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アーヴ殿は、賑やかなのがお好きですものね。
[墓守の言葉にたのしげに相槌を打ち]
いってらっしゃい。
[外へと向かう背に、こんな言葉を投げかける]
それでは、まずはアーヴ殿にご挨拶、かしら。
天気もよくなさそうだし、しばらくお世話になるかも知れないし。
[一瞬、窓の外へと視線を走らせてから。
女は小さく、*呟いた*]
[人の居る場所から離れようと、逸るように足は動く。
先に玄関に居た女性──ソフィーにも挨拶などはせず、共にこの屋敷で過ごしている墓守──ユージーンに声をかけられても、いつも返す一言も無く軽く視線を向けるのみとなった]
[玄関から離れ、話し声が遠ざかって行く。
厨房が近くなって、ようやく歩く速度が緩んだ]
……しばらく居る、んだろうな……。
[小さな溜息が零れる。
『人と話す』ことが苦手であるため、来訪者と顔を合わせるのは時によって苦痛に近い。
話を聞けると楽しみにしている使用人達の気持ちは理解し難かった]
……この家に居る人でさえ、話し難いのに。
[腕に抱えた籠に視線を落としながら、小さく呟いた。
そうして近付いた厨房へと入って行く。
誰かが居ても声をかけることなく、そっとテーブルの上に籠を置き。
逃げるようにして厨房を立ち去るの*だった*]
さて、廊下で佇んでいても仕方ないわね。
……アーヴ殿にご挨拶をしたいのだけれど、よろしくて?
[シャラン。
使用人を振り返って問う動きに合わせ、腕に通した銀色の輪を連ねた腕輪が音を立てる]
今は、書斎?
ああ、案内はいらないわ。
覚えているから。
[使用人からの返答に優雅に微笑むと、勝手知ったる様子で館の主の書斎へと向かう。
女性が共に、と言うならば、連れ立って歩き。
名を問われるなら、冗談めかした口調で告げる──『夾竹桃の舞手』と]
お久しぶりね、アーヴ殿。
皆様、お変わりなくて?
[久しぶりに顔を合わせた主と、二言三言、他愛ないやり取りをして]
天気があまりよくないわ。
長逗留になりそうだけれど、よろしくて?
対価は、いつものよに舞と、遠方の物語になるけれど。
[冗談めかした言葉に返るのは、承諾の言葉。
部屋の用意ができるまでは広間で寛いでくれ、と言われ、浮かべるのは感謝の笑み]
ありがとう。
……ああ、ところで。温室の花々も、変わりないのかしら?
……そう。なら、後でお邪魔するわ。
[去り際、こんな言葉を投げてから。
シャラン。
銀色の輪を鳴らしつつ、広間へと]
─広間─
[広間には、既に茶の支度が整えられ。
熱い紅茶のカップを手に、窓辺に佇む]
……酷く荒れなければよいのだけれど。
[呟きつつ、見やるのは、窓の向こうで揺れる白の花]
―外―
[玄関先で黒い外套を纏い、墓守は館の外へ出た。
白い花の咲く間を踏んで、黒い墓石の元へと辿り着く]
嫌な空ですね。
[周囲に人が居らずとも、墓守の口調は然程変わらない。
石の天辺に片手を置き、曇天を仰いだ]
雨で道が崩れたりしなければ良いんですが。
[その視線は降り、墓石の下の地面へと向けられる]
この時期は、土の中の方が暖かいのでしょうかね。
[問い掛けのような口振りで、骨張った指先で、掠れた文字をなぞった。
それから軽く石の曇りを拭いた後、手を離して、背筋を伸ばす。
墓守は来た時と同じように、白花を踏まずに館の玄関に戻って行った]
― 玄関→広間 ―
[玄関先で脱いだ外套を使用人に預け、墓守はその足で広間へと向かった。
扉の前で二度ノックをしてから、その中に足を踏み入れる。
客人の姿を認めれば、先のように一礼をする]
これは失礼。
御主人にはもうお会いになられましたか。
[扉の脇に立ったままで、そう言葉を*掛けた*]
文学少女 セシリア が参加しました。
[強い風に細いつり橋が揺れる。
大きく揺れるたびに足を止めロープに掴まりながら少女が一人、ゆっくりと橋を渡って行く。]
や、やだ……どうしてこんなところに家なんて建てる……の……!
[少女は涙目になりながらようやく橋を渡り終えた。]
[館の玄関で、少女はドアノッカーを鳴らす。
重い音が4回。少しの時間を置いて扉が開かれた]
あの、私セシリアといいます。
こちらのお屋敷の方に「ウールヴヘジンの左手」という本があると伺ったのですが……。
[使用人は怪訝な顔をし、主でなければ本の所在は分からないと告げる。
主への面会を許され、少女はやや緊張した面持ちでアーヴァインの部屋へ足を踏み入れた]
―アーヴァインの書斎―
あ、あの、はじめまして!セシリアといいます!
えっと、あの私、「ウールヴヘジンの左手」という本を探していまして……えっと……ふもとの村の古物商の方がこちらのお屋敷の方が10数年前に買われたと……。
[少女は言葉につまりながら、なんとか己の目的を説明する。
館の主は微笑ましそうに少女を眺め、
しかし目的の本を所蔵しているかどうかは覚えていないという]
えっと、あの、さ、探させていただいてよろしいでしょうか?
やっと見つけたんです……!もう何年も探していて…!
[アーヴァインは少女の必死な顔を見やり、書庫への立ち入りを承諾した。]
―書庫―
[窓のない部屋に、大きな書架が立ち並ぶ。
その高さは少女の2倍はあろうか。
使用人は終わったら声をかけるよう言い、少女を残して退室する]
……すごい……こんなに大きな書庫初めて見た……。
[本独特の埃っぽい臭いが鼻を掠める。
大量の書籍は塵は積もっていないものの整理されているとはいいがたく、机の上に積み上げられ放置されているものまである]
端から確認するしかない、かな……。
[書架に並ぶ背表紙を端から順に確認する]
……なんとなーく著者名で並べてあるの……かな……。
[きちんと整理するものは居ないらしい。
大体は著者名順で並んでいるものの、ところどころ別の棚の本が紛れている]
父さんの筆名……わからないしなぁ……。
[少女は紛れている本を見つけては正しい位置に戻し、少しずつ*作業を進めていく*]
─大浴場─
[この時間帯なら誰も居ないだろうと、身体の泥を落とすために大浴場へと向かう。
予想通り大浴場には人影は無く、ラッセルは安堵の息を漏らして支度をし、中へと入った。
身体の泥と汗を流して湯船へと浸かり、ようやく一息つく]
……どうしよう。
挨拶くらいしないと、アーヴ怒るかな。
[世話になっている以上、家主であるアーヴァインの意向に背くことは出来ない。
考えを巡らせながら、息を止め、頭まで湯船に浸かる。
数秒もしないうちに顔を出すと、顔に張り付いた前髪を右手で掻き上げた]
…部屋に籠ったら籠ったで引っ張り出されるし。
ホントにどうしよう……。
[無表情のまま、口調は困ったように紡がれる。
両手を投げ出すように湯船の縁に凭れた。
しばらくして身体が温まったなら湯船を出て身体の水分を拭き取り。
着替えた後に頭の水分はそのままに大浴場を*出て行った*]
―広間―
[古く分厚い本を数冊抱え、少女がそっと広間に現れた。
ユージーンとキャロルの姿を見つけると、丁寧にお辞儀をした。
その拍子に抱えていた本が滑り落ちそうになる]
わ、わーわー!!
[なんとか抱えなおし、改めて挨拶をする]
あの、えっと、はじめまして!セシリアといいます…!
えと……その……このお屋敷の方……ですか……?
[本を持つ手が疲れたのか、相手の返事を待たず抱えていた本を広間のテーブルの上にトンと*置く*]
─ 一階廊下─
[肩にかけたタオルで粗雑に髪をかき混ぜながら、ラッセルは廊下を進む。
広間に行けば客達が居るのだろうか。
向かわずに部屋に引っ込んでしまおうか。
考えを巡らせていたが、喉の渇きを覚え一度廊下で足を止めた]
……んー……。
[広間に行って客のために用意された飲み物を失敬するか、厨房へお邪魔して飲み物を貰うか。
どちらを取っても誰かしら顔を合わせなければいけない。
どちらの方がマシだろうか、と少しばかり考え込んだ]
―アーヴァインの書斎―
お久しぶり、おじさま。
少し御挨拶がしたくて……ごめんなさい、連絡も無しに。
私ね、村に帰って来たの。おばあ様は亡くなってしまったけれど、家は未だ残っているから。細々と稼ぎを探すつもりよ。……うん、ちょっと都会の空気はあんまり肌に合わなかったの。
[そんなとりとめのない会話を交わし、館の主の部屋を離れる。
紅茶の一つでも呑んでいきなさい。その言葉に少しだけ救われたような気がした]
―廊下―
……雨、降っちゃうよね……
[再び廊下の窓から、灰色の空を眺めて呟く]
雨が降る前に、もういちどお花さん達を見に行こうかしら。
雨が降ったら、きっといくつかは散ってしまうだろうから。
[紅茶はその後に頂こう、と呑気に考えて。
玄関の方に向って足を進める]
吟遊詩人 コーネリアス が参加しました。
[風に攫われた声が 崖の岩間に響きあう。]
我が口にする言の花は 史実を飾り散らし
我が奏でる弦の葉は 人々の哀愁を優しく包む
可憐を愛で 慈しむや ひとの心
踏むや足先の その重さも知らず
何時しか失ったか それすらも已む
[それは来訪の合図。屋敷の主は顔を顰めるか。]
─ 一階廊下─
……勝手に持って行けば良いか。
[広間ならば既に用意されたものもあるだろうと、目的地を広間に定める。
足を動かし落としていた視線を前に向けると、玄関へ向かおうとするソフィーの後姿が見えた]
…ぅ。
[人が居るとは思わなかったために、驚き呻くような短い声が漏れる。
足も再び止まってしまった]
[吊橋を揺らし、詩うたいは屋敷へと向かう。
風は通り抜けるものを脅かすように、時折強く足許を攫う。
しかし男はそれすら愉しむように、遊ばせ、歩みを強める。]
[やがて一軒の屋敷の入り口まで届くと、
詩うたいは訪なうことはせず、あたり一面の白い花に唇を落とす。
彼なりの礼儀。大地と花にくちづけを。
その後ようやく立ち上がる頃には、
渓谷のうた声はとうに凍えるほどで。
もし主が彼の来訪を心待ちにしていたのならば。
顰めた皺はまたひとつ深くなって*いるのだろうが*]
よ、よろしくお願いします、キャロルさん……!
[初対面のためか、キャロルの優雅な所作のためか、やや顔を赤らめながら挨拶をする]
[キャロルに一礼してから、背負っていた自分の荷物の中から木箱を取り出す。
中には工作用のナイフや定規、千枚通し、糊等の道具が隙間なく収められている]
あまり読む人も整理する人もいないみたいで……痛みが酷いものは早めに修繕しておかないときっと崩壊しちゃうと思うんです……。
たぶん、しばらくお世話になると思うので、私に出来ることをしようと。
[少女は慣れた手つきで本の修繕を始める。]
[返された挨拶に、零れるのは笑み一つ]
そんなに畏まらなくてもよろしくてよ?
それにしても……。
[言いつつ、碧の瞳が巡るのは、テーブルの上の本]
それは……書庫の本、かしら?
―廊下―
……?
[微かな呻き声に振り返ると、そこには足を止める青年の姿が見えるだろうか。
記憶にある顔に微笑んで]
…お久しぶり。
何かあったの?
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