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[突然人間に戻ったハインヒリにびっくりした]
ああ、ハインヒリ。おはよう。
地上ではイレーネが何故か暴走しているみたいですの。
そんな中、監禁室のみなさんはのんびりと新戦隊の名乗りを考えていらっしゃるみたいですよ。
[食べます?とクッキーを箱ごとを差し出した]
―――…。
[カルルの一言に、すぅ、と目を細める。
よろりと立ち上がる相手へとゆっくり近づいて。]
…残念だけど、俺はイレーネを人狼だと思ってねーんだ。
[どー言う意味か、判る?
カルルへと問いを投げながら場違いな程に柔らかく、ふわ、と笑んで]
さぁ、どうでしょ。
[ 訊かれても、という感じで首こてん。
目覚めた黒わんこのことは知らない。
イレーネ暴走は聞こえてるかもしれないが、
まぁそれはそれ、これはこれ。]
[思い起こされるのは、数日前の記録。
あの時笑いかけてくれたのは、]
……アーベル、さ……?
[きゅうんとランプが、薄い青へと代わり。
そして、冷静に、辺りを見回した。
アーベルの腕の傷、血を流し倒れているエルザ、カルルの服の焦げ痕。
イレーネの兵装での傷という事が、当人には直ぐに理解が出来た]
の、のんびりじゃないもん!
これだって重大任務だも……って、え?
[暴走云々は初めて知った。
ええ今までそれどころじゃありませんでしたとも。]
う、
あ。
[理解は、プログラムを強く強く締め付けた。
サポートするべき人たち、護りたいと思った人たちが、傷だらけで回りに居る]
……ん、心配すんな、ティル。
[叫ぶティルには、軽く返して]
……だいじょぶ、イレちゃん?
[落ち着いた様子のイレーネに笑いかけつつ、ぽふっと頭を撫で]
えーと、名乗り考案中?
[…と、ミリィから聞けばあたりの様子を見て首を捻ったが]
ま、それはあちらさんが考えればいいだろうて
………HDが派手に暴れてるな−
っと、クッキーサンキュー♪
[と、いって、ミリィからクッキーを受け取りつつ…
このクッキーて食べて平気なんだろうか?と、中の人は考えるけど
ハインリヒは気にせずパクリ。]
[音の源はすぐに分かったけれど、事は既に収束に向かっているようだった。]
・・・・・
[少し離れた位置で、皆の様子を観察する。]
[イレーネのランプが青へと変わる。
暴走は終了した。これ以上攻撃を加えれば加害者はこちらだ]
……っと〜、ようやく止まった…かな〜〜〜?
[肩を竦めれば、ユリアンのふわとした笑顔に似合わぬ言葉]
ん〜さあ〜〜〜?
僕には〜この状況が全てだと思うけどね〜〜〜
[敵意はないと示すように、ひらひら両手を挙げてのほほんほん]
[ミリィから投げられたクッキーは
そちらも向かずに片手でキャッチ]
悪い
[口にくわえて
他の話なんてどうでも良いとばかりに
ただ端末に集中していた………
が]
[イレーネは、事態の自分なりに飲み込んだ。
動いている左腕で、アーベルの腕を払いのけ。次に呟いた言葉は、]
……私を、破壊してください
[ユーディットの言葉にん?と顔を上げ、プログラムをいったんキャンセル]
あれ?シルバーは名乗りいらんのか?
そんじゃ銀を削除…と。はいもっかい!{ぽちっと}
[隣室のミリィの声を聞き、イレーネの暴走に初めて気づく(遅い)]
…んだとッ!やっぱ何か変なもん仕込まれたんだな…博士、何とかしてやってくれ…頼む!!
[メモには
『燃え盛る、不滅(ふめつ)の焔(ほのお)
留(とど)まらず流れゆく、水
猛々しき、裁きの雷
野を駆け巡る、疾風(しっぷう)
闇(やみ)を払う、夜明けの光』
と、読み仮名を交えた名乗り案。
読み仮名交じりなのは、読めない危険性を考慮した為。
夜明けの空ってちょっとピンクがかった光が混じってるのよね。]
……で。
残り二人って誰だっけ。
[まだ知らなかったりする。]
……んだね。俺も、ついさっきまで悩んでた。
『2人』のどっちが人狼なんだろう、って。
[カルルのひらりと両手を挙げる様子に、僅かに笑みを深くする。
小さく息を吐けば、僅かに目を伏せて。]
でも、イレーネが人狼で、
ユーディっちを攫ったんだとしたら…
システムダウン前に、
名前呼んで警戒を促すのは、おかしいと思わねぇ?
…………で。
戦隊の名前が面白おかしなものになってたら司令をシメちゃってもいいよね?
[くすくすうふふ。
名乗りがかっこよくても戦隊名がかっこ悪かったら台無しだ。]
[このクッキーは監禁室からもらったものだから人畜無害。少女も一枚ぱくり]
[有害なのが好みならカラフルほねっこありますが]
『かなりHD疑われているみたいですよ。
今日は皆の自由投票で隔離者を決めるみたいですから、もしかしたら危ないかも』
[他の人に聞こえないようにぼそっと]
[まあ一人は端末と隣の部屋の男しか眼中にないし、
もう一人はご臨終中なので聞かれる心配なし]
っと……。
[手を払われた事に苦笑しつつ]
でも、それは。
傷つけたのは、イレちゃんの意思じゃないんだろ?
イレちゃんは、俺たちを傷つけたいと願った訳じゃないよね?
それなら……その願い、俺には聞けないかな。
[ ユーディットのメモを覗き込みつつ、]
ぉー、マトモ。
[ どっかの誰かに爪の垢を煎じて飲ませたいと思ったかもしんない。]
[がっくりしているマテウスの声に]
あー、今「仲間パワー」でイレーネの暴走収まったみたいですの。
そういえば五人組なのですの?新戦隊。
あと二人誰です?
[こちらも知らない]
[イレーネの呟きが耳に届けば、思わず目を見開いて。
暫し思案すれば、あー…と小さく声を上げる]
……レーネっち。
破壊してもらう前にさ、ちょーっとだけ待ってくれね?
[へら、と笑いながらそちらへと視線を向けて]
昨日、イレーネに尋ねられた質問
俺、まだ答えてねーのに。
[いーの?と、僅かに首を傾げる。
…本当なら、そんな事を言っている場合ではないのだろうけど]
[誰が誰に眼中にないと。]
[なんかみつけたそれに固まって、システムからはじき出されたっぽい。
端末ではぐるぐると……]
……あとでみんなからハリセンで叩かれたりしないかな、かな?
[本気でやっつけ仕事だった為、やや自信なし。
どっかの誰かって司令のことなんだろうか。]
形は、どうあれ……私に、もう、存在意義なんて、ありません……
それに、回路が、もう、壊れてしまっているようです。
先程の、行動は、どうあれ……私の中で、演算した、こと……。
……Zi…
[イレーネの思考に、微かにノイズが入る。
電子に生きる者なら、何かに気付けるだろうか。
ユリアンの言葉を聞くも、へたり込み俯いたままで。
右腕はパチパチと、小さくスパークしている]
[クッキー安全なの確認][笑]
[マテウスには中の人が撫で撫で]
『……そうか…』
[ミリィの言葉に深刻な面持ちでスクリーンを見れば、
イレーネの状況が大変なことになっていて]
大丈夫、大丈夫。
[ それで叩かれるのなら、行方不明のわんこは処刑台行き。
でも、マトモ過ぎて却下されそうな気がするのはなんでだろう。]
[ユリアンのぶつける疑問にも、のほほん顔は崩れない]
さあ〜どうだろ〜〜〜?
【人狼】だったハインリヒだって〜皆を心配してなかったわけじゃなかったしね〜?
[一生懸命探してたとか言ってなかった〜?と、のほほんほん]
それに〜、僕だってユーディが攫われて哀しかったよ〜?
[これは本当なので、少しは真実味があるだろうか]
*********************
『哮る魂(ソウル)は紅蓮の炎!○○レッド!!』
『深き魂(ソウル)は蒼茫の大海!○○ブルー!!』
『煌めく魂(ソウル)は翠影の大樹!○○グリーン!!』
『閃く魂(ソウル)は山吹の烈光!○○イエロー!!』
『響く魂(ソウル)は淡紅の風花!○○ピンク!!』
*********************
………ぇぇー。
[ものすごーく情けない顔。だめだこりゃ]
[...は、端末をぱたんと閉じ、見なかったことにした]
マテウスさんマテウスさん。
[ちょこちょことマテウスのところまで歩いていく。]
マテウスさんの名乗り案はどうなったんですかー?
ちょっと見てみたいー。
[にこー。]
存在意義って、さ。
与えられたものだけが全てじゃなくね?
[そっと声をかけつつ、また、頭を撫でようと手を伸ばす。
同時に、左肩の雷獣が何か捉えたのか、きゅい、と怪訝そうに鳴いた]
ライ、どした?
……え? なんか、「いる」?
[皆の感情的な判断はともかく。
イレーネの今の状態では、CCを納得させられるだけの理論は組み立てられないだろう。そう判断して【隔離者】を逃れる為に甘い言葉を投げる]
えっと〜、壊すも何も〜博士に調べてもらえばいいんじゃ…
[そこまで言って、ふと致命的なことに気付く]
『イレーネって、博士に調べてもらえるんだっけ〜〜〜???』
[なんだか怪しげな液体で感情がどうのこうのとか〜。
メカと人間の二択なら問答無用でこっち隔離なんじゃないかと今更]
[イレーネの様子に、僅かに苦笑する。
ガシガシと頭を掻きながら、ぽつりと]
…俺は、正直「悪の手から地球の皆を守ってやるぜ!」とか
自分の命賭けて言えるほど、お人好しじゃないんだわ。
[僅かに苦笑を滲ませながら、何かさらりと問題発言。]
…でも、仲良い奴らとか―――仲間とかがさ。
危ない目とか、辛い目に会うのはすっげ、イヤだ。
……イヤだと思ったんだ。
[へら、と笑う。
…イレーネに、この声が届いているか判らないけども。]
イレーネ自身が存在意義が無い、って思ってても…
少なくとも俺は、イレーネが居なくなったらイヤだし。
…壊したくない。し、仲間を守りたいって思ったら、ダメかな。
[マテウスのも格好良いなあと思いつつ、少女は自分で考える気なし]
『HDはわざと隔離されることでシューター伝いでこちらにくるみたいですよ』
[さらに無線から聞こえてきた計画を囁く]
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