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―集会所―
[当然そんなことを思われているとは、考えることもしないで微笑った。]
ええ。うんと高級なのでも大丈夫ですよ。
ありがとうございます
[いいながら、バッグの中に手を伸ばす。腰にかけておいたバッグの中身がこんなところで役に立つとは。
三十センチほどの小さな黒い棒を取り出す。それの端と端を引けば、一メートルほどの長さになった。くるりと手でまわして、満足げに笑う。]
こういうのは久しぶりで、楽しいものだ。
─嘆き島・墓地管理小屋─
用意をするので、外で待っていて下さい。
15分程で終わります。
少し、独りになりたいんです。
[周囲は海で逃げられる心配もなかった。
自警団員の青年は頷くと、外に出る。
地面の底から響いてくるような海の音と、遠くにぽつりぽつりと灯っている本土の電灯が目を楽しませるが、別の方向に目を向けるとそこは墓地だった。]
―集会所―
[なんだか困惑しているネリーから皿を受け取る。久々に棒を通した感覚に、口元にやわらかい微笑が浮かぶ。
そして一礼。
皿を放り投げるようにして、棒がそれを拾う。
見た目にはとても簡単そうに、くるくるくるくる、皿が回る。]
─嘆き島・墓地管理小屋─
[彼は青年が出ていくのを見届けると、ベッドに仰向けに倒れこみ天井を暫く見つめた。
それから立ち上がり、水をコップに注ぐと一気に飲み干した。それからまた暫くしてコップを洗い、食器かけに逆向きにして置く。
後で来る代わりの人に対しての、毎日の細々としたしなくてはならない事や、小屋の何処に何があるのかを紙に書きつけ目立つように机の上に置いた。
それから見渡して、図書館から借りた本と着替え等を鞄に詰めた。10分程で、彼が小屋に居た事実は、筆跡だけになってしまった。]
逃亡者 カミーラ が参加しました。
−波打ち際−
[砂浜に、白い泡混じりの波が打ち寄せる。
月明かりだけが照らす暗い海岸は、白い砂と白い波。
それは一見、海草の絡みついた流木に見えたかもしれない。
だが、よく見ると黒い襤褸から突き出していたのは、枝ではなくしなやかな褐色の足。
波打ち際に横たわったまま、それでも弱く息をしている。]
[砂にまみれて投げ出したままの手足に、鴉が幾羽か舞い降りた。
わずかに身じろぐ。
それに驚いたのか、黒い翼は飛び立っていく。
うっすらと開けた目に映る冬空。]
─嘆き島・墓地管理小屋─
[いや、違った。
彼は小屋の奥に行くと、厚みのある箱を持ってきた。
箱の前には鍵がついている。
数秒、数分、どれくらいかは分からなかったが暫く眺めた後、その箱を鞄の中にいれた。
栞を挟んだままの本を鞄の一番上に入れると、裸電球の近くから下がっている紐を引いた。]
流れ者 ギルバート が参加しました。
[冬枯れの森を抜けて、茶色い革のジャンパーをまとった人影が歩く]
ちっ…もう夜じゃねえか。話が違うぜクラークの野郎…。
[村と、森の奥の『あの場所』を結ぶ道を書いた地図がいい加減だったのか。それとも、時が流れて道のほうが変わってしまったのか。
まあ、そんなことはどうでもいい。
問題は、『村に戻れない』というその一点のみ]
この分じゃ、野宿するしかないのか。
[そう呟く声を聞きつけたかのように、遠く、獣の鳴く声が響いた]
野犬か?それとも…。
[歩きながら来た道を振り返る。何だろう。どうしてこう不穏な空気が流れるのか。自分は何を不安がっているのか。
しばらく歩いて気がついた。
『それとも…』
それとも。あの獣の声が犬でないなら、その正体は何だ。自分は何の名を言いよどんで…]
─嘆き島・墓地管理小屋─
用意が出来ました。
[彼は、カンテラを手に外に出て来ると、待っていた青年に声をかけた。]
机の上に代わりの人への手紙が置いてあります。
確認をしてもらっても構いませんが…
[青年は中に入ると、カンテラに照らされた手紙をざっと読んで、また外に出た。
小屋の扉に鍵をかけ、扉近くに青い鉢を持ってくると、その下に鍵を置いた。]
行きましょう。
[潮の匂いがした。]
…灯り。
[木々の向こうに集落と思しき光が見える]
灯りじゃねえかよ。…村。やったぜ戻れた!
[...は疲れも、今しがたまでの不安も忘れて足を速めた。森が途切れて...が出てきたのは海へと続くかに見える長い坂。]
宿に帰ってまずはストーブ。んでもって熱いコーヒー。それからメシ…。
[...は今晩一晩幸福になるために必要なものを、楽しく数え上げながら歩いていた。不幸にしてその耳には自警団員の誰何の声が聞こえなかった]
そうだ、熱々のアサリのリゾットが食いたいな。
[いや、不幸だったのは自警団員の方だったかもしれない。]
不審者を取り押さえようとした自警団の青年はその一瞬後には高々と投げ上げられて宙に浮いていた]
何すんだよコソ泥。金ならないぜ!?
[足早に...はその場を去ろうとした。相手をすりか何かだと思ったまま。
しかし、そうたやすくことは運ばない。
起き上がった自警団員は呼子を吹いたのだ]
なっ…どこからこんなに沸いてきた!?
[思い違いから起こった悲劇とも、喜劇ともつかない乱闘を、糸のように細い弦月が照らしている。低い空で朧に輝く姿が、海に映って波に揺れる]
―30分後―
だーかーらー!
アレは、不幸な事故なんだって。
[顔にいくつもの絆創膏を張り、手首に包帯を巻いた姿…で...を先導していく自警団員]
確かに、鼻血出した奴とか、歯を折った奴とかには悪かったけど。
だからって連行することないだろう?
[村に相次ぐ殺人事件。今も今とて山狩りの最中だったと言われ、さすがに顔色が変わる]
ちょっと、なあ、待ってくれよ。
そんなの言いがかりだって。あんた、オレにブン投げられて腹が立ったから、それで脅しを言ってるんだろう。
なあ、そうだよな?
[集会所に容疑者を集めているところだと言われ、自警団員たちが本気なのだとようやく理解する]
こんなの、オレがよそ者だから疑ってるだけだろうが。証拠があるのかよ。あるんなら見せてみろ。納得できないまま連行なんかされねえぞ、このクソッタレ!
[『では、村の宿屋に泊まったまま、毎日森と宿を行き来していた不審な行動をどう説明する?』
そう尋ねられて言葉に詰まる]
友達との約束があったんだよ。
ガキの頃森に隠した宝物の箱を見つけてくれって。馬鹿げた言い訳なんかじゃない。
[必死の言葉を笑い飛ばして、自警団員は引きずるように彼を集会所へと連行していく]
聞いてくれ。本当にそれだけなんだよ。
オレはマジで人殺しなんかとは関わりない。本当なんだ…!!
[...に銃口を向けるアーヴァイン]
取調べが済む前に、村から出たら…って、ことかよ。
[こいつら、本気だ。
殺気立った様子に、抗うことをやめる。うかつに騒ぐと、本当に撃たれそうだった]
分かったよ。
集会所とやらでとっくりと調べてもらおうじゃねえか。
侘びを入れてもらうのは、無罪放免になった後でも構わないもんな。
[軽口をたたいて見せながら、...は背を伝う汗を感じていた。
…みんなイカレていやがる]
─嘆き島─
[緩い傾斜をもった島の坂。
小屋からは墓地が一望出来る。
数は少ないけれど、悪戯に来る子供や大人はいるからこその立地だった。墓石が無言で佇んでいる。
外套の頭隠から、仰ぎ見るように左を見ると、処刑台が見えた。
彼は、島に連れてくる手間がかかってもここに作ったのは、やはり本土に作るより住人の非難がないからだろうと思う。
カンテラがぼんやりと照らし出した緩い坂道が急になる。島の船着場のすぐ近くに来ていたのだった。船着場につくと二艘あるうちの一艘に乗り、青年に頷いて本土へ向けて出発した。
海の泡が集まって出来た花が、小さくつぷつぷと啼いていた。]
―回想―
「長い事帰ってないけどな。この仕事が終わったら、一緒に連れて行ってやるぜ。きっとお前も気に入るから」
…酔うといつもクラークはそう言った。
「海が青くて、アサリが美味くて」
それは何度も聞かされた。耳タコだ。オレをシーフードにしてどうする。
「絶対気に入るから。惚れるから。間違いないって」
ふふっ…
[自警団員に連行されながら、つい、笑っていた]
お前、生きてる間は本当に嘘ばっかりだったな。どうしてくれるんだよ、クラーク。
[誰にも聞こえぬほど小さな声で、亡き友に文句を言った。けれどそれは、怒っているのでも嘆いているのでもなくて、懐かしさに満ちた、軽口]
ギルバート=W=モーレンジ
■1. 名前:ギルバート=W=モーレンジ
■2. 職業:今は流れ者。いろいろな仕事をかじってきたが、特技と呼べるのはむやみと立つ腕っ節くらい(が、たいていトラブルしか起こさない)。23歳。
村に入った数日前から、友人クラークの遺言を叶えるため、森の中でクラークの宝箱を探し続けていた。
挙動不審は言い訳の仕様もない。
クラークの遺品と、宝箱の両方をそろえてから遺族に会おうというのは、ギルバート自身のただの意地に過ぎなかったから。
/中/ 死んだ友人クラークの遺品を持ってきた、と言う設定なので、クラークの遺族(老若男女問わない)を大募集中。クラークとの関係はなんでも構わない。
が、今いる人間にはよそ者がそもそも多いんだな…。
―集会所―
[ハーヴェイと名乗った青年がくるくると、目の前で皿を回し始めてから。細い棒が(多分意図的に)危うげな動きを見せる度には、と息を飲んだり
クラウンが微笑んで広げた荷物をしまい始めたときにはつい、拍手と笑顔を送っていた。
流石は本職だな、と感心する]
此処へ来るより前に、きっと、沢山の場所を回ってらしたんですよね。
ご家族とか…一緒では無いのですか?
―集会所―
そうですね、確かに色々回りました。
昔は、ずっとこういう役だったんですけどね。
[最近は大掛かりなものもやるようになりました、と笑って。
むしろ笑うしかなかったともいう。]
家族は、一人。姉が居ますね。……ええ、姉、が。
[あんなのが、とは口に出さなかった。]
―集会所―
[入れ、と言う言葉と同時に、...は強く突き飛ばされた]
のうわあっ!
[つんのめって、かなり勢いよく、転んだ。その背後で、ぴしゃり、入り口を閉める音]
いててて。嫌われてるなあ、オレ。
[何となく意味深な気配で”姉が”と言われたことに、少し違う感想を持ったようで]
お姉さまですか。
ええと、あなたがこのような事になって此処へ呼ばれて…お姉様は……ええと、早く解放して貰えれば良いですね。
─海辺・船着場─
[船は黒い海を越え、櫓の最後の一漕ぎが船着場への道をゆるやかに波立たせ、コツンと船先が当たった。
青年が先ず船から降りたった。]
―集会所―
[突然、乱暴にいれられた男の姿に、目を丸くする。]
……大丈夫ですか?
[思わずそう尋ねた。どう見ても大丈夫そうではないが。
それから、ネリーを見て、暫し悩んだ。
いっそあれの実態を教えてしまいたいとは思ったりしたのだが、サーカス全体の印象を悪くすることもあるまい。]
そうですね、お互いに。
早く解放されると良いものです。
─海辺・船着場─
[彼は、自警団員の青年の後に続くと桟橋に向かう。桟橋から伸びる村の主要道路の傍に、集会場があるからだった。桟橋の向こう側は砂浜が覗いている。]
[照れくさそうに立ち上がりながら]
あー、うん。
サンキュ。大丈夫大丈夫。
[笑おうとするが、表情を作ると口の中に広がる血の味。…痛い]
[放り込まれた男を、やはりやや少し遠巻きに見ながら、自分はこのように扱われなくて良かったと思う]
…旅の方ですか。
この村ではあまりお会いした事が無いとは思いますが…。
[笑い損ねた男の顔を見て、矢張り、つらいのだろうと思う。]
大丈夫なようにはみえませんよ。
怪我をしているんですね。……もっとちゃんと治療した方が良いのでは?
[そしてネリーの言葉を聞いて、やはり余所者だからか、と思う。]
…ん……。
[夜風の冷たさに、それは身じろいで小さく声を漏らした。
微かなそれは、若い女性のものらしかった。
足先をくすぐるように波が揺れる。]
─桟橋─
…すみません。
図書館に本を返しておきたいのですが、いいですか?
[自警団員の青年は、後方が勝手に立ち止まり尋ねてきたので振り返った。集会場に連れていった後に、青年が返しておく旨を約束すると、彼は感謝する。]
誰か、倒れていませんか?
[青年の遥か向こう側に見えていた、砂浜にあった黒い物陰が動いたように見えた。]
「まさか!」
[自警団員の青年は弾かれたように物陰へ向けて走り出した。まさか、人狼に────?]
[さすがに少々戸惑ってから、中性的な青年と行儀のいい少女に尋ねてみる]
ここ、集会所だよな。
物騒な事件の容疑者が集められてるって、お二人さんも容疑者?
[どう見ても優男とか弱い女の子じゃないか。それにこんなにも善人のオレ。連中、何を基準に人を逮捕してるんだ]
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