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[しばしそうやって、谷の向こうを見つめていたものの。
こうしていても詮無い事と、団員から向けられる視線にため息をついて]
はい、はい。
……宿で大人しくしてますよ、と。
[大げさに肩を竦めながら言って、宿へと戻って行き]
─ →宿屋─
……あれ。
大分ひと、減った?
[自分が離れた時よりも確実に人数の減った空間に、きょと、と瞬きながら呟いた]
―自衛団詰め所―
[途切れ途切れに外に漏れる声。
内容までは聞き取れずただ話が終わるのを待とうとした。
一応保護者としてついて来たという経緯があったから
先に帰るなんて事は思いつかない。
話し声が何時しか泣き声に変われば流石に黙ってはいられず]
――…ちっ。
[舌打ちし出てきたばかりの扉を開ける。
泣き崩れるクロエ>>506が見えて自衛団長を睨みつけた]
住民を守る為にあるんじゃねぇのか自衛団は!
女子供泣かせて如何する!
[彼女が泣く原因が団長にあるのだと思い
啖呵を切ってクロエを庇うように間にはいる]
―宿屋・風呂―
[釜は沸かしていないのでお湯は沸いておらず、使うのは冷水に。
それでも今の状況と季節を考えれば自分にはそのほうがよかった]
たまんねぇな……
[冗談でしたで済む話でもなく、ともすればそれは本気の言葉であり、
その言葉の意味することは集められた誰かもしくは全員が死ぬということ。
一人きりで風呂場にいれば余計な考えも思い浮かんだりもし、失敗したかなという考えもよぎりながら]
本当かどうかより、問題はそっちだろうな。
[集められたのはほとんどが知り合いで、その中でも特に親しい者、その誰が死ぬのもいやだった。
もちろん知り合いじゃなければ死んでもいいというわけでもないのだが]
選べっていうのかい?
[何をとは口にできなかった]
あれは―――
…人や獣に為し得られるものとは思えない
[弟の亡骸は酷く鮮明な記憶として残っている。胸の真中がごっそり奪われたように、雑木林の緑に酷く不釣り合いな赤が辺りを染め上げていた。あれがただの獣に出来ようか。幼いころからの疑問は今に至るまで尾を引き、今ここで娘は答えに到達する。]
もしも僕の目論見が当たっていたのなら…
人狼は、本当に”いる”という事だよね
それでも―――僕は皆の中に狼が居るだなんて思えない
何かの間違いだよ…だから、もう一度調べてほしいんだ
そのためなら僕は何だってするよ、だから……御願いだよ
[娘の懇願は受け入れては貰えないだろうか。答えは返らず、一点張りをするばかりで。]
――――…おじいちゃん
―宿屋・食堂―
[風呂上りに髪をタオルで拭きながら食堂に戻ると人形の話になっていて、
どれがかわいいかと聞かれれば]
んー、これじゃないか?
[おそらく三人とはずれた人形を指したりとかした]
私にはこれが一番可愛いと思うんだ。
このあたりとか、キュートだろう。
[昔から相変わらずの感覚には3人とも首をひねるようなそんなポイントを指しただろう]
─小さな丘─
[顔を伏せた後、当然ながら声を掛けて来る者はいなかった。
監視の名目で自衛団員が着いて来て居たかも知れないが]
────………。
[幾許かの時が経過した後、膝から浮かせるくらいに顔を上げた。
その隙間に腕を滑り込ませ、擦るように動かす]
っ、はぁ……。
……どうすれば、良いんだろうな……。
[人狼に対する恐怖は拭えず。
その対処法についても恐怖は拭えず。
縋れるものも居らず、覚悟を決めるにも至らない。
自尊心の強さ故に、誰かに心情を打ち明けることも出来なかった]
[樹の下に座ったまま、宿屋に戻るかを悩む。
明日には誰を処刑するかを決める、と自衛団長は行っていたか。
今日は自宅へ戻ってしまうことも考えた]
…占い師…霊能者…。
伝承で語られる人狼を見つけ得る者。
……伝承と現実は違うから、ここに居ると言う確証は、無い。
どうやって、見つけろって言うんだよ…。
[呟いて、丘の上から村のある方へと視線を向けた。
遠くに見える村の出入り口。
今は通れない場所。
逃げたい気持ちは多分にあった]
[得られるものが無ければ其れまでで。団長の決意の表れとしての銀の刻印が示されれば其れ以上問う事は無く。娘はそれきり俯いて言葉を喪った。
そうして、詰め寄る人や話を頼む人の話に耳を傾けながら話を済ませるのを娘は唯待ち続けて。
クロエが傍についてた事が嬉しくて娘もまた離れる事は無く。ライヒアルトに案じられ肩に手を伸ばされれば支えて呉れるそれぞれの人達の想いを受け、まだこうして立っていられる事に対する感謝を伝えた。]
ン――――…ごめんね、心配掛けさせてしまったよ
[そうして、クロエが話を切り出す様子に、後を引かれそうに成りながらも渋々承諾をして。]
―宿屋 食堂―
なら、これはとっておくわ。
その気になったら取りにいらっしゃい。
[黒猫と少女の箱、その他にも言われたものがあれば分けて置いておく。
ベッティから指摘されたポイントは女にとっても意外だったらしくやや瞬いたが、その箱も別にした。
それから詰所に向かうという者たちを見送り、食堂は随分と静かになった]
あら、そうだったの。
それじゃ、ここで待たせてもらうわ。
[雑貨屋からはこちらの方が近いはずと、ユリアンに言い、駆け出して行くのを見送った]
―→自衛団詰め所―
[それから詰め所に向かう皆についていき、ゲルダの話は黙って聞いて、
その答えはなんだったか、いずれにせよ自分が口を挟むことはしなかった]
クロっちも乙女だもんな。秘密のひとつや二つくらいあるだろうさ。
[クロエの言葉にはそう笑いかけて、他の人がごねるならその場から引き連れていこうとし]
まぁ、クロっち何があるんだか知らないけどさ、あまり気にすんなよ?
私は別に秘密があっても気にしないしな。
いくら仲のいい幼馴染って言ったって、なんでもかんでも教えられるようなもんじゃないだろ?
[そう去り際に言い残しておいた。
程なくして、クロエのなく姿が見えて、ライヒアルトがその間に入ろうとするのをとめようとしたが遅く、手を伸ばすだけになった]
まぁ、可愛い子は得だな…
[ぼそりと小さく誰にも聞こえない声でつぶやいて、
自分があまり受けることのない扱いをうらやましく感じることは心のうちに。
クロエの傍に寄るのは少し遅れて、ギュンターに怒鳴りかかっているライヒアルトの様子はとめるつもりはなかった]
クロっち大丈夫か?
[そっと、その頭を撫でて]
あんま無理はするなよ?
[そうやさしく声をかけて、それからライヒアルトとギュンターの様子を眺めていた]
ま、待ってよライヒ君…!
気持ちは解るけどそんな事云っちゃ駄目だ
[幼馴染のすすり泣く声を聞き自分も中の様子が気になる故に迷ってはいたが、けれどもライヒアルトが果敢にも其処へ割入るのなら涙を流す幼馴染へと寄り添い背を撫ぜようとして。]
お願いだからクロエにも、ライヒ君にも酷い事しないで…!
[クロエの前に立つライヒアルトの服の裾を掴み、駆けつけた団員達へふるふると頸を振った。此処で騒ぎを起こしたくないと想った娘は青年の声を制そうとして。]
……何か理由があるのだよ、ね
先ずはそれを聞いてからでも遅くは無いと想うのだよ
だから、そんなに怖い顔しないで欲しいよ…
[俯く娘の声は何処か震え、よわよわしいものとなり。
泣くまでは行かずとも感情が高ぶる印象を与えようか。]
―宿屋 食堂―
[一つ残っていたサンドイッチを拝借し]
ご主人……は、いないのだったわね。
[片付けておこうと、空になった皿を重ねる]
あら、おかえりなさい。
皆詰所に向かったみたいよ。
[姿を見せたアーベルにはそう応えた]
─宿屋・食堂─
[連れて来られた赤毛の男は、未だそこに残っていたか。
話しかける、という気になりにくい様子に、声をかけるのは躊躇われるのだが]
あー……んじゃ、行き違っちまったか。
[詰め所に、というカルメンの言葉にがじ、と頭を掻き。
その手元を見て、おっと、と短く声を上げた]
ああ、片づけなら俺がやりますって。
お客の手を煩わせるわけには、まいりませんから。
―雑貨屋―
ごめんくださいっと。
あー、ゲルダちゃんじゃなくてごめんね。
団長さんに話があるってクロエちゃん達と詰所に行ってるよ。
俺は預かってもらってた荷物を引き取りに来たんだ。
[走ってる途中で気をつけてといってくれたゲルダを思い出して、溜息をついたお婆ちゃんに謝った。
荷物を受け取ろうとすると、じっと見つめられて]
……お婆ちゃん。
俺は親父じゃないからね。
[首を振って背を向ける]
期待とかはしないで欲しい。
[それだけ言うと足早に雑貨屋を出た]
[引き止める声が幾つか聞こえていた。
修道士であり保護者染みた立場上見過ごせず
じ、と真剣な眼差しを自衛団長へと向ける。
背の方ではベッティやゲルダがクロエを案じていたから
ゲルダの止める声に漸く張り詰めた息を吐き出し]
――…何も喧嘩しようって訳じゃない。
この顔は生まれつきだよ。
そんな心配するな、大丈夫だよ。
[裾を掴むゲルダへと落ち着いた声を掛け]
用が済んだなら行こう。
クロエ、立てるか……?
[クロエの様子を窺う]
―宿屋 食堂―
あなたも行ってきたの?
[顔を上げてアーベルの顔を見る。
赤毛の男がその場にいたとしても、今は意識から外れていた]
あら、それならお願いしようかしら。
[申し出には素直に甘えることにし、手に持っていた皿を彼に手渡そうと]
─自衛団詰所・執務室─
[ゲルダから傍にいたことの礼を言われればどういたしまして、と微笑んだ。
団長と二人だけで話がしたいと言った自分に、渋々と心配そうに見る幼馴染達の姿がありがたくも申し訳なくもあり。
離れ際にベッティからあまり気にするなと言われれば、泣きそうな顔で微笑み頷いた。
そして団長と話している内、弱音を零して泣いてしまったのだが。]
え…?
[顔を伏せて泣いているところにライヒアルトの怒鳴り声が聞こえ。
驚きに顔を上げれば自衛団長を睨みつける姿が見え慌ててその背に手を伸ばした。]
ち、違、違うのライ兄、ギュン爺ちゃんは何もしてない、悪くないの。
悪いのは、私なの。
解ってるよ、でも…団員さん達、とてもピリピリしてるから
ライヒ君が痛い目に合わされても可笑しくないのだよ…
[娘は手首の、処置された手をさすりながら青年に請う。此方が危害を加えなくともあちらはどう感じているか解らない。そも、この張り詰めた空気でそうならない可能性を否定したくは無くて。]
うん――――…
でも、そんな顔は、余りさせたくはないのだよ…
[そう伝えると裾から手を離し、重苦しいこの空気の中、はあと息を吐き。]
ベッティもクロエのこと、心配しているし…クロエ、大丈夫かい?
[保護者としての付き添いを申し出て呉れた青年の方を見やり]
ん…ライヒ君、クロエが立てなさそうなら、頼んでも好いかな
[泣き顔のまま、何事かと駆けつけた自衛団員に視線を向けて。]
何でもないです、何もないから、まだ来ないで。
ね、ギュン爺ちゃん。何も無かったよ、ね?
[自分が言うよりも団長の言葉の方が重いだろうと水を向けて。自衛団長が頷くのを見れば団員達は渋々引き下がったろうか。
自分を気遣い背をなでてくれるゲルダとベッティそれぞれにまだ涙に濡れた瞳を向けるとありがとう、と礼を言ってからライヒアルトにも微笑み]
怒ってくれてありがとう、でもね、爺ちゃんは悪くないんだ。
私がね、怒られなきゃ、いけないの。
─宿屋・食堂─
ええ。
さすがに、あんな話を聞かされては、ね。
[あなたも、という問いかけに、浮かべたのは苦笑]
ここにいる間は、従業員ですから。
遠慮なく、使ってくださってかまいませんよ?
[苦笑の時間は短く、食器を差し出されたなら浮かぶのは、笑み。
丁重な手つきで受け取ったそれを、台所で手早く片して]
……しかし……もしかしなくても、ベッティと。
……キーファーも、行った……って事か、これは。
[後者はともかく、前者は。
妙に心配と言うか何とか言うか。
どんな意味でかは、表には出さないが]
………ん?
[クロエの言葉に目を瞠る。
二度三度瞬きしてから自衛団長へと目を向けた]
そうなのか?
[確かめれば自衛団長は頷くか。
誤解と分かれば苦い表情を浮かべ青年は頭を下げる]
済まなかった。
……あ、でもな、クロエが悪いって訳でもねぇぞ。
俺が勝手に勘違いしただけだ。
[クロエへと向き直りそう言い聞かせる]
[その後もしばらくぼんやりと村を眺めて。
けれどずっとそこに居る訳にも行かず、ゆるりとした動きで樹の根元から立ち上がった。
俯き加減のまま、村へと繋がる道を戻って行く]
───……。
[自宅への道と宿屋への道に分かれる地点で足が止まる。
宿屋へ戻ればまた皆が居るのだろうか。
そう考えて、両の手が拳を作った]
[他の者と違い、容疑者全員を疑えてしまうが故の恐怖。
人狼が居るかもしれない場所に戻ることは恐ろしく感じた]
[その現実から逃げたくなって、足が自然と自宅へと向く。
けれど、その足取りは重いままだった]
私、皆に、隠し事、してたの。
ギュン爺ちゃんは、おじいちゃんに聞いて、知ってたから。
だから、聞いてもらってたの。
[泣いている自分を案じるように蒼鷹は傍に擦り寄ってきただろうか。
その背をそっと撫でながら、皆がどう思うか怖くて逃げ出したい気持ちを抑え、言葉を紡いだ。]
…私の目、皆と、違うの。
死んだ人の、気持ちとか、正体、とか。
そういうのが、見えるの。
呪われた、目なの。
[数刻前、ゼルギウスが自分の容貌を憂いていた。
けれどそれはあくまで見た目で、こちらは本当に他者とは違うものが見える。
よっぽど自分の方が呪われているのだと、この目のせいで両親にも捨てられた少女はそう思っていた。]
[ゲルダとクロエの反応に漸く二人の懸念を理解する]
……あー。
保護者のつもりが心配させて済まなかった。
[ゲルダの言葉を受けてクロエへと]
立てるか?
……自衛団長殿が悪くないなら誰も悪くないだろ。
若し、悪い者が居るのだとしたらそれは……
[結社を名乗る自衛団長が示した人狼の存在。
怖がらせまいとしてか其れは言葉にはしなかった]
ごめ、んね。
皆に言ったら、嫌われちゃうって思ったら、言えなくて。
お母さんたちみたいに、離れていっちゃうって思ったら、言えなくて。
ずっと、内緒にしてたの。
皆に嫌われたくなかったから、ずっと黙って、て、ごめ、んなさ、い。
[ゲルダやベッティ、ライヒアルト達から優しい言葉をかけられると余計に罪悪感が湧き上がって。
泣きながら謝るしかできなかった。]
―宿屋 食堂―
……たしかにね。
[苦笑に返すのは同じ種の笑み]
じゃあ、今度からそうさせていただくわ。
[そう言って食器を渡した後は、椅子に座り、箱の中の人形に傷がないかを一つ一つ確かめていた]
ええ、一緒に行ったみたいよ。
引き止めたほうがよかったかしら。
[人形に目を落としたまま言う。
アーベルの心配が何に向けられているかは知る由もないが]
クロエがどうして怒られなきゃいけないの?
[意図がつかめず娘は幼馴染に疑問を問いかける。その応えは自ずとして語られるか。]
隠し事…かい?
[急く事はせずにただ、黙って彼女から語られるのを待ち。目が違うのだと打ち明けるクロエを見詰め背を撫ぜていた手を止めた。]
――――…ッ
そんな、もう…泣かなくても…好いのだよ
[切々と語られる告白を耳に、翠の眸がふるりと揺れる。言葉が見つからなくて娘は咄嗟に幼馴染を強く抱きしめて首を振り。]
…今まで、辛かったの、だね
ン…普通の人と違うからって理由で僕は嫌いになんてならないさ
クロエはクロエ、僕の幼馴染で、友達だよ…
─宿屋・食堂─
はい、その際はご遠慮なく。
[笑いながら、言う口調は冗談めいて。
食堂の椅子の一つに座って、いつも持ち歩いているものの一つである、カードを出して手遊びにシャッフルする]
……いや、止めて止まる奴らじゃないし。
むしろ、ぶつけないで溜め込む方が危険ですからね、こういう状況じゃ。
キーファーに関しては、あいつの好きなようにやらせるのが一番いいですし。
……俺は、この件にケリがついたら、また、降りる身ですしね。
[クロエの告白にはじめは驚いた風ではあったが
話を聞くうち神妙な面持ちとなる。
じ、と涙に潤むクロエの眸を見詰める]
私には呪われた目になど見えない。
深く綺麗な眸だと思うよ。
お前さんにとって呪われてると思えるなら
……神の与え給うた試練か。
莫迦だな。
それくらいで嫌われるなんて思うな。
嫌われるのが怖くて言えなかっただけなんだろ?
誰も離れてなど行かんさ。
クロエはクロエなんだから。
まぁ、とりあえずとっととでようぜ?
[余りよろしくない雰囲気を詰め所内に感じながら、ライヒアルトに同意するようにそう言って]
誰が悪いなんてねぇさ。
しいて言うなら可愛い女の子はいつでも正義ってことくらいだ。
[そう、クロエに笑いかけた後、
明かされたクロエの話は静かに聞いて]
んー、そうか。
[ぽんとクロエの肩に手をのせて]
クロっちの苦労、全部わかるとは言えないけど、呪われてるとかそうは思わないぜ。
別にそれで私に迷惑かかるわけでもないしな。
―村の通り―
[俯き加減に道を戻る。
村人の気配はするけどすれ違わない。避けられてるのだろう。
チ、と舌打ちして逆に顔を上げた]
あれ。ミハエルさん?
[村の奥まった所に小さな人影が見える。
それほど大きな声で呼んだわけでもないが、人通りのない道ではいつもより通ったかもしれない]
―宿屋 食堂―
そうねぇ。
そもそもわたしでは止められそうもないし。
……あの子、キーファーっていうの。
[手元を見ながら笑みを浮かべる。
今更のように蒼鷹の名前を確認し]
そう、残念だわ。
[確認を終え、人形たちを脇に。
アーベルの手の中、見る間に切られていくカードに視線を注いだ]
随分、扱い慣れているのね。
…っ…ゲル、ダ…?
[伏せていた瞳は強く抱きしめられた事で開き、抱きしめてくれている彼女の名を呼んだ。
クロエはクロエだと言われれば、更に瞳は大きく見開いた。
ライヒアルトからも呪われた目には見えない、誰も離れてはいかないと言われ瞳にまた涙を湛え。
ベッティからも肩に手を置かれ優しい言葉をかけられれば大粒の涙が零れた。]
あり、がとう…ごめ、んね。黙って、て。
こわかった、の。ゲルダも、ライ兄も、ベッティも、大好き、だから。
きらわれ、たら、どうし、よう、って。
[零れた涙は腕の中の蒼鷹の羽を濡らしてしまっただろうか、擦り寄り鳴く声に、君もありがとう、と礼を言った。]
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