情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
[向けられる笑み、言葉。
違和感は、募る]
……俺やイレーネみたいに翼があるでなし、黒妖犬みてぇな浮遊能力があるようにも見えねぇ。
それで、いきなり降って来られたら、普通驚くぜ?
[軽く、肩をすくめながら言って。
向けられた賞賛の言葉に、蒼がす、と細められた]
ま、ありがとさん、とは言っとくが……。
……あんた、誰だ?
あれくらい、人体の構造をフルで活用すれば造作もないことですよ。
突然でしたのは、ふふ、申し訳ありません。
[誰だという問いには敢えて答えず]
ああ、しかし困ってしまいました。
どうやらそこで倒れている方がわたしを守ってくれることになっていたようで。
これでは、おちおち戦うことも出来ません。
[口ではそう言いつつ、心から全くそう思っていない響き。]
[部屋の扉が開く音。
その音でようやく誰かが来たことに気付き、ハッとした様子で扉を振り返った]
……ああ、004、様。
どうかなさいましたか?
[球体が飛んでいることも不思議であったが、顔を覗かせた少女の方が気になって。
柔和な笑みを浮かべて訊ねた。
呼んだ名は皆が通常呼ぶ名前では無かったが]
[答える気ナシか、と。声に出さずに呟いて。
警戒は解かぬまま、倒れたティルに視線を走らせる。
『回収』のためのスタッフたちも、そろそろ到着するだろう]
守って、ねぇ……。
今の動きを見た限り、その必要はない気もするんだが、ね?
[イレーネの言う事は、誰よりもわかっている。それが自分の力なのだから。]
墜ちて、失って、無くなって。
強がりだとしたって、それでも、わたしは、
また、死にたくなんて、ない――いきていたい。
あの寒い世界は、嫌!
[一度、恐怖に負けた心は弱く。
小刀を振るい、地を蹴り、されど、牙を避け切る事も、受け切る事も叶わない。緋色が舞う。痛みに恐怖は呼び起こされて、足がもつれかける。
されど、この「世界」の中では己の紡ぐ言葉こそが、真実となる。]
――炎よ、解けて、溶かしつくして、
消えて、無くなってしまえばいい……!
わたしは、まだ、消えない!
<炎は形を変えた。蛇ではなく、鳥へと。
白い翼を打ち払うのは、朱き羽根。
自らの体温も、上がっていく。熱い。制御が効かない。
虚実と現実が、混ざり合う>
[きょとん]
…………。
[まさか、先客がいるとは思わず、
オトフリートの姿と声に驚くが……]
…………それ……
[少女は少し躊躇したが、声の雰囲気と
初めて会った時の印象から
6つの球体は展開しているものの無防備にとてとて 近くによりつつ、モニターを指差し。]
それ?
[差されたものに視線を向ける。
そこにはモニター]
これを、使うのですか?
[視線を少女に戻すと、6つの球体を浮かべながらこちらへと近付いて来ていて。
視線は自然と少女から球体へと移る]
……そんなことありませんよ。
[そう呟くと、にまぁと微笑み]
うちは普通の人間や。あんたらみたいな人間外と一緒にせんといてんか?
[挑発的な言葉。]
墜ちたら死ぬなんて、決まっちゃ――いない。
寒い世界だって、一人でさえなければ温かさはある、よ。
[相手に食い込ませたままの牙に力を込めて、捕らえる。
食い込めば食い込む程、相手の体温で羽先が溶ける。
その“溶ける”感覚に笑えば]
こんなに――温かい、から。
何が触れても、冷たい――っておも、うの――?
[虚に侵食される、実。
それでも保とうと、全身全霊を込めて]
[こくこく]
…………。
[オトフリートの言葉に頷く。
相手が球体が気になっていることに気付かず、
少女は球体のレンズをモニターに向け。]
[モニターに映る光景に暫し呆然]
[『人間外』、という言葉。
それ自体は、言われ慣れているせいか、特に感慨らしいものはないようで]
……そいつは、失礼。
とはいえ、人間の方がよっぽど人間外、って例も、結構見てるんでね、俺は。
……墜ちたら、駄目なんだよ。
だって、負けたら、約束――契約を違えたら、
わたしは「ここ」に存在していられない。
あの世界の事は、ただ、寒かった事しか、憶えていない。
[痛みは、生きている証でもあった。
けれどブリジットには、死に繋がる恐怖にしか感じられない。
突き刺さる牙を、引き抜こうと、手に取る。]
この身体だって、わたしの、ものじゃない。
あたたかい、のは、わたしじゃ、ない!
[拒絶。
振り払う。]
要らない!
<――朱の鳥は、全てを、溶かす>
[しばらくの間じーっと球体を見つめて]
(…この子の能力、と言う事なんだろうか)
[すぐに浮かぶのはその程度で。
再び少女に視線を向けると、頷きの後、モニターを凝視するのを見た]
ああ、モニターをお使いになるのでしたら、もう少し待って頂けますか?
この戦いが終わるまで。
超能力やらなんかかて、人間外や。
そないなけったいな能力、気味悪いだけで何の役にも立たへん。
超人如きが人間様に勝とうなんてちゃんちゃら可笑しいわ。
…………戦い……
[オトフリートの言葉に、球体が1つ、2つ相手に向き。
待つことに関しては頷くも
モニターに映るのはやさしいぶりじっとと
暖かくふわひわ鳥で人いれーね。]
…………何で…
[凝視ね後に零れるのは短い疑問。]
[引き抜こうと掴んだ牙は溶け出した液体で滑った事だろう。
ふら、と視界が揺れた。
両手を着いてももう自分の体すら支える事はできず、
相手を捕らえていた翼もさながら蝋の翼のように溶けており。
滴り落ちる雫が作った水溜りへぱしゃりと音をたてて、
その体は崩れ落ちた。
突き立てていた牙も鋭さを失くし、ずるりと抜け落ちる。
抜けた後のその傷口に体液が残っていたならば、
じきに凝固し傷口を塞ぐのを手伝っただろうか]
どうし、て――「ここ」じゃなきゃ、だめ――な、の?
世界は、もっと――ひろい、のに。
空はこんなに、たかくて、ひろい、のに。
まるで「ここ」と、その「寒い世界」しか――まるで
世界は存在しない、みたい――だね。
……はあ、然様で。
別に、あんたがどう思おうと知ったこっちゃねぇが。
俺は、俺が持っている物を生かして、利用しているだけ。
あるものは使い、生きる。
自分にあるものを使ってる、ってんなら、人間様、と変わりはねぇと思うんだが、ね。
……ま、お綺麗な人間様に、化け物の考えはわからんだろうけどね。
[くく、と笑いつつ、糸を右手に巻きつける]
……で、話はそれだけかい?
[1] [2] [3] [4] [5] [6] [7] [8] [9] [10] [11] [12] [13] [14] [15] [メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 7日目 エピローグ 終了 / 最新