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さっちゃんそれ、小姑みたいに細かすぎ。
[真顔で言い放つ。]
花とは見てなくても性別は女だからね。
細かいんなら、そういう違いも分かりなさいな。
呼び方はさっちゃんが私より年上になったら変えてあげるわ。
[つまり、一生変わらないという事で。]
世話の件は………まぁいっか。
はいはい、勘違いで結構よ。
[ひらひらと手を振って、それ以上その話題は控えた。]
[ニィィ。腕の中の猫が高く声を上げる。
フッと息を吐くと首を振った]
これだから…。
[茶化すような聡の物言いにも反応は見せず。
視線を落としたところで丁度裕樹から声をかけられて]
…細工するのは、好きです。
まだまだ全然未熟ですけど。
[少し間が空いてから、静かな声で答えた]
・・・ッと。
ハイハイ、わーッたから。
[最後の最後で折れたか、或いは充分遊んだからか。
小指を差し出した。]
・・・大丈夫だって。
気にしちゃいねーからさ。
うん……。
…咳、止まらなくて、苦し、かった。
[俯き気味になりながら、小さく頷き答えて]
でも、だからって、誰かが悪い、とかは、無いと、思うし。
悪意があって、やった、わけじゃ、無いし、ね。
私は──。
[わがままになっても、と聞くと一旦言葉が途切れ]
…今まで、十分、甘えさせて、もらったから。
今も、こうして、史人に、時間を、割いて、貰ってる。
だから、これ以上は、わがままには、なれない、よ。
…下衆の勘繰り。
[聡に向ける言葉は常よりも低い]
俺のこの格好は、別の理由だ。
冗談だろうが、少し行き過ぎだな。
[言葉は淡々として、視線と共に少しの鋭さを孕む]
うー…
ゆびきりげんまん!
[小指絡めて、ぐーいぐい!]
……うん。
ありがとう。
[指を離して、ちょっと笑う。無視されたりしなくてよかった。]
有名人?になるのかな?売れ行きはどうなんだろうね?
山のような本?それじゃあ榛名ちゃんの本とかは好きなのかな?
[興味は山のような本と榛名のことの方が強いらしく、それは本当に素の様子で、
この村と都会との有名人に対する認識の温度差が大きく伺えるであろうか。
生き方が悪いと言われれば]
それじゃあ利吉さん、死ぬときくらいは迷惑かけないようにしないとだね?
利吉さんのために泣いてくれる人?
いるか知らないけど、その人のためにも、ね?
[去り際の史人の言葉に]
そうだね。
皆そろそろ場所移そうか?
邪魔になるといけないし、ね?
[特に険悪そうな様子になっていく晴美と蓮実の方に視線を向けて]
二人もそれでいいかな?
きつい時は、素直にきついって言っとけ。
その方が、周りもラクになる。
[俺が言うこっちゃないが、との呟きは心の奥底にのみ零れ]
そりゃま、さっきみたいなのは偶発的な不幸、ですむかも知れんけど……。
[がじ、と頭を掻いて。ため息一つ]
俺からみると、全然わがままでもないんだがなあ……。
それに、こうやって送ってるのは、俺がそうしたいからやってるだけで、言わば俺のわがままなんだから。
それこそ、お前が気にする事じゃねぇって。
嘘吐いたら針千本・・・ッと。
[半ば振り回されるような指切り。]
礼言われるよーなコトもしてねーケドな。
[合わせるようにして、笑みは何時ものように軽薄に。]
[3人と別れたが、特に行くあてがあるわけではなく、またこの村はさほど大きくも、彼の興味を引くものが点在しているわけでもない。]
[結局たどり着いたのは、昨日と同じ桜の丘であった。]
よーう。祭りが始まったのかい?
[桜の下に集まり談笑する面々に声をかけた。]
ええ。そうですね
外に出た後も、よろしくするかもしれません。
縁というのはなかなか不思議なものだと色々実感したところでしたしね
[まさか外に出ていた人間の帰省や旅行者に知り合いが複数いるなど思えばやっぱり不思議で…偶然の一言ですませていいものかどうか迷いたくもなる]
最も…顔が広さや情報に関してはわかりませんけれどね
[といって柔和な笑みを浮かべるが…手を胸のほうに伸ばしてまさぐる様子に自然と視線は咎めるようになるが、戻したのですぐに和らげた]
最初は猫ちゃんに目がいったのもあるんだけどね。
あはは、さっちゃんが甲斐性なしなのは同意ー。
[笑おうとしたが、聡と対話を続けて益々固くなっていく玲の手前、小さな笑みを裕樹に向けるに止めておいた。]
可愛い玲ちゃんて、へー、随分仲良いのね。
[別に昔からの知り合いじゃないんだよね?とか思ったり。]
[小百合の爽やかで、けれど酷いその言葉に]
…っふふ。それは良いかもしれないな。
馬鹿なら、その程度で治りはしないだろうが。
[破顔一笑。雰囲気は常の穏やかなものに]
…そうか。玲ちゃんは、細工が好き、か。
まだ若いからね…努力の上での実力ならば、そう恥じる事もないさ。
[にこりと笑って]
俺だって、20代半ばを過ぎて未だに見習いの立場だからな。
したもんーっ
うれしかったから、いーの!
[たかちゃんがいいっていっても、お礼は大事なのだ。]
…お祭り、もーすぐなんだよねー?
なんか楽しみだなー。たかちゃんも楽しみ?
[*わくわくどきどきが、いっぱい*]
[そんなそろそろ場所の移動をみたいな話を出したところで見知らぬ顔が一人、
裕樹に聞いた村の外の人間は自分含めて5人だったけっと思い返し、
探偵、女中、史人の未来の嫁(笑)と思い返していきながら]
なるほど。
[納得したようにうなづき]
はじめましてだね。
祭りが始まればここにはこれなくなるよ、
もっと言えばその前の準備の時からだけど。
…だって、心配、かけたく、無いもの…。
[それが余計に心配させていることは薄々分かっていても、それ以外に方法が思いつかず、いつも大丈夫と言ってしまう]
史人の、わがまま?
…でも、そのわがままに、甘えさせてもらってるのも、事実、だよ。
……ずっと、押さえ込みすぎて、わがままになる、方法、忘れちゃったの、かも。
[本気で言ったのか、それとも冗談で言ったのか。言葉を紡いだ時の表情は、どこか諦めにも似たものだった。
しばらく歩き続けると、徐々に榛名の家が見えてくる]
本格的に習い始めたのは、3年前から、なので。
[裕樹の雰囲気に釣られるように、小さく微笑む]
裕樹さんみたいに熱心でも、ですか。
なら私はもっともっと精進しなくちゃ。
[フッと遠い視線になるが、すぐに戻してまた笑う]
邪魔になるといけませんので私は構いませんが…
[琉璃の視線と言葉を受けて、一度晴美をみるが]
おや、昨夜の…旅行客の人でしたよね
[新たに来た旅籠に泊まっていた青髪の青年。]
いえ、まだ準備の…それも追い込みの段階ですね。
もう少しもすれば立ち入れなくなります
[慌しく行き交う人々の流れを見ながら言って]
>>453
そりゃまあ、芸能事の職業についていれば、有名人のくくりになるんじゃねえかな。
まあ、俺もよう知らんが。
売れてるかどうかも、まあ、好きなことやってればどうでもいいことなのかもな。
[こちらとしても、あまり有名人とかに興味は無いので、返す言葉は適当に言いながら、頭をかいた]
ああ。お嬢さんの本は好きだよ。
っても、まだ「赤き巫女の伝説」しか読んでないがね。他の本……えーと、名前忘れた。まあ、それもそのうち買って読む予定だよ。題名はまた、お嬢さんに聞くとするかね。
[探偵やっている割には、本当に物覚えの悪い男です。ありがとうございました]
泣いてくれる人、か。
いないに越したことはないんだがな。
[後半の言葉は小さく呟く]
ああ。
そんじゃ、移動しようか。
んン、そか?
じゃ、どーいたしまして。
[軽く笑って、]
・・・あァ、そーだな。楽しみだ。
元々、その為に来たんだし。
[続く言葉に、何気なく手の中のメモを見遣った。]
[玲の腕の中の猫を見て、小百合に小さく頷く]
ああ、なるほど。…この子は、旅籠のと同じ子かな?
[身を屈めて、猫に視線を合わせ。
ゆっくりと指を差し出してみる]
仲が良いように見えたなら、嬉しいな。
旧知の人のツテでね、昨日、彼女の家を案内してもらったんだ。
…俺が男だとばらした時の反応は、それこそ猫みたいで可愛かったな。
っとに……。
[心配かけたくない、という言葉に、浮かぶのは苦笑]
別に、甘えんのはかまわねぇよ。
……ほとんどいない俺に出来るのは、その程度の事なんだし。
だから、いる間は遠慮なく使え。
[冗談めかした口調で言って。
諦めを感じさせる表情で紡がれた言葉には何も返さず、ただ、頭を撫でるに止めた]
[聡の自己紹介を横で聞きながら]
ええ。しばらくあそこにご厄介になる予定なので、顔を合わせる機会は多々ありそうですね
紫堂 蓮実。よろしく
[外部のものと思われているなど知りもしないが。聡に合わせるように心持ち軽い口調で自己紹介]
はい。野崎さんの所のコダマです。
[コダマ、ちょっとだけ警戒。
でも玲がそれとなく裕樹に近づければ、まぁいいか、というように爪は立てずに伸ばされた指をてしっ。肉球ぷにっ]
はい、うちは村の中でも古い家なので。
裕樹さんが昨日見学にいらっしゃって。
[小百合に頷きながら]
…それは、もう。
忘れてやってください…。
[猫のよう、と言われれば顔を赤くして目を伏せた]
[さっきの玲たちのやりとりなど知る由もなく、
聡の言葉には笑いかけながら]
うん、よく知ってるね。
祭りや樹に興味が?
それとも伝承とかが好きとかかな?
[きっとそういった類の人なのだろうと認識し話しかける。
態度があまりよくないように感じるのはきっと都会の若者だからだろうとなんとなく思いながら視線は利吉の方に移し]
うん、お金も特に困らないしね。
ああ、でも。
ボクの歌を皆が好きだってことになるし、それはうれしいかも?
[榛名のことをほめられればまるで自分のことのようにうれしそうに]
うん、榛名はすごいなって思うよ。
いろんな人がいっぱい手にとって読んでるみたいだし。
[物覚えの悪さなんて気になっていなかった。]
本当にそう実感できますよ
[地元の人達はともかくとして、思えば目の前の利吉。今さっき来た聡
史人がいっていた、南部。という子。他にもいるのかもしれないが、それ以外とは全て顔見知りであるのだから]
いえいえ。私自身は喫煙してくださっても構わないのですが、心がけてもらえているようなので…火をつけたら勝手に消しますがその際はご容赦くださいね
[冗談っぽく利吉にいいながらも本気である。もちろん榛名がいたら。であるが]
…ん…ありがと。
[冗談めかした口調で言われた言葉に、感謝と申し訳なさが入り混じるような雰囲気で頷いて。何も言われず、頭を撫でられると、雰囲気が落ち着いたものへと変わっていく]
…史人に撫でられると、何でか、落ち着く、ね。
昔から、そうだった。
[懐かしむように瞳が細められる。
ややあって榛名の家へと辿り着く。玄関まで送られると史人を振り返り]
送ってくれて、ありがと。
[ふわりと柔らかな笑みを浮かべた]
泣いてくれる人は重要だよ?
人はね、生まれてくるときは泣きながら生まれてくるんだ、
そして周りの皆は自分のことを笑いながら迎えてくれる。
だからね、
死ぬときはその逆に自分は笑いながら、周りの皆には泣いてもらうんだよ?
生まれてきたときに受け取った笑顔を皆に返して、
生まれてきたときに出した涙を受け取って、ね?
[利吉に同意を求めるようなそんな感じの視線を向けてにぃと笑いかけながら首をかしげ顔を覗き込む]
[玲の微笑をみて、内心安堵の息を吐く]
…ん。3年前と言うと…玲ちゃん、随分早い時期からだな。素晴らしい。
その時は史人に教わったりしたのかな?
[何気なく問い掛ける]
精進するのは、結構。
だが、1番大切なのは好きで居続ける事だと思うよ。
それこそ、あの巫女様が今でも旅人を想っているように、な。
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