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ーKirschbaum・店内ー
[ハインリヒに向かって首を振る]
いいえ、脅してなどおりませんよ。
主の御心に誓って、心から心配しているだけです。
[真顔]
コーヒー?
[彼女はまだそれを飲んだことが無かった。
とりあえず危険な飲み物らしいと認識することにした]
それなら良かった。
気をつけないと危険がいっぱいね。
[にっこりと微笑み返す。
それから桜の樹を見上げてその幹に手を触れた]
本当に綺麗。綺麗で優しい。
[桜の樹はここの空気と同じように安定した気を放っていて。
若干疲れていた彼女にも気持ちが良かった]
[挨拶を終えて、再び落ちてゆく桜の花びらを追っていると、木の根もとに居る黒猫と眼が合いました。その姿は今にも闇に溶け込んでしまいそうで、ベアトリーチェの金いろの髪とはまるで対照的です。]
[ぺこりと頭を下げた金色の天の人の子に、苗床は微笑む。]
桜、好き?
[それから水の精の言の葉に、頷いて]
こうやって。ただただ、すごしていられれば。
話をしながら、すごしていられればいいね。
この桜が僕を好いてくれているのなら、それだと思うよ。
ずっとずっと、綺麗に咲いていてくれるようにって、祈っていたんだ。
[そして変化に対しては、少し顔を曇らせて]
僕もきっと飲み込まれてしまうよ。……ううん、違うか。僕は飲み込まれるのではないね。
僕はたとえ。仮令、変化が必要だとしても……それがおきては欲しくないんだ。
今のままに変わらず。そうでなければ……
[ふと口をつぐみ、それから子どものように、子どもらしく笑う。]
桜が見れなくなってしまいたくないしね。
[春の陽気に誘われたように、店内の隅のソファーで、うつらうつらとうたた寝したまま…この時間。ぬいぐるみのような物を抱いたままの寝顔は、普段よりずっと幼く見えたかもしれない。]
……まあ、体質に合わない、なんていうのは、珍しいんだと思われますが。
[微笑みに、返すのは苦笑]
……この場所は、とてもいい均衡がとれていますからね。
全てが、自然な在り方を保てている。
[その理由が何かは言うまでもなく、それ故に寛げるのは、否定すべくもないのだが]
笑うなよ、神父サマ。
こっちは真剣なんだ。
[ようやく、解けている部分を全部食べきった。
口の周りをペーパーナフキンで拭き取る。]
……なあ、神父サマ。
最近、冒険者やら旅人やらの入りが多過ぎると思わねえか?
[先程までとは違い、真剣な表情で。]
桜だけではないよ。
ベアトリーチェは、世界が好きだよ。
だって、ベアトリーチェは、この世界にあるのだから。
[眼は猫に向けたままですが、ベアトリーチェはそう答えます。なんでもないことのように、当たり前のことのように、答えます。]
変わるのも、変わらないのも、ベアトリーチェにはよくわからない。
でも、ベアトリーチェは、ベアトリーチェの思うままにしようと思うよ。
[それから、二人の会話を聞きながら、独り言のように云うのでした。]
――だって、ベアトリーチェは、この世界に生きているのだから。
ーKirschbaum・店内ー
[ハインリヒの真剣な声に、胸のロザリオに触れていた手を降ろして向き直る]
そう、随分と色々な方が、町にやって来ていますね。
噂によると、皆さん「鍵の書」と呼ばれるものをお探しだそうですが。
―Kirschbaum・店内―
[ハインリヒとクレメンスのやりとりを見ながらくすくす笑う]
それでもオジサマは甘いもの食べるから、
これは年期の入った甘党だね。
そういや僕も最近旅人や冒険者の人が多いなと思ってたよ。特にここ1ヶ月は桜の季節じゃないのに。
まあ、客が増えると言うことは儲かるからめでたいことなんだけど。
[...は笑いながらコーヒーをつぐ]
[聖なる人の子の言の葉に、目をそちらにむけると
苗床は黒猫を目にして、苦笑する。]
君は、この世界がすきなんだね。
僕も、すきだよ。
[左の手で、そっと、ネックレスの小瓶に触れる]
とても好きだから、ずっと変わらずにいてほしいと思うんだ。
ああ、知ってる。
俺も朝頃叩き起こされてよ。
「『鍵の書』探しを手伝ってくれ」と抜かしやがった。
……で、俺は事務所を閉めてこっちに逃げ込んだってわけよ。
あんな胡散臭い連中の依頼を受けるくらいなら、猫探しやってた方がマシだっての。
[ぶつぶつ。]
珍しいの?
[苦笑が返されればきょとんとして。
中に戻ったらチャレンジしてみようとこっそり誓った]
そう、だからここにいるとホッとする。
外は変化が楽しいけれど、全部見てると疲れるから。
[本当はもっと街を見て色々と知りたいのだが。
もてあまし気味になってしまっているのが悔しかった]
ベアトリーチェだよ。
ベアトリーチェ=ブルーメンガルデン。
[眼を向けると、男の子は小さな瓶に触れているところでした。]
とても好きなら、こわがることはないよ。
きっと、受け入れられる。
ええ、多分。
……挑戦するなら、覚悟を決めて、ですよ。
[冗談めかした口調で言って。
それから、続いた言葉に翠の双眸を僅か、細める]
焦って、一度に全てを見ようとしない事です。
……君には、無限の可能性と、永き時がある。
気を逸らせて、それをかき消してはいけない。
[諭すような口調で言いつつ、ゆっくりと立ち上がる。
ゆらり。
束ねた髪が風に、揺れた]
……とはいえ、どうやら時は俺たちにのんびりするのを許す気はないようですが。
−Kirschbaum−
[アマンダは、千花とミハエルの遣り取りを見守っていた。
岩愛水で喉を潤しながら、静かに微笑を浮かべる。
無事に仲直りできたらしい様子に安堵して、しばらくぼんやりと店内の会話を聞いていただろうか。
疾風が駆け込んでくれば、意識が切り替わり、再び眉をしかめる。
それでも今日は昼の出来事のせいか、文句を言う気にならず。
彼から目を逸らすように、辺りを見回した]
…おや、大胆な。
[目に入ったのは赤毛の青年のはだけた胸元。
寝乱れたのだろうか。
それとも、抱き枕にされた菫のふわぽふの抵抗の跡かも知れない]
ベアトリーチェって言うんだ。
僕は、ティル、だよ。
[そして、ふると、瓶に触れたまま首を横に。]
僕は、無理だよ。
僕が受け入れられても、そうなってしまったら
[目を落とし、左の手の中を見つめる。
苗床の言の葉は零れずに、ただただ、ただ、ただ。]
[こくと頷き、一瞬だけ困ったような顔をして。]
なんでだろうね。やさしい色、だからかな?
のんびりと。
移ろう季節を感じながら、こうやっていられればいいんだけど、ね。
あぁ……だからなんだろうね。
君のキモチが、ちゃんと伝わってるから。
僕は……どうだろね?
独りで泳ぎきるだけなら出来るだろうけども。
変わらないものなんて、何もないけども。
時が止まらない限りは。
[子供らしい笑みを見せた少年の頭をぽふと撫で、薄紅を見つめ。]
それでも、大丈夫だよ。
ま、神父サマんとこには影響なさそうだよな。
教会まで探し物に来るとは思えんし。
あ、マスター。コーヒーお代わり。
[プリンパフェは、半分に減っている。]
うん。ティル。よろしく。
[名前を繰り返して、緑の眼は揺らぎをもったように思えるティルを眺めます。]
ベアトリーチェにはわからないけれど、
ティルにはティルの、思うところがあるんだね。
[立ち上がると、服の下で、鎖を通した指環が微かに動きました。]
ーKirschbaum・店内ー
[ハインリヒの零す口に頷く]
まったくです。遺跡荒らしと変わらぬ行為ですからね。お断りになって正解ですよ。
しかし…鍵の書というものに、興味はありませんか?
白状すると、私は、少しばかり、どんなものなのかと、興味を抱いてしまいました。
花といえば桜、というところもあるらしいね。
[瓶に落とした目を、水の精に向ける。]
うん、ずっとずっとずっと、そうやっていられればいいんだ。僕はそれだけでよかったんだ。
この桜に気持ちを伝えることが出来たなら良かった。
とても嬉しいことだよ。
[泳ぐ、という言の葉は、苗床にとっては面白さを覚えさせ]
君が泳げなかったら、大変だね。
変わらないものはないけれど。
僕は、いやなんだ。
ずっとずっとずっと、変わらずにいたい。
たとえたとえ、僕がいなくても大丈夫なように。
[もう一度、小瓶に視線を落として、微笑む。]
[彼が立ち上がるのに合わせて彼女も立ち上がった]
急いでも駄目。
のんびりでも駄目。
難しいのね。
でも、あなたが言うのなら間違いないね。
[朝確認したこと。徐々に騒がしさを増している街の中。
何が起こるかはわからなくても、何かが起こるのはわかる]
もう少し頑張らないとな。
[少しだけ真剣な表情で呟いた]
そう、だね。
僕には僕の思うところがあるよ
まだ、悩むのだけれど。
まだまだ、悩んでいるのだけれど。
[近づく聖なる人の子へと目を向ける。]
[その胸元の逆鱗は、淡く青い光を放つ、透き通ったプレートに見えたかもしれない。
金色に輝く繊細な刻印が、その中に封じられているように、埋め込まれている。
その白い指が触れるか触れないか、と言った瞬間、突然目を開けて、その手首を恐るべき素早さでつかもうとする。
その、縦に切れた瞳孔は、どうやら焦点があっていない様子。]
……少なくとも……生き急ぐ必要はないはずですよ。
[本質が無限にたゆたう虚無の一端である彼からすれば、精霊であるこの少女もまた、限りある存在。
そんな思いからの呟きの真意は、恐らくは届かぬだろうけれど]
頑張る……ですか。
とはいえ。
何をどう頑張ればいいのか、明確でないのが困り所ですね。
[少年と少女をほほえましげに見ながら。]
あぁそっか……そういえば僕の名前言ってなかったや。
おにーさんはアーベル。
今は、西通りの宿に泊まってるよ。
ベアトリーチェは強いんだね。
うん、僕もこの世界は嫌いじゃないよ。
おいおい。神父サマまで。
俺はややっこしい事に首突っ込むのはごめんだ。
どっかで厳重に保管してるんだろ、あれ。
……見に行ったら最後、『好奇心、猫を殺す』って事になるんじゃねえ?
[プリンパフェを食べ、ブラックコーヒーを飲みながら。
見たいとも思わないらしい。]
―Kirschbaum・店内―
[ハインリヒのパフェ処理能力はいつものことなので驚かず、...は二人の会話に口挟む]
クレメンスさん、実は僕も気になってたー
「鍵の書」って凄いお宝なんでしょ?
見つけたら一気に大金持ちになれるよ。
……でもさ、結局「鍵の書」ってどんなものなのかわからないんだよね。噂だと「世界の英知が手に入る」とか「別世界の入り口」とか「錬金術についてかかれてる」とかいろいろなんだもん。
[実際のところどうなんだろうと興味津々]
[立ち上がって、近寄って、そして白い指を伸ばした矢先。
不意に、疾風の力が窓を鳴らす。白い指が止まる。]
[刹那、捕まれる手首。
その感触は、一瞬だけ陶器のように硬く、冷たかったろうか]
…ああ、驚かせたね。
いけない。風邪を、引くよ。
[手首を捕まれたまま、青い鱗に触れるはずだった指は、服をかき寄せる]
よろしく、アーベル。
[小さく首を傾げて]
あぁ、そうだ。宿。
そろそろ一度、戻ろうかな。
[そう告げて、苗床は、桜の樹より離れる]
はな、おいで。
[ひらり、一つの枝に咲いた三ツ花を呼ぶ。
ふわり、蝶のような花は苗床に咲き誇る。]
あそこの料理はおいしいから、行くと良いかもね。
きっと、宿の主も喜ぶよ
[それじゃあ、と頭を下げて*そちらにむかう*]
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