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双子 リック が参加しました。
良いか、よく聞けよ。
お前が見たのは、どれ位の規模だっけ?
あァ、それ位なんだ。
ならわかるか? 嵐の中でそんなでかいもんを運んでどうするっていうんだよ。
だいたい、サーカスにとっては商売道具だろ、そういう建物って。
態々あんなに酷い嵐の最中に、いきなり運び入れるなんて出来るわけないだろ?
今まで影も形もなかったって?
そりゃおれにもわかるわけないけど、サーカスってのは他人を驚かせてナンボってやつだろ。
隠すのだって得意だろ、きっと。
あら…何かしら?
[小学校へと生徒が続々と走りこんで行く中、いつも通り焦らずに店の鍵を中から開けて出てきた彼女は、自分の店のすぐ隣の柱に張り紙がしてあるのを見つけた。
少し斜めに張られ、一瞬内容よりもそのことが気にかかる。]
…サーカス?
あら、昨日あの嵐の中大変ねぇ。
[そっと人差し指の爪を使って張り紙を一度はがし、斜めなのを真っ直ぐにして張りなおした]
でもきっと子供たちは大騒ぎね。
私も子供の頃、小さなサーカスに行ったけれど…楽しかったわ。ふふふ。
[ホットドッグやドーナツを片手に走り回った事を思い出しながら、店のカーテンや窓を開ける。
空中ブランコの芸を見ながら回転木馬に乗ったっけ、と思い出しながら雑貨-主に文房具等-にはたきをかけながら、こちらがメインなのではと言われかねないカウンターの横に置いた色とりどりのゼリービーンズが入った瓶の中身をチェックする。
人魚姫、と詠われていた下半身魚の少女、とってもきれいだったなぁと記憶をたどりつつ大きな地球儀を乾いた布できれいに拭いた。]
あぁ。
是非後で行ってみましょう。
[大きめに独り言をつぶやくと、レジカウンター内のいつもの椅子に座って新聞を*読みはじめた*]
……と、なんだ、コレ?
[通りを歩く途中、ふと目に入ったもの。
引かれるように足を止めれば、黒猫も怪訝そうに足を止める]
サーカス?
いつの間に来てたんだぁ?
[昨夜は大分荒れていたのに……などと思いつつ、張り紙の内容を眺める。
のんびりとしたその様子を急かすように、猫が鳴いた]
……と、あんまりのんびりしちゃいられんな。
[早く買い物を済ませて、店に出ないと、と呟く。
勤め先での仕事もさしてあるわけではなく、時間の融通はだいぶきくのだが、遅れないに越した事はないのだから。
急かすように鳴く猫にわかったわかった、と言いつつ、*張り紙の側を離れる*]
-大通りのある小さなカフェ-
ん、美味しい。
今日もオムライス、最高ね。
[いつものカウンターの隅に座り、おおきめのスプーンを振り回して中の忙しそうなマスターに笑いかける。
いつものお昼に出て来たのだが、今日はいつもよりも店が繁盛しておりー…見渡すと、見たこと無い顔がチラホラと見える。
なんでだろうね、と笑いかけるマスターに]
あぁ、サーカスの人、かしらね?
昨日町はずれに来たらしいわ。
え?
えぇそうよね、嵐だったけれどー私も張り紙でしか見てないからまだ見てないのだけれどね。
えぇ、店閉めてからね。ふふふ。
―メインストリート―
キッチンペーパー、料理用白ワイン、牛乳、卵と。
…むー、…あと、なんだっけ…?
[ゆっくりと商店街の並ぶ大通りを歩きながら、
落ちそうになった紙袋をよいしょと抱え直す。
弾みで、がしゃんと瓶と瓶の当たる音がして、ぎょっと中身を見やるものの
どうやら中身は無事のようで、ほっと安堵した。
割ったら、大変だ。
今夜の夕食と──主に自分の服が。
しかし、…あと2つぐらいあった気がするのだが
指折り数え直したところで思い出せそうも無い。]
─メインストリート─
[買い物を済ませ、道を歩く。
常に黒猫を連れて歩く彼は、この五年ですっかり町に馴染んだと言えるだろうか。
もっとも、幼い頃にも幾度となく訪れているので、その頃から馴染んでいる、という部分も少なからずあるのだが]
……さて、これで大体よし、と。
予定外出費もあったし、切り詰めていかんとな……。
[呟きは、妙に切実な響きを帯びていたかもしれない]
……お、あれは。
[メインストリートの至る所に貼られた張り紙。
それに目を留める赤毛の若者の姿に気づいて、短く声を上げる]
……と、こらこら、ウィッシュ!
[それから、ととと、とそちらに駆けて行く黒猫に気づいて、後を追い]
あ。
[声の主はすぐに見つかる。此方に駆けて来るのは“変わり者”――もとい猫。
微苦笑とも取れるような笑みを浮かべ、そしてその主人にも程無く気付く。]
今日和。
お買い物ですか?
[黒猫は足を止めるとなぁう、と挨拶するように鳴いて尾を振って見せ]
や、こんにちは。
ああ、食材やらなにやら、色々とね。
ちょっとあって、切り詰めなきゃならなくなったから。
[言いつつ、肩を竦めて見せる。
町ではある意味で有名人の祖父の事を知っていれば、浮かぶ苦笑から言葉の意は察する事ができるだろうか]
…足りなかったら、また買い物来るの面倒だしなー…。
でもだからといって、思い出せる気配もないし。
[どうしよう。何とかして思い出せないかなぁ。
4つまで折られた指を、眉を寄せながら念じるように見つめてみる。
…見つめたところで、やっぱり思い出せるはずもないのだけれど。
溜息を零しつつ、再び紙袋を鞄を抱えなおして。
ふと、視界の端に入った派手なポスターに、
むぅと僅かに寄せていた眉を、さらに深くした]
……、ここにもポスター貼ってある。
[宣伝するのは、あたりまえなんだけど。
わざわざ気分を損ねても、しかたがないんだけど。
溜息混じりに、ポスターの貼られた通りを、ゆっくりと辿っていくと
視線の先に見慣れた顔を見つけて、緩く首を傾げた。]
…あれ。
ウィッシュも今日和。
[ラッセルにとっては珍しい、挨拶までしてくれる猫に向けて片手を伸ばす。他の犬猫であれば、その頭に手が届く前に噛み付かれるか逃げられるか、なのだが。]
ああ、色々――
・・・・・お祖父さん、ですか?
[苦笑の意味は通じたよう。]
[黒猫は、特に避ける素振りも見せずに撫でられる。
物怖じというものを全くしないこの猫には、時折悩まされたりもするのだが]
そ、じいちゃんが、ね。
また、謎の品物を買い取ってくれたもので。
[大げさなため息と共に言うものの。
そこには、苛立ちなどは全く感じ取れず]
あ、・・・ニーナ?
[見えた蒼髪に一度猫を撫でる手を止め、そのまま上げて挨拶の意を示す。]
矢張り。
今度は如何なものを?
[返された言葉は予想通りだったらしく、そう続ける。]
[ラッセルの口にした名に、自分もそちらに目をむける。
やあ、と言いつつ軽く手を振れば、あわせるように黒猫も一声鳴いた]
魔除けの短剣……だとか何とか。
まあ、確かに見た目はそう言った曰くのある物と良く似てるんだがね。
[言いつつ、視線は一瞬だけ、それをしまった鞄へと]
[くるくる、回るアンブレラ、
止んだ雨粒は弾かずに、
きらきら、煌くエナメル靴、
降注ぐ陽光を弾いてく。
赤と白の色彩は、
茶色の熊と一緒に、
傘の作る影の中。
たくさんの人の行き交う道なのに、
まるで少女だけ違う世界にいるように、
紅の睛はどこか遠くを見ていたけれど、
壁に張られたポスターに、
視線が留まって、足も止まった。]
…あ。こんにちは。
[ひらりと上げられた手に、振り返そうとして。
両腕が塞がっていることを思い出して、咄嗟に頭を下げ
──…て、袋から、キッチンペーパーが落ちた。]
あ。
[べろべろと転がっていくペーパーを何とか食い止めて
巻き戻し回収しながら、そちらへと歩み寄った]
…えと、二人とも、買い物ですか?
……じゃ、ないね。
[ラッセルの膨れ上がった鞄を見やって、小さく苦笑を零し]
や、こちらもこんにちは。
[キッチンペーパーを回収しつつやってくるニーナにくつり、と笑いつつ挨拶をして]
まあ、俺は見ての通り、買い物だけどね。
そちらも、かな?
[やや、首を傾げて問いかける。
視線を向けられた黒猫はゆぅらり、尾を振って]
魔除け――ですか。
まあ、それならまだ良いじゃないですか。
魔物を呼ぶ、とか不吉なモノじゃなくて。
[視線を追うように、何気なく相手の鞄を見遣る。]
うん。
僕は何時もの所。で、今帰り。
[落ちるキッチンペーパーを追う姿を見、愉快だったか小さく目を細める。続く言葉はそれだけだが、苦笑を浮かべた相手には通じるだろうか。]
[ころころ、ころころ、
遠くで転がる白が目に入ったのは、
近くで広がる色を見ていたから?
ゆるゆる、首が傾いで、
ぱちぱち、睛が瞬いた。
白は青の中へと消えてゆく。
その先には赤と茶の色彩、
少女より年上のひとたちが、
集まって、なにごとか、話してる。
高いところから、低いところへ、視線は移る。
黒い猫がいた。]
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