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[唐突と言われてくすっと笑う。]
どんな時でも、強がるし、甘えるし、場違いな事を言う。あたしはそういうおんな。でも、退屈はさせないから。
[ふらついた足を誤魔化すようにライヒアルトと腕を組む。]
生き方も、……死に方も。きっと、自分で決められる方が幸せだと思う。他人に踊らされるより、遥かに。
[嫌な予感がする。けど、生き方を決める為に屋上へ。]
───O for the wings of a dove,
[微かなテノール]
Far away would I rove.
[空気の中で]
In the wilderness build me a nest,
[震えて]
And remain there for ever at rest───
[消える]
/*
>>+155
>>+157
>>+158
>>+163
ふふふ、お約束はかっこいいのです。
ただ、僕じゃなくてツヴァイとかヘルムートがやったほうがもっとかっこいい気もするでございます。
/*
今日はなんとなくナターリエとかライヒアルトとかきそうな気がするんです。
根拠はアリマセン、勘でございます。
[目を閉じて]
[繰り返す]
[飛んで行った鳩]
[思い出した歌]
───?
[名を呼ばれて]
[振り返る]
[苦笑]
───手、あとで治療してもらいなね。
[赤い]
[少女の手]
[苦笑]
[戻ってから。息を吐いて、決心したようにダーヴィッドを同じ視線の高さで見詰めなおした。伝えられる内容と、ヘリと言う言葉には分かったと頷き。
手を伸ばして、触れるのは赤い前髪ではなく、ダーヴィッドの首筋。]
ダーヴィット。
……私は、言ったように
お前を石にするよ。
[サファイアブルーの両眼。]
私は、お前を──お前とあえてよかった。
私はお前と出逢わなければ、自滅していたかもしれない。
もっと、愚かだったかもしれない。
お前を殺した後、私は当然ヘリに乗り込むだろう。
道が見えているのだから。
[ダーヴィッドの首輪の周囲の皮膚をなぞり、それから。ダーヴィッドの両手を、ヘルムートのはだけたシャツの喉元に運んだ。──言葉の続きを、聴いて欲しい。]
/*
しかし、明日明後日どうなるんでしょうね。
新天地に行く+LW落ち、だと少し24Hじゃ大変でしょうから。
1日また吊襲撃はさむのでしょうかねえ。
私がお前の首輪を奪い去る時、
お前が──
私の首輪を剥ぎ取っても、かまわない。
ダーヴィッド。
何故なら。私はずっと、
ピューリトゥーイを投与されたお前に、
助けられていたのだから。
[そこで言葉を切り、僅かに口元に笑みを浮かべた。]
……退屈しないのは、否定しない。
[組まれた腕。掠れがちな視界は、その意を確りと捉えきれず]
ああ、確かに。
生きるか死ぬかは、自分で決められればいい。
……それでも。
[は、と。零れるのは、ため息]
……安易に死を選ばれるのは、辛いけどな。
[零れた呟きの意味する所は、伝えずに。
聞こえた、ベアトリーチェの問いには、まだらしい、と返しておいた]
/*
あ、流石空気を読む男、ヘルムートさん。
となると、襲撃アーベルさんあててあげて欲しいけど、
どうなるかな……。
僕が、ユリアンIFすると、
別な意味で各所から怒られそうですね……。
[遠くを見つめた。]
[隠すブリジット]
[苦笑が一つ]
俺よりも手当上手い人、いるだろうし。
[悪いけどそっちに頼んで]
[ジーンズのポケットに両手を突っ込んで]
[左にはカメラをかけたまま]
ん?そうだな───望郷の歌、かな。
[呟いて]
[もういちど]
[歌う]
[部屋からかすかに聞こえてきた、声。ヘルムートの>>246もの]
……ヘルムートさ、ん。
しんじゃ、駄目よ。だから、必ず屋上に、きて。
[ダーヴィッドも、とまで言えずに。
それでも願う。ともにいければいいのに、と]
───O for the wings of a dove,(鳩のように飛べたなら)
[微かなテノールは再び]
Far away would I rove.(遙か彼方へ飛んでゆけるのに)
[空気を揺らして歌う]
In the wilderness build me a nest,(荒野に巣を作り)
[瞳を伏せて]
And remain there for ever at rest(永久に休らうだろうに)───
[残響は風に融ける]
――… そうね。そうさせてもらうわ。
[治療が上手な人。
たとえば、この手に布を巻いてくれた人。
たとえば、両の手に包帯を巻いてくれたひと。
伏す眼。
シャッター音は、しない。]
……望郷。
[とおいふるさと。
ここから遥か遠く。
かえりたい。かえるの。なおして、かえって。
そうして、もう、でも、いみなど、な――
歌が届く方向を見遣るように、視線は空へ]
[だいすき。と声に出さずに唇を動かす。]
安易かもしれないけど、あたしはあなたと一緒なら、って。あたしの話じゃなかった。
[腕を組んだまま、先へ進もうとした時にベアトリーチェの問いに返す声は重なって。
歩き出す。ベアトリーチェとノーラがついてくるなら一緒に。そうでないなら急ぐよう促すノーラにそちらもと言い。
屋上への扉の付近、床に横たわってヘルムートの上着をかけられたユリアンと再会する。]
ユリアン、楽しかったよ、からかえて。いじめられてると思っただろうけど。
[ライヒアルトがユリアンに言葉をかけ終わるのを待ち、屋上へ。]
[そして、手にかけられてた両手は離して……]
そういえば、屋上の空はとても綺麗でした。
行く時は、よくご覧ください。
鳥が飛んでいるかもしれません。
[翼があれば]
[――望んでいたのは、エーリッヒだったか。
鳥籠の中の幸せを見つけられなかったと
イカロスのように、
空。何処へ。遠く。]
[空を見る。眼を細める。
記憶の彼方。
区切られた窓
縁取るアラベスク
あれは――鳥籠。私の、鳥籠。]
[灯りの先から届く異質な音。
願いよりも高く、白く。
きっと其れは陽の光を受けた鐘に良く似ていた。]
……うん、きっと。
見れる、から。
[其れでも口をついて出たのは、
黒に塗れ、随分とおぼろげになってしまった同意。]
[ユリアンの名を聞いて、杖で足元を探った。当たる、感触に腰を落として手を伸ばす]
ユリアンさん……。ノーラさんを護ってくれて、ありがとう。ごめんね。
[触れて、離す。もう冷たくなっていた体。
かつりと杖で階段を辿り、上へ上へと上がってく]
[ゆっくりゆっくり]
[目を開ける]
[空を白い鳥が飛んでいた]
[強い風の中]
[風が───]
───鳥になったら、風って見えると思う?
[微かに尋ねる]
[誰にという明確な意思はない]
[唇の動きに気づいたなら、一つ、瞬いて。
それから、微か、笑む]
……一緒なら、むしろ生きる方を望むぞ。
[呆れたような言葉。
促す声には頷き、歩いてゆく。
階段近く、倒れたユリアンの元へとたどり着いたなら]
……じゃあな。
[やはり、短くそれだけ告げて、屋上へと向かう。
風と、それから、歌声が届いた]
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