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[食器を片付け綺麗に水気を拭き取り
バスケットへと戻して陳列棚の上に置く]
お話し、そんなに長くは掛からないわよね。
返しにいくのは、後でいいかしら。
[バスケットから手を離し
自衛団に言われた通り向かうは宿屋]
あ、俺も。
厩に行く途中で言われたんだ。
[それから馬房の清掃等しているので、それなりに時間は経過しているのだが。]
なんでかは分からないけどね。
[ブリジットの言葉>>202に肩をすくめながら答えた。]
―宿屋―
こんにちは、アーベルくん。
お邪魔させてもらっているわね。
[まさかアーベルも同じように呼び出されているとは知らず。
彼の家にあたる宿への訪問へは、そんな風に告げる。
だから、俺もと。彼が口にした時には、つと視線が向いてしまった。]
―宿屋―
ううん、いいのよ。
お寝坊しちゃいけないからねぇ。
[ブリジットの謝罪には、ゆるゆると首を振る。
少し送れ気味の反応には、そう、と。瞼が下がってしまう。
呼び出した人、についてはこっくり頷いた。]
ええ…あの人がここにと、みんなを集めているんでしょうねぇ。
[ギュンターが自分以外の誰を呼んでいるかは知らないので、言い回しはやや他人事のようになってしまうが。]
まだ他にも呼び出された人がいるでしょうから。
他の皆が集まった頃に、あの人がちゃあんと、説明してくれると思うわ。
[呼び出しの理由を一足早く聞いてしまっているが。
自分から説明する気には到底なれずに、黙っている事を選んだ。
どのみち、すぐに知れるのだろうからと。]
― →宿屋 ―
[そんなこんなで宿屋にやって来たウェンデルは、不機嫌そうな視線であった]
アーベル、飯くれ
はよ
[挨拶の方が遅いのはどうなのか。開口一番それなのも如何な物か。
いつもとは違った雰囲気である周りを、それから見渡した]
[家の外に出ると、辺りはまだ水がひけていなかった。
歩くたびに、ぱしゃりと水が跳ねる。
さっき家に来ていた人とは違う、自警団の人が忙しそうに走ってる。]
?
ほんとに、何がおきてるのかな。
[何だろうと、立ち止まり首を傾げる。
ちらほら聞こえてきた声に、外に繋がるトンネルが水のせいで通れなくなったらしいと知った。]
…い、行く。
そ、そのつもりでももって、来たの
[持ち歩くには大きい裁縫箱。
リスの飛び駆ける軌跡を大きな尾が遅れて追うのを見遣り
店を閉めるかと、少し小走りで外へ出た。
見上げると岩肌は未だ乾かぬ水がぬめり光り、
喧騒は絶えず―――ざわめきに、目を伏せた]
…パパ、パ、パラッ、シ?
[上げた顔が紡いだ言葉は、先程聞いたリスの名らしき]
─ 広場→宿屋 ─
さて、そこは行って見ない事には。
[他にも知り合いが呼ばれている事は知らぬまま、軽い口調で言って。
笑いながらの問い>>207に、翠を数度、瞬いた]
んー……転び易そうに見える、と言うか。
しっかりしてるんだけど、ちょっとほっとくのが心配になるとか、そんな雰囲気?
[返す言葉は、冗談めかしたものだが。
彼女の亡夫と交わした幾つかの言葉、護りたいという願い。
玉に強くこもったそれを知るからこそ、というのは少なからずあった]
─ 宿屋 ─
[その内に、たどり着いた宿。
そこに集まる顔ぶれに、眉が寄ったのは已む無しか]
……随分と、賑やかだけど。
もしかして、みんな同じ理由で呼ばれてんか、これ?
[ぐるりと中を見回して、誰にともなく問いを投げた]
[宿屋の食堂に行ってしまうのは癖のようなもの。
女将と既に集まっている人達にゆると会釈を向けた]
こんにちは。
おば様、これ実家から届いたジャムなんですけど。
宜しければ此処で使って下さい。
[半ば強引に其れを女将へと渡して
女は壁に凭れ、自衛団からの話がなされるを待つ態]
こんにちは、ヨハナの婆ちゃん。
そして、いらっしゃい、かな?
[と、首を傾げて。
ウェンデルの登場>>212には、]
お前ね、挨拶が先だろうよ。
[と、突っ込みを入れながら]
お前、好き嫌いなかったよな。
[確認をしながら、厨房へと入っていった。]
―宿屋―
……そっか。
何だか、……共通点、ないよね。
[そんな疑問もありましたが、返った言葉>>208にはひとまず頷いておきます。
その時は完全に彼の方を見ていましたから、告げられた女将さんの顔色が変わるのまでは気づけませんでした]
他にも……。何人、なのかな。
……。僕、本を返すつもりだったんだ。終わった後で、時間あるといいな。
[奥さんの方から返った言葉>>211で、彼女も詳しくは知らないらしいと判断しました。
だから深く尋ねる事はせずに、僕も残りの人と団長さんを待つことにします。
近くにあった椅子を引いて座り、本はテーブルの上に乗せました]
─ 自住居穴:店舗 ─
ああ、それでその、大荷物。
[持って来たと言う物>>214に視線を留めて、納得したように呟いた]
それじゃあ一緒に行きましょ。
[店を閉めるためにゲルダに先に出てもらい。
扉にカーテンをかけてから閉じて鍵を閉めた。
足を滑らせぬようゆっくりと地面を踏む]
え?
…ああ、この子のことね。
そう、パラッシって言うの。
[どもる言葉は何か別のものを言っているようにも聞こえたが、それがリスの名を問うたものだと気付いて。
左肩に移動したリスへ隻暗緑を向けて肯定の言葉を紡いだ。
居候と言う意味の名を持つリスは左肩で大人しく座っている]
─ 外 ─
そっか。
だからお水いっぱいのこってるんだ。
[トンネルが通れなくなってるくらいだから、道まで溢れてるのだろうと理解して。
他にも噂話が飛び交っていたかもしれないけれど、それは聞くことなく止めていた足をまた動かし宿屋へと向かう。
足元が悪いから、転ばないようにとゆっくりとした足取りで。]
― 宿屋 ―
[アーベルから返事が返ると、曖昧に笑んで返す。
アーベルも、という言葉はブリジットが繋いでいただろう。
顔色を変える女将には瞑目する。
気の毒に、としか思い様が無い。
そのうち宿への来訪者は増えて、アーベルが厨房に行くならその背を見送り。
新たに集まった者らには、知人やそれ以外にも変わらずこんにちはと会釈をした。]
す、すごく、目がきれい。
…ぬ、縫ってみ、みたい、な。
[聞き様によっては物騒な言葉を零しながら歩く。
ゲルダも小柄というほどではないが、
エーリッヒと並ぶと小さく見える。
宿屋への道なり、ゆっくり歩くロミの小さな姿を見留め
目が合えば少し、頭を傾げてみせた]
―宿屋―
……うん。多分、そうだよ。
[尋ねる声>>216にはそう返しました。
そうしているうちにも、人はどんどんと増えて行きます]
こんにちは……あ。
……。行く暇、省けたかも。
[現れたうちの1人>>212は、僕が後ほど訪ねようとしていた人でした。
貸してもらった本を見て、でも本人は何だか不機嫌そうな顔をしていたので、ひとまず様子を伺うことにします]
ん、そうだよー。
[ライヒアルトが来たのは、厨房に行く前だったか。
出来るだけ軽い調子でライヒアルト>>216に告げて。]
…うん。
てんでバラバラだね。
[今、この場にいる人たちを流し見ながら、ブリス>>219に答え。]
ブリスも何か食べる?
これのついでで申し訳ないんだけど。
[これ、と指差した先はウェンデルで。]
他にご飯食べたい人がいたら言って?
一緒に作っちゃうから。
[と、言いながら厨房へと引っ込んだ。]
……席を外した方が良いのかな?
[自分は関係ないと思っていたから、食堂に人が集まってくる様子に、腰を浮かせる。
食堂を後にしようとすれば自衛団の男に制止され、名を問われる]
うん。エミリー・コシェバは私だけど――
え? ……私も此処で待機してろって、何でよ。
理由を説明してもらえるかな?
[不審を隠せない表情で、自分よりも自衛団の男をじっと見詰めた]
― 宿屋 ―
[夫の力で選び出した者たちに、明確な基準などあるはずがない。
そうは思いながらも、ブリジットにはそうねぇ、と曖昧に言う。]
…ああ、人数は聞いていなかったわ。
何人かしらね。あまり多くないと良いのだけれど…。
[ぽつりと漏れるのは本音。
多ければ多いほど、違う者が紛れているという事になるだろうからと。
口にはしないが、気は重い。]
時間はそうねぇ…あるといいわねぇ。
[まさか直ぐにどうにかする…なんてことは無いだろうと。
変わらぬ様子のブリジットに言いながら、時折増える声に顔を上げる。
その度に、少しずつ気が重くなっていくのを感じていた。]
─ 宿屋 ─
[何を言ったのか、という疑問>>227には、ただ笑うだけ。
絶対本人には言うな、と口止めされていたりするのだが、それは余談。
会釈をするヨハナ>>223には同じく会釈を返すものの、何故ここに、という疑問は僅か、翠を掠める]
……なんだかねぇ……どんな用件なんだか。
[返る二つの肯定>>225 >>226に、黒髪をがじ、と掻きながらぽつりと言って]
あ、俺は食事はいい。
余裕できたら、茶だけもらえるか。
[アーベルの呼びかけには、短くこう返した]
―宿屋―
……ね。一体……
うん、食べる。
[朝ご飯は食べてきました。でも僕には珍しく、殆ど即答で頷きます>>226]
……。あ、少し、でいいよ。
[少し間を開けて、付け加えました。
彼が厨房に引っ込む前に間に合ったでしょうか]
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