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─元宿屋・広間─
[カウンターから離れて、オレは部屋の中を見回す。
しばらく使われて無いはずなのに綺麗になったもんだ、と心中で呟いた]
……お?
もしかして、エーリッヒか?
[見回した先に、先に来ていたらしい金髪の青年を見つけた。
昔の面影を探して、思い当たった名を口にする。
最後に会ったのは12年前だったか、8年前だったか。
…忘れたな]
─元宿屋・広間─
[身上書を渡した後は暖炉傍にさっと陣取り、手持ち無沙汰に持ってきた本を開いていた。
そうなると、中々周囲に注意に行かないのはいつもの事。
故に、呼びかけられてもすぐには反応せず。
膝の上の真白の猫がなぁ、と鳴いて足を叩いてようやく活字から翠をそらした]
あれ……。
もしかして、エルゼ兄さん?
[顔を上げ、視線の先にいた者。
覚えのある姿に、ゆる、と首を傾げて呼びなれた名で呼びかける]
[呼び出しがかかったのはつい数時間前のこと]
[既に耳にしていた、老灯台守が殺されたという話]
[その夜に何をしていたか、との問い]
[生来内向的な少女は団員の険しい顔に怖気づいたか]
[懸命に返す言葉は次第に詰まり、最後には俯いて黙ってしまった]
[両親がいたなら娘を庇っただろうが、生憎その日は家を空けており]
[結果無実を証明することができずに、今に至る]
[そっと顔をあげて相手の顔を見る。
向けられる眼差しはいつもとは違い厳しいもののままだった。
からかうための冗談などではない事はそれで知れて
指先に触れる銀の十字をぎゅっと握り締めた]
――…わかりました。
[此処で何を訴えても無駄だろう。
諦めにも似た色を浮かべ小さく頷き了承を示す]
遺憾ではありますが仕方ありません。仕度してまいります。
そんなに怖いお顔なさらないで。
この足で自衛団の方から逃げられるなんて思いませんから。
[そう告げれば自衛団員の視線は女の左足へと向けられた。
小さな頃に岬で怪我をして以来庇うようになった左足首。
日常生活には支障はないが村の者なら誰しも知るだろう事。
相手に一瞬過る同情的な眼差しにゆると頸を振ってから
ふわりと淡雪が溶けるような笑みを向けた]
―元宿屋―
[漸く着いた慣れない場所]
[中からは人の話し声がした]
[少し思い悩むように立ち竦んだ後、エーファは意を決して扉に手をかけ]
[ぎぃ]
[古い扉の軋む音に身を竦ませ]
[ばたん]
[閉まる音にまたびくついた]
― 元宿屋・外→広間 ―
[何にせよ書き終えた身上書は自衛団員が受けもつこととなる。
ゲルダはそれを見ると小さく笑って、室内へと足を進めた。
中には、青い髪。金の髪。
後ろで扉の閉まる音]
―― びっくりした。
[声をかける前に、振り返って言葉を落とす。
エーファへと視線を向ける]
─元宿屋・広間─
[声をかけても最初は反応が無くて。>>24
む、と眉根を寄せていたが、白猫によってエーリッヒがオレの方を向くと、にこっと笑いかけた。
…笑っても男性的にならないのが癪だが]
おー、覚えてたか。
久しぶりだなぁ。
[荷物を抱えたまま、オレはエーリッヒの傍へと寄る。
移動した先で一旦荷物を下ろすと、座っているエーリッヒの頭をくしゃくしゃと撫でた]
ちったぁでかくなったか?
いや、でかくなられるとオレが困るが。
今何してんだ?
[しばらく会っていなかったから、コイツが何をしてるかなんて知らない。
病気がちだったし、自宅療養しながら何かやってるのかな、なんて思った]
―元宿屋・広間―
[はあ]
[小さな溜息]
う、
[そこに向けられたゲルダの視線]
……ごめ、んなさい。
[少しの間縮こまって]
[俯きながら、ぼそぼそと謝る]
[ずっとこんな調子であるから]
[自衛団に身上書が提出されるのは、まだ後になりそうだった]
――――――――――――――――――――――――
■名前:エーファ・リンク Eva=Link
■年齢:14歳
■職業:――
■経歴:内気な村娘。友人と呼べる者も少ない。
生まれてこのかた村から出たことはない。
必要時以外に外に出ることも少ないが、事件の夜に外で見たという情報があり、容疑者候補に挙がった。
――――――――――――――――――――――――
それでは失礼しますね。
[声を掛けてその場を離れる。
向かう先は教会に併設された孤児院。
教会に捨てられていた赤子は司祭に保護され
今は似た境遇の子供達の世話に従事していた。
荷物を鞄に詰め込んで養父と子供達に暫しの別れを告げる。
宿屋に行く理由を説明したのは養父たる司祭にのみだが
何れ子供達もその理由を知る事になるのだろうか――。
教会の門に戻る頃には自衛団員は居なくなっていた。
一人、小さくはない荷物を持って雪道を歩み出す]
― 元宿屋・広間 ―
いや、こちらこそ。
ちょっと驚いてたところだから、余計驚いただけだから。
僕には何の問題もない。
[謝罪には、少し膝を折り視線を合わせるようにして答える]
君も容疑者?
自衛団もおかしなものだね。
大丈夫かい?
─元宿屋・広間─
[扉の開く音と、閉じる音。
翠は一瞬そちらに流れ、そこに立つ者たちの姿に軽く、首を傾げる。
この二人も呼ばれたのか。過ったのは、そんな思い]
……ん、そりゃあ、ね。
[>>29 覚えてたか、というエルゼの言葉に、微かに笑む]
ほんとにお久しぶり。最後に会ったの、いつだっけ……?
今は、大学の研究室に厄介になりながら、歴史の研究中。
宗教学やってる知り合いから、面白い話を聞いて、興味が出たんで、ね。
……まあ、今はちょっと、強制的に休まされてるんだけど。
[理由は言うまでもないか、と思うからそこまでは言わず]
と、言うかですね。子供じゃないんだから、撫でないでいただきたい。
[代わりに、こう、訴えてみた]
─元宿屋・広間─
[扉が開け閉めされる音は聞こえてたが、今はエーリッヒ>>34を撫でくり回す]
いつだっけなぁ…最低でも8年は経ってると思うぞ。
その後も2・3回帰ってきたりはしてたけど、直ぐ出てったし。
へぇ、お前大学行ったのか!
歴史の研究なぁ。まぁ何かに興味を持つのは良いことだ、うん。
強制的にって……身体弱ぇのに無理したりしたんじゃねぇだろうな?
[訊ねる語調になったけど、オレはほぼ確信していた。
こいつほんっと身体弱かったもんな。
そんなことを考えてたら、撫でないでくれと言われた。
反射的にパッと手をエーリッヒの頭から離す]
お、悪ぃ悪ぃ。つい懐かしくてな。
オレの記憶にゃ小さい時のお前しかねーもんだから。
[離した手の人差し指で、自分の頭を指差した]
― 元宿屋 ―
[靴についた雪を玄関先で軽く払い扉を開けて宿屋の中へ。
広間には自衛団員以外の人たちが居た。
女の訪れに気付く者がいれば会釈をするが
すぐに自衛団員に促されカウンターで身上書を認める事になる**]
――――――――――――――――――――――――
■名前:ナターリエ=シューリヒト(Natalie=Schuricht)
■年齢:21歳
■職業:修道女
■経歴:赤子の頃教会に置き去りにされていた所を司祭に保護され
その養子となり今に至る。
教会に併設された孤児院で育ち今は院の子供達の世話に従事している。
小さな頃の怪我が原因で左足首を庇い以来駆ける事は無くなった。
――――――――――――――――――――――――
―元宿屋・広間―
[14と結構な年ではあるが、気質の所為でやや幼くも見えるか]
問題、ない……
[ゲルダの言葉を聞いて、目だけを伺うように上げる]
[目が合うと再び緊張を見せて]
[けれど微笑むその顔は、知らない者ではない]
えっ……と。
来いって、言われまし、た。
[それでも答えはたどたどしかったけれども]
[大丈夫かと聞かれ、ぎくしゃくと頷いた]
― 元宿屋・広間 ―
[対して八年も前の話、面影は残っていようともそうすぐには気付けるわけもない。
頷くのには、それは良かったと一言を。
女性の中では長身の部類、しっかりと立って一度室内へとしっかり目を向けて]
自衛団も本当に機能してるのか謎だよ。
君みたいな子も呼ぶなんてね。
一旦、座って休もうか。ハーブティは好き?
商売だけど、まぁ、サービスだね。
[持ってきたトランクへとついで視線を落とすと問いかける。
少女へと、右手を差し出して、]
ここにいると開くたびに寒いし、おいで。一緒に休もう。
─元宿屋・広間─
……8年前……か。
もう、そんなになるんだなぁ。
[>>35 返された言葉に、妙にしみじみと呟いて]
ん、ああ。
……ま、本格的に就学するには色々とアレなんで。
研究生の肩書きで、色々とやらせてもらってるんだけど。
[学力的に就学できないわけではないが、その間ずっと街で暮らすのは辛い身体。
故に、研究生という扱いでの出入りとなって、不定期に街の下宿とこちらを行き来しているのが現状]
あ、いや。
……そんなに、は……うん。
三日くらい、徹夜したけど。
[ぼそり、と呟く時、視線は見事に泳いでいた。
懐かしい、という言葉には、そうですか、とため息一つ]
─元宿屋・広間─
お前が大学行くくらいだからな。
[しみじみ呟くエーリッヒ>>39を見て、じじくせーと思ったが口にはしなかった。
代わりの言葉を紡いで、けらと笑いかける]
ああ、出れる時にだけ出る形になってんのか。
まぁ、そうせざるを得ないよなぁ…。
[相手の状態を理解して、オレはうんうんと頷く。
昔、床に臥してるエーリッヒを連れ出そうとして怒られたことがあったのを思い出したが、忘れることにした]
お前の身体で三日も徹夜したら大事だっつの。
そりゃ強制休養させられらぁ。
[視線が泳ぐ様子に、オレはじと目でエーリッヒを見遣った。
こいつ、集中したら周囲見えなくなるタイプか]
―元宿屋・広間―
[自衛団の件に関しては何とも返せずに、曖昧に頷いた]
[その流れで問いにも頷いたけれど、後で商売という言葉に気づいて]
え、あの、……いいです、そんなっ、悪いです、
ゲルダさんの、お仕事の、使っちゃ、後で困ったりとか……
[あたふたと取り乱した]
[別の視線が向いてもそちらを見る余裕はなさそうだ]
[差し伸べられた手にも明らかに戸惑いを見せたが、おずおずと手を伸ばす]
─元宿屋・広間─
鍛えてるからってどうにかなるもんでも無い気がするけどなぁ。
とりあえず、お目付け役が居ないと無理するってのは理解した。
[言い訳めいた言葉につい笑いが漏れた。
エーリッヒ>>41が撫でる白猫に視線を落とすと、オレも指先で白猫の頭を撫でるように触れる]
可愛らしいお目付け役が居たもんだ。
しっかり見張ってやってくれな。
[冗談めかした言葉にエーリッヒはどんな顔をしただろうか。
何か言われてもオレは笑うだけで。
その後だろうか、昔から交流のある馴染みの顔を見つけることに*なるのは*]
― 元宿屋・広間 ―
良いんだよ。だってねぇ、今は調達時期だから。
それじゃあ、古いものの処分になってしまうけれど、お茶のお付き合いお願いしよう。
ところで、名前を聞いても良いかな。八年も前だから、きっと君の印象は僕の中ではとても小さかったんだろうね。
[言い方を変えて、笑って。
手が触れればそっと握る。
少女のペースとあわせるようにカウンターの方へと歩いてゆく。
二人へと声を投げるのは、話も落ち着く頃合か]
エーリッヒも飲むかな? ハーブティを淹れるんだけど。
何か希望があったら聞くよ。
エルザの分は無しとか?
[からかう調子でそんなことを言って]
まぁ、さすがにね、君のだけ淹れないなんて事は言わないけど。
うんと多く蜂蜜でも入れてあげようか。サービスで。
さて、種類はたくさんあるんだ。
君は何がご希望だい?
[鞄を開ければ、茶葉の入った缶が並ぶ。
他にも多々商品はあったが、あまり気にすることもなく、少女がどのような味を希望するかによって、種類を選ぶつもりだ**]
─元宿屋・広間─
[声をかけて来たゲルダ>>44に軽く手を上げる]
お前まで呼ばれたのか?
久々に戻って来た二人が揃って呼ばれるってどーなんこれ…。
ってー、おーい、オレのも淹れてくれよー。
[無しと言われてオレは少しぶーたれた。
エルザ呼びされているが、ゲルダは長い付き合いだからまぁ許容範囲だ]
勘弁してくれよ。お前いーっつもそうやってオレをからかうよな。
……甘いのは控えめでオネガイシマス。
[サービスが酷いことになりそうだったから、それ以上は文句を言わないようにして、丁寧にお願い*してみた*]
―元宿屋・広間―
え、……っと。
[おろり]
[言い方を変えられ、相手の顔とトランクを幾度も見比べ]
それ、じゃあ、いただきま、す。
[尚も迷った挙句、おずおずと頷いた]
[続いて名前を尋ねられ、一度瞬いてから]
エーファ・リンク、です。
[ゲルダの記憶にその名前はあるだろうか]
[彼女が村を出る前から、人見知りは変わらなかったけれど]
[その頃には慕っていた祖母も生きていて、外に出るときは大概一緒だった]
[手を引かれるまま、ぎこちない動きでカウンターに着いた]
[慣れない場所に年上の男女ばかり、視線はあちこちに動き落ち着きなく]
[やがて見せられた茶葉の種類の多さに、驚いたように目を見張った]
えっと、……その、
あまり、苦くないと、嬉しいです……
[ゲルダから好みを聞かれたが、茶葉については詳しくは知らない]
[曖昧な返事を恥じるように逸らした視線の端に、一匹の白猫が映った**]
8人目、小説家 ブリジット がやってきました。
─自宅─
えぇと…眩い朝の光が、二人をいつまでも、照らし続け、た…と。
これで良いかしら。
[かりかりと音を立てて走らせていたペンを置き、軽く息をつく。
何か飲み物でも頼もうと思った矢先、この別荘に住むようになってからずっと側についてもらっている執事の声が聞こえた。]
あら、丁度良い所に。
ヴァルター、悪いのだけれど紅茶を…え?
自衛団の方が、私に?
…何の用かしら、珍しいわね。
良いわ、今行きます。
[飲み物を頼もうとしたところに、自分に思わぬ来客を告げられて。
不思議に思ったものの、話を聞く為に執事と共に応接間へと向かった。]
─自宅・応接間─
え……あの、その日の夜は、家から出ませんでしたが。
えぇ、此処に居るヴァルターが証人に…え?
他の使用人達でも、駄目…と、なると、そうですね。
私がその日の夜に此処にいた証人は、居りません。
[自衛団員からの問いは、ある日の夜、己の身が此処にあったと証明できる人間がいるかというもので。
執事や使用人達は出入りの商人などの証言を得られたらしいが、皮肉にも主人である自分を証明してくれる者は居なかったということだった。]
それで、その日の夜に、なにか?
よう、ぎしゃ?私が?
─自宅・応接間─
[告げられた言葉は、日頃自分が書き連ねている空想の中でしか聞いたことのない其で。
己とその言葉が結びつかず、数秒の間が開いた。
それを破ったのは、憤慨した執事の声。]
あ…あの、ヴァルター、落ち着いて。
申し訳ありません、怒鳴りつけたりして。
それで私に何かお聞きになりたいことでも?
…え?あ、はい、以前宿をされていたところなら知っております。
そこへ伺えばよろしいのですね?解りました。
あ…でも、その…少し遅れてもよろしいですか?
えぇ、日差しが少し和らいでから。
ありがとうございます。では、お気をつけてお帰り下さい。
[用件を伝えて屋敷を後にする自衛団員を見送って、いまだ憤慨冷めやらぬ執事をなだめようと声をかけた。]
─自宅・応接間─
そんなに怒らないで、ヴァルター。
誤解だもの、すぐに解けるわ。
そんな、私もうそんな子供でもないのよ。
それに今の季節はそこまで日も強くないし、平気。
そんなことよりも、私はヴァルター達が心配だわ。
ただでさえ私のことで色々とお父様に言われているのに…
えぇ、お父様には内緒にしておきましょう?
さ、それじゃ悪いけれど出かける準備を手伝ってちょうだい?
[体を心配してあれこれと問いかける執事に、困ったように微笑んだものの。
離れた地に住む父のことを思えば、その表情は憂いに染まった。
とにもかくにも、元宿屋へと向かう為に衣服や必需品の用意をし始めた。]
[あれもこれもと持たせようとする執事を宥めたり諭したりして、準備を済んだのは結構な時間が経った後。
岬にある元宿屋にて書かれた身上書には、以下のように記入された。**]
――――――――――――――――――――――――
■名前:ブリジット=ドルージュ Brigitte=Dreujou
■年齢:22
■職業:小説家
■経歴:村から遠く離れた都会で生まれたものの生まれつき気管支が弱く、養生の為に12年前から元々父の別荘があったこの村に住むようになった。
日光にも弱い為日中は屋外には滅多に出ないが、成長するにつれ冬の弱い日差しには多少耐えられるようになった。
小説を書き始めたのはこの村に越してきてからで、何冊かは出版もされているが父に秘密にしている為に偽名を使用している。
父の決めた婚約者がいるが相手の顔も名前も知らず、当人には婚約者が居るらしいという認識。
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