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ええ、それなりに寝れましたよ。
ふらふらになる気は毛頭ないですからね。
[エーリッヒを昨日刺した男>>187に、特に害意等を示すでもなく応えた。
遺体をどうするか話していたのかは知らぬ...はただ素直に運ぶ際には道を譲って]
さあ?実際はどうかはわからんのですが、昨日エーリッヒさんがクレメンスさんが犠牲になりそうなことを仄めかしていましたからね。
なんだかんだと聞いた話やらで該当しそうなのがそれぐらいだったので。
[とエルゼの>>191先の言葉にはそうですよねと頷いて返しつつ、花について応える]
―二階・個室―
[戻った部屋に姉はいなくて]
[けれど探そうと思うより先、睡魔に襲われ]
……大丈夫、だよね。
間違えて、ないもの。
[呟くように言ったきり、白猫と共に眠りにつき]
─二階廊下→広間─
[廊下の空気は相変わらず冷えていて。
けれど、その中に微かな鉄錆の臭いが感じられると眉を悲痛に寄せた。
これは、エーリッヒのものかそれとも、別の誰かのものか。
そう思いたてば、逸る気持ちが知らず早足になった。
階下には誰かいたろうか。
誰にともなく、問いかけた。]
おはようございます…あの。
この、臭いは…
[その場に居る人から、問いかける声に返答はあったろうか。]
[目覚めは昨日と同じだった]
[心臓を締め付けるような痛みで息を詰まらせ、声なく苦しみ]
……、は、あ、大丈、夫。
[目を覚ました白猫が案ずるように鳴き]
[漸く痛みが引けば、そっと抱き寄せてその頭を撫でた]
……よかった、けど、
、ダメ、だった、みたい。
[安堵のような、哀しみのような]
[曖昧な表情を浮かべていた]
[名を呼ばれ、二対の翠は同時に呼ばれた。
どちらにとっても、それが『名』である、とでもいうように]
……にーさん?
[幼い声が、呼び名を紡ぐ。
あわせるように、夜闇の猫も鳴く。
そして、少年の姿の魂と、そこから切り離された青年の記憶の具象した夜闇の猫は、声を感じた方へと向かう]
─→広間─
[身支度を整えて部屋を出る]
[白猫は後からついて来た]
……おはよう、ございます。
[広間に姿を見せたのは、丁度ブリジットの後になったか]
[その場の者に頭を下げる]
[常に比べて、あまり迷う素振りは見せずに]
─玄関外─
あ、ちょ、ヴィリー、何で中…。
[埋める話をしていたのに、シーツに包んだクレメンスを抱えて宿屋内へ入って行くヴィリー>>187に、オレは不思議そうに声をかけた。
ゼルギウスに問うて居たのもあったから、祈りについてまで思い至ることも出来ず、ヴィリーを追い掛けるにも至らない]
…そうなのか?
んな話してたのか…。
えーと…花を持つ奴って、襲われやすい、んだっけ…?
[>>194 あの時ゼルギウスとエーリッヒが話してるのを聞いてたけど、オレは気付かなかったな…。
それとも居なかった時の話かな。
…ん? それって襲うぞ宣言なんj……いやいや、エーリッヒは襲えるはずながない、よな。
……だってクレメンスより先に死んでんだから。
該当しそうなのが、と聞くと、オレはまた確認するような声を紡ぐ。
伝承とか詳しくないんだからしょうがない]
―広間―
そうみたいですね。
エーリッヒは人間。でしたけれど。
[溜息混じりでゲルダに頷いた。
手の中で揺らした白い波を見つめながら]
ヴィリーさんが、でしたか。
疑えるだけの要素がエーリにあったのでしょうか。
[淡々と続ける。視線だけでナータの方を窺い見た]
―広間―
[広間について、どこか落ち着かない居心地の悪そうな様子で、
誰かがきても小さな礼を返すのみでいたが、エーファの姿を見つけるとはじめて]
おはよう…
[ぽつりと小さく挨拶の言葉を漏らした]
―広間―
……人間だったの?
[知らない情報。
ライヒアルトの言葉に、首をかしげる]
疑える要素は、誰にでも、あるだろう。
僕はそう思うよ。
それに、……あのままじゃエーリッヒも辛かっただろうから、僕には何ともいえない。
[それから、ライヒアルトをじっと見詰める。
問いかけは、小さい]
――…君は、死者を?
[導く声に、とてとて、とてとて、そちらへと。
こちらにやってくる姿に、少年は瞬き、夜闇の猫は首を傾げる]
……なんで、にーさん、『ここ』にいるの?
[投げかけたのは、素朴な疑問。
この場に彼がいる意味が、わからなかった。
本当は、理解しているのだけれど。
その認識は、切り離された夜闇の猫しか持っていない]
ええ、そのときはなんのことか…というより冷静に考えてる暇はなかったんですが、今思ってみると知っていたとかそんな感じでしたからね。
[と、気づかなかったらしいエルゼへとしっかりと答えて]
はい、なんか、そんな感じ、の話…でしたよ
[少し痛みの走った頭を抱え途切れ途切れに言う。
いつ、どこで、その話を、聞いたのだろうか。知ったのだろうか。という思考が...は知らぬうちに抜け落ちていた。]
エルゼさんはもしも、そんな物騒な花が自分にあったら誰かに知らせます?
─広間─
あ…おはよう、エーファちゃん。
[すぐ後からきていたエーファには気付かないでいたから、挨拶の声にようやく彼女に気付き微笑みかけた。
彼女の様子に違和は感じたけれど、それは口には出さず。
ただ、彼女と対である少女の顔をちらと見た。
ゲルダの顔を見れば安堵したものの、彼女から席につくよう促されれば何かがあったと悟り。
そして、彼女から告げられた言葉は。]
クレメンス、さんが…?
[犠牲になった彼が朱花だったようだと言うゲルダの顔を見て、目を伏せた。]
―広間―
司祭さま、が…… 朱花。
[ゲルダから齎された情報を繰り返す]
[驚きは昨日よりも明らかに小さく、ただ少し考えに沈むように]
……あ、おはよう。
[姉の声に思考を中断し、そちらに顔を向けた]
―広間―
……はい。
[>>206ヴィリーの呼びかけに頷き。
>>205ゲルダの疑問には最初は明確な答えを返さず。
先に返された意見への同意を示した]
それはそうです。
エーリは身内を亡くして憔悴してましたし。
それが逆に怪しいと思われるのも理解はできます。
[言葉を切ってから、無言で小さく頷いた]
―広間―
[形式ばった呼び名にはたりと瞬きをした。
ライヒアルト>>193へと視線を向けて]
――…おにいさまへの、祈り。
[言われるまでそんな当たり前の事も忘れていた。
嘆くばかりで祈ることさえ出来ぬままだった]
ええ、でも……
おにいさまはラーイの声も聞きたいと思うわ。
[小さく付け足される声に思う事を口にする]
―広間―
[ゲルダからの応え>>196に表情が凍りつくよう。
カウンターへと向けられる視線が示すのは何であったか。
釣られるように其方に目をやるけれど]
エーリッヒさんが、死んだ……?
ヴィリーさんに……殺され、た……。
ど、して……、そんなことに……
[信じられないといった風情でふるふると首を振った。
けれど、彼女がそんな悪趣味な冗談を言うとも思えない]
― 回想/夜 ―
[ブリジットの考える事は、だいたい解る。
困るでしょうと言われても>>177、こちらは気にする風はない。]
別に?旦那も居ないから安心安心。
それに早々勘違いする人も居ないでしょ。…俺はお嬢にゃ吊り合わないヨ。
[にこりと笑みながら、本心がほんの少しだけ零れた。
自分とは違う者。昔から、綺麗な所にいた主。綺麗な事しか教えなかった。
生き物の生死、自然の厳しさや、そう言った事は伝えて理解してくれたけれど、だからといってその輝きが損なわれる事は無く。
そういう所は、純粋に愛しいネと思っている。
だから、背の傷に関わる事は、一切伝えられなかった。]
…お休みお嬢、良いユメを。
[部屋を出る前に、口癖のような言葉を落として。]
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