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…想像、スか。
[口元の歪な笑みを深くすると、右手を上げてカリと頭を掻いた。]
…「虚」の目的を知っても「愉しい」と…言えるといいスね。
[呟くように小さく言った]
[小さな声も聞き逃しはせずに]
さァ、どうだろうな。
知ってからでなければ、俺には何一つ言えるまい。
――退屈がこわれるのならば、何でも歓迎するがな。
[にわかにざわめきたつ院内。
精神的にはともかく、体力的には大分、回復していた。
皆の意識が他へと向いている間に、
そっと寝台から降り立って、素の足に靴を纏った。
なるべく音を立てぬようにしながら、外へと向かう]
…そ、スね…。
…ま、聞いた所では「世界のコトワリを壊す」とか…だった気が、するスけど?
[小さく小さく呟き、足元へ目線を揺らした後、顔を上げて明るく軽い声で。
その口元の笑みは深く深く、*歪んで*]
確かめないと、
……出来ることを。
[小さく呟いて、向かう先は結界樹。
空を翔ける者にとって、森を往く者は見つけがたい。
通い慣れた、と言えるようになって来た、路なき道を、なるべく繁みを選んで、進んだ]
世界のコトワリ、ねェ。
[その、見慣れぬ笑みを見て、狐はわらった。]
それが何を意味するのかはわからないが――
なんとも愉しそうなひびきじゃないか。
[森は奇妙に静まり返っている。
歩みは決して早いとは言えないが、
小さな足音ですら、大きく響きそうだった。
遥か上空の羽ばたきが、時折、耳に届く。
やがて、川の流れが行き着く先、風が運んできた微かな声に、足を止めた]
−施療院−
[エリカとカルロスを後にし、アヤメを探し院内を巡る。
途中でラスを見つけ、その案内で彼女が休んでいる筈の部屋へ向かった。
しかし、そこにあったベットは空。
側の椅子に疲れて眠るカレンの小さな姿だけがあった。]
……………あの馬鹿娘が。
[抑えた声は低く地を這う。
手に持つ籠の柄が、鈍い音を立てた。
明らかな渋面に責任を感じたのか、ラスが開け放された窓から飛び出して行った。]
[溜息と共に見送り、窓を閉じる。
眠るカレンの側、起こさぬ様にベットへと腰掛けた。]
………少しここで待つか。
[入れ違いを防ぐ為。カレンの疲労を癒す為。
そして、いざという時に動ける様に。
ベットに籠と届け物を置き、腰を据えたまま*目を閉じる*。]
愉しそう、ね。
…あんたは何があっても愉しそうって言いそう、…ッスね。
[笑みを貼り付けたまま、手はなる実に再び伸びる。
その骨ばった指が触れた実は、黒く萎んでぼたりと足元へと落ちた。
腰紐に両手親指をひっかけて肩を竦めて見せた。]
そうかもしれないな。
もちろん――なるようになってからでないと、わからないが。
[くすりとわらって、落ちた実を取ろうと進む。
身を屈めて、手を伸ばし。]
見事なもンだな。
狐さんはさびしがりやさん〜♪
[アヤメのいった方向を指差してた後。
結界樹から離れてからしばらく歩いて。動きを止める]
あは、忘れてた。忘れてた。でもいいかー
例え。例え。誰かが…あは。あははははは
褒めているともさ。
[しっかりと持って、握りこむ。]
付き人殿はどうやって封じた?
お前がやったのか、それとも――もう一人かは知らないが。
見事なもンだ。
どうやって?
こう、自分から力だけ剥がして、飛ばした。
[身振り手振りで、自分から立ち上る何かを表現しようとするが、まるで踊るかのように見えるかもしれない。]
あぁ、そうさ、俺がやったよ。
全部――壊す為に、俺の大事なものから、壊した。
[歪んだ笑みは消え、どこか遠くを見るように、呟いた。]
――よくわからないな。
少なくとも俺にはできないだろう。
[動きを見ながら一言。
狐はわらう。]
まァいい。
せいぜい、長老殿に疑われないよういしているがいい。
[手の中で砕かれた実を地面に散らした。]
うまく、騙しきれることを愉しみにしていよう。
お前もずいぶんと因果なもンだ。
[クツリ、と哂う。]
大事なもの――、ねェ。
それを壊さなければ、お前は躊躇いでもしたというのかな。
甘いもンだが……
[次いだ言葉は面の下にとどまった。]
長老殿に?
[問われたことばに、思いもしなかったというような声で驚きを見せた。]
今は、思っていないな。
あァ、
この後どうなるかまでは、しらないが――
なァに、
俺はそうそう、飽いるつもりもない。
お前らの望んでいるという――あァ、コトワリを壊すだったか――
ソレがかなうまでに、退屈しなければな――
[朽ちかけた丸太を拾い、地面にずりずり、ごりごりとこすりつけながら歩く
静寂とした森にはよく響く。
その音も楽しみながら地に痕をつけて歩く
行き先は診療所で]
なまえー。なまえー。なんていうのかな〜
― 回想・小屋 ―
……う……
[小さく呻き声をあげ、目を覚ますとそこは見慣れぬ部屋。気だるさの残る中、頭を小さく振り、体に異常がないか、確認]
生きてる。翼も、平気。痛い場所も……
――……っ!!
[身を包む大きめのシャツに、思考が停止する。顔はみるみる桜色に染まり、口だけをぱくぱくさせながら、しばらく固まっていた]
……ここ、あいつの部屋……だよね
この服、も……
[大きなシャツの裾を手にとリ、じっと見つめ、鼻につくカビの臭いに微かに顔を顰める]
……あいつ……も、堕天尸じゃ、なかった……
何か、大切なもの……なくしてる……人。
[失神直前、微かに見えたような哀しみに、もはや敵愾心は薄れ。再度シャツの臭いを嗅ぐと]
カビ、くさ……
……あいつの、臭い?
[小さく笑うと、*小屋を後にした*]
退屈しなければ、か。
…あんたを愉しませる義理は無いが…
知ってるなら、黙ってて貰う為には、か。
[目を瞑り、ぽりぽりと頭を掻く手は止まらず。]
―施療院―
[ゆっくりと、目を開く。
目をごしごしとこすり。窓に目を向けると透き通った青空が瞳に映った]
……ああ。
[しばし、茫然としてから、ようやく部屋の変化に気がつく]
アヤメ?
[眠っていたはずの姉貴分の姿はなく、そばに何故かスティーヴが目を閉じている。どうせおとなしく休んではいないだろうと思っていたけれど]
………もう消えた?
[そんな言葉が口をついて出た]
最初から知っていたさ。
気付いたのは最近だが。
それでも言わなかったということは、――どういうことかわかるだろう?
[金の目で見る。]
今のままでも、しばらくは十分愉しめそうだ――
[ずりずり、ごりごり。地を削りながら、唐突に歩を止め
きょろきょろ]
あは、無くなってる〜。うん。いいけど。いらな〜い
[と、足をそのまま診療所へと向ける]
最初から?
…俺が捕らわれる前から…なら、止めなかったあんたは同罪、スよ?
[クスクスと、楽しそうに笑いながら金の目を見返す。
おかしくて溜まらない、といった風に、腰紐にひっかけた親指でお腹を押さえた。]
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