分を探してうろついている。]
[何故、は、分からない。
何故かくれるのかも分からない。
ただ本能的に、『見つかってはいけない』と何かが警告していた。]
うん、そうだけど…
[幼馴染の質問には曖昧な返答しか返すことができず]
わかんない、私も何か起きてるのかな……?
[不安げな視線を伽矢に向けるが足は止めず]
うん、でも今は千恵ちゃんのこと、急がないと。
[すぐにその視線は前へ向けられた。千恵がすぐに見つかることを祈って]
[とはいえこのままではやっぱりいつかは見つかるわけで。というのは小さい頭でも簡単に理解できた。
本を置き、きょろと辺りを見回して、手が届くところにあった、小石を拾う。
ちらり、段ボールの影から様子を伺う。
真っ赤な靴が、近くに見えた。]
[足を見ると、どっちを向いているかが分かる。
足が向こうがわを向いたその時に、小石を思いっきり遠くに投げた。]
「そこかぁ〜ぃ?千恵ちゃあん」
[声にびくっとする。誰だか分かった、飴玉のおじさん。
おじさんは小石が転がった方に向かって走って行く。
その隙に、わたわた本を抱えて全速力で反対へと逃げた。
うさぎも全力でひょこひょこしている]
―礼斗宅―
お前ら失礼だろ。
……って言いたいとこだが、正直俺もそう思う。
コイツ物凄い使い辛そうだし。
[襟元を掴んで溜息]
あぁ、色々と制約があってな。
元々素質のない血を、無理矢理司にしようと色々無茶やった代償らしい。
力自体は薄れてんのに、負の部分はしっかり残ってやがる。
戻ったら恐らく、今のことも曖昧にしか覚えてないだろうさ。
[頭を指先で示した]
― 住宅地・地蔵堂 ―
ひっ!
[目を向けた先には、倒れている男女。
男の身体には刃物が突き立ち、
仰向けの女の胸からはどくどくと血が流れていた。
周囲に襲い掛かる者がいないか確認し、そっと男女に近づく]
うぇっ……
[見なければ良かった。私は激しく後悔する。
男の口には、女のものと思しき心臓が咥えられていた。
私はその場を離れたくて、後先考えず傍の路地に足を踏み入れた]
―礼斗宅―
……まぁ、それを踏まえてだ。
少しばかり協力して頂きたいんだが。
「あやみん」とやら。
[常と少し違うイントネーションで、昔馴染みを呼んだ]
―礼斗宅―
…史兄さんであって史兄さんじゃない、のかな。
よく分からないけど。
何て呼べばいいの。司っていうのは総称でしょう。
[言いながら窓に近寄る。
外を見下ろすと、水銀灯の真下に倒れている姿]
あっ。
[遠目にもカチューシャが光を弾く。
窓ガラスに手を突いた。
交代してくれて今も店にいるはずの少女はピクリとも動かず]
さくら…。
[桜色の霞に包まれ、唐突に消えた]
…あいつらと同じ現象が起きてるなら、オレはこの場に居ないだろうけどな。
それとは違うってのだけは確かなんじゃね?
[こちらも曖昧だが、悪いものではなさそうだ、と言う旨を伝える。
続く言葉には頷いて、先を急いだ]
[以前従妹に連れられてきた場所。
子猫が居るはずのそこに、従妹も、子猫達も居なかった]
…子猫すら居ない、な。
一度ここに来て連れてったのか、それとも全く別のところに向ってるのか…。
その場合、子猫達が居ないのが気になるけど。
……仕方ない、一旦表通りに戻ろう。
子猫達には悪いが、千恵の方が優先だ。
[焦りが出始めたのか、その場から直ぐに移動し始める]
[そうして、とりあえず中央公園まで戻ってきたのだが、]
…………おい、神楽。何でお前らここにいるんだよ。
[桜の樹の下。そこにいた二人にはぁと頭を抱える。]
お前らには、俺を見失った奴らがここに戻ってくるっていう発想はないのか?
─自宅─
[なされた説明。
ふむ、と言いつつ腕を組んで思案顔]
……龍先輩は、元々、『そうなる素質』を魂に刻まれていた……とか言ってたが。
そういうケースもあるんだな。
……まあ、『他者に引き継がせる』術もあるらしいし。
[呟きと共に、やや、陰る瞳。
だが、それは刹那の事。
ふるり、と首を横に振って]
……協力?
『司』の役目、とやらに関わる事か?
……まあ、俺に出来る事なら。
[いつもと違う呼ばれ方に、やや、調子を狂わせるものの。
拒絶する理由は思いつかず、素直に頷いた]
もっとも、俺はあくまで非力な一般人。
……限界もあるからな。
[予防線は、それなりに張っておいたが]
― 住宅街・路地 ―
『そこかぁ〜ぃ?千恵ちゃあん』
……千恵?
[そこそこ歳のいった男の声。
私はそっと声のする方に近寄った。
どなたかお探し?
そう声をかけようとすると、近くの物陰からひゅんと小石がとんだ。
男は小石を追っていく。
そして、物陰から見慣れた兎が駆け出した]
(千恵ちゃんっ!)
[私は慌てて姪の後を追った]
―礼斗宅―
すーちゃん。
[残っていたコーヒーを飲み干す。
カップをテーブルに置くと、礼斗に向けて頭を下げた]
…お邪魔しました。
私はこれで。
[協力の話を背中で聞きながら玄関へと向かった。
止められなければそのまま外に、水銀灯に向かうつもりで]
[伽矢の返答に少しだけ安心できた。
先を急ぐ伽矢についていく]
誰もいないね。
[そこには子猫の姿は見えず]
伽矢くん、その変なのって襲ってきたんだよね?
それがいっぱいいるなら、千恵ちゃんどこかに逃げてるんじゃないかな?
[すぐに伽矢の後についていきながら]
千恵ちゃん街のこと詳しそうだし、路地とか多い住宅街とか。
[少し考える余裕ができたのか自分の考えを先をいく伽矢に伝える]
[かけられた言葉に気づき、雪夜に顔を向ける]
なんでと言われても、あやのっちが此処に戻りたいという話なんで、付き添いで来たの。
一人でふらつくのも不安だし。
まあ、せったんを信用しておけば、なんとかなるんじゃないかというのも此処にいる理由の一つかな?
[そう言いながらも、少しだけ安心したような顔を浮かべ]
お疲れさん。
[短く、その言葉で締めた]
―住宅街・路地―
[たたたたと、全力で逃げるも足音はどんどん近づいてくる。]
や、やぁ………!
[まさか百華とは気づかずに、逃げるが所詮子供の全力。
あるていど行った所で、すぐに追いつかれた。
じたじた、うさぎと一緒に抵抗する。]
─自宅─
……え?
[黒江から向けられた言葉。
思わず、惚けた声が上がった]
いや、呼んだのは俺みたいなものだから。
……外に出るつもりなら、誰かと行った方がいい。
それで、全く危険がなくなるってわけじゃないだろうが。
[窓の向こうに何を見たのかは知らぬけれど。
念のため、こう声はかけておいた。
……もっとも、誰かといても、完全に危険を避けられるものではないのは、わかっているのだが]
…沢山居るのかはわかんねぇ。
オレが見たのは、一匹だけだった。
[実際に見たのは確かに一匹。
けれどそれを喰らったのも居るため、複数は居るのだろう]
……そうだな、逃げてるかも、知れねぇ。
そっちの方行ってみるか。
後は……まともなのが居れば、見たかどうかも聞けるんだけど。
[居るだろうか、と呟く。
足早に路地を抜け、繁華街の通りに出て。
一旦中継地である中央広場へと足を踏み入れた]
─ →中央広場─
[シンボルツリーである桜の周囲に出来ていた人集りはもはや皆無に等しく。
疎らに人が見えるだけ。
その見える人もまともかどうかの判別をするには時間を要するか]
…瑞穂、あの人らに聞いてみねぇか?
千恵がどっか行ったなら、ここを通ってるはずだし。
[示したのは桜の樹の傍に立つ男女三名。
幸か不幸か、どれも見知った顔ではあった]
好きにすりゃぁいい。
改めて呼ばれるような名もないしな。
[窓の外を見る瑶子を止めるでもなく]
なぁに、別に大したことじゃない。
少し確かめたいことがあるだけだ。
[同時、揶揄ではなく、周囲が少し冷えた]
[神楽の言葉に、はぁぁぁっと大きな溜め息が漏れる。]
………………まったく。ほんとあんた何考えてるんだか。
……って、おい神楽。何だよその理由。バッカジャネーノ。
[そう言いつつ、ついと顔を背ける。短く掛けられた声には、]
…………ああ。
[顔を背けたまま、こちらも短くそう返した。]
―住宅街・路地―
千恵ちゃんっ!
[暴れる姪を抱きしめた。
公園で何かに怯えていた時より、もっと彼女は怯えている。
私には、そう見えた]
大丈夫、ももおばちゃんだよ。
怖くないよ。
[壁にぴったりと背中をつけ、周囲に気を配った。
今の所、こちらに向かってくる気配はなさそうだ]
─自宅─
……確かめたい……こと?
[史人から向けられる言葉。
やや、冷えた空気。
目を細めつつ、それでも動きはしない。
むしろ、何をなそうとしているのか。
それを、見極めよう、という意思がそこにはあった]
―礼斗宅―
…混乱するから、史兄さんのままにしておく。
[礼斗に話す史人から冷気を感じた。
氷、とは声に出さず唇だけ動かして]
誰かと言われても、特に親しい人がいるわけでもないので。
とりあえず下の水銀灯まで行ってきます。
[もしかしたら話だけでは済まないのだろう。
そんな気配を史人から感じていたから、もう一度頭を下げると玄関から外へ出て、小走りに非常階段へと向かった。
カンカンカンという音が響く]
―住宅街・路地―
ふぇ?
も、ももおばちゃ……!
[怯えた表情から一転、ぱああと一瞬、日の差すような笑顔になり、百華にがしっとしがみついた。]
おば、おばちゃ……ちえこわかったよ……!
みずねえちゃの家にいたけど、かやにいちゃが帰ってこなくて、さがしにでたら、飴のおじちゃに追いかけられて……
[ここまでの経緯を言うと、再び怯えに襲われたか、かたかたと震えはじめた。
うさぎもいっしょに震えている。]
さっきまで結構人がいたはずなのにまったく見ないの。
[疑問に思っていたことを口にする]
たくさんは、考えたくないけど…。
とりあえず行って見よう。
[中央広場に向かいながら]
まともなの…?
[伽矢の言葉にさきほどの変なのというのが何を指すのか、なんとなくの思うところがあった。
中央広場につき人の姿を見つけると警戒した様子を見せる伽矢。
思っていたことは確信に変わる。それは人の姿をしてるんだってことが]
うん、あれは…静音さんっ!
[見知った顔の中で一番親しい人の名前を呼んだ。
そちらの方に駆け寄っていく。]
まあまあ、無事に再会できたんだから、とりあえず喜んでおこうよ。
お互い、特にひどいことにもならなかったようだしさ。
[そう言いながら、雪夜が顔をそむけるとニヤけた顔で見つめた]
あら。何、せったん。ツンデレ?
可愛いところあるじゃん。うりうり。
『……』
[そんな様子を見る綾野はやっぱりこのノリについていけないようで、沈黙を守ったまま微妙な表情で2人を見つめていた]
……だろうな。
[人が居ないと言う言葉に、理解しているような風に言う。
オレは喰われた人も見ている。
喰ったモノも見ている。
あれが蔓延しているとしたら、人が減るのは道理だった]
巫女と、あん時の兄ちゃんと……例のおばさんか。
[見たところ、遭遇したやつのような気配は感じられない。
大丈夫そうだ、と駆け寄って行く幼馴染の後を追った]
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