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[次々に運び込まれる風の声に辟易したような表情。それでも頭に詰め込もうとするのは情報を扱う仕事が故の性か]
…んあ、ブリジットか。
[少女が居たことは風が運んできたために知っている。驚くことは無かった]
アーベル、そこで止まってないで来たらどうだ。
[扉の方を見るでもなくアーベルにも声をかける]
[示された椅子に、一礼してから腰掛けて。
従魔は、肩から膝の上へ]
今の状況では、話さないでおく方が問題かな、と。
このまま機鋼竜の『器』が制御できなかったら、機竜卿の考えも全く無意味なわけですし。
[むしろ、その余計な考えのせいでややこしいんですが、とため息一つ]
それに……同族であるあなたには、やっぱり知る権利があると思う訳で。
[ここまでは口調は軽く]
この子……機竜の従魔セレスティンは、機竜王リンドブルムの『子』。
新たなる機鋼竜の『魂』。
機竜卿は、『魂』に経験を積ませるべく、従魔の姿を与えて、俺に託してきた、と。
[それから、口調を改め、静かにこう告げて。
当の従魔は、天青石の瞳をきょとりとさせつつ、首、こてん]
―果樹園―
[鋼の瞳から笑みは消えず]
まだ裁定を降すには、情報が足りないな。
それに、僕がどう思っているか、は問題じゃない。
必要なのは真実と……
[扉越しに投げられた声][瞬き]
……うん。
[素直に頷いて、扉を開く]
[吹き込む風は踊っているよう]
[黒の小鳥が、くるり、宙を巡った]
うん、邪魔しちゃってごめんなさい?
[言いながら外に出た。
若干強く吹く風に髪の毛を押さえて、もう一つの扉の方を見た]
鳥…?
[宙を舞うその姿に目をぱちぱち]
[運び込まれる情報。出来るだけ必要なものだけを頭に叩き込む。それでもやはりいつもより情報量が多いせいか、表情は若干険しいままか]
マテウスの連れてた鳥か。
傍にアイツが居なくて寂しい思いしてるんかね。
[風精が宙を巡る黒い鳥にじゃれ付く。直接風が当たらないように、共に宙を駆け抜けて]
邪魔じゃねぇよ。
俺こそ叫んだりしてなんか邪魔したんじゃねぇか?
邪魔したのはむしろこいつらだ。
[親指を宙に向け指し示す。もちろん風精のことを言っている]
―果樹園―
[生命の娘の反応に、傷ついた様子で]
えー、ひどいなあ。
お嬢だって、雷撃王と翠樹王が愛し合ったから産まれたんだよ?
[心外そうに訴える]
うん。
捜したがっている、みたい。
[歩み出て]
[腰を下ろし][顔を上げる]
[羽ばたく鳥][翔ける風精]
[緩やかに細まる片側の青]
……邪魔?
何か、していた?
[腰掛ける相手を見やりながら、かしりと林檎を一口。
……話を聞くのに食べてるのも失礼かな?
でも、食いかけを放置するのもなぁ。ぼんやり考えながら]
同族とは言え、随分と高く買われてるんだね、イレーネも。
[軽い口調に、小さく笑いながら。
しかし続く言葉を聞けば蒼を見開いて。…僅かに眉を寄せた]
――…あー、なるほど。
…そりゃ、黙ってた方が問題かもね。
……そっか。その子が『魂』なんだ。
んじゃ、今機竜が起こしてる事って――『魂』の意志じゃなくて。
『器』が何らかの目的を持って動いてるって事?
[従魔が、首を傾げる様子に、真似るようにオレも首を傾げてみる。
…ありえない話ではないけれど、あまり聞く話では無いから]
[苦笑した。心底、”全く仕方がない”と言うように柔らかく]
精霊王は界の狭間で馬鹿なこと覚えたのね。
[それから、首を横に振った]
愛とかなんとか、無縁の存在もあるのに。
マテウスさんの。
…その子も驚いちゃったでしょうね。
[小さく微笑んで。その姿に何を思っていたか]
私はもういいから。
落ち着くことはできたし、これ以上は無理。
…自業自得だけど。
[苦笑い。普段見せる表情とは随分違うものが掠める]
風に何かを聞いていたんじゃなかったの?
随分と沢山集まってるけれど。
[それとなく左手を動かしている。ひらり、シャラリ]
そか。
…ここを捜しても、なぁ…。
あいつらがどこに消えちまったのか。
仮に場所が分かってもそこへ行けるのか。
[鳥と風精の戯れを眺め。続く言葉に視線を青の少年へ]
ああ、いや。
どうにも風のコントロールが上手く行かなくてな。
屋敷周辺の情報がひっきりなしに運ばれて来るんだ。
それをどうにかしようと思ったんだが…風に邪魔された。
−ファクトリー−
[作業台の上で眠る、未誕の機竜。
ケーブルとパイプに繋がれたその身体に、背を預けて座る。
本性の時の自分と、どこか似たおなじ大きさの冷たい肉体。]
<<…みせて。>>
>>…何を…?<<
<<…せかい。>>
[寝物語をねだるような幼子の囁き。
それは同族ゆえの同調か、同じ焔を胸に抱くがゆえか。
無数のコードがざわめき、プラグが幾つも突き刺さる。]
…っく。
[絵本を読み散らかすように、勝手にめくられる記憶のページ。
データとして読み出される、今まで触れてきた世界。]
[持ち上げた左手]
[空を舞うもの達には届かず]
[重たげに垂れ下がる鎖]
風のコントロール……
対たる大地がいなくなってしまったから?
[じゃらり。]
[ブリジットの言葉に、この少女も色々悩んでいたのだろうかと考える。消えた者について知ることの出来る力。一人で抱えるには大きすぎるものなのだろうか]
聞きたくなくても、運んで来るんだよ。
普段から気をつけなきゃそう言う風になってたが、今日は一段と酷い。
しかも俺の意思を聞いてくれやしないと来たもんだ。
[お手上げ、なんて両手を顔の横に持ってきたりして]
[2人の無言の会話に、何してんだか、などと思いながら]
そう、なのかね。
昨日ここに戻ってきた時もそうだった。
急に風が暴れて、その時はどうにか止めたんだが。
何かの異変を感じた。
多分、マテウスが消えたのに反応したんだろう。
―果樹園―
[立ち上がり、プリーツスカートの裾を払う。
寝起きにするように、ぐい、と腕を伸ばしてから樹に触れた]
命を持たない存在ってあるんだね。
オヤジたちから訊いてたけど、吃驚だ。
それはそれとして本当は命を持ってるのかも知れないけど、私には判らないよ。とても冷たい気がするんだ。
[林檎を齧る様子は特に気にした様子もなく。
高く買われて、という言葉にはほんの少しの苦笑]
幼心に、印象が強いもので。
[冗談めいた言葉をさらりと告げて]
ええ。さすがにこんな騒ぎになっては……俺と、もう一人だけの手には負えないし、そんな悠長にも構えていられないので。
『魂』の意思ではないですね。
実際、セレスも今回の事態は理解できずにいるようなので……。
推測するに、今回の騒動の発端は『器』に宿された仮の意思……恐らくは、本能的なものによる、と思っているんですが。
正直、それが何かの予測が立たない。
そして、機鋼竜に与する者が、何のために動いているのかも。
[ため息をつきつつ、碧をぽふり。きゅう、と短い鳴き声と共に、尻尾がゆれる]
大きかった対が消えた分の反動。
あんまり無理なことは出来ないけれど…少しだけなら宥められるよ。
でも望まれなければしない。
[アーベルには小さく首を傾げるだけで。
振り返ったハインリヒをまっすぐに見た。
いつもより少しだけ大人びた表情]
風は自由に運んでくるから。
それだけ貴方の役に立ちたいと思っているんじゃないかな。
―果樹園―
[命を持たない存在…その言葉に一つの面影が浮かぶ]
冷たいって…
[それは既に、問いではなかったかもしれない]
うーん、掴みきれなくは無いんだが…かなりの集中は必要そうだ。
邪魔さえ入らなければ。
[現時点で最大の邪魔は風精なのだが]
命に関わるような危険性は無いとは思う。
[アーベルにはそう返して。いつもと異なる印象を受けるブリジットに視線を移しつつ]
いつも、役立ってもらってるんだがな。
こいつらが居なけりゃ俺の仕事は成り立たない。
んあー、少し宥めてもらえると助かるかも。
今のままじゃ掴むにも掴めない。
[幾度か早回しで見た後で、
気に入ったものがあったのか、同じ場面を何度も何度も繰り返す。
夕映えの空をゆったりと飛ぶ翼。
背に身を寄せる、命のちから持つ同胞。
治りきらぬ傷の痛みはあれど、風はその頬に、その翼に。
空とひとつになり、渡っていく感覚。
飛べなくなる前の、最後の空の記憶。]
―果樹園―
[ここから出たいのは、皆同じだろう、と言いかけて、それは意味が違うと、自分の中の何かが押しとどめる]
お嬢、でも、それは…
[ここではないどこか、今ではないいつか…それは、もうずっと誰もが唱える呪言だけれど]
[ナターリエを送り出した部屋の中。しばらく、虚空を見上げていたが]
はぁっ……。
[ひとつため息をつくと、髪を掻き上げ]
そろそろ限界かもしれんね。
[そう呟くと、部屋の隅に置かれていたバイオリンケースを持って、外へ。]
大切なパートナー。
そう思ってくれる人は大切。
[微笑を浮かべて止め具を緩める。二本垂れ下がる]
…落ち着いて。
慌てなくてもちゃんと聞いてくれるよ。
大丈夫。
[左手を差し伸べて静かに喋る。
風の総量は変わらねど、幾分緩やかな流れになるか]
大丈夫だから。
[風の一部はアーベルの傍を掠めるように流れたか]
印象ね。――まぁ、ちょっとやそっとの事じゃ
忘れて貰えない体質ではあるのは自覚しているけれど。
[そこはお互い様かな。冗談交じりにけらと笑って。
もう一人、との言葉に一度瞬いて、あぁ、と何処か納得した様に瞬いた。]
――聖獣のおねーさんの事か。
そういえば、オレが、ナタ・リェに話してたことを
オトフリートは聞き及んでたみたいだったね。
[信用しているし、聞かれた所で然したる問題は無いけれど。
ゆるりと首を傾げながら、続く言葉に口許へと手を当てる。]
…そっか、なるほどね。『魂』の声にしては、
随分と聞こえにくいとは思っていたけれど。
その推測は、強ち間違ってないかも。そうすれば、幾らか納得も行く。
でも、――そうすると困ったな。
協力者が、何を目的として『器』の声に同調してるのか…
唯でさえオレには三対の機鋼の声は聞き取りにくいから。
…あの翠樹のおねーさんの様子から、目的を聞きだせるかどうかも。
[そも、協力している人が彼女一人だけとは限らないし。
僅かに眉を寄せながら、溜息を重ねる。最後の一口を齧って]
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