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[イレーネ、と口の中でその単語を繰り返し、それから少女のことを蓮娘(レンニャン)と呼ぶようになったかもしれない。
彼女が嫌そうな顔をすれば、単純にレーネ、と呼んだだろうけれど。
彼女がついてきているのを知らなくて、単純に振り返ったら彼女がいて軽く驚きはしたけれど]
よ。
[そういって、軽く手を振って。
おろおろする片眼鏡の人に、苦笑をひとつ漏らす]
わーるい悪い。
俺ね、ユリアン。ユリアン・フェイ。
よろしくー。
[サンドイッチに齧りつく少女を、固唾を飲んで見守る。
猫への食事は芳しいものではなかったようだから、緊張は増した。
自分用を作ることはあっても、他者に食べさせることなど、滅多にない。ましてや、子供では。
新たに増えた存在に気を配る余裕もないようだったが、大人しく食べている様子に、とりあえずは、ほっと胸を撫で下ろした。]
[名を呼ばれれば、たた――と彼の方へ駆け寄り
問いかけにはこくこくと頷く]
アーベル、アーベル。
お引っ越しした――の?
[彼女にとって、別の研究所へ移される事は多々あった事で。
どうやら、今回もその類の移動だと思っているらしく]
ここに、住むの?
[昨日毛布を掛けた少女が目を覚ましていて、レタスサンドを齧っているのを見ながらすっかり満腹とばかりに口元をミルクとツナでひっちらかしてごろごろ転がる藍苺に肩をすくめ、ポケットからちり紙取り出して拭き拭きしながら]
ん?ああ、違う違う、わかりやすく言うと…うーん。
あれかな。
幾ら可愛い彼女でも、ツナサンドを食べたあとにキスはしたくないって言う微妙な気持ち。
[そんだけ、と笑ってセーラー服の少女に告げる]
[良いんですか?とアーベルに訊ね返すが、言葉の壁におろおろしていたために、おろおろが別の意味に取られたかも知れない。
改めて異国語を話す青年から自己紹介されると]
あ、はい。
ユリアン様、ですね。
オトフリート=ゲルルと申します。
以後お見知りおきを。
[言葉が通じたことにようやく落ち着きを取り戻した。
その後ろに更に気配を感じると、視線を向けてお辞儀をする]
[はぐはぐ]
[寝込んでいた間の食事をとりかえすように
ぶりじっとが差し出した食料を勢いよく食べていれば。
先程自分を”りーちぇ”の名で呼んだ青年の後ろに現われた
…………人?鳥?人に見えるけど、
背後の羽は鳥みたいで。
どちらとも判断できず、目を白黒させる。]
[ユリアンの呼ぶ蓮娘、の響きには最初不思議そうにしていたが。
それが自分の事を指しているのだと分かれば]
れん、にゃん――れんにゃん。
[面白そうにその響きを反芻したかもしれない。
振り向いて少し驚いた様子の彼には小首を傾げて]
ほい、俺ですよ、と。
[名を呼ぶ声に、にこ、と笑って。
駆け寄って来た少女の問いに、あー、と困ったような声を上げる]
いや、俺は引っ越してきた訳じゃなくて、な……。
[自分も状況を完全には把握していない現状を、どう説明したものか、と]
まあ……しばらくは、ここに住む必要がある……かな。
[取りあえず、それはほぼ間違いないので、一つ、頷いて]
[扉を開き、ザッと視線を巡らせて確認する]
はじめまして、の人だけではないみたいだね。
こんばんは。
[誰に向けてともなく軽く会釈を送った]
……!
[猫の面倒を見る青年の答えに、一瞬、固まって、]
わかりやす…… く、
ない、です……!
[そういった話には疎いのか、動揺の気配を滲ませた。]
と、とりあえず、すみません、でした。
[謝罪を短く告げ、人の増えて来た辺りから離れて、最初に座っていた椅子に落ち着く。膝の上に、本を広げた。
意識を他所に向けようとしているらしい。]
お引っ越しじゃない、の?
[『なら何なんだろう?』と反対側に首をこてり。
けれど、単純に同じ場所に住むのだという事実を捉えると]
アーベルと一緒、久しぶり――嬉しい。
あのね、あのね。
前より上手く飛べるようになった、から。
今度、見てね。
[自慢げに背に負った翼をふわりと大きく広げる。
元々翼として生えているものではないそれで
飛べるようになるまで、随分と時間をかけたようだ]
[そう会話をしている中で、ふと自分へ向けられる目線に気付く。
金髪の小さな少女が困惑する様子にぱちぱちと瞬いて]
[更に現れた少年の姿に挨拶を返して。
相手が名乗ろうが名乗るまいがこちらの自己紹介は行う]
[でもそろそろ名前が覚えきれなくなってくる頃かもしれない。
必死に名前を反芻*している*]
はぁい、ユリアンです。
えーと。
よろしく、おっとさん。
[猫を抱えて青少年は笑う。
折角だから彼にも中国名の愛称をつけてみようと思ったのだが二・三首をひねったのはいい音がでてこなかったかららしい。
イレーネが小首を傾げたので、猫の襟首つかんで差し出してみた。
触る?と首をかしげたところで、なにやら小さな少年のような姿見えて更に反対に首ひねる]
ん?あ、いや、別に餌食わせてくれたことは感謝してるんだけど…。
はて。
[そもそも昨日なんて貝紐食べてるし、猫とキスするつもりだって毛頭ないのに何を少女は慌てるのかと首ひねり、本を読む姿ちらりと眺め]
[とは言え。俄かに騒がしくなった広間、意識を本へと集中させると言うのは、なかなか困難なことで。
結局、ちらちらと視線を上げて、周囲を窺う形になる。
異国の言語――世界が変わってからは、異国という概念も曖昧な上に、実のところ、話せはせずともおおよその理解だけならば出来るのだが――を話していた彼以外にも、ここに来てから初めて見る顔が、二つ。
その片方の背には、白い――翼が、あった。
目を見開いて、ゆっくりと一度、瞬く。]
…………。
[はぐはぐ…ぺろり。]
[旺盛な食欲で、あっという間に食料を平らげ
手についた油分を、小さな舌で舐めていれば、
更に人物が現われて……
本当に、ここはどういうところなんだろう?
そんなことを考えていれば、先程の不思議な鳥?人?が
こちらを見ていることに気づく。]
…………。
[うずうず。]
[さっきの猫のようにふわふわな背中の羽は
実際に触れたらどうなるんだろう?
それとも触れる前に、鳥だから飛んでしまうかな?
それとも、人だからさっきのオートフリートの
鼻のようなさわり心地だったりするのだろうか?]
[そんなことを考えていれば、自然そわそわと、
手が落ち着きなくおともだちをいじる。]
……何でも無いです。
[ふるふるふる。
疑問の声に、否定には多すぎる程に、左右に首を振った。
何度も目を通した歴史の教科書など、面白いはずもなく。]
[ユリアンに差し出された藍苺に思わず手を伸ばす。
掴まれてびにょんと伸びた猫の首が可哀想に見えたのか。
両脇から抱き上げるようにその小さな黒を抱えようと]
ああ、引越しとは、ちょーっと違うな。
[イレーネの疑問に、何となく苦笑しつつ頷いて]
ん、まあ、久しぶりか。
上手く飛べるようになった、か……んじゃ、今度は一緒に散歩、できるかね?
[広げられる翼に蒼を細めつつ、笑いながら言う]
[新たに入ってきた、金髪の少年の声には、一度そちらを見やり。
おや、と短く声を上げた]
[何を考えているのか、落ち着きのない様子の少女に目線を
合わせるようにしゃがみ込むと]
こんにち、は――?
[握手を求めるように左翼を伸ばし、その先端を彼女の
小さな手の前に差し出した。
少女が触れれば、それは握り返すように動くかもしれない]
…あ、そう。
……女孩子,総学得難。
[女の子って、なんだか難しい。
本を読む少女の様子にぼそりと紡ぎながら、蓮嬢の手の中に黒い猫を落っことす。
黒い仔猫からしてみたら、いつもの扱いだから特に驚く様子があるわけもない。
かくして、猫が蓮嬢の手の中に落っこちた後。
視線を感じれば金の髪の少女に毛布はもう必要なさそうに見えたからそれを回収しようとそちらへと近づくために足をそちらに向ける]
お散歩、楽しみ――。
途中で落っこちないように、私――頑張る。
[彼よりも幾分明るい空色が、こちらも笑う。
と、話していたところで入ってきた少年に彼の気が向いたのを
見て取ると二人の様子を少し気にするように眺めながら]
[有翼の人物は少女や黒猫へと意識が向いているようで、邪魔するのもどうかと思ったのと、他者の会話に今から加わる気分にもなれなかったのと。
色々な要素が相俟って、溜息を落とした。
本を鞄に仕舞って、立ち上がり肩にかける。トレイやら皿はどうしようかと思ったが、後で取りにくればいいかと、その場に置いたまま。
隅の方を通って、広間を抜ける。]
……そういうものなんです。
[途中、呟いた言葉は、異国の言語に対する返答だったのだろうが。
それは、ざわめきの中に消えそうな程だった。]
ん、心配すんな、落ちそうになったらちゃんと引っ張るから。
[こちらの翼は最初から飛ぶための物であり、用いるようになってからの期間的にも飛行に関しては安定しているから。
笑いながらこう言って。
見知った少女と、知っているかも知れない少女の様子に、見守るような視線を向けつつ]
……いやいや、こちらこそ?
[金髪の少年──ティルの言葉に、さらり、と返す。
態度は、一言で言えば、余裕]
[その場から動く気配――ブリジットに気付き、
その後姿を目で追う]
――?
[夢の中で感じた気配と似ている、と思ったのは何故だろうか]
随分と余裕だね。
[ピクリと肩を動かしながらアーベルを見る。
同時に自分がかなり緊張しているのを自覚し小さく息を吐いた]
で、皆さんはここで何を?
僕はとにかく来いと言われただけで、目的も何も聞けなかったし分からないのだけれど。
[内心はできるだけ隠そうとしながら軽い口調で問いかけた]
……別に、いつもと変わらんけど、ね?
[ティルの反応にくく、と笑みを漏らしつつ。
その問いには小さく息を吐いて]
さて……ね。
それは恐らく、ここにいる全員の疑問だろうな。
ま、後でお達しがあるらしいから、それを待つしかない、ってとこかね?
[ひょい、と肩を竦めつつ。
それがいつになるのか、というのは、*取りあえず考えずに*]
[先程からやわらかく動く羽根に、
声こそださねど「わぁ…」と、感嘆の表情と口の動きで
羽根の持ち主を見やり。
挨拶をされれば、ぎゅっとおともだちを抱きしめて。
それから、差し出された翼の先端におずおずと手を伸ばす。]
…………。
[ほの温かく柔らかな羽根は器用に少女の手を握り返し。
少女はぼんやりとした眼をまぁるく見開いて
お礼?返礼?と言うように、おともだちの肩腕を
その羽根先に差し出すように添える
…そのために、おともだちが腕だけで支えられた状態になって
ぶらーんとぶらさがってしまっているけれど]
[ぶらりと下がった少女の“おともだち”を右翼で掬い上げる。
左翼の羽先は器用に少女の手を取ったまま、
おともだちの腕にも別の羽先を伸ばして包み込むように握手。
傍目には羽が伸縮しているようにも見えた事だろう]
[狼と犬の様子には少しおど、と心なしか遠巻きに]
[周囲の様子には気づかぬまま、相手の羽根は
器用におともだちも掬い上げて握手をしてくれて。]
[ふわふわ]
…………♪
[最初の驚きが収まれば、見た目の期待通り、
羽根が柔らかくて、ついつい頬ずりをして感触を楽しもうとする。
……相手が、人か鳥かわからないから
いささか本来人に対して持つ警戒心が薄らいでいるようだ。]
…ああ、そうだね。
「いつもどおり」余裕というわけだ。
[笑われれば一瞬眉が寄りかけるがどうにか自制する。
それでも余計な一言がついたのは苦手意識があるからだろうか]
何だ、誰も知らないのか。
それこそアイツの言った通り待機しているしかないわけだ。
[気に入らないが仕方ない、と言わんばかりに答えて。
遠巻きにこちらの様子を窺う少女に気付くと小さく笑って*みせた*]
[触感がお気に召したのか、頬を摺り寄せる少女。
しゃがんでいるのが億劫になったのか、
脚を崩してその場に座り込む。
少女が触れる箇所の温度を僅かに上げると、
少しばかり柔らかさが増しただろうか。
愛でるように、くすぐるように別の羽先で髪を撫ぜる]
[すりすり]
…………♪
………
[すり……うとり。]
[相手がその場に座り込めば…丁度猫のように…少女は知る由もないのだが
相手の羽にますます擦り寄って。
……ふくふくと、先程より暖かいのは気のせいだろうか?
しばらく、相手に頭を撫でられながら羽根の感触を楽しんでいれば
気がつけばそのまま*意識は混迷し…*]
[金髪の少年の笑みを見留めれば、どきり。
何処か険悪な様子に身構える、我が事でもないのに]
あい、つ――?
[会話の内容はあまり理解できていないようで]
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